複雑・ファジー小説

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Krovavaya istoriya【コメント求む】
日時: 2012/04/07 00:57
名前: ガムキャンディ (ID: V34pA3mQ)

初めまして

書くのは初めてで駄作になると思うのですがこれから頑張っていきたいと思います。

バトル物を書く心算なので常にオリキャラ募集してます。ちょい役でもいいですよ。敵側の『ドール』って言う怪物も募集してます。

応援コメントなんかを貰えると嬉しいです。

アドバイスや注意点などがあれば言ってください。宣伝とかは許可しますが荒らしは禁止ですよ?

それと私に関する質問がありましたら気軽に質問してください。



オリキャラ



名前[]

読み[]

性別[]

年齢[]

誕生日[]

星座[]

血液型[]

容姿[]

身長[]

体重[]

性格[]

趣味[]

好物[]

嫌物[]

所属[]

※1所属

※2アビリティ(又は所属班名)[]

備考[]


※1
所属はELSかDAPPか無所属(一般人も含む)
所属のELSやら何やらは一気に載せますんでそこら辺はご了承を。


※2
アビリティとは即ち能力です。心の具現化によって保持する事が可能になる能力なのでなるべく正確に沿った能力にしてください。



ドール

姿[]

全長(単位はmで)[]

体重(単位は㎏で)[]

※コア数(1〜50まで)[]

コア数
ドールの心臓部。破壊されると死ぬ。数が多い方が強敵になります。逆に数が少ないと雑魚になります。
雑魚敵の方が採用する確率は高いです。




[]は別に無くてもいいですよ。

Re: Krovavaya istoriya ( No.8 )
日時: 2012/03/29 20:44
名前: ガムキャンディ (ID: 51/AcAGl)


田中 朱音さん、ありがとうございます。見に来てくれて感謝です。

こんな作品と私を褒めて下さって光栄です。私もまだ未熟者ですので頑張りたいと思います。

朱音さんの作品とっても面白かったです。朱音さんも頑張ってください。

Krovavaya istoriya ( No.9 )
日時: 2012/04/06 18:19
名前: ガムキャンディ (ID: V34pA3mQ)

第一章
『街に舞う黒き神』


 天気は生憎、土砂降りだったが天樂街はいつもと変わらず賑やかだった。居酒屋や風俗店等が多く立ち並ぶ賑やかな街は夜に眠ることを知らない。
凄まじい勢いで降り注ぐ雨を凌ぐ為に傘を差して歩いている人が多くいる中で、仕立ての良い黒いスーツをだらしなく着崩して、長年大切に使い込まれていると思われる、革製の鞄を抱き抱えている三十代後半の男性は傘を差していなかった。
男性は酒に酔っているのか、脂ぎった顔を少しばかり赤らめ、綺麗なスーツの裾を泥で汚しながら、覚束ない足取りで歩いていた。擦れ違う沢山の人々はそんな男性を気にせずに擦れ違っていく。その筈だった。
何故なら、人が酒や女に溺れる事はこの街ではよくある事だったからだ。
だが今回ばかりは事情が違かった。
男性とすれ違う人々は決して声を掛けようとはしなかったが、必ずと言って良い程の割合で二度見をしていた。
それは男性が『永藤建設』現社長の永藤栄司だったからだ。
永藤建設は十一年前までは小さな建設会社だったが十年間で様々な種類の営業をする大会社へと発展したという会社だ。
永藤は時々歩みを止め、朧気なその目で周りを見回した。そして
「違う」と言うと再び歩みだす。
その行動は誰かと待ち合わせをしているかのようだった。だがそれなら何故、傘を差していないのだろうか?今日の天気予報によると、夜は80%の降水確率だった筈だ。毎朝必ず天気予報を確認している彼が傘を忘れる筈がない。
大通りを外れ、裏小道と呼ばれている道に入ると人通りが格段と少なくなった。
数分間歩いていると彼の目に黒い看板の文字が飛び込んできた。
『二千円で二時間飲み放題!!
 三千円コースは
 三時間飲み放題+踊り子付き!!
 さあ馬鹿騒ぎせえ!!』
黒い看板には白い文字で大きくそう書かれていた。それは『馬鹿騒ぎ』という大きな居酒屋の客引き看板の文字だった。店の中からは楽しそうな声が聞こえてくる。
永藤は店を見つめる。
ここが目的地なのだろうか?
永藤はスーツの胸ポケットから小さく折り畳まれた真っ黒な紙を取り出した。
紙にはこう書かれていた。
『明日午後十一時三十分頃、天樂街にある、
 馬鹿騒ぎと言う名の居酒屋の脇にある細い路地の中程に来るように。
 指定した場所に来なかった場合やこの事を警察や
 他人に話した場合には家族や親しい人間を皆殺しにする。
 最後に旨い酒でも味わってくると良い。
 だが酔うのも程々に。』
どうやら永藤に宛てられた脅迫文のようだ。
内容を確認すると永藤は手紙に書かれている通りに路地の中程まで歩いて行った。
三か月前から、この紙の差出人(多分)である『クロガミ』による殺人事件が頻繁に起こっていた。
そして警察組織では犯人が男か女かさえ分かっていない最悪な状態だった。
だが世間では本当に黒を裁く神じゃないのかという噂が流れ始めていた。
何故殺人者を神だなどと言う人間が現れ始めたのか。それはクロガミが狙う人間が世間から見たら邪魔でしかない人間に特定されていたからだ。
被害者は全て、逃亡中の殺人者か、警察組織に見つからないように麻薬や銃等を売り捌く密売人、未成年に売春行為をさせる風俗店経営者等の犯罪者だった。
つまり黒とは犯罪者だ。
そして被害者の数は僅か三ヶ月の間で三百人を超えていた。だが被害者の中には犯罪者ではない人間も含まれていた。その人間とは犯罪者が雇ったボディーガードや犯罪者の家族達だった。
クロガミは犯罪者側に雇われたら、その人間も犯罪者になると考えているのだろう。
そして黒紙を送られている永藤も麻薬を密売している犯罪者だ。
彼が経営する永藤建設が突如として大会社になったのはその麻薬の密売による収入の御陰だった。
永藤は十一年前の夏に行った飲み会で親しかった友人に誘われ麻薬の密売を始めた。
永藤も最初は勿論、断っていたが、友人の圧力と社運を担っている社長という立場のプレッシャーに押し負けてしまい到頭、犯罪に手を染めていたのだ。
そして、永藤は「これは会社の為だ」と自分に言い聞かせ、それを十一年間も続けていたのだ。
その犯罪行為の御陰で会社は見る見るうちに大きくなり、自分は八年前に若くて綺麗な奥さんを貰い、六年前に一人の愛娘も産まれ、温かい家庭を築く事が出来た。

Krovavaya istoriya ( No.10 )
日時: 2012/04/07 10:48
名前: ガムキャンディ (ID: V34pA3mQ)

だが先月、警察署長だった友人が殺された。勿論それもクロガミの犯行だった。そして麻薬販売の事実を隠蔽する人柱を亡くした永藤は麻薬販売を止めた。
ただ数年前に一度、取引先の人間とその友人に麻薬販売を止めさせて欲しいと二人に話していた永藤は、取引先の人間の金蔓になってしまった。
永藤は家族の事を考えていた。
——俺が死んだら、家族はどうなるんだ?……それに会社の経営も……いや会社の経営は何とか平気だろう………たぶん。
自分の死後の事を考え、憂欝な気分になっている永藤の目の前に追い打ちを掛けるかのようにクロガミ本人が現れた。
永藤は目を目玉が落ちてしまうんじゃないかと心配になる程に見開いた。永藤が驚いたのも無理はない。
何故なら永藤はクロガミの正体を成人男性だと思い込んでいたにも関わらず、目の前に現れたクロガミは十歳前後の子供だったのだ。
体格から子供だという事は解った。だが顔は深く被った猫耳パーカーのフードで全く見えなかった。いや…フードを被っていなくてもこの暗闇とこの距離では、複雑な人の顔なんて識別できないだろう。
「人生最後の酒は旨かったか?」
子供……いやクロガミは永藤にそう訊いた。口調からして多分、男の子だろう。
永藤は問いに対して首を横に振った。
「そりゃぁ、残念だったな」
クロガミは嘲る様にそう言った。
だが永藤はクスクスと笑いながら首を左右に振った。
それを見るとクロガミは怪訝そうな顔を——正確にはそんな気が——した。
「酒、飲んでないのか?」
「酒は呑んだけど……旨くなかったよ。最期に旨い酒なんか呑んだら、この世に未練が残るから……ね」
そう悲しげに語る永藤からは虚無感と、絶望感にも似た深い悲しみしか感じられなかった。
「変な奴」
クロガミはぼそりと呟いた。
暫くの間、沈黙がその場を支配する。
「……あんた、奥さんと娘さんいるだろ?」
「!?……まさか…殺すのか?…たっ…頼む!家族だけは殺さないでくれ!」
クロガミは暫く顎に手を当て、何かを考えていた。
「……ふぅむ。どーしよっかなぁ?」
「やめてくれ!お願いだ!俺はどうなってもいい!頼むから……頼むから、家族だけは傷付けないでくれ!!」
「あ?てめぇ、なに甘ったりぃ事、抜かしてんだ?」
クロガミの言葉はとても刺々しかった。まるで心に突き刺すナイフの様に刺々しく、とても少年が発する言葉とは思えなかった。
「家族を傷付けるな?ふざけんな。てめぇは他人の家族を傷付けてんだろーが。お前が傷付けた人はどうなるんだよ?その人の家族の気持ちはどうなるんだよ!……人生ぶち壊された人間の気持ちはどうなるんだよ!」
クロガミは熱くなり過ぎたのか、永藤の胸倉を小さな両手で掴み永藤の体を壁に押し付け、憎しみに溢れた声で怒鳴りつけていた。
クロガミはかなりの興奮状態になっているようで、とても息が荒い。恐怖の余りでなのかクロガミの顔を見た途端、永藤の目が見開かれた。
「…すっ…すまない。許して…くれ」
永藤は涙ながらに、そう言った。この言葉は永藤建設現社長の永藤栄治としてでは無く、家族を想う一人の父親としての永藤栄治から出た言葉なのだろう。だが家族を想う気持ちがどんなに強くても、こんな愛情は間違っている。
「簡単に謝んじゃねえ。それにお前が謝ったところで何も変わんねえんだよ」
そう言ってクロガミは地面のぬかるみへ永藤を投げ飛ばした。永藤は泥塗れになりながらクロガミの方をキッと見詰める。クロガミの手には日本刀の様な形状の鋭利な刃物が握られていた。
「お前は俺の顔、見ちまったから殺すしかねぇな。それに少なくとも家族を大切にする人間らしいから遺体ぐれえは残してやるよ」
永藤の両目には雨の中で銀色に輝く恐ろしい程美しい刃が映っていた。
「待ってくれ!!はな……」
永藤が最後の言葉を発する前にクロガミは彼の喉元に刀を深く突き刺した。そこには人体を貫く、生々しく気持ちの悪い音と、彼の死に際の短い悲鳴が響いていた。
喉から噴き出る、真っ赤な鮮血が刃を伝い、永藤のシャツとクロガミの手をどす黒く染めた。
彼はもう死んだ。クロガミもそう思っていた。
だが彼は最後の力を振り絞り、クロガミの頬に手を伸ばした。クロガミは自然にその手を握っていた。
永藤の目は虚ろで無気力という言葉が相応しい状態だった。永藤は死の間際で口をゆっくり開いた。
「……うぅ……そ…この……ぁ…か…ばん…の…か…ねを…もって…いっ…てくれ……」
喉に刀が刺さった状況で彼は自分を殺した相手に、涙を流しながらそう言った。永藤の言葉は途切れ途切れで聞き取り辛がったが、クロガミには何と言ったのか十分聞き取れていた。
「……ご…めんな……ちの………」
彼はそう言ってガクッと首を落とし……力尽きた。
「……謝んじゃねぇよ…くそ」
クロガミの頬を一筋の水滴が伝った。若しかしたら涙だったのかも知れないし、徒の雨粒だったのかも知れない。そんな事よりもこの凄まじい雨が人間の罪を洗い流してくれる様な、そんな気がした。
クロガミは永藤の喉に突き刺さっている、凶器を引き抜いた。何故かクロガミの心の中には蟠りというよりも、罪悪感に似た不思議な感情が生まれていた。
クロガミは永藤に言われた通りに、鞄の方へ手を伸ばした。鞄を開けると数百万はあると思われる、札束と遺書の様な紙が入っていた。






ごめんなさい

文字数とかの関係で二つに分けるしか無かったんです。

次の話も二つに別れちゃうかも知れないので、そこら辺は温かい目で見守ってください

では、さよなら

【連載一時休載】Krovavaya istoriya ( No.13 )
日時: 2012/04/10 14:55
名前: ガムキャンディ (ID: V34pA3mQ)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

私の個人的な理由で暫く、休載させて戴きます。

再開した時に設定や話の流れなどが変わっている可能性がありますがそこら辺はすいません。

Krovavaya istoriya【大事なお知らせ】 ( No.14 )
日時: 2012/04/17 16:27
名前: 狐狸 ◆MzYxEVwux. (ID: V34pA3mQ)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode=view&no=12614



えっと…再開します。

↑URL貼ったんで見に来てね。


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