複雑・ファジー小説

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ヴァルキリー【オリキャラ募集終了】
日時: 2013/02/11 17:37
名前: なつき ◆XfX7HPIO4I (ID: kAWEuRKf)

初めまして、なつきといいます。
今回、初小説なので完全に駄作ですがよろしくお願いします

*注意*
・荒らし、悪口お断り
・なりすましお断り
・チェーンメールお断り
・コメントは大歓迎ですが、関係の無い雑談はなるべく控えて下さい
・更新は遅いです

それではどうぞ(^^)

Re: ヴァルキリー【オリキャラ募集終了】 ( No.44 )
日時: 2013/12/15 08:40
名前: なつき ◆XfX7HPIO4I (ID: kAWEuRKf)

「フフ、やっぱりおかしいかしら?お父様もお母様も、『お前はおかしい』って」
口では笑っているものの、表情は笑っていない
「そんな事ありません!!」
クレラは、叫びにも近い声で言った
女性2人は目を見開き、クレラを見つめている
「そんなの…おかしくありません。俺だって、この法律は間違っていると思います」
「ああ、まったくだな」
クレラとリイトが言う
「あなた、達も……」
信じられない ティアの表情はそんな感じだった

Re: ヴァルキリー【オリキャラ募集終了】 ( No.45 )
日時: 2013/12/25 08:23
名前: なつき ◆XfX7HPIO4I (ID: kAWEuRKf)

しばらくして、リイトとティアは帰っていった。
1人になったクレラは
「同士、か」
とつぶやいた。

 カラン カラン

「っあ……いらっしゃいませーー」
入り口の鐘の音で、クレラは仕事に戻る。
入ってきたのは、2人の女性。
そして、貴族。
「どうも、ここのパンは美味しいと噂を聞いてね」
「そうだったのですか、ありがとうございます」
ストレートの黒髪を腰まで長く、目は右が真紅色で左が藍色のオッドアイの女性
「オッドアイが珍しいか?」
「へ?あっ……少し」
「パンいっぱい!全部おいしそう!!」
赤髪のポニーテイルを腰まで長くし、藍色の目をしたもう1人の少女が歓喜の声をあげた

Re: ヴァルキリー【オリキャラ募集終了】 ( No.46 )
日時: 2014/03/09 06:45
名前: なつき ◆XfX7HPIO4I (ID: kAWEuRKf)

「レイ、どれがいい?」
「クロに任せる!」
「そうか? そうだなぁ……」
クロと呼ばれた黒髪の女性は、ケース内に並ぶ大量のパンを眺め始める
その様子を見て、クレラが説明をはさむ
「こちらのパンは、中にメープルが練り込まれており、おやつとしても食べれるため、当店で1番人気です」
「へぇ、じゃあ、それを貰おう」
「はい」
クレラは手際良く、パンを取り出し紙袋に入れ、手渡す
クロがパンを受け取り、その分の料金を払う
「また寄らせてもらうよ」
「ありがとうございましたー、またのお越しをー」
レイと呼ばれた赤髪の少女が振り向き、クレラと視線が合う
クレラが小さく手を振ると、レイは慌てたようにクロを追いかけた
「あれ…………」
手を振り返してもらえなかったクレラは、少し落ち込んだ

Re: ヴァルキリー【オリキャラ募集終了】 ( No.47 )
日時: 2014/12/10 19:45
名前: なつき ◆XfX7HPIO4I (ID: kAWEuRKf)

翌日。
クレラはいつものように自分の店で、自分が作ったものを売っていた。
時間的に客が途絶え、暇をもてあましていたクレラが新商品のことを考えていると

 カラン カラン

「いらっしゃいませー」
客がやって来た音に、珍しいと思いつつ言い慣れた挨拶をする。
初めて見る少年だった。
黒色の髪に目は赤色。服は動きやすそうな軽装であちこちボロボロだ。
盗賊。つい、クレラは目を見開いてしまった。
盗賊の少年は無表情でクレラに近付く。
「……オススメ、1つ」
低く、小さく、少年は呟いた。
「…………あっ、ありがとうございます……」
何故か呆然としながら、人気のあるパンを紙袋の中へと入れる。
警戒しながら、パンを少年へと渡すと、丁度の代金を手渡してきた。
さっさと出て行こうとしている少年の背中へ言葉を掛ける。
「またのご来店を」
それに対する、言葉も行動も無かった。

 カラン カラン

ドアを開けた瞬間。
「あっすみま……レン!!?」
ドアの向こう側に立っていたらしい人物が大きな声を上げた。
「…………ティア……!?」
少年も驚愕の声で、その人物の名前を呼んだ。

Re: ヴァルキリー【オリキャラ募集終了】 ( No.48 )
日時: 2015/07/12 14:04
名前: なつき ◆XfX7HPIO4I (ID: kAWEuRKf)

時間が止まってしまったような……そんな空気が店内に流れる。
状況からして、貴族のティアと盗賊のレンと呼ばれた少年は知り合いなのだろうか。クレラには分からなかった。
だが、2人共お互いを見て驚愕していることから、何かしらの関係があることは、誰にだって理解できるだろう。

ティアが、ゆっくりと手を伸ばす。その指先がレンの頬に触れようとした……が。
「…………っ!!」
距離が離れたクレラにも、息を呑む音が聞こえた。そしてあからさまに、レンは後ろに下がった。その手から逃れるように。
「……ま、待ってレン!!」
ティナの行動を、レンはすべて拒んでいた。
近寄ったティナにレンは叫ぶ。
「来るな!!」
ビクリと体を震わせ、ティナは泣きそうに歪めた。


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