複雑・ファジー小説

kissから始まる恋♪
日時: 2013/09/22 02:13
名前: SAYAKA (ID: tDLDmNtV)

前書き
下手ですけど頑張ってやります。

感想などのコメントもお待ちしてます。


途中で裏が、入ってくるかもしれないので、
苦手な方は読まない方が良いです。

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Re: kissから始まる恋♪ ( No.82 )
日時: 2015/08/11 01:36
名前: SAYAKA (ID: 95QHzsmg)

19#不穏(郁視点)

「ええ、全て言われた通りに…… 」
深夜、誰にも気付かれないように
静かに景ちゃんの家を出て秘密の電話をする。
「香波は無事に好きな人と……はい。
景ちゃんが負けました」
僕の大好きな彼女と香波の話をする。
「いえ、僕がやったというより
香波が上手くやりましたよ。
結果的に僕の目指していた終わりとはいえ
本当に計画が狂いました」
冗談半分に笑いながら彼女に事の顛末を伝える。
電話口の声が柔らかくなる。
僕はその声に安心する。

「相手の男ですか?
良い男ですよ。
景ちゃんと違って香波の事よく気付いてます。
近過ぎて分からなくなることもこれから出てくるでしょうが
彼ならなんとかすると思いますよ
景ちゃんと違って真っ直ぐですからね」
電話口の彼女が大笑いしている。
何がおかしいのか分からないけど僕の話で笑ってくれたのならそれは幸せ。
本当に可愛くて大好きな人。

「名前ですか?えっと……白坂怜です」

『───……!?───!!』
彼女の声が一気に怒りと焦りを帯びた。
「え……?」
さっきまで幸せそうな優しい声だったのに。

急に
どうして?

『───……!」

「はい、分かりました。
従います」

ごめんね香波。

やっと掴んだ幸せなのに

僕はそれを

壊さないといけなくなったんだ

ごめんね

大好きだけど

それ以上に大好きな人の望みだから───

Re: kissから始まる恋♪ ( No.83 )
日時: 2017/06/10 04:35
名前: SAYAKA (ID: xBHsg906)

「おはよ!」
景ちゃんに挨拶
「おはよ」
気怠そうな声が返ってくる
「ねぇ?話あるんだ」
「あ?朝からなんだよ」
明らかに面倒くさいと表情が語る
「香波と白坂くんの事」
ため息をついた
「俺もう諦めてるからパス」

だめだよ
あの2人は別れてもらうんだから

「あの2人、兄妹だよ」

景ちゃんが固まる
僕も昨日聞いて驚いた

「い、いや……嘘だろ?」
「昨日香波のお母さんから聞いた
香波の双子のお兄さんなんだって白坂くん」
「いやいや、どうゆう事?」
「香波のお母さんね、君が知らないだけでクソビッチなんだよ。
娘の幼馴染に手を出すくらいの」
あの人と撮ったプリクラを景ちゃんに見せる
絶句している様子だった
「おじさんもそんな女だと知ってて、あの人と結婚してるんだよ
でも流石に子供は嫌だったみたいでね。
産ませるだけ産ませた戸籍も一瞬だけ入れた、でもすぐに相手の男の籍に入れて子供も押し付けたの」
僕も、そんな女だけど
彼女を本気で愛しているのだから救えない
「自分の本当の子供はどちらかDNA鑑定までしてて、まだその紙は残ってる」
「……つまり」
景ちゃんは真っ青になって僕の話を理解しようとしてくれていた
「父親が違うだけ、同じお腹で育って産まれ落ちた兄妹」
「……悪い、ちょっと出てくるわ」
と、言って景ちゃんはパジャマのまま外に飛び出していった。

「最悪の日曜日だよなぁ……。
ごめんね、香波」
ポツリとこぼして涙を流した

Re: kissから始まる恋♪ ( No.84 )
日時: 2017/06/10 04:56
名前: SAYAKA (ID: xBHsg906)

【兄妹】

───ピーンポピーピーポーン

「誰だ!日曜日のあさっぱらから!」
連打されるインターホンの音で起き、玄関を開ける。
森海がいた。

「香波は!?香波!!」
開けた瞬間勝手に上り込む。
「おい!!」
人の家の中を勝手に探し回り
俺の胸ぐらを掴む
「なんだよ、朝から」
「香波どこだよ!!」
「あいつなら、お前と関係修復出来たからっつって昨日の夜帰った!!
なんなんだ一体」
日曜日の朝からキレそうになる。

森海は手を離し
すぐに土下座してきた。

「は?おい、なんだよ」

「香波と別れてくれ」

「……は?」

頭おかしいのか、と思った

「頼む」

「無理に決まってんだろ、そんな中途半端な気持ちじゃねえし」

答えると、森海は大きく息を吸い込んで吐き出した。

「は?泣いてんのか?」
なんで急に泣き出すんだよ
情緒不安定なのか?

「お前と、香波、兄妹なんだってよ」

ぼそりとこぼした
その言葉
現実味がない
だから落ちてこなかった。

悪質な嘘、冗談

そう捉えようにも
目の前で頭を下げたままの男の声色
流している涙が邪魔をした

「……どこ情報だよ、それ」

「郁、あいつ香波の母親と関係持ってて、それで、本人から聞いたらしい、なんか、おまえ、香波の母親とその浮気相手の子供、らしいし、鑑定書もあるって、言われて」

背筋が凍るような話だ。
本当に現実味がない
ドラマのような
にわかには信じられない話
ショックも何もない
まるで他人事。

「……とりあえず、そこ座ってろよ
お茶くらい出してやる」

鼻をすすりながら頷いた。

「……とりあえず、俺、親父に確認するし、待ってろ」

言ってから、父親のケータイにかける

いつも通りすぐに出た

『もしもし?どうした?こんな朝から』
「あー、話あってよ」
『生活費足りないのか?』
んなわけねーだろってツッコミたいが
そんな余裕はなかった
「母親の話、聞きたいんだけど」
『はー?ガキの頃にも話してやったろ?
お前産むときに死んだってば』
そう、ずっとそう聞かされてた

本当に俺と香波が兄妹なら?
付き合ってる事を知ったら流石に焦るだろう

「俺、いま彼女いるんだよ」
『あー?なんだ自慢か?おめでとう』
軽く笑って祝福はしてくれた。

名前を知ったら、どうする?
頼むよ、親父
俺、本当に香波と兄妹だったら───

Re: kissから始まる恋♪ ( No.85 )
日時: 2017/06/10 05:09
名前: SAYAKA (ID: xBHsg906)

「彼女の名前な?
森月香波っていうんだ」
『っ!!?』
明らかな動揺が電話越しでも分かった。
「結婚したいと思っててさ、もうセックスもしちゃってんだ、顔もすげー可愛い。親父も気にいると思うぜ」
『ひ!!避妊は?!したんだろうな!?』

なあ、なんでそんな声荒げんの?
いつも言ってたじゃねーか
部屋に女連れ込んでも良いけど
中出し決めんのは結婚しても良いって思える女だけにしとけって

「退学になったら困るからな、でもいつかは結婚して子供も───『ダメだ!!』

遮られた

今まで聞いたことのない声だった。
森海の話がだんだん現実に思えてきて
声が震えた

「なんで?」
震える声で親父に問う。
「なあ?なんでだよ?なんでなんだよ?」

『……母親の話を最初に聞いたってことは、もう、知ったんだろ?』

違う、違う話であってくれよ。

『お前の母親な、森月愛理っていうんだ』

森月。
その苗字。
ただの偶然?
受話器から顔を離して
森海に向ける
「香波の母親の名前は?」
ボロボロ涙をこぼしながら
唇を震わせ、声を紡いでいた
俺も、森海も。

「アイリ」

聞いた瞬間、家を飛び出し香波の家に走った。

もし、本当に香波と兄妹だったら
俺、どうしたら良い?
もう、止まりそうにないんだよ、気持ち、溢れたままで。

Re: kissから始まる恋♪ ( No.86 )
日時: 2018/03/25 20:09
名前: SAYAKA (ID: 06in9.NX)

香波の家の前に立つ。
息を整えようとするものの乱れたまま。

───がちゃ。

急にドアが開く。

「怜?」

不安げな香波の声。
「かっ、なみ…… 」
「ど、どうしたの?!苦しいの?」
玄関から裸足のまま俺に駆け寄り背中をさすってくれる。
ふわりと香る女の匂い。
不思議と自然に呼吸は落ち着いた。
「悪い、取り乱してた」

「……取り乱してた?」
強張る香波の表情。
明らかに、何かに心当たりがあるような。
何かに怯えたような。
思わず目をそらす。

「私は信じないから、知らないから」
震えた声。
きっと信じざるを得ない何かを提示されたはずだ。
「香波…… 」
「嫌よ!聞きたくない!!」
突き飛ばされた。
否、正しくは俺を突き飛ばそうとしたが
女の弱い力で俺がどうにかなるわけもなく
香波が反動で後ろによろけた。
「知らない知らない!信じないから!!帰ってよ!!」
言いながら家に閉じこもってしまった。
今日は話にならなそうだ。

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