複雑・ファジー小説

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妖魔と快楽の宴
日時: 2013/12/04 23:33
名前: 巫女さん大ー好き (ID: 2skvVE/B)

この物語の登場人物



メイン人物
久下サクヤ
年齢:14歳
国立鴻学園付属中等部2年生で久下神社の後取り娘。
家族構成:父・母・妹
生年月日:2月29日
血液型:RH−


久下栞
年齢:13歳
国立鴻学園付属中等部1年生でサクヤと同じ久下神社の後取り娘。
生年月日:9月8日
血駅型:O型


深月栞
年齢:16歳
国立鴻学園高等部2年、深月神社の後取り。
家族構成:父・母
生年月日:2月14日
血液型:A型


結城琴音
年齢:17歳
国立鴻学園高等部2年、結城神社の後取り
家族構成:祖父、父、妹
生年月日:1月31日
血液型:B型


小笠茜
年齢:12歳
国立鴻学園中等部1年生、魔術結社所属の魔導師
家族構成:母
生年月日:12月24日
血液型:A型


マリエル
年齢:17歳
国立鴻学園高等部2年生、茜と同じく魔術結社の魔導師
家族構成:不明
生年月日4月1日
血液型:B型


氷室茉莉
年齢15歳
国立鴻学園1年、剣術道場氷室流儀の後取り
家族構成:父・母・兄
生年月日:3月31日
血液型:O型

サブ主人公

綾小路宗貞
年齢:18歳
国立鴻学園高等部3血液型年、綾小路財閥の御曹司で栞とマリエル
と琴音のクラスメイトで女生徒に人気があるがクラスメイトの栞を
密かに狙っており、嫁にしようとしている。
家族構成:祖父・祖母・父・母・姉・妹
生年月日:7月7日
血液型:O型


渡辺敦子
年齢:23歳
人気天気予報士のお姉さんだが、突風によりスカートが捲れ
パンツ全開で妖怪に凌辱されてしまうかわいそうな人。
誕生日:8月21日
血液型:A型


その他は随時紹介予定


Re: 妖魔と快楽の宴 ( No.28 )
日時: 2013/11/29 00:30
名前: 巫女さん大ー好き (ID: 2vxs4Cxc)

「けれど、とても嫌な胸騒ぎがする。」
詩織は、屋敷内から外の風景を見つめていた。
詩織が、このバイトを始めた時には警察沙汰になった事が何回があったがそれも全てお咎めなしとなっている。
だが、警察に圧力を掛けた事はなく法に触れるような事はした認識は全くないと思われがちだがそれにしても、不気味な状態であった。
そもそも、詩織が学校をサボリだすようになった原因も占いである。


その事件とは、半年前に起きた幼児行方不明事件であった。
行方不明になったのは、この屋敷の裏側にあるマンションに住んでいる夫婦の7歳の娘であった。
娘が行方不明になったのは朝の9時頃で、母親が洗濯物をベランダに干していた処と7歳の長女が突如家から居なくなったのだ。
母親は、娘を探したが2時間経っても見つける事は出来なかった。
夫婦は、誘拐されたと思い急いで警察に通報したが昼を過ぎても娘を発見することは出来ずにいた。
そこで、詩織が水晶占いで娘の居場所を占い母親に告げ、母親がその場所へ行ったところベンチに座って泣いていたところを無事に保護されたのだが、この助言で誘拐容疑が掛けられ署に連行されたのである。
それ以降、詩織の占いで妻や夫の不倫や浮気などが次々と明るみに出てしまいいずれ、これらのことが学校に知れ渡ったのだ。
それ以来、詩織のクラスメイト達が魔女と思い始めたのだ。
その噂は、次第に学校中に広まって行った。

Re: 妖魔と快楽の宴 ( No.29 )
日時: 2013/11/30 23:54
名前: 巫女さん大ー好き (ID: 8zzGCz7V)

それ以来、詩織は不登校が続いた。
「占ってもらいますか?」
1人の女性が詩織に問いかけた。
詩織は、声に反応しては顔を上げた。
「さ、沙綾・・。」
詩織に声を掛けたのは、沙綾こと美月沙綾であった。
美月沙綾は、詩織のクラスメイトであり親友であった。
「どうして、沙綾がここに?」
詩織は、沙綾に訊ねた。
「この辺んで、占いを営業してるのはここだけだし詩織の占いの能力から計算すると、ここしかないと思って来てみたら正解だったわ。」
沙綾が詩織の問いかけに答えた。
「ねえ、学校へはもう行かないの?」
沙綾は、詩織に訊ねたが。
「あそこは、つまらない。」
とだけ、詩織は答えた。


「あ、あのう・・この周辺で電話はありませんか?」
1人の女性が、詩織に訊ねてきた。
携帯電話が流行している現在、公衆電話が設置されている場所はごく限られており、町ではほとんど公衆電話の姿は見つけられない。
女性は、辺りをビクビクとしながら見渡していた。
「男性に追いかけられていますね。」
水晶を見つめながら、詩織が呟き更に
「あなたを追いかけているのは、以前貴方が御付き合いしていた彼氏で
交際が終わった今でも、貴方の事を思い続けている。」
水晶を見つめながら詩織は女性に伝えた。
「ふっ、ようやく見つけたぜ。」
1人の男性が、声をだした。
「い、いや・・・。」
呟いた女性は、詩織が居る占いの館の中へと入って行った。
「おやおや、有名な占い師結城詩織さんではないですか・・。」
男が詩織の顔を見つめながら呟いた。


Re: 妖魔と快楽の宴 ( No.30 )
日時: 2013/12/01 22:36
名前: 巫女さん大ー好き (ID: rHtcSzQu)

「さて、そちらの男性には女性とは合わないことを勧めます。」
詩織は、男性を見つめながら呟いた。
「んだとぉっ! このえせ占い師がぁ。」
切れた男性は、自慢?な足でテーブルを蹴り飛ばした。
「この、アマァっもう一度言ってみろよ。」
詩織を威嚇しながら男性は怒鳴りつけたが
「随分と乱暴な事をするのですね。」
呟いては、ひっくり返っ椅子とたテーブルを起こしては転がった水晶を拾い上げてはテーブルに戻した。
女性は、詩織に気を取られている男の隙を見て逃げ出す機会を伺った。
「とにかく、貴方がここにいる意味はありません。」
水晶を見つめながら詩織は呟いた。
「ようし、良いだろう・・あの女は諦めてやろう、だがその代わりに、てめえがこの俺と付き合えよ。」
男は、詩織に怒鳴りつけたが
「残念ですが、貴方と付き合うのは私ではなく警察のお兄さんとこの
水晶が教えてくれています。」
とだけ、詩織は答えた。
「うっせぇ! さっさと、俺と付き合えよ!」
男は、詩織に怒鳴りつけた。
「はあぁ・・・ 懲りない人ですね。」
ため息をついては詩織は、とある1枚のタロットカードを取り出してはなにやらぶつぶつと呟きだした。
「詩織?」
沙綾が、呟いた。
「お、おい・・な、なんだよ・・。」
詩織が呟くと、突然男の体が宙に浮いた。
「ちょっと、詩織・・・これは、マズイって。」
沙綾は、詩織を止めようとした。
「さあ、今のうちに逃げると良いですよ。」
詩織が、女性に呟くや女性はその場から走って去って行った。

女性の姿が完全に消えるや、男の体は降ろされた。
「てめぇ!」
呟いた男は、転がっている鉄パイプを拾い上げ詩織に襲いかかった。
「詩織、危ない」
沙綾は呟いたが
「大丈夫よ。」
と呟き、細い剣を鞘から抜くや身構えた。
「死ねや!」
男は、鉄パイプを詩織に振り下ろしたがあっさりと剣で受け止められては詩織の反撃を許した。
詩織は、素早い動きで剣を振りまわした。
「ば、バカな・・・」
次第に男は押され始め、何とか詩織の攻撃をかわしていった。
「悪いことは言わない、この場から直ぐに立ち去りなさい。」
男に向かって詩織は呟いた。



  

Re: 妖魔と快楽の宴 ( No.31 )
日時: 2013/12/02 23:36
名前: 巫女さん大ー好き (ID: hlGm2rkG)

詩織が持っているのは、1・5メートル大きさで、刀身は非常に細く簡単に折れてしまう細さなのだ。
「く、くそ・・、こんな小娘ごときに・・」
男は、鉄パイプを捨てるやサバイバルナイフを握りしめるや彼女を刺し殺そうと詩織にかって襲いかかってきた。
「し、詩織・・・。」
沙綾が叫んだ。
「獣牙襲来斬!」
詩織が叫ぶと、刀身から燃え盛るような炎が溢れ出した。
炎は、獣の姿を作り出しては男に向かって走るように飛んで行った。
「うっ、うわぁあああああっ。」
炎の獣は、逃げる男を追いかけて行った。
「結城詩織・・・結城琴音の双子の妹で占い師であり魔導師だけど剣の使い手として、注目されている。」
沙綾はポツリと呟いた。


占いの店での出来事は、後日ニュース番組で報道され詩織は銃刀法違反で警察署へ連行されていったが、即無罪放免となったのだが、どうして、詩織が無罪放免となったかは不明だが警察に通報したのは詩織にコテンコテンにされたナンパ男であることは明らかであるが無論、この男は女性に付きまとった事は警察には黙っていたが詩織の証言によって明らかにされストーカー禁止法で検挙された。
男は、逮捕・・詩織は無罪放免・・・男はともかく、何故詩織が無罪放免となったかは全くの不明であった。
姉である琴音が裏で動いたか、魔術結社が裏工作をした為なのかは一切不明なのだが、ある力が働いたのは明らかなのである。

Re: 妖魔と快楽の宴 ( No.32 )
日時: 2013/12/06 22:23
名前: 巫女さん大ー好き (ID: 5T4lUgOl)

男性ストーカーが行った事は違反だが、詩織の占い営業も違反である。
なぜなら、詩織の占いの店の小学校や図書館とか言った公共施設などが多数存在しており町の雰囲気が乱れてもおかしくない状況であることは、間違いはないのだが・・・・。


「それはそうと、沙綾は私なんかとかかわってていいの?」
詩織が沙綾に呟いた。
「それって、どういう事?」
キョトンとした顔で沙綾が呟いた。
「深月の巫女・・深月栞の監視よ。」
詩織が答えた。
「深月栞・・・。」
ポツリと沙綾が呟いた。
沙綾とマリエルは、所属組織の命を受け栞を監視するため詩織と同じ学校に通学をしているのだが詩織は隣町にある学校に通っているが今は理由があって学校をサボりがちである。
時刻は、午後2時半を過ぎこの後、詩織は客の来店を待ち続けたが誰も詩織の店を訪れる客はおらず詩織は閉店を決め後かたずけの準備に入った。


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