複雑・ファジー小説

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Blood-Road-Dream-Ray
日時: 2014/05/25 18:14
名前: 白玉団子 (ID: gOBbXtG8)

 その道は、何かがおかしかった。
 道そのものは七色の光で彩られいて、白い線と黒い線が、途中の二手に分かれた道でそれぞれに分かれて続いている。
 周囲は宇宙空間。後ろを振り返れば、今まで辿ってきた道は血に染まって消えている。

 こんな空間にある道に立っている。そんな夢を、最近よく見るのだ。

Re: Blood-Road-Dream-Ray ( No.1 )
日時: 2014/05/30 17:49
名前: 白玉団子 (ID: gOBbXtG8)

 始まりは確か、小学4年生の頃だった。
 とある冬の日の事だ。俺は吹雪の音で魘されて、なかなか眠れなかった日が1日だけあったのだ。
 一応その日、何とかして寝付くことが出来たのだが——見た夢が例の"アレ"であった。
 血塗られて消えた道を背中に、七色に光る道の上を白と黒の線が、決して混ざり合うことなく続いている道に立つ夢だ。

 当時の吹雪とは恐らく無関係なのだろうが、その夢を見た日以来、俺は何かがおかしいと感じ始めた。

 まず、身の回りで起こる出来事とそれに対する自分の気持ちだ。
 しかもそれは、夢の中で白い線か黒い線かが示す道へ進むとき、その際の選択によって変わってくる。

 白い線に従って分かれ道を行けば、翌日自分に運が味方する。
 黒い線に従って分かれ道を行けば、翌日自分が恨んだ誰かに大して災いが降りかかる。
 白い線も黒い線も示さない道を行けば、何の変哲も無い普通な1日を過ごすことができる。

 一体、この夢と現実世界でどう繋がっているのだろうか。
 単なる偶然か、或いは————


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