複雑・ファジー小説

空の王と奇跡の魔術師
日時: 2015/09/26 21:45
名前: むんむん (ID: IyyF43A8)

☆☆

これは、なんか壮大なる剣と魔法の世界で馬鹿どもが八割ふざけて一割真面目に一割サボるという、読んだところで毒にも薬にもならないしょうもない物語である…………!
(なんか威厳のあるBGM)

☆☆


初めましてむんむんです。おつむの弱いむんむんで覚えてくださいね!←

さて今回このサイトで執筆させていただこうと思うのは、「アホコメファンタジー」です。
アホコメがなにかわからないって? 簡単です、アホなコメディです。身も蓋もないね! 
上記からも察せるように、この物語、大変バカバカしいバカ話となっております。
それでも未熟ながら精一杯書かせていただく所存ですので、わずかでも楽しんでいただけたなら嬉しいです……。


注意書き
・アホしか出ない
・エログロBLGL(うすい)が出る時がある
・馬鹿しかいない


それでは、皆様がこの物語を少しでも楽しんでいただけることを願って。

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Re: 空の王と奇跡の魔術師 ( No.1 )
日時: 2015/09/26 23:18
名前: むんむん (ID: IyyF43A8)

第一話


「起きろこの怠け者がっ!」

がん、という音がして、僕が寝ている寝台が思いっきり揺らいだ。
バランスを崩して床に転がり落ちた僕の襟首を、誰かがむんずと掴む。恐る恐る振り向くと、そこには般若の形相で僕を睨みつける少年の姿があった。

「働け、スカイ」
「……はい」

為すすべもなく承諾した僕を見て、少年は満足げに頷いた。

「とりあえず、顔を洗ってこい」



桶にはった水にうつるのは、寝癖だらけの青い頭だ。
いやべつに僕の頭部が鮮やかなブルーってわけじゃないよ。正確には「髪」が、青いんだ。
空の色と全く同じ色をした髪をくるくるいじりながら、僕は自然とため息をついてしまった。
こういう朝、必ず考えてしまう、アレだ。


アレとは、どうやら僕は、国王が戯れで産ませたこどもらしい、ということ。



それを……国王が僕を息子だって認めた印として送られた……証明するメダルもあるし、何よりも僕の髪がそれを物語っている。青い髪は王族にのみ受け継がれる、何よりもわかりやすいトレードマークだ。
それでもやはり、この16年間一度も顔を見ていない国王を「父」と思うことなんて、ほぼ不可能に近い。
ただでさえ、のんびりとした村で暮らしているんだ。継承権やらなんやらの難しい話も、正直言ってピンときてない。
僕の家はここ。
そして、家族も……ここにいる。
お母さんは僕が幼い頃に死んでしまったけれど、教会の牧師様やパン屋のおばさんは僕に良くしてくれてる。

血は繋がっていないけど、立派な家族だって、僕は思ってるんだ。

「……何を物思いにふけっているんだ」
「うぎゃぼひゃぁ!」
「ひっ!? ……何をどうしたらそんな面妖な叫び声に……まあいい。とにかく、早く顔を洗って降りて来い。今日は天気がいいからな、村の外へ出て薬草でも採りに行くぞ」
「え、でも」

軽く振り向けば、端正な顔立ちの少年……テレジアがうっすらと眉をひそめてこちらをみつめていた。
イヤミで毒舌ながらも数少ない僕の友達(というかこの村にいる数少ない若者のひとり)である彼には、プライバシーという概念が抜け落ちてるみたいで、昼夜問わず良く僕の家に押し掛けてくる。迷惑この上ないよほんとに。できることならロードローラーでぺったんこにしてやりたい。

とはいえ、彼がぺったんこにするには惜しい容姿をしていることは確かだ。
長く伸ばした金色の髪は後ろで結び、優雅で繊細そうなスミレ色の瞳は髪と同じ色の睫毛に縁どられている。
着ているもののセンスもいい。白いドレスシャツに黒いサスペンダーという、質素ながら上品さを感じさせるチョイスだ。

え? ……僕より彼のほうが王族っぽいって?……あーあーあー、聞こえなーい!

「一人で喚くな」
「あいあいさー……じゃなくてさー、今日薬草採りに行くっつったじゃん? 大丈夫なのか、ってこと」
「何がだ」
「魔物。最近よく出るじゃん、この辺り」

僕がひょいっと桶を持ち上げながらそう言うと、テレジアはかたちの良い唇を端正に歪めて笑った。美形ってなんかムカつくよね!

「やれやれ、やはり貴様のような馬鹿は考えることが浅はかすぎて困るな」

訂正。美形悪くない。テレジアがムカつくんだよね!

「僕らが行くのは村の周辺、魔物が出るのは北の洞窟周辺。薬草が生えてる場所と北の洞窟は正反対の位置にある。わかったか馬鹿」
「うわー北の洞窟とかチュートリアルで出そうなネーミングー。絶対僕らここ行くことになるんだろー」
「おい一話目からメタネタやめろ」
「大丈夫、もうキミをロードローラーでぺちゃんこにするネタモノローグで語っといたから」
「ろ……どーらー? ろどどーらー? ハッ、いや、とにかくだな、朝食を食べ終わり次第村の入口に集合。異論はないな? じゃあ解散。またあとで」

アイツ何しに来たんだろう。本当に僕を誘いに来ただけなんだろうか。
と思ったら、家中が綺麗に整理整頓されていたうえ、食堂へ降りるとほかほかの朝ごはんが用意されていた。女子かよ。つかここまで作ったんなら一緒に食べてけよ。
僕はエビの挟まった無駄に美味しいクラブサンドをほおばりながら、友人の微妙すぎるツンデレ加減に親指を立てた。



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