複雑・ファジー小説

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妖朱葬
日時: 2016/03/28 15:17
名前: 十鴉 (ID: l1OKFeFD)

今晩わ、十鴉です。皆さん宜しくお願いします!

妖朱葬ようしゅそう」をちまちまと書く予定です

狂い、恋愛、シリアス、グロ、暴力、裏切り..日常、タイムスリップ系妖物等になるかと思います

因みに..スレ主グロ、シリアス、暴力少し苦手です、人様の小説のグロい表現を読んだだけで夢見が少し悪くなります←
なので、多分そこまで暗い内容ではないし頭が弱いので表現力壊滅的です、それはもう壊滅的です(重要なので2回言った←)

この小説擬きはスレ主の思い付きと一部の思考が入ってます、苦手な人はUターンを

生暖かい目で読んで頂ければ幸いです。

Re: 妖朱葬 ( No.8 )
日時: 2015/05/28 00:09
名前: 十鴉 (ID: 8AM/ywGU)

【参照100記念ショートストーリー】

001 「猫と彼」女性店員視点

 からんからんと扉に付けていた一風変わった音色の鐘が鳴り
がららっともう一つの引き戸を開ける音がして、私は反射的に扉の方を見て

「いらっしゃいませ、夏目さま。ようこそ、猫遊楽へ......本日のお時間はどうなさいますか?」
 
 営業スマイルで私はご来店した客、最近よく来られる黒髪に金色の瞳、例えるとしたら黒猫、黒猫を思い浮かぶ青年、夏目はよく猫に懐かれている

——私が働いているのは猫遊楽、猫遊楽ネコユウラクと云う名の猫カフェ

「嗚呼......その、30分でいや、1時間ほしいそうなので1時間で、烏龍茶と金の皿を3袋でお願いしても宜しいでしょうか?」

 みゃあみゃあと嬉しそうに彼の足元で鳴く猫たちに嬉しそうな困ったような複雑な顔で猫の方を見て言う夏目に分かりましたと業務とも呼べる言葉を述べて

 私は準備に取り掛かる、金の皿とは猫のおやつの中で1番高いもので、お客様が頼まない限りは開封せずに店に置いている数はたった6つしかない

 「......殆んど、夏目さまが買われているけど」

 金の皿の中身を3枚の皿に乗せた後、私は思わず、声に出し呟いてからお盆に乗せて烏龍茶は手に持って、彼の座っている席に向かう

「嗚呼......有り難うございます 金の皿の一つは此処に、もう二つは彼方とあのキャットタワーの真ん中辺りに置いて頂けませんか?」

 私が向かって来るのが分かったのかすっと見上げてふっと猫たちに笑うような柔らかな笑みを向けて

 申し訳なさそうな口調で言う、そんな言葉よりも猫たち以外に笑う、その表情にドキリと胸が高鳴った

 だって、クールな顔に似合っている笑みだったし、猫たちにしか眼中にないしと頬に赤が差して内心で言い訳を考えながらもこくりと深く頷いて言われた通りにする

 そうしないと口から良からぬ言葉が出てきそうだったからだ
それに夏目の周りには相変わらず猫たちが居てとても動ける事が出来そうになかったから尚更

「有り難うございますね、月城さん」

 そんな声が夏目から聞こえて、いえと小さく言うと治りそうもない赤く染まった顔を見られたくない私は裏方に回ったのだった

【終】 

Re: 妖朱葬 ( No.9 )
日時: 2015/05/27 21:35
名前: 狐 ◆4K2rIREHbE (ID: dfg2.pM/)

十鴉さん

こんにちは^^
私のこと覚えていて下さっているか分かりませんが、以前少しお話して頂いた狐です(*'▽')
雪魔ノ絆のほうは、修正中とのことで、今は読むとご迷惑になるかなと思いましたので、妖朱葬を拝読いたしました。
もしこちらでもご迷惑でしたら、コメント消しますので、仰ってくださいね!

まず題名の「妖朱葬」。一発で頭に残る秀逸な題名で、素晴らしいですねっ
そのネーミングセンス、とても羨ましいです(*´ω`*)
そして全体を通して思ったのですが、十鴉さんは言葉のチョイスがお上手で、文章がとても綺麗だなと。
ところどころふりがなも振ってあって、読者さんに対して配慮を忘れないところも、素敵だなと思いました!
いやはや、見習わねば……。

物語はまだ序盤ですが、設定自体がすごく好みなので、続き楽しみにしてますね(*´▽`*)
無理のない程度に、更新頑張ってください!

Re: 妖朱葬 ( No.10 )
日時: 2015/05/29 00:35
名前: 十鴉 (ID: 2CRfeSIt)

狐様

 こ.....今晩わ、狐様!
 勿論、憶えています!忘れるはずがありません、尊敬してやまない方なんですから!
 すみません、彼方の返信返せず仕舞いで....無礼者ですみません......本当に((

 い、いえ、そんな気遣いは無用ですよ!ただ俺のような文法正しく行っていない小説擬きを見てしまうと悪影響だと......皆様に申し訳ない小説擬きなだけであって、見るのも読むのも的を得ている罵り言葉も大丈夫です!!

 狐様が最初のお客様なんて、というより開いてくれただけでも嬉しい......読んで下さり有り難うございます!

 頭に残る題名と言われて安心しました、最近長いタイトルが流行っていると感じていましたのでもう題名から内容まで不安で一杯でしたが狐様の天の声で乗りきれそうです!                

 なんて、優しき言葉なんだろうか......あれ画面が掠れて見えない.....
言葉のチョイス、文章がき、綺麗なんて......俺なりに頑張った甲斐がありました、嬉しい言葉有り難うございます!

 フリガナはスレ主が頭がミジンコ並みに悪いので(ミジンコに失礼だが)スレ主が読者ならば読めないだろう所を付けているだけで....皆様はきっと読めるんでしょうね←

 狐様の小説はスレ主でも読みやすく飽きない作品ですがスレ主の拙い小説擬きでも力になれたのなら嬉しい限りです!

 はい!狐様の天の声で頑張れます!この嬉しさを涙を小説の糧にして執筆します!今より長く執筆しますね!
 この度は訪問、感想本当にありがとうございました!
 狐様の小説、何度も何十回でもいや、何千回でも読ませて頂きますね!狐様も無理せず頑張って下さい!

Re: 妖朱葬 ( No.11 )
日時: 2015/07/19 04:53
名前: 十鴉 ◆ggCIkYGmuA (ID: woIwgEBx)

【参照200記念ショートストーリー】

002「葬儀屋」補足 珱華視点

 妖朱葬儀屋、妖を葬る専門の葬儀屋
名の由来は黄昏時、茜色の夕焼けが来る時人以外の類いが狭間を越えて人の住む世界、所謂下界へと赴く

 茜色は朱色とも呼ばれていると伏見様が言っていた

「それと、珱華と俺、蒼真の名前の頭文字だ」

 伏見神社の裏にある墓地のとある墓の前で私と伏見神社の主である伏見様が墓参りをおこなっていた

 妖朱葬が創立されてまだ間もない頃、それまでは妖を消す事を生業とした陰陽師だった伏見様は自分が半妖であるためか或いは別の理由があるのかは分かりませんが

 自分の意思で決めたと云うように伏見様は以前より自分の意思で行動をするようになっていました

 それまでの伏見様は上の命によりただ従うのみの感情の無い操り人形のようでした

「夏目様は.......後から入られたので葬るのそうになっていますね、葬儀屋になる前にこの名を考えていたと私の勘では言っていますが」

 雲行きが怪しく今にも泣きそうな空の下で伏見様の顔を見て私は小首を傾げて思った事を率直に言う

「.....元々俺に着いてくる者は珱華、お前一人だけだ 俺にとって、お前の名を頭文字にするのは当然だ、あいつはよく分からねえからな」

 一通り墓参りを終えて、立ち上がると空を見上げて静かに過去を振り返るような表情で口にして、私の方を見ると

「それとお前の言う通り、俺は前から.....いや、.葬儀屋を作る前々から名を考えていた 名には意味がある、どんなものでも だから、仲間であるお前の名を最初に入れた」

 そう言って僅かに笑う伏見様は今は稀にしか見せない伏見様の顔立ちに似合う好青年の笑みを浮かべていたのを憶えています

「光栄です、伏見様 伏見様はそう言いますが、私は伏見様の御心みこころを感じた日以来伏見様についていくのが私の生だと........」

「....あの、伏見様?」

 最後まで言い終わる手前、私の頭上に伏見様の手が乗せられ
私は伏見様を見上げるような形で、どうかなさいました?と戸惑いからか上擦ったような声音で付けたして小首を傾げた

「.........此処に供養されている人は俺以外に名を呼んでくれる人が居なかった お前に似て俺に付き従う変わり者だった」

「俺は慕う者、着いてくる奴を守る 俺は目の前の奴だけで精一杯だからな、この世の中の者たちを思うことなんざ無理だからよ」

 私の頭に手を乗せたまま、そう困ったような気恥ずかしいような言い難い、表情を浮かべ苦笑し告げる伏見様は

「珱華、お前は少しばかり言葉が固い 丁寧なのは良いと思うがお前の言い方は重く感じるだが、嬉しくも感じている」 

「........俺以外に言う時があれば少し言い方を変えると伝わる、憶えておけ」
————一時保存


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