複雑・ファジー小説
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- —最終孔—
- 日時: 2012/06/18 10:01
- 名前: シンダチ (ID: 6xDqgJhK)
シンダチです
若干ダークなお話とかも書いてみます
短編集のようでつながってたり、つながってなかったり
そんなお話達です
〜注意〜
・鬱展開
・しっくりこない
・亀更新
それではよろしくお願いします
- Re: —最終孔— ( No.1 )
- 日時: 2012/06/18 10:46
- 名前: シンダチ (ID: 6xDqgJhK)
最初のお話 —Aの死—
A君が死んだ
私が大好きだったA君は死んでしまった
殺された
高校からの帰りに何者かに刺されて
犯人はまだ捕まっていない
にくい。
A君を殺したやつがにくい
殺してやりたい
A君と同じように刺してやりたい
目をつぶればいろんなA君が浮かんでくる
いつも、無表情だったけど
私と一緒のときだけはとびっきりの笑顔を見せてくれた
初めてのキス
強引だったけどうれしかった
今週の日曜はA君の家に行く約束もしていた
思い出すと涙があふれてくる
いろんなA君がよみがえってくる
ベッドの上にはA君の写真
携帯電話にもたくさんの思い出
でもA君はもういない
にくい、にくい
にくいにくい
にくいにくいにくい
殺してやりたい
殺して
憎い
prrrrrrrrrrrrrr!!!
携帯電話が鳴り響く
液晶画面にはA君の携帯電話の電話番号が映し出されていた
- Re: —最終孔— ( No.2 )
- 日時: 2012/06/18 10:56
- 名前: シンダチ (ID: 6xDqgJhK)
ふたつめのお話 —大好きなあなたへ—
僕には大好きな人がいる
けど、その人にも大好きな人がいる
Aだ
Aは学校の人気ものだ
イケメンで、運動ができて、頭もよくて、無愛想なやつだけど
何故かみんなの中心にいて
それに比べて僕は
顔は中くらいだし、運動もあまりできないし、成績は良くも悪くもないといったところ
人見知りで、友達も多くない
「目立たないやつ」
だけど、あの人を好きという気持ちはだれにも負けない
だから、昨日の晩うんと考えて
ラブレターを書きました
ちょっと古風かもしれないけれど
直接じゃ、上手く話せる自信がないから
そしてこっそり机の中に入れておこうと教室に早めに行った
いつもより一時間も目覚まし時計を早めに設定して
そして教室に行ったとき
Aとあの人がキスをしていた
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