複雑・ファジー小説

セカイ戦記
日時: 2016/05/17 18:57
名前: 彩都

ーーぼくは戦うーーこの汚れたセカイとーー

二作目の投稿です。
初めての方も知っている方も初めまして、彩都と申します。
気長に投稿します。
今回は歴史ファンタジー…かも…
という事で宜しく

登場人物
今作は先にキャラ紹介をさせていただきます。
主人公
トゥダ・リク 男
このセカイは名前に意味は無く、名字・名前や逆に名前・名字は無く、名字・名字、名前・名前となっている。
リクは名前・名前。
リーナ・ユリ 女
名前・名前。
妖精で回復の魔法を使う。
リクの仲間。
リヴェレット・モコ 女
名前・名前。
攻撃系の魔法を使う。
ユリは貧乳だが、モコは巨乳。
何時も箒に乗っている。
ショウ・コウ 男
名前・名前。
肉弾戦が得意な仲間。
魔法では倒せない存在には肉弾戦が良いとされている。

ジェネレッド・D 男
?・?
リクの仲間だが何者かは知らない。
敵かもしれない。
Dは物語の中心に近い。
サルウ°ァ・ティル 女
名前・名前。
名前の言い方は秘密。
大きな剣、真剣簪(かんざし)を使う。
大きさは約三メートル。
サワラビ・ユウ
名字・名前。
遙か遠く、キョクトウのニホンの人間。
彼も何者かは分かってない。
何時も一人で行動している。
薙刀の師範代を務めている。
μ
記号。
名前を持たず、施設で使われていた記号を使っている。
戦闘力は圧倒的に強いが、カロリーが切れるとすぐ戦闘不能になる。
白いジャージに白い肌、髪は無く、オールバックの様な角を生やしている。

用語解説
魔法
魔法は体内に眠る魔力を燃焼させて、魔法を扱う。
キンキなる魔法も存在する。
キンキなる魔法は使うと死んだり、植物人間になったりする。
存在
セカイ戦記における敵。
魔法で倒せる奴や肉弾戦でしか倒せない者もいる。
肉体の一部分が膨らんでいたりと『異形』の存在。
ゾンビの様に意志は持たず、人間を襲う。

セカイ
混沌としている。
その混沌のせいで存在が出来たと言われている。
舞台的に言えば、『北斗の拳』の世紀末ワールドに近いです。
存在が色んな所でばっこしている。
妖精
見える者もいれば見えない者もいる。
リク達のメンバーは見える奴が多い。
見えない者は眼鏡を使ったりする。
だが、眼鏡も法外な値段が多い。
傷の手当や回復が得意。
回復は魔法に当たるので、妖精は無意識に魔法を使っている事になる。

『リク…貴方は希望の仔…貴方は奇跡の仔…貴方は私と**の仔…お母さんが居なくても頑張るのよ…』
「お母さん!!」
そう言って、母さんは燃え盛るセカイから、燃えた。
跡形もなく、消えた。

セカイ戦記 序章 、『運命』の仔

俺はトゥダ・リク。
男、十六歳。
《ヤツラ》を始末する者。
《ヤツラ》とは、前々からこのセカイに現れた敵だ。
コイツ等のせいで俺は母を亡くした。
俺はコイツ等を駆逐する為に仲間を探している。
俺は仲間探しの為に故郷を捨てた。
そして俺は前へ一歩、踏み出した。
少し歩いて着いたのは、妖精の世界、フェアリアだ。
そこで俺は水浴びをしているビキニの女性を見つけた。
「おーい!妖精王に会いたい!道案内してくれ!」
ビキニの女性は羽を生やしてこちらに来た。
どうやら妖精らしいが、背は俺の胴体位だろう。
「貴方、妖精王に会いたいの?今は会えないわ、会うの止めたら?」
「俺は《ヤツラ》を駆逐する為に妖精王に力を借りに来たんだ、止める事は出来ない」
「分かったわ、じゃあ貴方の仲間になるから会うのは止めてくれない?回復も出来るから旅には最適よ」
「良いのか?」
「良いわよ、私の名前はリーナ・ユリ、宜しく」

「俺はリク、宜しく」
こうして、人間、リクと妖精、リーナの出会いだった。

「なぁ、リーナ、この水は人間でも飲めるのか?」
そう言って、リーナが浸かっていた水を一掬い、口に近づける。
「ダメッ!!!!!」
リーナの止めは既に遅し、もう口に含んで、喉を鳴らした後だった。
「ん?どうした?リーナの汗が入っているから、飲むなってか?大丈夫だろ…」
リーナは言う。
「いや、そうじゃなくて…人間は此処の水飲むと、人間には毒だからって…」
そう言うのと同じくして、リクは気絶する。
「リクッ!?」
リーナはビキニのまま、、リクを長老の所へ連れていった。

「んー、ユリ…」
長老は重い口を開いた。
 ・・・・・・・・・・・・
「こやつには毒その物が無い…これはどういう事じゃ?」
「えっ…?」
リーナは驚いた。
人間で泉の水を飲んだのは大抵、必ず死ぬ、最悪死ななくても毒の後遺症が残るのに…。
リーナにとって、この事は不思議で不思議で意味が分からなかった。
すると、リクが目覚めた。
「う…うーん…此処は…何処だ…?」
リクはすぐさま、リーナを見つけた。
「リーナ!此処は何処だ!?俺は何故此処に!?」
リクは慌てて周りを見やる。

「落ち着くのじゃ、少年」
と、長老が止める。
長老は、リクが倒れて此処に来た事、此処は妖精の村と長老である事を話した。
「全く信じられん話だが、俺が記憶を覚えていないんだ、リーナ有難う」
「良いよ、リクって見た目に反して軽いんだもん」
そういうリーナに驚くリク。
「お前さん知らんのか?妖精は小柄だが怪力だぞ?」
その事を聞いて驚く。
妖精は力が凄いんだ…。
リクは新たに情報を頭に叩き込んで、立ち上がる。
「良し、行くか」
長老はリクがすぐ立ち上がった事と同時に驚くが、どこかへ行く事にも驚く。
「待て、お前さん、今から何処へ行くのじゃ?」
長老が聞くと、すぐさま言った。
「隣町だよ」
「隣町には《ヤツラ》が要るのじゃぞ!!」
長老は止める。
それに対しリクは。
「大丈夫だよ、そいつ等は始末屋であるこの俺に任せな!

そう言う台詞に驚く長老。
まさか、《ヤツラ》を倒す力を持っているのか…。
そう思っていると、二人は出発していた。
長老の声は空しくも聞こえなくなった。
こうして、傷が回復したリクとリーナは旅を開始するのだった。
次の町は何処へ行くのか…それは誰も分からない…
序章終了 第一章へ続く…

セカイ戦記 第一章 運命の仔の戦闘

妖精の世界、フェアリアの隣、戦争の世界、バトランゲージは存続の危機に瀕していた。
バトル王宮最上階国王の部屋。
「ひいぃぃ!!まっ待て!話せば分かる!金ならたんまり有る!だから見逃してくれぇ!」
「…………」
バトランゲージ国王、マイルは謎の生命体と話していた。
生命体は体を包帯で巻かれている者やジリジリと追い詰める者も居た。
ただ、生命体には共通点が幾らか有った。
一つ目は全員、肌が腐敗した色になっていた、具体的に灰色。
二つ目は口を大きく広げ、涎を垂らしている事。
そして三つ目は…
喋らない事だ…
何故喋らないのか、各国で議論されるが、喉が使い物にならないが妥当とされてきた。
生命体の過去の姿は、人間だった。
数十年、数百年経っても、この生命体は存在してきた。
そして生命体はゾンビの様に感染する。
今もそんな生命体から避、難する人間の中に反旗を翻す存在も居た。
その名は『退治者』と呼ばれる事になった。
その人物は生命体を倒す程の力を持っていた。
そんなリクも『退治者』の一人だ。
そして『退治者』達は、生命体に名を付ける事にしたのだ。
その名は《ヤツラ》となったのだ。

※小説のレスを消さないで下さい。
消しても無駄なので。
何か気に食わないなら、書き込めば良いじゃないですか、何でそんな事が出来ないんですか?
他人様の小説を消して、ナニが満足ですか?
彩都の小説のレスを消す事に何の意味があるんですか?
出来ればそれを書き込めば、彩都も納得します、なので、消さないで下さい。
困るのはこの小説を読む読者様なので。

コピペしていますから、消しても無駄ですよ?

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74



Re: セカイ戦記 ( No.384 )
日時: 2018/09/10 23:10
名前: 彩都  

「はぁはぁ……」
息を荒くし、自身の体がどうなっているか、立っているのか、座っているのか、倒れているのか?それとも、宙に浮いているのか?そんな事を考えながら、顔を上に上げる、すると、上は夕暮れで赤くなっていた。
そして下を確認する、下は地面で、『自分は立っている』と、予想した。
そしてユリーカはその場で背中から倒れた、支えるモノはなく、ただ、そのまま背中から倒れた。
そんなユリーカを見て、ブランドが言う。
「ほう……段々と、段々と強くなっていますねぇ?……それで?何時迄倒れているんだ、兄貴は?」
「……何だ、バレていたのか?」
ブランドは足元ですやすや眠るユリーカを確認した後にブレンドに言った。
ブレンドはそのまま返答し、ゆっくりと立ち上がって、笑った。
「はははっ、それにしても、段々と強くなっているなぁ、コイツ?成長期かぁ?」
「多分そうでしょうねぇ?ですが……まだまだ弱者のラインに立ったばっかです、この状況から、ゆっくりと、もっと強者になるでしょう……さぁ、何時になったら、完全に強くなるのやら……?兄貴はどう思います?ユリーカの強さには、さぁ?」
「おいおい?急に振るなよ?俺だって結構体が痛いんだ、だから発言は後にしたい……でも、面倒だ、今言おう、『相当強い』よ、結構、段々と強くなってる、戦えば戦う程に強くなる、そんな雰囲気を感じた」
「……成程ねぇ?流石兄貴、人を見る目があるんだなぁ?」
「そりゃそうだろ?俺を誰だと思っている?ブレンド・ユリーカ様だぞ?」
「ブレンド・ユリーカ?はて、一体誰でしょう?」
「おい、とぼけるな!?」
とぼけるブランドにツッコミを入れるブレンド、そして、ブレンドは寝ているユリーカを掴んで、肩にかける。
「おっと、案外重いな?何がとは言わんが?」
「……変態、スケベ、ド変態?」
「なっ!?そ、そう言う意味で言った訳じゃない!色々な事を考えて、『重いな』と、思って発言しただけで!ほ、ほら、体重だよた・い・じゅ・う!」
「幾ら女の子相手に体重ネタは酷いでしょう?流石女を知らない男だ、我ながら兄に驚愕、吃驚、落胆する」
「なっ!?ど、どういう事だよぉ!?」
怒鳴るブレンドに対し、ブランドは『静かに、近所迷惑です』と、発言する。
「うぅー……でも、コイツ、本当胸がでかいな、何を食ったらこうなる?ってか、戦いの中でこんな大きいの、邪魔じゃない?」
「さぁ?男である私には分かりませんね?……ってか、十年前はこんなにこじんまりしていたのに、どうして十年後、こんな生意気で反抗的で反抗期でこんなに巨乳になったのでしょう……?私も詳しくは分かりません……嫁は貧乳なのに、さぁ……?」
「へぇ、嫁が貧乳……って、えっ?嫁、貧乳なの?それなのに、こんなに娘は巨乳なの?何?この胸囲の格差社会は?」
「誰が上手い事言えと?」
「だよな」
ブレンドとブランドはそんな会話をして、病院内へと進入した、そしてブレンドは近くの椅子にユリーカを寝かせ、静かにその場に座って、溜息を吐く。
「本当、強くなっちゃってぇ?数日前はそんなに強くなかったのに、さぁ……?」
ブレンドはそう呟いて、ユリーカの胸に目が行った、案外でかい胸、そんな胸に悪戯したくなったブレンドは人差し指で右胸を突付いた、ふにゅんと、揺れる。
「おぉー、柔らかいなぁ、本当に女性の胸って柔らかいんだなぁ」
ブレンドはそう呟いた後、欠伸をして、『眠い』と、思った。
そしてブレンドは周りを確認し、ユリーカが寝ているのを確認した後、柱に凭れ、その場で寝る事にした。
フフフ、誰にもバレずに寝てやる、そう思うが、すぐにブランドに見付かり、怒られる──

そして、時間は過ぎ、翌日になった。
謎の可愛い声の存在に襲われて、約半日、約半日にも関わらず、ブレンドやユリーカの肉体は相当回復していた。
「ふぅ、よく寝たぜ!」
そう言って、椅子の上に立ち上がるユリーカ、すると、近くで寝転がっているブレンドを確認し、『ん?』と、思う。
「どうして伯父さんが此処に居るんだ?不思議だなぁ?もしかして私を守ってくれていたのか?女だから?」
そんな事を呟きながら、呆れるユリーカ、すると、『んー?』と、唸りながら、ブレンドが起き上がり、目を擦って、周りを確認する。
「あれっ?俺、昨日飲み会行った筈……」
「じゃあ、此処で寝ていたって訳?」
「えっ?えっ!?何で此処にお前が!?」
驚愕するブレンドに対し、『お前ら……』と、呆れるブランドが現れる。
「まず、ユリーカ、君はずっと、此処で寝ていた、椅子の上で、分かる?」
「えっ?あぁ、まぁ、椅子の上で寝ていたのは分かる」
「んで、兄さん?兄さんはずっとこの床の上で寝ていた、まるでユリーカを守るようにね……後、飲み会には行っていないよ」
「あっ、マジぃ?」
ブレンドはブランドの発言を受けて、納得する、そして父、ブランドの発言を受けて、『私を守るように……』と、思うユリーカ、ユリーカは心の中で『有難う』と、ブレンドに向かって思った──

Re: セカイ戦記 ( No.385 )
日時: 2018/09/10 23:10
名前: 彩都  

「んっ?何か言った?」
ブランドはそう言って、ユリーカに聞く。
「んー?何も言って無いけど?」
「俺も」
序でにブレンドも言い、『じゃあ、空耳か』と、呟くブランド、ユリーカは『心の声で言ったのはお父さんじゃない』と、思った──

「ふあぁ……」
リーナは欠伸をして、起きる、そして周りを確認する、周りにはDやコウ、リクやモコが寝ていた。
「……昨日は、災難だったなぁ」
リーナはそう呟いて、昨日の出来事を思い出す──

昨日、それは可愛い声の存在の話だった。
昨日は色々な人が頑張って戦ったのに、あの存在は、あの女性はあっさりその頑張った人を倒して……強い、完全に強い、凄い、完全に凄い、リーナはそんな事を思いながら、布団の裾を握った。
「……悔しいよ……悔しいよ……!どうして、どうして私は、私達はこんなに弱いんだよ……!?どうして、どうして……!」
その場で涙を流すリーナ、腕で涙を拭っても、大本の目からは涙が止まらない、どうして涙が止まらない?どうして?どうしてどうして?どうしてどうしてどうして?そんな事を思いながら、リーナはその場で咽び泣く──そんなリーナをコウやDは聞いていたが、無視する事にした。
流石に『それもそうだよなぁ?』とか、『分かる』と言って、起き上がるのは、リーナに恥をかかせるかもしれないからだ、だから、男二人、Dとコウは静かに、ただ静かに、その場で動かなかった──

「はぁ、本当、悲しいなぁ……」
涙がやっと止まったリーナ、リーナはそんな事を呟くと、急にリクが起き上がった。
「ふあー!よく寝たぁ!飯だ飯だ!」
軽快な笑顔で言うリクに、リーナは『ガキだなぁ?』と、思いながら笑う。
「ふふっ」
「んー?どうしたんだリーナぁ?急に笑ってぇ?」
「えっ?あぁ、リクが面白くて?」
「俺が?何処が面白いんだ?」
「だって、軽快な笑顔で『飯だ飯だ!』って……完全にガキだなぁって思ってさぁ?」
「えー?でも、ニンゲン腹が減っては何も出来ねぇだろ?それは妖精のリーナだってそうだろ?腹が減っては、何も出来ねぇ、だから俺は動く為に飯を食う、リーナも動く為には飯を食って動くだろう?そうだろ?違うか?違うなら、反論してくれても良いぜぇ?」
そう言って、リクは微笑む、そんなリクに『ふふふっ!』と、笑いが止まらないリーナ、そしてリーナは我慢出来ずに一人爆笑した。
「ふはははははは!あー!もうリクって面白いなぁ!?何でこんなに面白いのさぁ!?」
「なっ!?面白いだと!?結構正論を言った気がするんだけどなぁ!?」
笑うリーナに対し、衝撃を受けるリク、そしてリーナの笑い声で起きたコウとDが『何だよぉ?』、『どうしたんだぁ?』と、言って、起き上がる。
「いやぁさぁ、リクがさぁ、面白い事を言うんだよねぇ、皆も聞いてよぉ!」
「えぇっ?リクが面白い事を言った?嘘だ、そんなの有り得ない」
「有り得ない!?今さっき有り得ないって言った!?有り得ないってどういう事だよ!?」
「そのまんまだよ?お前が笑い話をするとは限らない」
「何だとー!?俺だって、一応は笑い話を持ってらぁ!?」
「ほう?そうなのか?じゃあ話せよ?今」
「えっ!?今!?」
リクとDの会話、急に話題を振られ、リクは驚く、そしてコウが『今出来ないのなら、面白い話は無いよなぁ?』と、煽る。
「う、う、う、煩い!い、一応はある!で、でも、話を纏めないといけないから、面倒だ!話したくない!」
「じゃあ、無いんだな?」
「あるんだけどもぉ!?」
D、コウの口撃にリクは『うぐぐ……』と、唸るしかない、そしてリーナが『はいはい、笑い話は終了、これにてしゅーりょー!』と、叫んで、三人を止める。
「ほら、皆も落ち着いて?落ち着かないと、ご飯が食べれないよぉ?」
「うぉっ!?それは困る!」
「だな!困る困る!」
Dとコウはそう言って、姿勢を正し、リクとの会話を終了させる。
「ほっ……助かったぜ……もしもこのまま話が続くようじゃあ、俺は困っていたぜ……有難うリーナ?」
「いえいえ?どーもいたしましてぇ?」
そう言って、笑顔で首を傾げるリーナ、そして四人は朝ご飯が運ばれてくるのを待機する──

「ふあぁー、よく寝たぁ」
そう言って、ナース服姿のモコが起きる、そして、周りを確認して、先に起きている四人に驚愕する。
「えっ!?私より早起き!?何!?病院に入院すると、朝起きやすくなるの!?」
そう言って衝撃を受けるモコ、だが、リーナがそれを静かに否定する。
「い、いやいや?そんな事無いよ?今日はたまたまだよぉ?偶然にも皆が早く起きたってだけでぇ……」
「いいや!病院で寝泊りすると、早く起きれる!それは事実かもしれないわ!だって、貴方達がそれを照明しているから!」
「えぇっ……話を聞いてよぉ……?」
目を輝かせるモコに対し、話が聞いてもらえず、困るリーナ、そしてリーナはその場で溜息を吐く。
うーん、どうしたら私の話を聞いてもらえるだろうか?モコはそんな事を思いながら、その場で溜息を静かに吐いた──そしてモコは『あっ!早くブランドさんの所に向かわないと!』と、言い、走って病室を出る──

Re: セカイ戦記 ( No.386 )
日時: 2018/09/13 23:06
名前: 彩都  

「……今日は、快晴だ」
リクがそう言うと、『だろうね?』と、リーナが返答する。
「それで?体の調子はどう?」
「体、か……別段興味ねぇな?どうせ一週間は使えないんだしさぁ?」
「そうかなぁ?少し寝ただけでも違うと思うんだよなぁ?」
リーナはそう言って、顎に手を当てる、そんなリーナを見て、コウが言う。
「おいおい?流石に一日、ましてやたった数時間でニンゲンの体が治るかよ?なぁ、D?」
「……俺はニンゲンじゃないから、上手く返答出来ないが、確かにそれは有り得るな?特にユリーカ隊長とかな?」
「成程……うーん、私は妖精だから、ニンゲンじゃないし、そりゃ、分からないか」
「えぇっ……」
リーナの発言を受けて、コウは呆れる、そしてリクが立ち上がって、体を鳴らす。
「ふあぁ……それにしても、少しは体を動かさないとなぁ?少し走ってくる」
「えぇー?病み上がり?なんだから、少しは体を休ませようよぉ?」
リクは走って病室を出、リクが居なくなった病室でリーナが言う、はぁ、呆れた……そう思いながらリーナは溜息を吐いた──

「はぁ……はぁ……」
リーナの発言を受け、走る場所を制限するリク、走っているのは病院の周りだった、そして何周も周り、疲れたので、リクはその場で立ち止まり、息を一気に吸い込む。
「はぁ……疲れた、こんなにも走るのが疲れたなんて?完全に年を取った、というか、筋肉を動かしていない証拠か……あーあ、完全に怠っているなぁ?」
リクは膝を突いて、呼吸を整える、すると、シュンがリクの前に現れる。
「ありゃっ?リクさん、どうしたんですか?そんなとこで溜息なんか漏らしてぇ?」
「はぁ?溜息なんか漏らしてねぇよ?……今、体を動かしている途中だ、ほっとけ」
リクの発言を受けて、『ダメです!』と、シュンが叫んだ。
「ダメですダメです!流石にダメです!だって、リクさんは結構体がボロボロで……」
「だからだよ、体がボロボロだから、体を動かすんだ、何か間違っているかぁ?」
「ま、間違っていますよ?流石に安静にしないとぉ?」
「安静にしても……すぐに治るとは限らない、すぐに完治するとは限らない、筋肉痛だってそうだ、痛がって動いていない時より、痛がっても動いて、体を少しでも動かした方が治りが早い、つまり、『少しが体に鞭を打て』って事ですよ?」
リクはそう言って、体を伸ばして、大きく息を吸って、シュンに言う。
「なぁ、えーと、名前は?」
「シュンです」
「おぉ、そうか、シュンよ?少し頼みがあるのだが?」
「はい?何でしょう?水ですか?」
首を傾げるシュンに対し、リクは静かに言う。
「今から少し、組手をしてほしいんだ、本気でかかってきていいから」
リクはそう言って、構えを作り、シュンを見つめる、シュンはそんな状況に対し、『この人はすぐには折れないからなぁ?』と、浅はかな経験則を思い出し、静かに構えを作った。
「……はぁ、分かりました、ですが、時間制限をさせて下さい」
「時間制限?」
「はい、この砂時計が全て落ちたら、終了です」
シュンはそう言って、ポケットから一つの砂時計を取り出して、近くの地面に置いた、すると、大量に入った砂は小さな管を通り、何も入っていない器へと落ちて行く。
「さぁ、急いで下さい?この砂時計は五分で全て落ちます、なので、一分一秒が勿体無いですよ?言葉通りに、勿体無──」
シュンが喋っている間にリクは判断し、『すぐに動けばいいんだろ?』と、思い、リクはシュンに攻撃を放つ、すると、シュンはいともあっさりリクの攻撃を受け止め、冷酷な眼差しで言う。
「……少しは、人の話を聞きましょうよ?……と言っても、『い』を言えばいいだけ、でしたが──」
シュンはそう言って、リクを手で押して、圧倒させる、リクは押され、後方にずれた、リクは急いで後方にジャンプして、構えを作る。
と、リクは構えを作った後、シュンの構えを確認した、確認してリクは驚愕した、『何だあの構え?』と、思った。
それもその筈、『シュンの構えは異常な構えだった』からだ、シュンは体を半回転させ、壁に張り付くような感じの薄い構えだった、両手は前である左手を伸ばし、右手は自身の胸の前に曲げて置き、まるで『右手が盾のように判断出来』た──そんな構えを見て、リクが言う。
「そ、その構え……何て名前だ?」
「……?これですか?これは『名前がまだ無い構え』ですね?現在試行錯誤中でして……もしも出来れば、この戦いで名前や実用性を、判断したいです……!」
「……成程、じゃあ、俺が勝ったら、その構えに、名前をつけてやるよ?」
リクがそう言うと、目を見開くシュン。
「そう、ですかぁ?それが有難いですねぇ?ですが、この構え、相当練られて作られた、オリジナルな型なので……そう簡単に破られたくは、ありませんねぇ?」
「じゃあ、俺に勝て、俺に勝たないと、その構えの使いようや、利便性は、分からんだろうな?」
「……でしょうね?じゃあ、かかってきて下さい?実はこの構え、『防御の構え』なので?」
「……へぇ、面白い構えだなぁ?それじゃあ、お言葉に甘えて……」
リクはそう言って、再度シュンに特攻した──今度も、防御されるのかなぁ?そんな事を思いながら、リクは右手の攻撃を放った──

Re: セカイ戦記 ( No.387 )
日時: 2018/09/20 22:35
名前: 彩都  

たたたたたんっ、ジャブのような軽い攻撃を放つリク、そんな攻撃をいとも容易く前に出した左手で受け止め、回避、受け流したりするシュン、次にシュンの右手での攻撃が始まった、と、リクは『勢いある攻撃を放たれ、』一瞬焦り、受け止めて、後方にずれた。
まさか、まさか……そう思いながら、リクはその場で息を吸う。
まさか、リクが思ったのは、『遠近法を使用しての攻撃か』と、思った。
基本構えとは、『相手がどんな事をしても、対応出来る型をする』というのが、一般論である。
だが、これは『ただの一般論』に過ぎないので、リクの目の前に居るシュンには関係が無かった。
そう、シュンは『その場その場で対応出来る型、構えをしている』だけなのだ、なので、『相手の事なんか考えていない』のだ、そして今行っているシュンの構え、この構えの特徴は『どう左手で防御し、どう攻撃するか?』というのが、コンセプトの型、構え。
更に『右手は左手よりも長く相手との間がある』ので、遠近法を使用しての右手での攻撃が可能なのだ、簡単に言えば、『右手で不意を突く』事が出来るのだ。
この右手を使用さえすれば……『右手の攻撃か、左手の攻撃かが分からない』のだ!基本戦いとは、『不意を突いた者が勝利する』、つまり、シュンの型は、構えは『何時でも不意を突く事が出来る』!それに気付いたリクだが、『それ』に気付くのが少し遅かった。
するとシュンは『それでは、行きます!』と、大声を出して、リクの方へ向かってきて、左手で突くように攻撃する、そして時たま奥の右手で掌底を放つ、そんな攻撃にリクは『焦点が合わない!くそっ!遠近法を使用した型、構えの所為で……!』と、思っていた。
だが、シュンはそんな事、少しも、微塵も思っていなかった。
そしてシュンの攻撃が終了し、シュンはバック転で、リクから離れる。
な、何とか攻撃を受けきったが、中々に重い一撃だな、右手は?まさか、『後方にずらす事で、威力を高めている』ってか?そんなの、有り得ないに過ぎないが、『今、この状況がそれを、真実を伝えている』ってこった、つまり有り得ないのでは無い、『有り得ている』のか、リクはそう判断し、その場で深呼吸し、一気に腰を落とした。
「……?」
不思議がるシュンだが、シュンも同様、新しい構えを作り、リクを睨む。
今度の型は、『足を大股に開いた後、最初の構えと同じ様に横にずれ、右手を前にし、左手も伸ばし、十字架に磔にされている様な両手にする』、まるで腰から上を十のような形にして。
「……それも、新しい構えかな?」
「いえ?この構えは自分の家に伝わる、『防御の構え』です、全五つの防御の構えの内の一つです、この構えの効果は『前も後ろも防御する、絶対最強の盾』という意味があります……ですが、ボロも多いですがねぇ?」
シュンはそう言って、その場で笑う、そして傍目で砂時計を確認した、まだ一分しか経っていない、か、まだまだ時間には猶予が有る、だから、全五つの構え、見せる可能性もあるなぁ?シュンはそう思いながら、『リクさんも他の構え、使ってみては?』と、言う。
すると、リクは『実は俺はこれ以外、覚えていないんだ』と、返答がされる。
「あっ、そうですか……それは失礼しました……」
「いや、いいよ?誰にもそう言うのは起きるからさ?」
謝るシュンに対して、リクは首を横に振って許す、そのリクに安堵して、シュンは言う。
「あ、有難う御座います……で、では、行きますね?」
「えっ?それって防御の型、構えなんじゃぁ?」
「いえ?『攻撃は最大の防御』なので、大丈夫です!」
シュンはそう言った後、リクに猛攻を浴びせる、右手、左手、パンチに裏拳、チョップに手刀、右足、左足、キックに踵落とし、回し蹴りに薙ぐ様に蹴る、その攻撃全てに重みを感じ、リクは『すげぇなぁ、コイツ……まだまだ強くなっている……!』と、思う、まぁ、自身が衰えているって言うのもあるかもしれないが、シュンの強さは攻撃を受ける度に異次元を感じた。
そしてリクはその場で一気に息を吸い、目の前に集中する、右のパンチ、左の裏拳、更に右の裏拳から、左手でチョップ、右のパンチ、左の手刀……そして左のキックが入る……ん?左ばっか使ってね?じゃあ、右手を攻撃すれば良いのか、リクはそう考えて、今度は左手でシュンの右手を攻撃する、すると『そう来ると思った!』と、大声で叫んで、『一気に左の方を前にして、最初の型にする』、まさかの構え変更に驚くリク、するとシュンは驚いているリクの腹部に思いっきり、右手のアッパーを放ち、口の端を歪ませる。
「へへっ……よかったぁ?『右手のアッパー』を切札にして、使わなくて、さぁ……?」
シュンの発言を聞いて、『何……だと……?』と、思うリク、そして、リクは少し浮いた後、宙を背中から滑空し、背中から地面にぶつかる、う、うぐぐ……鳩尾に入った、結構痛い一撃だ、リクはそんな事を思いながら、その場で呼吸する──リクがすぐに立ち上がらなければ、この勝負はシュンの勝利となる──

Re: セカイ戦記 ( No.388 )
日時: 2018/09/20 22:38
名前: 彩都

「い、いてぇなぁ?中々に重い一撃だ」
リクはそう言って、片手で鳩尾を押さえながら、立ち上がる、そして息を荒くして、シュンを睨む。
だが、シュンの姿は霞む、あまりの痛みで視界にも少し邪魔が入っているようだった。
「はぁはぁ……落ち着け……落ち着くんだ……」
心臓に手を置いて、深呼吸をするリク、だが深呼吸をした所で、結局痛みは露わになり、もっと鋭い痛みがリクの鳩尾をかける。
「ぐぅぅ……」
痛みで唸りを上げていると、シュンが『あっ』と、声を出した、そしてリクは『何だ?』と、思いながら、シュンを見ると、シュンは指をとある方向へと指した、その方向は砂時計がある方向だった。
「……?」
不思議に思いながらリクは砂時計の方を確認する、すると『砂時計は全て下に落ちていた』、そんな砂時計を見て、『これで、戦いは終了です、有難う御座いました』と、シュンが頭を下げる。
「えっ?ちょっ?本当に終わりで良いの?他の型とか構え、しないの?」
「えぇ、しませんけど?だって、戦いは砂時計によって終わったんですから?これ以上戦っても、リクさんが痛み続けるだけですし?」
「えぇっ……俺、もう少し戦いたかった……」
リクがそう言ってしょげると、シュンは『ですが、時間の関係で終わったんですから、もう諦めて下さい?』と、言って、シュンは砂時計の方に向かう。
「ま、待て待て!ほ、ほら!砂時計はまだ動いている!」
リクはシュンの前に移動し、振り向いて、砂時計を上下逆にして、砂時計の動きを再開させ、その姿をシュンに見せる、するとシュンは首を横に振って、『それはダメです』と、発言する。
「幾ら上下逆にして、再開させてもダメですよ?『止まった砂時計を見た』っていう事象、出来事はもう起きているので」
「うぅっ……」
「ってか、リクさん、貴方は一応重傷者です、だからこんな戦いはしてはいけません、これ以上するって言うのなら、ブランドさんに報告して、縛る事になるんですよ?」
「で、でも!戦いは少しでもしないと体が鈍るんだよ!だから頼むよシュン君!」
「……ダメです、それはブランドさんに聞いて下さい?僕一人の意見じゃ無理です」
「くっそ……」
リクはそう言って、頭を垂らす、本当に戦う事が好きなんだな、リクさんは……シュンはそう思いながら、溜息を吐いて、『それではブレンドさんの所へ向かいましょう?自分の攻撃で体に大ダメージが入っているか、入っていないかを確認する為に』と、発言する。
「……はぁい」
コイツには何を言っても無駄だ、リクはそれを理解し、シュンと共に病院内に戻って、ブランドの部屋へと向かう──リクの体は大ダメージを負っているのか、それとも回復しているのか、それは検査しないと、誰にも分からない──

「リクさん、戦いは控えろと言ったでしょう?」
「うぅっ……」
「おまけに昨日、肋骨がボロボロ、と、申した筈です……申した筈ですが、『結構な部分が回復しております』ね……いやぁ、回復力が凄いなぁ、君は?この速さなら、三日で退院出来るでしょう?」
「えっ?そうなのか?」
「えぇ、そうです、脅威的な回復力ですね?もう、ほんとニンゲンじゃないレベルですよ?」
リクはシュンに連れられ、ブランドの検査を受けていた、そしてリクはブランドから、とんでもない話を聞いていた。
「普通こんなに早く回復出来るなんて、聞いたら、誰が驚くか?聞いた人全員ですよ?」
「へ、へぇ、そうなのか……」
褒められ、少し顔が綻(ほころ)ぶリク、すると、ブランドが続けて言う。
「それにしても、本当、回復力が凄いですねぇ?昨日何か投薬されましたか?もしくは『魔法』を受けた、とか?」
「いんや?両方無いな?普通に飯を食って、普通に寝て、再度寝て、の繰り返しだしさぁ?なぁんも変わりゃあしないぜ?」
「ほう、そうですかぁ……」
ブランドはリクの発言を聞いて、驚愕していた、まず、昨日、あんなにもボロボロで、罅が行っていた骨が今日になって、ほぼ完璧に治っている、まるで昨日は殻を取る前の罅を作った茹で卵が、今日になって、殻を取った茹で卵のように、綺麗さっぱり治っていた──まぁ、治っていない部分も一応はあるが──これは今迄見た中で一番の衝撃だった。
こんなにも完璧に治っている骨をブランドはそもそも見た事が無かった、更に娘、ユリーカでさえ、こんなにも早く骨折が治るのは無かった、なので、ブランドにとって、リクとは『未知の概念』だった、まるで『ニンゲンでは無い』かのように──そしてブランドは静かに言う。
「え、えーとそれで?昨日はただ飯を食って寝ただけ、ですかね?」
「あぁ、そうだぜ?そう言ったが?」
「……リクさん、アンタ本当に異常だよ?そんな簡単に骨なんか治らないんだからさぁ?」
「で、でも、結構治ってんだろ?なら事実じゃん?」
「そりゃそうですけど……」
リクの言葉に正論を言われるブランド、そしてブランドは他のメンバーの事を思い出し、さっさと次のメンバーを検査する事にする──そしてリクを検査室から出して、リクに他のメンバーを呼ぶように言う──

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


E-Mail


URL


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大7000文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。