複雑・ファジー小説

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

戦争世代
日時: 2012/07/06 19:04
名前: みの飴 (ID: MMm5P7cR)



“奴ら”が追ってくる。
背後から、いたぶるように、じわじわと。
俺たちは逃げなきゃいけない。何が何でも
     生き延びるんだ!!




こんにちは、こんばんわ。初めまして、みの飴と申します。
今まで書いた小説はどれ一つとして完成していないという
完全なる愚人です。
そんな馬鹿者の私の小説でも、見てくださる方がいれば
それはとっても嬉しいなって(←おい
と思い、投稿することにしました。
初めてなのでいろいろと不届きがあると思いますが、
どうぞよろしくお願いします!

まずは最初にプロローグです。
亀更新なのでとにかく遅いです(笑)
できるだけ速く更新できるよう、がんばりたいと思います。
では、次の更新から本編スタートです^^

Re: 戦争世代 ( No.1 )
日時: 2012/07/06 20:38
名前: みの飴 (ID: MMm5P7cR)

時はXXX年。ここは、もしかしたらあるかもしれない平行世界の地球。
青い惑星が真っ暗な闇に浮かんでいる。
美しい。その一言につきる。
・・・・いつの頃からだっただろうか?人々がまた争い始めたのは
いつの頃からだっただろうか?真っ青な空に赤い華が散ったのは
いつの頃からだっただろうか?
何の罪もない「子供たち」が戦争というモノの生贄にされたのは








短いですね、ハイ。
次からは長くなっていきますよ!((本当か?

Re: 戦争世代 ( No.2 )
日時: 2012/07/06 20:40
名前: みの飴 (ID: MMm5P7cR)

続きいきます↓




風が、吹いた。乾いた風が。
荒れた大地を吹き抜けてゆく。

「まだ、“奴ら”は動いてないようだぜ。今のうちに攻めるか?」
「いや、まだだ。」
二人の少年がいた。
風が少年達の頬を優しくなでる。
双眼鏡を楽しげに覗いていた少年はもう一人の少年に顔を向け、訊ねた。
返ってきた声は、たずねる声とは裏腹に、緊迫した様子だった。
その声の主である少年の視線は、先ほどもう一人の少年が双眼鏡で覗き込んでいた
方向へと向けられている。
「・・・・・ん?あいつら、なんで・・・・えっ!?」
緊迫していた少年の声はやや困惑ぎみになった。
その声を聞き、またも双眼鏡で覗いていた少年が振り返る。
「どうかしたのか?“奴ら”に何か動きでも・・・?」
「いやー・・・動きはないけど・・・っていうかあれは・・・」
唐突に言葉を切ったその顔は、真っ青だった。
「なんだよ、一瞬ひやっとしたじゃんよ。で?何?動きがないならさっさと・・・」
「違う。違うんだよ、アキ。あいつら・・・・いない?」

“アキ”と呼ばれた少年の言葉をさえぎるように、もう一人の少年は言う。
その一言がどれだけ重要なことを表しているのか、アキ    松井 秋人   には分かっていた。しかし、あえて何も言わなかった。・・・否、言えなかった。
隣に立っている少年の顔が、まるで死人かというほど蒼白になり、強張っていたから。
「なぁ、イガキ。とりあえず、皆のとこに帰ろうぜ。もう二時間たってる。」
「あ、ああ。・・・・・そうだな。アキの言うとおりだ。」

“イガキ”と呼ばれた少年は、肩を震わせながら答えた。
   室谷 衣柿   いつもは冷静な彼がここまで取り乱している。
アキにとっては、“奴ら”の居場所が分からなくなったことより、こっちの方が混乱した。
イガキは注意深い。今までの彼ならアキに確認させることを怠ったりしなかっただろう
その「いつものこと」すら忘れてしまっているのだから、イガキはそうとう取り乱している。アキはひとまずそう結論づけてイガキを連れて帰ることにした。
「おい。顔、真っ青だぜイガキ。いつものデカイ態度はどこいった?」
「ほんと、どこいったのかな・・・」
少しでも元気付けられればいい・・・そう思って軽口を叩いてみたが、当の本人は
取り乱しすぎていて、どこか上の空だった。
おいおい。リーダーがこんなんじゃやばいだろ。そう思いながらアキは動こうとしないイガキを連れて“皆のとこ”へ戻っていった。

Re: 戦争世代 ( No.3 )
日時: 2012/07/08 18:54
名前: みの飴 (ID: MMm5P7cR)

この世界では、戦争が起こっている。人と人が、血で血を洗う争いが。
人と人とがいがみ合い、裏切りあい、切りつけ合う争いが。

我々の世界での第二次世界大戦は1945年に終わりを告げた。
それ以来、各地での紛争やテロなどはあるが、大きな戦争は起こらず、平和な日々が続いている。

しかし、この“もしかしたらあるかもしれない平行世界”では違う。
第二次世界大戦が終結した年号も違えば、その内容も似ているだけで、細かな点には違いが見られる。
例えば、戦争の主要人物の名前は同じだが、顔が違ったり、またはその逆だったりと、複雑に絡み合って歴史が造られているのだ。

今現在、この平行世界では、第二次世界大戦が終結してから78年の時が経っている
そして、その78年間の平和の均衡は破られ、再び戦争の火蓋は切って落とされた。
それが、第三次世界大戦。通称、「異者達の戦争」









今日の更新はここまでです。結構進んだ・・・かな?

Re: 戦争世代 ( No.4 )
日時: 2012/07/08 19:35
名前: みの飴 (ID: MMm5P7cR)

どうも、みの飴です。
今日も張り切って更新します!!
コメントや、アドバイスなんかもらえると非常にうれしいです。
みの飴のHPが一気に回復します。
それでは、↓からスタートです(*w<)b








名前の通り、この戦争はある意味で“異端”な者たちによる戦争だ。

とある国で極秘に開発された科学兵器「サパミュート」
これの原型は、宝石のように蜂蜜色に輝く石であり、液体化させ人間の体に投与すると、その人間は、肉体が特化され、尋常ではない程の力を得られる。
サパミュートの最初の人体実験が成功すると、その国家は次々にサパミュートを人間に投与していった・・・・

その結果、
人々はサパミュートの存在が知れると同時に争い始めた。
この恐ろしい科学兵器をめぐって、国々はあらゆる手を尽くし、時には味方さえ踏みつけ、戦った。そしてそれを止める国際連合軍なども加わり、事態はさらに悪化した。
人々の欲望がままに争い続ける戦いは、いつかの終わりに向けて、歯車を廻し続ける。


Page:1



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。