複雑・ファジー小説
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- 銀雪の祠 【コメ求!!】【三話更新中!!】
- 日時: 2012/04/21 23:13
- 名前: ガリュ (ID: F.VKszn7)
どうもです!ガリュです!
え〜、他の話を考えてしまったため他の打ち切りにしました。楽しみにしていた方々(いないと思うが)
すみませんでした!
(ギンセツノホコラ)
題名は 銀雪の祠
です。
※荒らし、チェンメールはお断りです。
※コメントをくださると嬉しいです。
ζお客様
出尾ルモ様
池野 刃様
ζイラスト
銀式の絵 >>8
ζ目次
キャラ・用語紹介 >>1 >>15
プロローグ >>2
第一話『銀雪の祠』>>3>>6>>7>>9
第二話『命の灯火』>>10>>11>>14>>16
第三話『殺し屋』>>17
歴
2012年
4月12日 小説作成!!
- Re: 銀雪の祠 【コメ求!!】【二話更新中!!】 ( No.13 )
- 日時: 2012/04/19 20:44
- 名前: ガリュ (ID: F.VKszn7)
池野 刃様!
初めまして!!クリック&コメ、有難うございます!!
面白くないと思ってた話の進み方を面白いとは…うれしいです!!
更新がんばります!!
- Re: 銀雪の祠 【コメ求!!】【二話更新中!!】 ( No.14 )
- 日時: 2012/04/20 22:35
- 名前: ガリュ (ID: F.VKszn7)
第二話【二ノ三】
人間のせいで私は——…。
人間が憎い。
昔、猟師や村人、山賊達は生きるために私達は狩られてきた。
生きるためだから仕方がないし、私達も同じようなことをして生きているから許すことが出来た。
しかしある日、遊ぶためだけに獣を狩りにきた近くの町を治める殿がきた。
相手はバンバンと獣を撃っていった。
私は許せなかった。
相手は猟銃を持っているが怒りと憎しみが猟銃の恐さを押し潰した。
私は茂みから相手に襲い掛かったが
猟銃で撃たれた。弾は心臓を貫いた。
相手はバカな奴だと私に近づきながら言った。
意識がだんだんと遠のいていくのがわかった…。
憎い…苦しい…痛い…許さない…人間め…人間めェェ!!
そう思ったとき、意識がもどってきた。気がついた時には体は赤青く光っていた。なぜか苦しくも痛くもなかった。不思議に思い、傷口をみてみると傷はふさがっていた。
体をゆっくり起こし、自分の体をみてみると、尾は九つにわかれ、目は紅色の染まっていた。
今までの体より美しかった。
そうだ——。今ならこいつ等に仕返しが出来る…。
私の周りにいた殿…いや、低能人間のような心をもった人間は紅い炎に包まれ、炎とともに吹き飛ばされていった。
私は残った人間達に村人や山賊以外立ちいったらどうなるか…といって
人間たちのまえから消えた——。それから森を離れ、旅を始めた。
———
考え事をはじめた銀式は呟く。
「あ、思い出した。妖怪の名前で『龍女』だ。解説すると、女の龍だ。龍宮城に住んでる。刑部とは知り合いだと思うがな。」
銀式が言い終わったタイミングで少女は目を覚ます。
「…ここ…どこ…?」
少女はゆっくりと起き上がる。
桜祁はとめたが少女は構わず起き上がった。
「私、水季。龍宮城からきた。この世界で飛んでいたら、いきなり視界が白くなって…。で、墜落した。暇だったからここにしばらくいようと思い、人間に化けた。そしたら、九尾の狐が追いかけてきたから逃げた。」
「え、じゃあなんで屋上から…?」
「私、あの妖の気持ちわかる。だから、わからなくなった。」
水季は銀式をなぜか撫で始めた。銀式は気持ちよさそうにしている。
「むむむっ!!おまえ、癒しの力をつかえるのか!?」
銀式がそう言うと水季は微笑みながらコクッと頷く。
水季は撫でるのをやめると桜祁に顔を向ける。
「頼む。しばらくここに居させてくれないか?」
桜祁は「は?」とでも言いそうな顔をする。
「別に賑やかになるのはいいんじゃないか?」
水季はペコリと頭をさげる。それに桜祁は戸惑う。
右近、銀式は変な目線をおくってくる。
視線が限界になった桜祁はいいよと言ってしまう。
水季は顔をあげ、ニコリとありがとうございますと言う。
- Re: 銀雪の祠 【コメ求!!】【二話更新中!!】 ( No.15 )
- 日時: 2012/04/21 23:32
- 名前: ガリュ (ID: F.VKszn7)
詳細『桜祁・銀式・右巫女(右近)・水季』増えます!!
ζ慧宮桜祁(サトシグウサクラギ)男/16歳/6月6日生まれ/
【能力】封じ者
【妖怪】
【性格】そんなにおとなしいわけでもなくうるさいわけでもない
【容姿】平日は学校の制服など。お気に入りはパーカー
【備考】親は幼いときに亡くなっている。親の詳細は知らない
9歳のとき記憶を喪失してしまったため9歳以下の記憶をあまり覚えていない
ζ桜月銀式(オウツキギンシキ)♂/?/1月13日生まれ/
【能力】氷・雪などを操る
【妖怪】?(素妖)
【性格】
【容姿】山犬姿で白い毛並み黄金色尾を合わせると3m〜4m
【備考】昔、仲間とともに玄妖と戦ってきた
ζ右近(ウコン) 女/?/3月3日生まれ/
【能力】
【妖怪】巫女
【性格】短気
【容姿】巫女服
【備考】刑部の側近(左近と)しかし、桜祁のサポート役をすることになった。
ζ五月雨水季(サミダレミズキ)女/?/4月27日生まれ/
【能力】風、雷を操れる
【妖怪】龍女
【性格】戦い以外は少しおっとりした女の子
【容姿】人間姿は黒ロングの女の子人間&龍の姿だと人間に和服を着せたかんじ
【備考】龍宮城からきた
ζ十五夜夜々(ジュウゴヤヤヤ)女/?/10月1日生まれ/
【能力】?
【妖怪】鬼娘
【性格】ツンデレだったり…
【容姿】和服で下は膝上で黒色に桜模様で黒のショートカット
【備考】殺し屋でいつも鎌と和傘をもちあるいている
- Re: 銀雪の祠 【コメ求!!】【二話更新中!!】 ( No.16 )
- 日時: 2012/04/21 19:56
- 名前: ガリュ (ID: F.VKszn7)
第二話【二ノ四】
『命の灯火』
「ん〜じゃあ、隣に部屋があるから好きに使え。和室だから。」
水季ははいと返事をして隣の部屋に向かった。
水季が部屋の襖をひくと掃除がされていて綺麗な部屋だった。
水季は奥に進み障子を開け、窓を開けると町や田が見えた。
粉雪が風とともに部屋のなかに入ってくる。ヒンヤリとした風が心地よい。
水季は一言気持ちいいと呟いた。
遅れて桜祁達が部屋に入ってくる。
「む、そう言えば水季姫、勝手に抜け出してきたのか?」
右近は気にしながら水季に問う。
水季は即答ではいと答える。
「な、なにぃ!?」
問いかけた右近より桜祁が一番おどろいた。
もしも龍宮城の者達にここが攻撃されたら…と思ったからだ。
すると、右近は九尾狐が周囲にいると言い、開いた窓から飛び出し、玄関で下駄を履き、森に向かっていった。
桜祁は階段を下り、靴を履き外に出ると右近の姿はなかった。
後ろを向くと銀式に水季が跨っていた。桜祁も銀式に乗り、しっかりと銀式の体をつかむ。
銀式は猛スピードで駆け出す。
人の体が千切れそうなほどのスピードだ。
しかし数秒ですぐに森についてしまった。
銀式に乗りながら辺りを見回す。
するとどこからか不気味な声が聞こえてきた。
『…め、人間どもめ。…ほしい、ほしいほしいほしいほしいほしいほし いほしい。まだまだ足りぬ。命を…もっと!!』
そういい終わると、桜祁達は炎に囲まれた。
赤い、紅い、血のような色で憎しみの感情をあらわす炎だった。
すると、上からなにかが襲い掛かってきた。
銀式は炎の檻を突き破り外に出ると、右近が黒焦げになって倒れていた。服と仮面はボロボロで煤焦げていてぐったりしていた。
「な…九尾狐!!貴様か!?」
『その女はもう終わりさ。』
そういいながら炎のなかから紅い目の九尾狐がでてきた。
桜祁が九尾狐に殴りかかろうとすると水季はとめて話し始めた。
「あなたはなにが望みなの?人間を殺すこと?」
『そうだよ…人間は私の仲間を殺した。だからその分人間を殺す。』
「あなたは、生きようとする人間に同情していたはず!!」
『貴様になにが…わかる!!』
九尾狐が紅蓮の炎をまとい水季に襲いかかった瞬間、
青い電撃がバチィッとなった。
九尾狐はドサッと地面に落ちる。
「あなたは…ただ救いたかっただけだよね?皆を…。」
「ちがうちがうちがう!!」
「人間は本当に醜い生き物よ。でも皆が皆そうだとは限らない。そうでしょ?それが貴方が思っていたこと…。懸命に生きようとする人間に光を与えたかったんでしょう?本当は。」
九尾狐の体は光はじめる。
頬には涙が流れていた。
桜祁はやさしく九尾狐に札をはった。九尾狐は札とともに光りを放ちながら消えていってしまった。
「ん…ん〜。」
右近の姿は元に戻っていた。
「ありがとう。九尾狐。」
- Re: 銀雪の祠 【コメ求!!】【三話更新中!!】 ( No.17 )
- 日時: 2012/04/21 23:04
- 名前: ガリュ (ID: F.VKszn7)
第三話【三輪の一枚目】
『殺し屋』
桜祁はいつものように目覚めた。時間帯は朝の4時で部屋や外は真っ暗だ。トイレをしに一階に下りていくと、台所のドアの隙間から光りがさしていた。
(なんだ…?)
桜祁が台所のドアを開けるとエプロンをした女性の後姿があった。
女性は気付き、桜祁の方を振り向く。
美しい化粧のいらない顔立ちは龍女の五月雨水季だ。
「おはようございます。桜祁殿。朝御飯の準備はもうすこし
かかりそうです。」
水季はニコリと微笑み、また朝御飯の準備を始めた。
すると、右近がいつもどおり仮面をつけて
あくびをしながら階段をおりてきた。
「あ、右近さんおはよう。」
「おはよう。」
挨拶をかわし、桜祁は一階の和室に入った。
部屋には3〜4mくらいの白い山犬姿の妖が寝ていた。
寝ながら尾をバシバシッと尾を床に叩きつけていた。
すると、桜祁に向かって振り、桜祁の顔面を尾で叩きつける。
桜祁は衝撃で吹っ飛ばされる。そして部屋の外の壁に叩きつく。
「wッ!!」
銀式は音で目を覚ました。
「む、なにやってんだ?」
おまえのせいだと言いたかったが痛みのせいで言えなかった。
「できましたよー!」
水季の声が台所から聞こえてきた。
「いくぞー!!」
銀式は桜祁をボールのように蹴りながら台所まで運んでいく。
台所のテーブルの上にはきれいな目玉焼き、ウインナー、レタス、トマトと御飯、お汁がおいてあった。
すると、食べながら右近は話をもちだす。
「なあ、桜祁。妖怪の殺し屋を知ってるか?」
「え?殺し屋?」
「ヒットマンだよヒットマン。」
桜祁は不思議そうに右近に聞く。
「知らないのか?妖怪社会の裏社会っていうとこだな。いつも和傘をさ しているそうだよ。武器は鎌だって。」
「へぇ〜。」
銀式は食い終わると話し始めた。