複雑・ファジー小説

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神様チルドレン【久々更新】
日時: 2013/07/10 19:17
名前: 三月兎 (ID: kJLdBB9S)
参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode=view&no=6843

こんにちは、駄作者三月兎です。
またまた新たな話を書いてしまいました(^◇^;)

今回の話は能力をもった犯罪組織の話です。
彼らはいったい何を目的に……的な(-_-;)

リク・依頼掲示板より、オリキャラを募集しています。ぜひご確認ください。

【お客様】

・無花果様
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【世界観、メンバー】>>1

【物語】
プロローグ>>2

第一章〜神様チルドレン〜
>>3>>4>>10>>14>>18>>21>>25>>26>>29->>33>>35>>38>>45>>56>>59


【参照900突破記念雑談】>>34
【バレンタイン番外編】>>41
【替え歌(ナル姫様より)】>>44

Re: 神様チルドレン【久々更新】 ( No.64 )
日時: 2013/09/01 12:20
名前: 三月兎 (ID: SUkZz.Kh)



 「影無さん」
 「……わかってる」

 純一とわかれてすぐのことだった。雅の小さなその言葉に、影無は顔色を変えずにそう答える。どうするかという意図を含めた彼の台詞に、雅は目を細めた。

 誰かにつけられている。

 これだけは確実だ。だが急に気配が現れたようだった。女なのか男なのか情報はまるで分らないためか、妙な緊張感が二人の間を渦巻いた。そしてなにより、今まで自分たちが気づかない程度に気配を消していたというなら、それほどにできる人物だろう。雅は再び小声でささやく。

 「足止めなんて食らってる場合じゃない……影無さん、先に進んでて、僕が何とかする」
 「勝算は?」
 
 
 「……100」

 考えたような沈黙の後でたその数値に、影無は口元をゆがめた。切れ長の瞳は怪しい光を帯び、そのままクックッと声を漏らす。雅は不満げにそんな彼を睨んだ。

 「どういう意味?」
 「……いや。気をつけろよ?」

 影無はそういった瞬間、強く床をけった。勢いよく走りだした彼に、つけていた人物の動きがこわばる。そしてその直後、雅はその人物のほうを振り返り右手を突き出した。雅の蒼いその瞳が、一瞬紅い光を宿す。それと同時につけた来た人物の体に凄まじい負荷がかかった。まるで何十キロもの何かが乗せられたかのように体が動かず、ガクリと膝をつく。暗闇の中その音を聞き、雅はゆっくりとその対象に近づく。そしてようやく視界に入ったそれに、思わず目を見開いた。

 「君は……!」

 その時雅の目の前に現れたのは、全身真っ白な少女だった。肌も髪も服も、瞳の色以外はすべて白に包まれた……そんな少女だった。まるで竜胆の花のような藍色のその瞳は、膝をついたその状態でもまっすぐ雅を見つめている。

 「まさか……君が白いしょ……」

 信じられないというような目と共に漏れた雅の言葉は、そこでブツリト途切れた。少女がゆっくりと立ち上がったことによって。
 雅の能力は重力手品グラビテーションマジック。それは狙った対象付近の重力を操作するというものだった。今彼は少女の周りのそれを重くしている。普通なら動けるはずがないのだ。
 しかし少女は真っ白な長い髪を揺らし、ゆっくりと雅との距離を縮めていく。
 今までありえなかったその現象に、普段冷静な雅も少しの動揺をにじませた。

 「貴方は神様チルドレンのメンバーですか?……そうですよね、こんな力があるんですから……では」










 「……さよならしなくてはいけないですね?」
 「は……?」

 雅が困惑を混ぜた漏らした瞬間、首元に強い圧力がかかった。いつのまにさらに近づいたのか、少女の白い手は雅の首に添えられ力を込めたいた。困惑、不安、そのほかすべての感情は、かすかに体を鈍らせる。しかしそれは、かすかにというレベルではなかった。雅のスピードの衰えよりも確実に、少女の動きの速さが尋常ではなかったのだ。それは素人の動きとは考えられない。
 この距離まで近寄った時、雅はふと少女が自分より少し背丈が大きいことに気が付いた。苦しみに顔をゆがめながら、ゆっくりと自分の首を絞めつける少女の手を握った。

 「……君……!なんなの……?」
 「私は竜胆哀……お父様の役に立つのが私の仕事……。それは貴方たちの『消去』なんです」

 哀と名乗った少女は、そういうと伏し目がちになる。どこかに哀しみを添えたようなその口調に、雅は瞳を細めた。

 「……ね……、それ、は……君の父親か……」
 「本当の、ではないです。でも、私の居場所はあの方の隣にしかないんです。だから……!」

 少女が口調を強めた瞬間、雅の体は勢いよく突き飛ばされた。突然の行動に反応しきれず、彼の体はどさりと床に現蹴られる。哀はそれと同時に雅に馬乗りになると服の中に隠していたない日を取り出し振り上げる。そしてポツリと「哀しく……ないですか?」と漏らした。

Re: 神様チルドレン【久々更新】 ( No.65 )
日時: 2013/09/03 18:08
名前: 無花果 (ID: foi8YFR4)

三月兎様

…今日気づきましたorz
毎日毎日チェックしていたはずなのに…2日も…2日も!見逃していただとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!?
申し訳ありません(号泣)
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん(ノд<。。。

しかも…しかも…哀でてるしぃぃぃぃぃぃぃい!
自分が投稿したキャラだけどよりかわいくなってるぅぅぅぅぅう

流石ですね!
使ってくれて本当にありがとうございました!

Re: 神様チルドレン【久々更新】 ( No.66 )
日時: 2013/09/07 21:35
名前: 三月兎 (ID: SUkZz.Kh)



哀ちゃん出させていただきました……!彼女に関しては本当に魅力的なキャラで……誰といちゃコラさせるとかまで妄想していたのに全体が行き詰ってしまい残念です……。


……なので!リメイク版にも出演させてよろしいでしょうか!多少設定に狂いがあると思うので無理にとは言いません(・_・;)
ご検討の方をお願いします(^^♪

Re: 神様チルドレン【久々更新】 ( No.67 )
日時: 2013/09/08 00:30
名前: 無花果 (ID: foi8YFR4)

三月兎様

ハイ!!それは勿論です!!性格変わる?全然気にしませんよ!!
むしろ三月兎様クオリティーですから嬉しいです!!
リメイク頑張って下さいね^^

Re: 神様チルドレン【久々更新】 ( No.68 )
日時: 2014/12/30 02:23
名前: れふ (ID: zHMuS.n5)

続きが気になって仕方ないです〜


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