複雑・ファジー小説

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

Resistant of Destiny
日時: 2015/06/27 21:51
名前: 黒陽 (ID: ywSo4AsD)
参照: http://www.kakiko.info/bbs2a/index.cgi?mode=view&no=101

またまた新しいのを作ってしまうスタイル。
のんびり、まったりとやっていきますので、更新速度には期待をなさらないでください。
設定が、厨二臭さがやべぇですよ。
OK?
本当にOK?
マジ中のマジでOK?

それではどうぞ!!神の獣殺しと神の獣、そして神を守ろうとする者達が織り成すストーリー。始まるぜ?

キャラ募集始めました。詳しくは上のURLから

オリキャラ募集終了

Re: Resistant of Destiny ( No.45 )
日時: 2015/08/08 20:52
名前: 黒陽 (ID: ywSo4AsD)

遅れてすみませんでした。
夏休みの宿題を殲滅していたらこんなに遅く。全て終わらせたのでアクセル全快でいきますよーと!

Re: Resistant of Destiny ( No.46 )
日時: 2015/08/11 22:54
名前: 黒陽 (ID: ywSo4AsD)

今、私達が乗っている軍用車はわずかな街灯と月明かりに照らされている高速道路を進んでいる。
夜遅くのため零雨は幸せそうな顔をして朱璃の膝枕で寝てしまっている。そろを見て私もしてあげたいなんて思ってしまうのは間違っているのだろうか?
飲食店を離れたときから、志龍は運転をしながら時々サイドミラーを定期的に見ている。
その時、インターに差し掛かったときに不意に志龍に短く告げられた。

「つけられてる」
「!」

その一言に驚いてしまう。自分達がResistant of Distinyの者だからか。それでも尾行されるなんてことはこの車でも今までなかったはずだ。
つい、魔力探知をしてしまう。車に乗っているのは、二人。しかしそれだけならば良かった。
すると気づいてしまう。一般人では到達することのできない魔力の量、そして自分達とは全く逆の魔力の性質。

「奴等は恐らく神各と契約した者、守神者《ガーディアン》だろう。……スピードあげるぞ。…朱璃、悪いが零雨を起こしてくれ」

あの車に乗っているのは神獣達を統べる者、神格。その者との契約者の総称、守神者《ガーディアン》だろう志龍は言う。彼等から発せられる魔力の量と質が、性質は全く逆ながらも自分達と同じことを志龍は第六直感で察したのを私は分かった。
そもそも志龍はそこまで魔力操作ができず、法術の発動にも通常よりも多くの魔力を消費するために出来るのは自身の魔力を滅神器に纏わせるぐらいだと志龍から聞いた。その為に魔力を感覚で感じとる能力の方を徹底的に鍛えたらしい。
志龍は朱璃ちゃんに呼び掛け、零雨を起こした。
エンジン音を響かせながらインターを下りたときに奴等は仕掛けてきた。
ダァン!!とタックルされる車体。揺らめく車体を志龍は自身の持つ運転技術で持ち直すと悪態付きながらギアを上げ、アクセルを強く踏み込む。

「くっそが……!!もう仕掛けてきたか!!」

Re: Resistant of Destiny ( No.47 )
日時: 2015/09/02 22:20
名前: 黒陽 (ID: ywSo4AsD)

タックルでバランスが崩れた車体体制を持ち直すと、より強くアクセルを踏み込んだ。
軍車は信じられない速度まで加速すると、山道を逆送する。エンジンが吠え、爆音を響かせながらカーブをスピードを緩めずに曲がる。
ガードレールにぶつかりそうになるがそれを紙一重で回避する。この道を通る人がここで何が起こったのか考えない方が不自然なほどのタイヤ痕が濃く残る。
ストレートで一気にスピードを上げ、振り切ろうとするが、それは相手も同じ。ストレートで一気にスピードを上げて、志龍達が乗っている車にどんどん近づいてくる。

「こころ、グローブボックスの中に俺専用のチャカが入ってるはずだ。それ、俺に渡せ!!」

緊迫した状況だからなのか、何時もはどちらかというとのんびりとしているこころも直ぐにグローブボックスの中を探し、見つけた白銀の銃を彼に渡すと、志龍は銃を口で掴み取り、右肩から氷で腕を創造し、白銀の拳銃『アルギュロス』を握らせ、一気に引き金を引いた。
銃は高らかに咆哮を上げ、対象に向かって何度も何度も打ち出される13mm白式爆裂貫通鉄鋼弾がアスファルトを穿ち、爆発し、粉砕する。
300kmで互いに走行中の為銃弾は、一発がタイヤに当たっただけだが、速度メーターが振りきれる程にスピードを上げていた為に、タイヤがパンクし、ガードレールから、車体が宙へと放り出され、崖下へと落下していく。

「ふぅ……」

志龍はカーチェイスをしながら右肩にある氷の腕でアルギュロスを撃っていたためにこの危機が去ったと言うだけでため息をつく。
車内の各々が、緊張から解放されたことで延びをしたりしているが。
災厄はまだ終わらない。
車から後方10m、金色に輝く聖書のページが舞う。

武器紹介
アルギュロス(正式名 神滅拳銃白式アルギュロス)
全長 36cm
重量 17kg(弾丸装填時)
装弾数 13+1(特殊改造済)
専用弾 13mm白式爆裂貫通鉄鋼弾
弾殻 純アダマンタイト製オリハルコン加工弾殻
装薬 フェンリル法術薬筒NNA8
弾頭 アダマンタイト弾頭(術儀式済)

Re: Resistant of Destiny ( No.48 )
日時: 2015/09/10 21:20
名前: 黒陽 (ID: ywSo4AsD)

山道のカーブの向こう側、今までカーチェイスが行われていた場所から漏れる金色の光。
その光に気づいたこころと志龍が己の滅神器である、修羅の四面と孤独の竜を宇宙のような果てなき何処までも広がり続けると思わせるダークブルーの空間から取りだし装備する。
志龍は孤独の竜を居合の形で構え、こころは修羅の四面を周囲にふよふよと漂わせながら魔力を練り、何時でも法術の詠唱を始められるように準備をする。
その刹那
聖書のページが山道の壁に張り付く。ページの嵐は山道の壁を一切の隙間なく埋め尽くす。
その聖書のページが張り付いた瞬間に零雨は脱力感に襲われ膝をついてしまう。その脱力感は魔力を常に吸収されることで起こる魔力切れの症状。しかも1ページ、1ページが魔力を吸収するため1秒間に吸いとられる魔力の量は尋常ではない。
朱璃も魔力は吸収されて入るが、聖書のページが舞い始めた瞬間に己の滅神器を装備した事で、魔力の消費を押さえた。
魔力の吸収は、魔力の吸収を行っている法術師の魔力の性質の逆の性質を持つ武具、魔力を吸収が始まった瞬間、もしくはその前から宿わせておく必要がある。
神殺し——ゴッドスレイヤーが魔力の吸収を行っているならば守神者——ガーディアンの持つ武具、御神具を装備、もしくは魔力の展開。逆もまた然りである。

一旦切ります

Re: Resistant of Destiny ( No.49 )
日時: 2015/09/11 23:11
名前: 黒陽 (ID: ywSo4AsD)

孤独の竜を構えたまま、志龍は気を張り巡らせ索敵を行う。
が、それを行うまでもなく敵は前方から姿を表した。
一人は男性。志龍よりは小さめの身長だが限界まで鍛え上げられた肉体が羽織っているブラックコートの下からも分かるほど体格には不釣り合いな腕の隆起の仕方。黒い面を被っているため素顔はわからず御神具の視認はできない。
もう一人は女性。純白の軍服、腰の辺りからマントの様に膝まで布があり、下も純白のズボンタイプだ。金属製の防具は視認できないが、全身に魔力を張り巡らせ防壁のようなものを纏い、防御力は最強硬度を誇る金属アダマンタイトの1つ下、オリハルコンの鎧を装着しているような防御力を持つことが、志龍とこころには分かった。
手には一冊の聖書が持たれており、それが零雨を活動不能にさせたものだというのは明らかだ。
此方も白い面を被っているため、素顔は分からず仕舞いだが、魔力の質、量からして志龍と契約している神——ニーズヘッグと同等であることが分かり、孤独の竜を握る力が強くなる。
こころは朱璃に下がっているように指示すると、前に向き直る。

「我等は偉大なる十の神の依代。神罰を執行せし者なり。我等が使命は、貴様ら……我等が至高なる神に抗いせし者を一片の肉も絶滅すること……AMEN!!!!」

男性が叫ぶと、袖の中から大量の銃剣を取り出すと一気に志龍達の方へと投擲する。四方八方から襲いかかり、軌跡を描きながら殺到する。
志龍はコートの中から神滅拳銃白式アルギュロスを取り出すと、クイックドロウで銃剣を打ち落としていくが、それよりも先に弾丸が無くなった。
孤独の竜を抜き、銃剣を切り裂いていく。ギィン!ギィン!と金属がぶつかり合う音ががけたましく静寂の中にけたましく響く。
銃剣の嵐を捌ききると、仮面の男が志龍に迫り来ると、銃剣で頭蓋骨を貫かんと眼前に迫る。先程まで居た場所のアスファルトは捲れ上がっており、どれ程の速度で迫ったかが分かるだろう。
その一撃を受け流すと、斬劇の嵐が巻き起こる。
唐竹、袈裟斬り、逆袈裟、リーチ外に行けば、一度鞘に納めてから、高速で居合術を繰り出し、迫り、剣劇は続く。
アスファルトは紙のように切り裂かれ、木は風圧だけで切断され道路へ落下してくるがそれすらも相対する二人は意識をそこには割かない。
目の前の敵。
それだけに集中し、己の剣劇を繰り返す。
それは、嵐。死の嵐。常人がその場に立とうものなら秒間に10回以上死に至っているだろう。
無限に続くと思われた剣劇だが、面を被る者が銃剣を弾き飛ばされ、無防備になった隙を逃さず、胸を切り裂いた。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。