複雑・ファジー小説

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わかりあうための闘い
日時: 2014/09/21 04:50
名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode=view&no=8269

超能力者が賞金10億円を手に入れるために闘うバトル小説です!感想ほしいです!

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Re: わかりあうための闘い【奇跡の復活!】 ( No.194 )
日時: 2014/09/20 05:21
名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)

ハニーsid

そんな、わたしが触ったのがまさかあの…

「そうぜよ。お前さんはウ○コを触ったんだぜよ」

彼の発言でわたしは地獄の底まで叩き落とされたような絶望を味わった。

「ヒュヒュヒュ。これでお前さんの精神に大ダメージを負わせることができたぜよ。それじゃあ試合開始といくぜよ!」

彼はわたしに突進しラリアートを放ってくる。

それをガードもせずに受けたため、ロープに飛ばされ、反動で返ってきたところに飛びつき腕ひしぎ十字固めをかけられかける。

でも、わたしはスーパーヒーローなんだもん!

汚いものを触ったぐらいで落ち込んじゃいけないんだもんっ。

両手をクラッチさせてなんとかかけられないようにふんばると、敵は腕ひしぎをかけるのを諦めて立ちあがり、今度はセントーンをお見舞いする。

けれど吹っ切れたわたしは、それをマットを転がりそれを回避して彼にドロップキックを放つ。

「ヒュゴッ!」

彼はうめき声をあげて後退する。

その隙を逃さず背後に回ろうとしたその刹那、虚空からトイレットペーパーが出現し、体に巻き付き自由を奪う。

「ヒュヒュヒュ〜ッ!これが我が魔のトイレットペーパーの威力だ〜ッ!」

「えいっ」

わたしが少し力を加えると、トイレットペーパーは簡単に引きちぎる事ができた。

「…こうなれば奥の手ぜよ…!」

彼は目をクワッと開き、指で床をつつくと、リングの中央に大きな渦潮が出現した。

「これが私の能力、ウスサマパワーぜよ。トイレの神様の異名は伊達じゃないぜよ!」

彼はわたしを渦潮の中に巻き込もうとする。

けれどわたしはそれよりも早く自分から渦潮の中に入る。

ふええ…塩辛いよう。でも、これが反撃のチャンスになるんだっ!

「必殺サンダーレィイン!」

掌から雷を発射すると、それが渦潮に伝わり巨大な黄色い渦潮が完成した。

よし、今だ!

「いっけぇ!」

指示を出すと大量の電気を帯びた渦潮は彼を巻き込み、消えてしまった。

彼は黒焦げになってきりもみ回転をしながら落下し、そのまま気絶してしまった。

「水は電気を通しやすい。残念でした♪」

彼に楽々勝利したわたしは、リングを降りて兄さんの試合を見守ることにした。

Re: わかりあうための闘い【奇跡の復活!】 ( No.195 )
日時: 2014/09/20 07:15
名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)

完璧美食家メンバー紹介
名前 トミー=ブレット
性別 男
年齢 22歳
容姿 ピエロのように白塗りの顔に派手な装束を身につけている。
性格 慇懃無礼の変態
国籍 フランス
能力 ブラックカード
虚空から黒いカードを出現させて敵の攻撃を吸収無効化してしまう。
武器 カード
参考 カイザーの義兄弟の次男にあたる存在で、クレープ=シュクレの正体。
実力は確かなものだがドスケベ、サディスト、変態という性格があだとなり、スターレスリングジムを破門されて以来スターと義兄弟たちを怨んでいた。ちなみに彼は他の2人と違い人間である。

大形愛(おおがたあい)
性別 男
年齢 14(人間換算年齢)
性格 フェミニストで女の子が大好き
容姿 金髪碧眼のいかにも北欧系と言った顔立ち
国籍 日本
能力 キューピット
特殊な矢を放つことで当たった人を両思いにさせることができる
武器 弓
参考 「愛染」の異名を持つ、元スターレスリングジムのメンバーのひとり。
歳は離れているが不動とは親友同士。世界中の恋をかなえるために世界中を放浪していたが、何者かに洗脳された様子。弓がないと非常に弱い。

Re: わかりあうための闘い【奇跡の復活!】 ( No.196 )
日時: 2014/09/20 07:20
名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)

完璧美食家メンバー紹介

名前 怒雷氷(ドライアイス)
性別 男
年齢 75歳
容姿 227センチの脅威の長身と骸骨のように痩せた無表情の顔、骨ばった細い手足に黒いローブ、茨の冠が特徴
性格 冷静沈着にして冷酷無慈悲な策士。
国籍 ギリシャ
能力 不明(恐らく光線系だと思われる)
武器 なし
参考 井吹宗一郎の最大のライバルにして彼を唯一恐れさせた男。その容姿のおどろおどろしさはあの星野も恐怖するほど。プロレス生活50年の経験豊富なベテランで、卓越した身長と一撃必殺技で数多の敵をマットに沈めてきた。35年前は不動とも互角の勝負をやってのけた超強豪。しかしながら年齢による衰えは隠しきれず、巨体のため心肺機能が追い付かず20分しか闘えないと言う弱点を持っている。仮に星野とメープルが2対1ではなく1対1で闘った場合、彼らには勝目はなかった。

Re: わかりあうための闘い【奇跡の復活!】 ( No.197 )
日時: 2014/09/20 19:27
名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)

フレンチsid

雲一つない青い空、眩しい日差しが僕の立っているリングを、温かく照らします。
プロレスで使うリングは、それほど大きいものではなく、意外なほど小さいのですが、僕たちが闘いに使用しているリングは、通常より倍の大きさを指定しています。そうすることで、下から観戦している観客のみなさんやパノラマビジョンにより大きな迫力で映り盛り上がるからです。僕の美学は完璧なる美しさで完璧に相手をしとめ、観客を魅了し、自分がヒーローになること。そして僕の持つ天才的な力を全世界に誇示する事。それが僕の今回の闘いの目的なのです。それに怨み重なるスターさんを葬り去る事ができれば、名実共に世界一のレスラーになるばかりではなく、スターレスリングジムも崩壊し、立派な復讐を果たすことができる。まさに一石二鳥の作戦と言えるでしょう。そしてついに、スターさんは重い腰を上げて僕の待っている第11ステップリングに姿を現しました。恰好はもちろんいつもの茶色の豪華な三つ揃えのスーツで、彼の派手好きが嫌というほどよくわかります。
彼は僕ににこやかな笑みを浮かべますと、華麗にロープを飛び越えて、千両役者さながらのリングインを披露しました。
そしてロープの反動具合を引き伸ばす事で確かめた後、ゆっくりとした足取りで僕に近づきウィンクをして、その白手袋をはめた右手を差し向けました。
「フレンチくん、今日はいい試合にしようじゃないか。反則自由、時間無制限。反則しか能のないきみたちチームにとって、実に都合のいい試合方法だね」
どうやらいつもの皮肉めいたフレンドリーな言い回しも健在のようです。4年もたって、風の噂によると、彼はこの4年間スターレスリングジムの誰も肉体の鍛錬をしているのを見たことがないと言いますが、果たして彼はどれぐらい衰えているのでしょうか。
「…服は脱がないんですか?」
「服を脱ぐ?ハハハハハ…私はきみにハンディを与えているのだよ。きみこそ服を脱いで、その色白で華奢で美しい半裸を見せたらどうだね?」
僕はその言葉にカチンと来ましたので、いつまでもバカみたいに差し出している彼の手を振り払い、キッと睨みつけて自軍のコーナーに行きました。
「おやおや、師匠の手を振り払うとは、これは酷い冗談だね。ハハハハハ…!」
「うるさい!あんたの言葉なんて聞きたくないんですよ。もう黙ってくださいよ!」
吐き捨てるように言ったその直後、試合開始のゴングが鳴り響きました。

Re: わかりあうための闘い【奇跡の復活!】 ( No.198 )
日時: 2014/09/20 19:28
名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)

スターsid

南国の美しく青い海を思わせる碧眼、真夏の太陽のようにさんさんと光り輝く温かい太陽のように輝くつややかで黄金色に光り波打つ金髪、まるで真冬の一面白銀色に覆われた世界の思わせるほど繊細な美しさを放ち、透き通るように白い肌、桜のように優しくも儚いピンクの唇、人形のように細くしなやかなバランスの取れた体格。全てが変わっていない…いや、彼に会っていない数年の間に美しさに更に磨きがかかっていた。
けれど、唯一変化したところがある。それは、彼の心だ。今の彼の心の中には、想像するだけで嫌気が指しそうなほどドス黒く、南極の氷のように冷たいものが流れている。
それは彼の碧眼の奥、青い光彩の中心部分の黒い部分を通してありありとみることができた。
前までは私が握手をしてもらおうと手を差し出すと、にこやかに笑ってそれに応じていたのに、今回は冷たく睨んで手を振り払った。
何が一体彼をそこまで変貌させたのだろうか。
まだ彼の言葉の全てを繋ぎまとめても、それを説明するには、あまりにも物足りない。
だが、この試合で彼と拳と拳で語り合えばきっと何か、彼をここまで—まるで別人と思えるほどに—変貌させてしまった元凶が見えてくるはずだ。
そう確信した私は、試合開始のゴングと共に、彼にイノシシのように猛スピードで接近し、拳を振りあげ、殴りかかった。
けれど彼は、素早く拳に反応して固めていた手を開き、まるで水が川に流れるかのように静かながらも美しさと速度を持って、私の拳を掌で受け止めていた。
この一連の動きに私は妙な胸騒ぎを覚えたので、試しに蹴りを彼の太腿に放ってみる。
すると彼はゆらりと足を残像が見えるほど早く、けれど先ほどと同じように優雅な動きで上にあげ、蹴りを脛でカットした。
「まさか…この動きは、清水くんに伝授したはずの清流拳では…!」
清流拳。それはスター流奥義のひとつで池のように静かに美しくしなやか、かつ必要最小限の動きで敵の攻撃を受け流す護身用に編み出した拳法…私がこれを伝授したのは確かに清水瑞貴くんだけだったはずだ。
それなのに、どうして彼が使用しているんだ?
彼は驚きを隠せない私を見て、美しくも自嘲的な笑みで、
「お忘れでしたか、スターさん。僕があなたにこの奥義を伝授されておたってこと」
そうだ。それをすっかり忘れていた。私は清水くんにこの奥義を伝授する以前に彼に伝授していたと言うことを。
彼は言葉を続けた。
「さらに言えば、清流拳だけじゃありません。僕はあなたの開発したスター流奥義が全て使いこなすことができます。あの時、僕に全部惜しみなく与えたのが致命的なミスになりましたね。僕の勝利する確率は—」
彼がいつもの口癖を言うよりも早く、私が挟む。
「ゼロだ。きみが私に勝利する確率は0%。きみは100%私に敗北する!」


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