複雑・ファジー小説
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- 神様に殺されたのでコンテニューしてもいいですか?[週1、2更新]
- 日時: 2014/03/09 17:35
- 名前: 天崎 しょう (ID: .3h0YoDh)
はじめまして、天崎 しょう です。(後に天崎 きいろに変更しましたー)
なんとなく、なんとなく書いていくことにしましたので、よかったら読んでいってくださいませ。
荒らしはやめてくださいね?
コメントはとても嬉しいです、特に感想とか。
ま、今後ともよろしくお願いしまぁす!
- 勇者様!魔王が世界を救おうとしています!! ( No.14 )
- 日時: 2014/01/12 10:32
- 名前: 天崎 きいろ (ID: 4iYVuYuI)
「おい、何でこんなところで止まる?」
ルナは器用に放棄の上に立ち、俺に体を向ける。
「さっきいったでしょ?ピースはセルベルト城から地上に落とされるの。
だから、落下中に拾う方が拾える確率高いはずなのよ」
「なるほど!」
俺はルナの知略に驚きながらルナに小さな拍手を送る。
「ふっ!私は優秀な悪魔よ!このくらい当然よ!!」
「おお〜!」
俺さらに拍手の音をおおきくし、褒め称えた。そしてルナは誇らしげに胸を張りてを腰にあてる。
しかし、ルナは余計にも片足をあげ足を組むようにしたせいでバランスを崩し───落下した。
ルナが落下したことにより箒の制御は失われ、俺は箒とともに落下する。
「キヤァァァァッ!」
悲鳴は身近に聞こえ、非常にやかましかった。
「ちょ、お前、おちつ……」
「キヤァァァァッ!ギャァァァァ!!」
ルナ俺の声が聞こえないのか、叫び声はさらに大きくなり、俺の鼓膜を破る気なのかと疑うほどに声は大きくなっていった。
そして、現在位置から考えて、地上につくまで残り3分ぐらいにまなっていた。
下を見ると、森林が広がっている。
さて、どうするか……
俺は試行錯誤に一分。
俺は無事に着陸する方法を思いつき、その準備に一分。
そして、行動に出るのに───
「あ、あんた……何でそんなに、冷静なのよ」
地面に無事に着陸後、ルナは聞いてくる。
「お前が騒がしいだけだ、これが普通だ」
「箒を木にさしてぶら下がるのが普通?」
俺は空中でルナが操作していた箒を手に取り、とって側の先端を斜めにおり、尖らせ、そして木に刺したのだ。
「ああ、普通だ」
俺の即答にルナは目を丸くしながらも少し笑い、礼をいってくる。
「ありがと、でも、これで間に合わなくなったわね……」
ルナはそらに浮かぶ城……セルベルト城を見上げながら呟いた。
しかし、俺はその事についても対策はたててある。
「ルナ、その勝負には最後にピースをすべて揃えたものの勝利なんだよな?」
「え、ええ、そうよ?」
俺は頷きながら俺の考えた方法は行えるのだとわかり、俺は自信が湧いてくる。
「よし、ルナ、では今から俺の優勝のために力をかしてくれ」
ルナは一瞬戸惑ったが、すぐに何度も頷いた。
「ええ、協力するわ!なにをしたらいいの?」
その時、空から何かが、俺の頭の上に落ちてきた。
頭に落ちてきたものを手でつまみ、確かめ、そして言う。
「あんた……それ!」
「本当はルナにとってきてもらうつもりだったが……ルナ、とりあえずは隠れるか…!」
俺はピースを握りしめ、ルナの手を握り走りだした。
- 勇者様!魔王が世界を救おうとしています!! ( No.15 )
- 日時: 2014/02/19 21:32
- 名前: 天崎 きいろ (ID: BAzSRCiR)
「で、どうするのよ?」
ルナは歯をガチガチと鳴らせながら聞いてくる。
俺たちは今、あのピースを拾った場所から遠く離れたある洞窟の中にいる。
洞窟の中は回りの未知の鉱石により、とても明るかった。しかし、明るくはあるが、とても寒い、気温は3度から5度くらいだろうか。
「何が?」
ルナは一瞬は呆けた顔をしてから呆れたように手をあげた。
「決まってるじゃないの、どうやって他の参加者に勝つのよってことよ」
俺の今の戦力で真っ向から立ち向かったら一瞬で負けてしまうだろう。ならばどうやって勝のか。アンサーはこうだ。
「隠れる」
「そうね、隠れるのね……隠れる?」
ルナは俺に確認してくるので、俺はただうなずいた。
「あ、あんたね〜!それで勝てるとでもっ……!!」
「勝てる」
ルナが言い切る前に先に答え、そして俺は再度言う。
「必ず勝てる」
少しの間沈黙が流れたが、ルナは微笑みながら新たな質問を投げ掛けてきた。
「わかったわ……どうやって、どのようにして…とかは聞かないわ、でも、勝つために私にできることがあるなら言って?」
俺はすでにそのことに関しては考えてあるので、そのまま伝える。
「ルナ、ここ一体に誰も近寄らせないようにできないか?」
正直、それができないと勝つことはできない。俺は冷や汗をかきながらルナの返答をまった。
「できるわ、でも、そのためには結界を張る必要があるの。で、その結界を張っている間は一ミリも動けないのよ……」
俺は一先ず安堵し、そしてそのためのリスクについて対処法を考える。すなわち、『動けない』ことにより発生するリスクのことだ。
「例えば、張り終える前に襲撃にあっても私は動けないし、かりに張り終わったとしても私のような……参加者を補助する役目を持つ者が解除魔法を使ってくるかもしれない……」
襲撃にあったら絶体絶命、決壊破壊を行ってくるものが現れたら勝つことはできない……ってことか。
俺その大きすぎるリスクについて思案する。そして、数秒後に……決断する。
「張ってくれ」
「決断はや!もう少しよく考えようよ!」
「やだ、だるい、それにそれしか方法はない」
俺達の目標は優勝することだ。それは参加者すべてを倒すことを意味する。
「ま、まぁ、わかったわ」
ルナは頷き、結界を張るための準備にとりかかるようだった。
よし、これでうまくいけば勝てる……!
そこで俺はふと思い付いたことを口にする。……まぁ、今となっては言わなければ良かったと思うのだが。
「それに、敵の襲撃にあったとしてもルナを置き去りにして逃げればいいしさ、問題ない!」
言い終わって五秒後、俺の頭には大きなタンコブが一つできたのであった。
- 神様に殺されたのでコンテニューしてもいいですか? ( No.16 )
- 日時: 2014/03/09 17:24
- 名前: 天崎 きいろ (ID: .3h0YoDh)
俺はその後徹底的にある作業に徹したが、奇跡的に奇襲的なものはなく、無事準備は完了した。
「ルナ、もういいぞ」
「……ふぅ」
緊張の糸が切れたのか、一度ため息をついたあとその場で崩れ落ちた。ちなみに、結界を張るためには長ったらしい呪文の詠唱をしなければ出来ないらしい。
ま、それはどこの世界にいっても同じなのかもしれんな……
比較対象としては俺だ。
俺は式神を呼び出す時にはルナのような詠唱を必要とする。そのかわりに、呼び出した式神の強さは半端じゃない。
ま、その式神は今は呼び出せないですけどねー……
俺は心のなかで涙を流しながらもルナに礼を言うために近づく。
その時、何処からか、とても大きく爆発音、数秒後
大きな揺れが襲ってきた。
「んっな!なんだ!!」
俺は立つのに精一杯で、ルナに対しての対処が遅れた。
その事により生じる問題がある、それは───
───ルナのお決まりのテンパりだ。
「いゃぁぁぁぁぁっ!!!」
発狂、混乱、悲鳴、数々の俺を不安にさせると要素をルナはだしていた。
俺は即座にルナの手をとり、落ち着かせるべく、声をかける。
「ルナ!大丈夫だ!この俺が守ってやる!だから、落ち着け!!」
まだ揺れは続いてるものの、俺の声が届いたのか、ルナは顔を赤らめながら何度もうなずき、静かになる。
そして数分後、揺れはとまり静寂がその場を支配した。
……なにが、なにが、起こったんだ……?
何故か起きた大きな爆音、地面の揺れ。
俺は不安をの渦に心を埋めていくだった───。
同時刻、ある男は目の前にある大きな『穴』を見つめ、ため息をつきながら呟いていた。
「ふぅ……だりぃ……あと何人だよ……だりぃなぁおい」
そして、男は目の前にある穴をもう一度見つめ直し、その場をさったのだった。
- 神様に殺されたのでコンテニューしてもいいですか? ( No.17 )
- 日時: 2014/03/10 15:08
- 名前: 天崎 きいろ (ID: 1J.qP8PW)
ある男───シュナイゲルト=ヘーゲルは途方もない時間を費やして『ある魔法』を習得し、『ある願い』を叶えるべく、ここにいる。
そして、現在、数千といる怪物……いや、参加者を目の前にしてあくびをしているのだった。
「あ?おいこら!なに余裕ぶっこいてんだよ!!」
参加者の群れの先頭にいる三つ目の巨人が俺に文句を言ってくる。全身緑色に染めていたが今は興奮してなのか、全身赤色だ。
手に持っている太いノコギリのようなものはカタカタと震えており、ただ単に持ち主のてが震えているのか、はたまた、ノコギリ自らが震えているのか……まぁ、どっちでもいいことだ。
そう結論づけ、先ほどの問いに答えるべく思いを伝えようとしたが───
……余裕なんだから仕方がねぇだろ……
───思いは口にせず、おもむろに手を前にだし───指をならした。
爆発音、数秒後、大きな揺れ……目の前には先ほど文句をいってきた三つ目の化け物はおろか、数千といた参加者すべてが消えていた。いや、飲み込まれた……と言うべきか。
「ふぅ……あと何人だよ……こっちは時間も惜しいのによぉ……」
めんどくさそうに頭をかきながらもその目には熱い闘志が灯っていた。
そして小さく、誰にも、自分にすら聞こえないような声で───呟く。
「待ってろよ……リリア……」
- 神様に殺されたのでコンテニューしてもいいですか? ( No.18 )
- 日時: 2014/03/29 10:49
- 名前: 天崎 きいろ (ID: pu5d215c)
二度目の爆発音、そして地震がきた頃には俺の中では何故こんなものがくるのかの答えがだされていた。
「ルナ、そろそろお目当ての敵が来る可能性がある、隠れるぞ」
ルナは軽く頷き背後の草影に隠れた。
当の俺はと言うと堂々と仁王立ちをして待ち構える。
ルナが隠れたのか確認するために振り向くと心配そうにこちらを見ていた。
大丈夫だっての……!
俺は目線でその事を伝えるとルナは軽く微笑み草木に体を埋めていった。
さて……どんなやつが来るのやら!
心拍数を上限を知らないのか、どんとん上がっていった。
目の前の森林に影が一つ浮かび上がる。
影はゆっくりとだが、しっかりと俺に近づいてくる。
そしてあと一歩で森林を抜ける距離にまで到達し、そして────
幼い少女が姿を現し、俺を見て謎の一言を言って────
「お兄ちゃん」
倒れた