複雑・ファジー小説
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- 蒼穹のゼロ〜天空警察捜査第一課事件記録〜
- 日時: 2015/07/12 14:32
- 名前: みすず ◆5k4Bd86fvo (ID: 5PvEL/lW)
- 参照: http://www.kakiko.info/bbs2a/index.cgi?mode=view&no=89
また、作りました。性格上掛け持ちできないのに、また、作ってしまいました
こんにちは、みすずです
小学生の時に『天空裁判』というごっこ遊びをやっていました
それはまあ、馬鹿馬鹿しく『土下座させまくった罪』とか。は ? なので少し改編して警察verにして執筆したいと思います
*+*☆●Attention●☆*+*
・作者は学生なので学校の関係で無断休暇をとることがあります
・荒し、チェンメ、パクリは通報します
・作者は掛け持ちしているので更新しないときがあります
・キャラ崩壊、gdgd展開の可能性があります
蒼穹のゼロ記録
6月4日 本スレッド作成
Prologue >>1
File.1 自称天使ちゃんはハンドガンをぶっぱなす
>>2 >>4-5 >>6-7 >>8-9 >>10 >>11 >>12-13 >>16 >>17
- Re: 蒼穹のゼロ〜天空警察捜査第一課事件記録〜 ( No.18 )
- 日時: 2015/07/12 10:03
- 名前: みすず ◆5k4Bd86fvo (ID: 5PvEL/lW)
何時も蒼穹のゼロ御観覧いただき誠にありがとうございます
ここで、御存知の方も入れかもしれませんがお知らせです
ジュリアの一人称を
私→ジュリ
に変更しました。自分のことをあだ名で呼ぶのって萌えるかなーと思ったので
御迷惑をおかけします
- Re: 蒼穹のゼロ〜天空警察捜査第一課事件記録〜 ( No.19 )
- 日時: 2015/07/12 11:12
- 名前: 黒陽 (ID: dVb6qbTN)
あーもう!!希空最高ですよぉ!!
貧乳ヒロインって誰得ですか?俺得に決まっている!!
と叫びたい黒陽です。遅くなりました。サーセン
「天空裁判」に良く似たのをやりましたわ。保育園時代だったか、小学生時代だったかは微妙ですがね。ハハッ
というかここまでで希空に対する愛と謝ってしか言っていない。それでいいのか?
ちょくちょく見に来ますわ〜
- Re: 蒼穹のゼロ〜天空警察捜査第一課事件記録〜 ( No.20 )
- 日時: 2015/07/12 15:15
- 名前: みすず ◆5k4Bd86fvo (ID: 5PvEL/lW)
>>19 黒陽
皆さん、まない、ゲフンゲフン貧乳ヒロインって好きなんだ。意外
意外と皆さんやるもんだねぇ
私の学年小学校一クラスで男女共に仲が良くて、学区の皆と一緒に帰ってたときに自然と始まっていたような気がするw
では、また御待ちしておりますね
コメントありがとうございました
- Re: 蒼穹のゼロ〜天空警察捜査第一課事件記録〜 ( No.21 )
- 日時: 2015/07/20 21:59
- 名前: みすず ◆5k4Bd86fvo (ID: 5PvEL/lW)
>>17
ジュリアが感じ取ったのはシヴァと蒼太を中心に渦巻く強力な毒の能力のものだった。
シヴァは拷問のつもりか蒼太の体に手を入れ心臓を掴んでいる。掴んだ手からは毒が抽出され蒼太の血液に侵入し全身を巡っている。
ジュリアは言霊射主の引き金を右人差し指をセットしシヴァの足に銃口を向けると厳かな声で忠告する。
「シヴァ、貴方には喰人と違法密輸の罪がかかっています。大人しく投降しなさい」
「いっつもそれ言うよな。最早お決まりってやつ ? それで、今まで大人しく投降した阿呆がどこにいんのよ」
「貴方」
「吐かせ」
シヴァは呆れたように笑う。
その時、シヴァに押さえつけられていた蒼太が朧気な目をこちらに向けてくる。
毒が身体中に巡っているため顔色は蒼白だ。目は生気が無い。
必死に何かを話そうとしているようだが毒に犯されているのか掠れ掠れで聞き取りにくい。
「…………逃げ…………ジュリ、ア………………俺は……置いて………」
「蒼太さん…… ! 」
俺は置いていけ、と言われたような気がする。
しかし、ジュリアが喋る前に事切れたように目が閉じられてしまった。ジュリアは思わず飛び出そうとしたがすんでで踏み留まる。
その表情が面白いのかシヴァがくっくっ、と堪えた笑いを出した。
気絶した蒼太を見ると、にやっと笑い、
「ちょ、辞めなさい ! 」
「ダメダメ。大事な食料だし、人質だし。さて、どうする、大天使 ? 俺を捕まえたいならこの少年を殺せよ」
「小癪な」
言霊射主を構えた手が震える。
また、それを楽しむように
そして、何処か哀れむように
シヴァは蒼太のこめかみに拳銃の銃口を押し当てた。
- Re: 蒼穹のゼロ〜天空警察捜査第一課事件記録〜 ( No.22 )
- 日時: 2015/07/31 21:57
- 名前: みすず ◆5k4Bd86fvo (ID: 5PvEL/lW)
- 参照: http://touch.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=51516487
シヴァは蒼太の首に手を回すと無理矢理立たせる。そして、こめかみに拳銃を押し当てた。
一つ角の黒鬼は口に生えた鋭い牙を見せて笑う。
「どうした、大天使 ? コイツ、殺さねーと逃げちまうぜ ? 」
シヴァは拳銃で蒼太の頭を揺らしながら高らかに笑う。
「まあ、無理だよなあ ! んなことしたら、警察の面目丸潰れだもんなあ ! 」
「…………」
「あっ、その前にお前が社会的に死ぬか ! 」
ジュリアは苦い顔をする。
確かに、今のシヴァは蒼太を盾にしているせいでまともに拳銃で狙えない。どういうわけか、身長も蒼太より低くなっているのだ。
ジュリアは〈言霊射主〉の拳銃を消失させる。
シヴァはジュリアが撃たないのを確かめると後ろに下がり始めた。
その時、シヴァの後方に黒い穴が開く。異界に、地獄に繋がる穴。
ジュリアは背中に流れる冷や汗を感じながら苦笑いをする。
「なるほど……私が撃てない間に地獄に逃げるんですか。でも、地獄にも天空警察の地獄支部があるのをお忘れですか ? 」
「それがどうしたってんだ」
「蒼太さんが囮になってくれている間に本部に連絡してあります。貴方が地獄に入界したら最後、地獄支部の警察官が貴方を捕まえます」
「…………………」
「さあ、分かったら人質を解放……」
ジュリアが言い終わらないうちにシヴァは大声で笑いだした。
「残念 ! 俺がそれを考えてないと思ったのかよ ! 俺に仲間がいる。今頃、天警に場所がばれないように探知妨害をしながら移動中だ。そんなことをすれば数時間は見つからねえ ! その間に俺達は人間を美味しく頂く ! 」
「くっ……… ! 」
「ざまあねーなぁ ! 大天使ぃ ! 」
その間にもシヴァはどんどん後退していく。
ジュリアは焦った。
(何か……何か、打開策は無いの……)
ジュリアは蒼太に目を向ける。意識が戻ったのだろうか、荒く小さく呼吸をしている。
(蒼太さん……)
そのころ、蒼太は半ば引っ張られながら地獄へ行く道をたどっていた。
前方ではジュリアが苦い顔をしながら、ただ見てるだけを強いられていた。
蒼太は辛うじて今にも消えそうな意識を保ちながら、ジュリアに向かって。
ジュリアは一瞬それに呆然とした。自分から自殺行為を選択したのだ。馬鹿なのか。
しかし、直後〈言霊射主〉の拳銃を出現させる。
シヴァはそれに一瞬驚いた顔をしたが、当然、笑う。
「馬鹿め ! お前に、俺は狙えない ! 」
「ええ、分かってます……だから…… ! 」
___________自分を信じろ____________
ジュリアは拳銃を蒼太に向けた。
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上記、URLのイラストは雨野じゃっくさんに描いていただいたものです。
ジュリアがかっこ可愛いです。