複雑・ファジー小説

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

廊下は静かに歩きなさい。
日時: 2012/08/19 22:46
名前: なちゅら (ID: Fhb4zUz0)

はじめまして、なちゅらです。
今回は———

『学園モノ』です!!!!!

ついにきました学園モノ!!(
まあ別に“ついに”ってワケでもないんですが。

 たぶん、荒れます。内容が。
 あ、あとキャラクターも・・・。

 とりあえず駄文、文章おかしい、キャラ滅茶苦茶の3つだけは覚えておいてくだせえ。
 読む、読まないは貴方の判断!
 
では始めるとしましょうノ

Re: 廊下は静かに歩きなさい。 ( No.1 )
日時: 2012/09/14 19:50
名前: なちゅら (ID: d.VkFY9X)

プロローグ

 県立紅沢高等学校。
 
 偏差値70越えの超エリート高校。もちろんそんな高校に、風紀を乱す者は——……


7人を除いていない。


 その7人、というのは———。

 7人のうちの4人が、裏社会で共通している4企業の次期社長候補だった。
 陣ノ内、葉野山、表野、そして日本にも手を出してきている中国の大企業、三星サムスン——……。
 表向きには、機械製品の開発や製作に勤しんでいるが、その裏では、核開発、劇薬作り、さらには人体実験。表社会には決して顔を出さないであろう裏の顔。真っ暗な闇。そんな表裏を見て、子供達は育ってきた。
 そして、表より、裏で大きな動きをしている。
 それが裏4家————……。
 
 裏4家の社長候補は全員、高校生。もちろん、彼等と敵対する次期社長候補も高校生。
 裏4家のそれぞれの目的はただ1つ。
 
 敵の一族を潰してしまうこと。そうすれば、裏世界でのトップになれるから。
 
 そして、残りの3人。鬼灯、朝日、片桐。
 この3人は主に、表社会にしか存在しない。ただし、片桐だけは、裏社会の重要人の護衛などにもあたっているので、中間といった感じである。
 鬼灯、朝日の2家は、裏社会の潰しにあたる。
 鬼灯家には代々、厄払い、叙霊などの力を秘めており、それだけでも十分食べていけるという程。その力は絶対であり、世の中に霊はいるということを知らしめたことで、その名はより広まった。
 朝日家は主に、軍隊を動かしている。今のトップは朝日要司だが、次期社長候補は要司の1人娘、高校3年の朝日かりや。そして、その他の候補に、要司の弟の息子。現時点では、かりやの方が優位とされている。

 そんな次期社長候補が7人も、この学校にはいるということ。
 偶然か、必然か。
 
 皆偏差値は70越え。身体能力も、ずば抜けていい。

 そんな7人は、今日も敵対する企業を潰そうと、計画を練っている———……。

 この腐った現代社会からの脱落者は誰だ!?
 
 
 

Re: 廊下は静かに歩きなさい。 ( No.2 )
日時: 2012/09/11 07:20
名前: なちゅら (ID: d.VkFY9X)

第一章 日常 ①鬼灯

 けたたましい足音が、フロアに広がる。それぞれの教室にいる者は不思議に思い、ドアから顔を覗かせる者、気にしない者、様々だった。
「うらああああっ!!! 待て鬼灯ほおずきぃぃぃぃ!!!」
何十人ものごつい顔をした男が1人の少女を追いかける。男達は制服を着ていないので、この学校の生徒じゃないことがわかる。
「断る!!!」
少女の方は余裕で、振り向くと舌を出して笑ってみせる。
 この行動が、男達に火をつけさせたようで、男達はさらに大声を撒き散らしてかけてくる。

 ……そろそろ挟み撃ちになるかな。

 少女の方、鬼灯紅くれないは考える。
 敵が向こう側で待ち構えているだろうと。しかし、その予想はあっさりと外れた。
 

 「待ってたぜぇ、鬼灯ィ」

 どす黒い声が、紅にとっては死角となっている角の向こうから聞こえた。
 声の主は角から姿を現す。

 「片桐!!!?」

 名前は知っていた。こいつが何をして、どんな家系の人物なのかも。
 世界の重要人の護衛にあたっている。片桐エスコート株式会社の次期社長。
 くっそ、なんでこんな所に!

 「片桐さん!!」

 紅を追っていた男達はその場に立ち止まった。どうやら、片桐のことは知っているらしい。男達は冷や汗をかいていた。それもそうだろう。
 その恐れは、片桐の風貌からだということを、紅は理解している。
 右目の下に3針、左の額に7針、縫った傷跡。噂では、仕事上でのミス、喧嘩によるもの、その他もろもろと、真実はわからないが。
 身長こそ、そこまで大きいわけではないが、顔の威圧感が半端ない。
「おう、何だお前ら。また“表野”の企みかコラ」
片桐は男達を睨む。男達は後ずさる。
 答えたとすれば、確実に殴られるからであろう。それに、片桐は“表野”のことを、これまでか、という程に嫌っている。
 紅があれこれ考えていると、片桐は近づいてきて紅の顔を覗きこんだ。
 これが普通の男女の場合は、2人は恋人関係にも見えるのかもしれないが、この2人は絶対と言い切れるほど、そういう関係には発展しない。
 片桐は紅の耳元で囁く。
「刀と銃、どっちがお好みで? 」
そう、甘く。そして、紅の頬に軽く手を添えた。
 甘く囁く内容ではないのは、誰しもが承知だろう。
「っは、ふざけんじゃないわよ中国人。」
紅は、顔に添えられた片桐の手を強く払う。そして、どこから取り出したのか、自分より背丈のある槍を片桐に向けた。
「中国人? それは俺の主人のことだろ。なっ、小麗シャオリー!」
片桐は、廊下の壁に背もたれている少女に声をかける。片桐が、その女、小麗を見るときの目は、凄く輝いているように思えた。
 小麗の身長はさほど大きくはないが、顔立ちはすっかり大人の女性で、青いバラの髪飾りをしている。
「ええ、そうね。そんなことより、命令よ、優亥ゆうい。……その女を消して。」
小麗は冷たい声で言う。優亥とは、片桐の名前。
「ああ、言われなくてもわかってるぜ!!!」
片桐———、優亥はいつも腰につけている刀を取り出す。
 こんなものをいつも腰につけているのは物騒なのだが、怖くて誰も話しかけることが出来ない。反対側の右腰には、ホルスター。法を犯しているとしか思えない格好。
 優亥は刀の刃を指先でなでる。
「死んでもらうぜ、今、ここでなっ!!!」
優亥は華麗に高くジャンプすると、そのまま紅に切りかかろうとする。
 そこに、ヒール特有の、カツンカツンという足音。その音が、2人、いや、小麗を含めて3人の方に近づいて来る。そして、音が極限まで近づいた所で止んだ。
 紅は、優亥の刀を避けて、音のする方に目を向ける。
 そこには、スカートタイプのスーツを来た女。ただし、スカートの丈はかなり短い。そして、彼女が一般人と異なる点といえば……。
 右手に担いでいる物だった。
 それは、真っ当に生きている人間なら、決して見ることはないであろうバズーカ。体長は150cm程度といったところだろうか。
 女はニヤリと口元を歪ませると、バズーカを発砲した。
 すると、校舎に爆音が響く。爆心地は、西校舎の3階。
 
 「ああああああああああああっ!!!??? 」

 優亥は叫ぶ。そして、主人である小麗を抱きしめて、爆風から庇った。ある程度、爆風が収まると、優亥は小麗の顔を覗きこみ、
「大丈夫か、小麗? 」
と、優しく声をかける。
 一方、紅は庇ってくれる人は当然いないので、自分で自分の身を守るしかなかった。そして、バズーカを撃った女を、きつく睨んだ。
「朝日かりや!!!」
かりやと呼ばれた女は不機嫌そうに舌打ちをする。
「私の名前を…………安く呼ぶなあああああああああああああ!!!!!! 」

 そして、再度バズーカを発砲。
「ああああああああああああああああ!!! 」
優亥は慌てて小麗を抱きしめる。恋愛感情ではなく、ただ、宝物を傷つけないように。
 いわずもがなとは思うが、また校舎内に爆音が木霊する。
「くっ、何度も何度も……。」
紅は、爆発によって壊れた天井から落ちてくる破片や粉を払う。
 傍に転がっていた槍をつかむと、立ち上がり———……。

***

 「随分と西校舎が五月蝿いわね……。」
白い髪は綺麗に巻かれ、ツインテール。そして、ゴスロリのワンピース。
 そんな少女は、室内だというのに真っ黒いレースの傘をさしながら窓の外を見つめ、紅茶を啜った。
 東校舎の隅のこの特別ルームからは、西校舎の廊下がよく見える。
 西校舎では、叙霊師の、鬼灯紅と、軍隊のトップの娘、朝日かりやが争っていた。
「フフフ、馬鹿ね」
少女は笑った。
「そう思わない? 秋助?」
秋助と呼ばれた男は着物を着ており、テーブルの上に胡坐を掻いていた。
「……馬鹿は馬鹿同士、勝手に潰させておけばよい。」
冷たく言い放つ。そんな男の手には、アイスキャンディー。男はアイスキャンディーの残りを1口で食べてしまうと、ゴミ箱に器用にアイスキャンディーの棒を投げ入れた。
 そして、続きを話始める。
「その方が、我々の未来のためにもいい。」
女は、そんな彼を見て微笑む。
「そうね。アタシ達の会社の為———……。」

 ここまで来て、秋助はようやく笑った。
「まあ、その為に、あいつらは死んでもらった方が助かるんだ。」
そして、立ち上がると、窓の枠にある女の手に、自身の手を添える。
 女は少し驚いて、秋助を見るが、すぐに窓の外に視線を移す。
「なぁ、そう思わないか、レイカ。」
少女は、“切なそう”な顔を一瞬したが、それをもみ消し、秋助に向かって微笑んだ。

Re: 廊下は静かに歩きなさい。 ( No.3 )
日時: 2012/09/14 20:48
名前: なちゅら ◆a7hUaErfJk (ID: d.VkFY9X)

②生徒会副会長

 「副会長、これ……、資料、まとめておきました。」
少女は、目の前に座る煙草をふかした男に何十枚もの書類を渡す。副会長と呼ばれたその男は、書類を静かに受け取り、書類をペラペラと適当に捲った。
「……35枚目の3行目。そこ計算ミス。そこからずっと狂ってるからそのページだけやり直して」
そう言うと、書類を全部突き返した。
「生徒会書記の君がそんな単純なミスをしてどうする? 」
副会長は、黒縁眼鏡の奥の鋭い瞳で少女を睨む。生徒会書記の少女はビクリと肩を震わし、逃げるように駆けて行ってしまった。
「うひゃー、ひっどーい、表野くーん」
ふいに、開いた窓のほうから声が聞こえた。副会長、いや、表野は、別に驚いた様子も見せずに振り向く。声の主はベランダにいた。
「……かりや。お前、また西校舎壊したろ。」
表野は朝日かりやを、先ほど書記の少女を睨んだときと同じようにきつく睨んだ。そんな表野に、怯む様子1つさえ見せずに、かりやは、開いた窓から侵入する。
「不法侵入で訴えるぞ。」
表野は低い声で脅し、煙草の火のついている方をかりやに突き出す。
「不法侵入ってね、アンタここ学校よ? 」
かりやは、傍にあったソファーに深く腰掛けた。

後で編集します
スマソ

Re: 廊下は静かに歩きなさい。 ( No.4 )
日時: 2013/03/28 15:04
名前: 夏野秋 (ID: 8ni6z6qB)

あげです


Page:1



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。