複雑・ファジー小説
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- なつみかん〜時空を越え今君に会いに行く〜
- 日時: 2014/05/07 20:59
- 名前: 4on (ID: r5VGwxxq)
この小説は男主です。
そして、この小説を置く所がここでいいのかも不明です・・・
コメディ・ライトほど明るくないし、シリアス・ダークほど暗くもないし・・・
とゆうことでここに置かさせて頂くことにしました
そんなあやふやな作品も読んでやる!という方は
どうぞ↓
- Re: なつみかん〜時空を越え今君に会いに行く〜 ( No.1 )
- 日時: 2014/05/09 16:31
- 名前: 4on (ID: r5VGwxxq)
登場人物
龍雲一茶 【たつも いっさ】
主人公。男。平成の人間。家が剣術の道場で、桜花一嵐流【おうかいちらんりゅう】の後継者。日本刀「桜」を持つ
面倒くさい事が嫌い。基本的に何でもできちゃう
ダークブラウンの髪色で黒目のイケメン君。音楽を聴くのが好きで、首のところにいつもイヤホンを掛けている。身長は174ぐらいで17歳
日向菜槻 【ひゅうが なつき】
一茶の親友。男。平成の人間。一茶と同じく家が剣術の道場で雪音静白流【せつねせいはくりゅう】の後継者。日本刀「白雪」を持つ
何でもかんでも頭を突っ込んでしまう。心配性
茶髪茶色い目のこれまたイケメン君。大食いで笑うと八重歯が見える
身長は175ぐらいで17歳。
若松雅 【わかまつ みやび】
女。戦国時代の人間。若松家のお姫様。日本刀「桜」「白雪」の本物の鞘を持つ。
好奇心旺盛。怖がりだけど、怖がっている姿を誰にも見せない。
基本、一人で抱え込んでしまう
黒髪のロングへヤーで黒目の美少女。若松家のトップ(理由は秘密)
身長は162ぐらいで16歳
烏丸零 【からすま れい】
女。戦国時代の人間。雅の御付き&護衛。クノイチ
感情をあまりださない。無表情。無関心。無反応だが心はとても優しい
そのためいつも雅を気に掛けている
黒髪のショートヘヤーで蒼目。蒼目のせいで小さい頃いじめられていた
身長は164くらいで16歳
________________
増えるかもです・・・!
- Re: なつみかん〜時空を越え今君に会いに行く〜 ( No.2 )
- 日時: 2014/05/08 17:14
- 名前: 4on (ID: r5VGwxxq)
プロローグ
二人の青年がいた。
一人の女がいた。
二人の青年の手には二匹の龍が
一人の女の手には龍を収める器が
三人の後ろには闇が、前方には小さな光が
かけがえの無いものを守るには、かけがえの無いものを手放さなければいけない
三人は手を取り走り出す小さな光へ向かって
己を信じ、仲間を信じて。
その選択が、孫を苦しめる結果になってしまっても
- Re: なつみかん〜時空を越え今君に会いに行く〜 ( No.3 )
- 日時: 2014/05/08 17:33
- 名前: 4on (ID: r5VGwxxq)
その日は、この夏で最高気温の日だった
委員会の仕事で帰りが遅くなってしまった、あたりを真っ赤に染める太陽が西の空に沈もうとしている
なんとなくいつもと違う道で帰ってみることにした。
この道はこの前菜槻が自慢げに案内してきた道だ
学校近くの公園の中を行くその道は街灯もなく日が沈むと真っ暗だが
昨日の雨で少しぬかるんだ土の上を歩くのは
嫌いじゃなかった
ふと視線を横へ向けた
あれ、なつみかんの木なんてあったっけ
そこには一本だけポツンとなつみかんの木が立っていた
少し気になり近くへよってみた
樹の下の方に大きな穴が開いている。
うわ、これ結構樹齢いってるな・・・
なんて思いながらなんとなく穴の中を覗いてみた
「!?」
そこにはこんな場所にあるはずの無い、菜槻の刀「白雪」があった
なんでこんなところに・・・
とりあえず、持って行こうと思い、穴の中へ手も伸ばした
すると・・・・
ズルッ
「は?」
昨日の雨で、俺の足場もぬかるんでいたんだろう。
滑って穴の中へ突っ込んでしまった。しかしその際白雪はきっちり掴んだ
「いってー・・・」
にしても、頭に樹の感触が無い。そんなにも広い穴だったのだろうか
そう思い目を開けると・・・
「な、んだよ・・・これ」
そこは真っ暗な穴の中ではなく、とても明るくカラフルな
花畑だった
- Re: なつみかん〜時空を越え今君に会いに行く〜 ( No.4 )
- 日時: 2014/11/13 21:11
- 名前: 4on (ID: 69bof7Lk)
「どこだよ。ここ」
面倒くさい事になったな・・・と何故か冷静に考える事ができた。
多分それはうちの流派の理念のお陰だと思うけど。
「冷静沈着」
冷静に周りを良く見て相手の急所を適確につく
これが桜花一嵐流の理念だ
とりあえず、散策するか・・・
ふと足元をみると俺の周りだけ花が無い事に気がついた。
「ん?」
土に何かが埋まっているようだ。
広げてみるとそこには
【君ヲ想ウ】
「・・・・・」
なんだこれ
「そこのもの!何奴か!」
遠くから着物を着た奴が何人か走ってきた。
少し驚いて手にしていた紙を無意識に制服のポケットに突っ込んでいた
ってか着物って・・・
まじでここどこなんだよ。
とりあえずここを離れようと走りだすと
ヒュッと空気をさく音がした
なんだと思い目をやるとそこには矢が刺さっていた
それと同時に頬にちりっとした痛みが。
そこに触れた手を見ると赤い液体がついていた
「まじかよ」
こんなわけの分からないところで死ぬとか嫌すぎる
「一茶!伏せろっ」
声のしたほうを見ると、何故か俺の愛刀を片手に持っている
友人の菜規がこちらに向かって走ってきていた
「菜t((ドンッ」
菜規にタックルされたと思ったら菜規の体すれすれに矢が通っていった
ドサッ
二人して花の上に倒れこんだ
メルヘンな感じがするが相手がこいつじゃ何とも思わない
「いってぇ〜じゃねぇや!一茶こっちだ!」
着いて来いっといった菜規の後ろを走っていく
何でここにいるんだとか、手に持ってるの俺の愛刀じゃないのかとか
聞きたいことはたくさんあったが今はそれどころではない
着物着た奴等に捕まったらやばいということはバカなこいつでもわかって
るようだ。
しばらく走って菜規が止まった。どうやら撒けたようだ
「うし。撒けたな。大丈夫だったか?一茶」
「あぁ。さんきゅな。さっきから気になってたんだがそれ、俺の桜だよな?それとなんでここにいる?」
桜とは俺の愛刀だ。日本刀で代々受け継がれているもの
家に置いてあったはずなんだが・・・
「あぁ・・・何か置いてあったんだよ。なつみかんの穴に・・・何でここにいるのかは・・・分かんねぇなー。穴に落ちたと思ったらここに居た。お前も何でここにいんだよ?てかそれ俺の白雪だろ?」
なつみかんの穴って俺と同じじゃねぇか。こいつもあそこからきたのか?
「俺もお前と同じだ。穴に落ちたらここにいたんだ。ほらよ」
白雪を菜規に返す。同時に桜も俺の元に帰ってきた
「サンキュー!あ〜本当ビビッたぜ。いきなり訳分かんないところきて、散策してみようと思って色々見てたら何かお前襲われてるし。」
「俺も分けわかんねぇよ。何で桜がなつみかんの穴ん中にあったのかとか、ここは何処なのかとか。」
「俺そんなトコに白雪もって行った覚えないんだけどなー。」
「ま、ここにいてもどーにもなんねぇし、帰る方法探そうぜ。」
「だな」
そんなにほいほい見つかるもんじゃぁなさそうだけどな。
・・・・最悪野宿か?
帰る方法探す前に、止まるとこ探したほうが良さそうだな・・・
そんなを考えていると
ピクッ
「誰だ」
誰かの気配を感じた
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