複雑・ファジー小説

セカイ戦記
日時: 2016/05/17 18:57
名前: 彩都

ーーぼくは戦うーーこの汚れたセカイとーー

二作目の投稿です。
初めての方も知っている方も初めまして、彩都と申します。
気長に投稿します。
今回は歴史ファンタジー…かも…
という事で宜しく

登場人物
今作は先にキャラ紹介をさせていただきます。
主人公
トゥダ・リク 男
このセカイは名前に意味は無く、名字・名前や逆に名前・名字は無く、名字・名字、名前・名前となっている。
リクは名前・名前。
リーナ・ユリ 女
名前・名前。
妖精で回復の魔法を使う。
リクの仲間。
リヴェレット・モコ 女
名前・名前。
攻撃系の魔法を使う。
ユリは貧乳だが、モコは巨乳。
何時も箒に乗っている。
ショウ・コウ 男
名前・名前。
肉弾戦が得意な仲間。
魔法では倒せない存在には肉弾戦が良いとされている。

ジェネレッド・D 男
?・?
リクの仲間だが何者かは知らない。
敵かもしれない。
Dは物語の中心に近い。
サルウ°ァ・ティル 女
名前・名前。
名前の言い方は秘密。
大きな剣、真剣簪(かんざし)を使う。
大きさは約三メートル。
サワラビ・ユウ
名字・名前。
遙か遠く、キョクトウのニホンの人間。
彼も何者かは分かってない。
何時も一人で行動している。
薙刀の師範代を務めている。
μ
記号。
名前を持たず、施設で使われていた記号を使っている。
戦闘力は圧倒的に強いが、カロリーが切れるとすぐ戦闘不能になる。
白いジャージに白い肌、髪は無く、オールバックの様な角を生やしている。

用語解説
魔法
魔法は体内に眠る魔力を燃焼させて、魔法を扱う。
キンキなる魔法も存在する。
キンキなる魔法は使うと死んだり、植物人間になったりする。
存在
セカイ戦記における敵。
魔法で倒せる奴や肉弾戦でしか倒せない者もいる。
肉体の一部分が膨らんでいたりと『異形』の存在。
ゾンビの様に意志は持たず、人間を襲う。

セカイ
混沌としている。
その混沌のせいで存在が出来たと言われている。
舞台的に言えば、『北斗の拳』の世紀末ワールドに近いです。
存在が色んな所でばっこしている。
妖精
見える者もいれば見えない者もいる。
リク達のメンバーは見える奴が多い。
見えない者は眼鏡を使ったりする。
だが、眼鏡も法外な値段が多い。
傷の手当や回復が得意。
回復は魔法に当たるので、妖精は無意識に魔法を使っている事になる。

『リク…貴方は希望の仔…貴方は奇跡の仔…貴方は私と**の仔…お母さんが居なくても頑張るのよ…』
「お母さん!!」
そう言って、母さんは燃え盛るセカイから、燃えた。
跡形もなく、消えた。

セカイ戦記 序章 、『運命』の仔

俺はトゥダ・リク。
男、十六歳。
《ヤツラ》を始末する者。
《ヤツラ》とは、前々からこのセカイに現れた敵だ。
コイツ等のせいで俺は母を亡くした。
俺はコイツ等を駆逐する為に仲間を探している。
俺は仲間探しの為に故郷を捨てた。
そして俺は前へ一歩、踏み出した。
少し歩いて着いたのは、妖精の世界、フェアリアだ。
そこで俺は水浴びをしているビキニの女性を見つけた。
「おーい!妖精王に会いたい!道案内してくれ!」
ビキニの女性は羽を生やしてこちらに来た。
どうやら妖精らしいが、背は俺の胴体位だろう。
「貴方、妖精王に会いたいの?今は会えないわ、会うの止めたら?」
「俺は《ヤツラ》を駆逐する為に妖精王に力を借りに来たんだ、止める事は出来ない」
「分かったわ、じゃあ貴方の仲間になるから会うのは止めてくれない?回復も出来るから旅には最適よ」
「良いのか?」
「良いわよ、私の名前はリーナ・ユリ、宜しく」

「俺はリク、宜しく」
こうして、人間、リクと妖精、リーナの出会いだった。

「なぁ、リーナ、この水は人間でも飲めるのか?」
そう言って、リーナが浸かっていた水を一掬い、口に近づける。
「ダメッ!!!!!」
リーナの止めは既に遅し、もう口に含んで、喉を鳴らした後だった。
「ん?どうした?リーナの汗が入っているから、飲むなってか?大丈夫だろ…」
リーナは言う。
「いや、そうじゃなくて…人間は此処の水飲むと、人間には毒だからって…」
そう言うのと同じくして、リクは気絶する。
「リクッ!?」
リーナはビキニのまま、、リクを長老の所へ連れていった。

「んー、ユリ…」
長老は重い口を開いた。
 ・・・・・・・・・・・・
「こやつには毒その物が無い…これはどういう事じゃ?」
「えっ…?」
リーナは驚いた。
人間で泉の水を飲んだのは大抵、必ず死ぬ、最悪死ななくても毒の後遺症が残るのに…。
リーナにとって、この事は不思議で不思議で意味が分からなかった。
すると、リクが目覚めた。
「う…うーん…此処は…何処だ…?」
リクはすぐさま、リーナを見つけた。
「リーナ!此処は何処だ!?俺は何故此処に!?」
リクは慌てて周りを見やる。

「落ち着くのじゃ、少年」
と、長老が止める。
長老は、リクが倒れて此処に来た事、此処は妖精の村と長老である事を話した。
「全く信じられん話だが、俺が記憶を覚えていないんだ、リーナ有難う」
「良いよ、リクって見た目に反して軽いんだもん」
そういうリーナに驚くリク。
「お前さん知らんのか?妖精は小柄だが怪力だぞ?」
その事を聞いて驚く。
妖精は力が凄いんだ…。
リクは新たに情報を頭に叩き込んで、立ち上がる。
「良し、行くか」
長老はリクがすぐ立ち上がった事と同時に驚くが、どこかへ行く事にも驚く。
「待て、お前さん、今から何処へ行くのじゃ?」
長老が聞くと、すぐさま言った。
「隣町だよ」
「隣町には《ヤツラ》が要るのじゃぞ!!」
長老は止める。
それに対しリクは。
「大丈夫だよ、そいつ等は始末屋であるこの俺に任せな!

そう言う台詞に驚く長老。
まさか、《ヤツラ》を倒す力を持っているのか…。
そう思っていると、二人は出発していた。
長老の声は空しくも聞こえなくなった。
こうして、傷が回復したリクとリーナは旅を開始するのだった。
次の町は何処へ行くのか…それは誰も分からない…
序章終了 第一章へ続く…

セカイ戦記 第一章 運命の仔の戦闘

妖精の世界、フェアリアの隣、戦争の世界、バトランゲージは存続の危機に瀕していた。
バトル王宮最上階国王の部屋。
「ひいぃぃ!!まっ待て!話せば分かる!金ならたんまり有る!だから見逃してくれぇ!」
「…………」
バトランゲージ国王、マイルは謎の生命体と話していた。
生命体は体を包帯で巻かれている者やジリジリと追い詰める者も居た。
ただ、生命体には共通点が幾らか有った。
一つ目は全員、肌が腐敗した色になっていた、具体的に灰色。
二つ目は口を大きく広げ、涎を垂らしている事。
そして三つ目は…
喋らない事だ…
何故喋らないのか、各国で議論されるが、喉が使い物にならないが妥当とされてきた。
生命体の過去の姿は、人間だった。
数十年、数百年経っても、この生命体は存在してきた。
そして生命体はゾンビの様に感染する。
今もそんな生命体から避、難する人間の中に反旗を翻す存在も居た。
その名は『退治者』と呼ばれる事になった。
その人物は生命体を倒す程の力を持っていた。
そんなリクも『退治者』の一人だ。
そして『退治者』達は、生命体に名を付ける事にしたのだ。
その名は《ヤツラ》となったのだ。

※小説のレスを消さないで下さい。
消しても無駄なので。
何か気に食わないなら、書き込めば良いじゃないですか、何でそんな事が出来ないんですか?
他人様の小説を消して、ナニが満足ですか?
彩都の小説のレスを消す事に何の意味があるんですか?
出来ればそれを書き込めば、彩都も納得します、なので、消さないで下さい。
困るのはこの小説を読む読者様なので。

コピペしていますから、消しても無駄ですよ?

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Re: セカイ戦記 ( No.340 )
日時: 2018/04/09 21:51
名前: 彩都  

ブレンドの案内を受けて、三人は屋上へと向かう、そして数分で屋上に到着し、ブレンドは奥に向かって、口の端を歪ませる。
「さぁ、戦おうじゃないか、いやぁ、死と隣り合わせの戦いなんて何時振りだろう?」
「……そんな事言ってっと、すぐに負けるぞ?」
ユリーカがそう言って、腕を組む、するとブレンドはにやり、と笑って、ユリーカに言う。
「いや、だから俺を弱小扱いするなって?俺だって相当強いんだぞ?」
「い、いや、それは分かっているけれど……だが、信用ならない、何でそんなに『自分が強い』と判断出来るんだ?」
「出来るも何も、『実際に強い』んだから、仕方無い」
「……あーはいはい、分かりましたよっと」
ユリーカはブレンドと会話する事を止め、はぁ、と溜息を吐いた、そしてリーナが言う。
「ほ、本当に戦うの?負ける可能性が大なんだけど……?」
「あぁ、大丈夫だリーナちゃん、俺は勝つよ、絶対に」
「…………」
そんな三人の会話を聞く『巨大な胸を持つ存在』、そんな『巨大な胸を持つ存在』は静かに三人を見ながら、腕を組む。
「……本当にあの者が勝てるとでも……?私も甘く見縊(みくび)られたなぁ?」
そう呟いて、構えを作る『巨大な胸を持つ存在』、そしてブレンドに向かって叫ぶ。
「それじゃあ、戦おうじゃないか!さっさと貴様を倒せば良いんだからなぁ!」
「まぁ、そう言う事になるなぁ……でも、それは悲しいぜ?『さっさと俺を倒してしまえば、後のお楽しみが消えちまう』からな?」
ブレンドはそう返答し、首を鳴らす、そしてユリーカ、リーナが目を合わせて、頷く。
「そ、それじゃあ、巨乳ヤローとブレンドの戦い、開始!」
ユリーカとリーナがそう言って、上に上げた右手を下に下げる、その瞬間、『巨大な胸を持つ存在』はブレンドに向かって走っていったが、ブレンドにはそれ程興味なく、ずっとその場で立ち続けていた、なっ!?コイツ……本当に勝つ気があるのか?『巨大な胸を持つ存在』はそんな事を思いながら、走る──そう、『そんな事を思いながら走る』のだ、『巨大な胸を持つ存在』は『本当に勝つ気があるのか?』という『邪念』をほんの一瞬でも考えてしまった、思ってしまったのだ、そう、それが『敗北』の原因だった。
もしも、もしもだ、『巨大な胸を持つ存在』が『本当に勝つ気があるのか?』という『邪念』を持たなかった場合、簡単にブレンドを攻撃出来ただろう、だが、『本当に勝つ気があるのか?』という『邪念』を持った故に『巨大な胸を持つ存在』の体は『少しだけ躊躇、躊躇ってしまい、一瞬だけ肉体の力を全て抜いてしまった』のだ、その『一瞬だけ肉体の力を全て抜いてしまった』時をブレンドは理解して、その『一瞬だけ肉体の力を全て抜いてしまった』時をブレンドは攻撃したのだった。
そう、つまり『ブレンドの作戦勝ち』なのである、『自分は何もせず立ち続け、相手に『何かを思わせる』』、それがブレンドの作戦だった。
人間誰しも力をマックスに使っている途中、ふと、他の事、余計な事を考えると、力が抜けている、もしくは抜ける感覚を覚えるだろう、つまりブレンドはその『力が抜けている、もしくは抜ける感覚』の時を『巨大な胸を持つ存在』に攻撃したのだった、なので『巨大な胸を持つ存在』が『何かを思った瞬間』に勝敗は喫していたのだった……!
「が、がぁぁ……?」
間抜けな顔で間抜けな言葉を発す『巨大な胸を持つ存在』に対し、ブレンドが近づいて、見下げる。
「なぁ、これで分かっただろ?これ以上戦っても、お前の肉体がボロボロになっていくだけだ、だからもう戦いは終了だ、否、俺の勝利となって終了だ……!」
「…………」
ブレンドの発言を受け、『巨大な胸を持つ存在』は静かに上げた顔を下に下げる。
こんなにも……呆気なく敗北したのか……?つまり私はリク、D、ユリーカを痛めつけた、とは思っていはいたが、こんなあっさりと負けてしまうのか……?こんな、こんな存在ごときに……?というか、私はこんなにも弱かったのか……?『巨大な胸を持つ存在』はそう思いながら、ドクン、ドクン、と心臓の音を聞いていた。
だが、『巨大な胸を持つ存在』は≪ヤツラ≫という死んだ存在なので、ドクン、ドクンと心臓の音が聞こえていたのは幻聴だった。
「……さて、それじゃあ、お前は病室に戻って縛られようか?」
ブレンドがそう言って、『巨大な胸を持つ存在』を抱える、そして後ろの二人に言う。
「おぅい?もう病室に帰るぞー?そんな所で棒立ちしていると、置いてくぞー?」
そう言うブレンドはジャンプして、下に下りる、そんなブレンドを見た二人は『急いで追いかけなければ!』と思い、走って、ブレンドを追いかける──それにしても、ブレンドと『巨大な胸を持つ存在』との戦いは呆気なかった、否、呆気なかったのでは無い、『あっさりとした戦い』だった、だから『何か物足りない感覚』を二人は覚えた、なのでもっと、もっと戦っている姿を見たかったなぁ、と二人は思った──

Re: セカイ戦記 ( No.341 )
日時: 2018/04/09 21:53
名前: 彩都  

「ふぅ……何気に楽しかったなぁ」
そんな事を呟くブレンドに対し、抱き抱えられる『巨大な胸を持つ存在』はツッコミを入れた。
「んな訳無いだろ!?お前は楽しかったかもしれんが、私は楽しくなかった!」
「だろうな?だって『何気に楽しかった』という発言は『俺のコメント』だからだ、お前のコメントなんか誰も気にしちゃいない」
「いやするわ!?私がするわ!」
「そうかそうか、面白い奴だなぁお前ー」
「お前こそ私の話をちゃんと聞いているのか!?」
「聞いている訳無いだろ?半分聞いて、半分適当な返事をしている」
「お前巫山戯んなよ!?今さっきの戦いは流石に不当だ!流石にアウトだ!流石にノーカンだ!」
叫ぶ『巨大な胸を持つ存在』に対し、ブレンドは空いている手で『巨大な胸を持つ存在』の『胸を掴んだ』、そして揉み始める。
「はいはい、黙れっての……ってか、案外柔らかいな?」
「てめぇ!?何揉んでんだ!?乙女の聖域に!?」
「乙女の聖域案外でか過ぎるだろ!?もう少し小さくする努力をしろよ?」
「知るか!?≪ヤツラ≫として復活した時にはもう持っていたんだ!」
「……ん?今さっき何て言った?≪ヤツラ≫がどうのこうのって……?」
そう言うブレンドに対し、『巨大な胸を持つ存在』が簡単に答える。
「そりゃそうだ!私は≪ヤツラ≫の仲間だぞ!?知らなかったのか!?」
「……知らねぇ」
「お前ぇぇぇ!?」
ブレンドの発言に驚く『巨大な胸を持つ存在』、そして『巨大な胸を持つ存在』はブレンドにツッコミを入れる。
「ってか、まだ揉み続けているのか!?いい加減手を離してくれ!」
「無理だな、こんな柔らかいもん、揉まずにいられんわ」
「こ、コイツ……スケベ親父!変態!ド変態!スケベ!」
「生憎親父ではないな、まだ息子娘等の子孫を持っていないから」
「……と言う事は独身?」
「まぁ、そう言う事だな」
「プププ……その年で独身んー?おいおい、流石にケッコンとかしないのかよぉ?」
そう言う『巨大な胸を持つ存在』に対し、ブレンドが言う。
「じゃあ、お前とケッコンする?」
「えっ?……えっえぇー!?何で!?何で私とケッコンするんだ!?い、いや、その前に私は≪ヤツラ≫の一員だぞ!?もしもケッコンして、子を生したら……≪ヤツラ≫の子孫になるんだぞ!?」
「おいおい?そんなに真に受けるなよぉ?冗談だよ冗談、ジョークジョーク?」
焦る『巨大な胸を持つ存在』に対し、ニヤニヤと笑って嘲笑うブレンド、そんなブレンドを見ながら、『巨大な胸を持つ存在』は顔を赤らめて、怒鳴る。
「うっせぇ!この変態親父!私の事をからかいやがって……!!」
そう言って、口を尖らせる『巨大な胸を持つ存在』に対し、ブレンドが静かに話し始める。
「……まぁ、もう俺にはケッコンという道は残されていないんだがな……」
急に低音な声で話し始めるブレンドに対し、『巨大な胸を持つ存在』は首を傾げる。
「は、はぁ……!?どういう事だよそれ!?」
「ん?あぁ、お前も屋上に居た時、少し話をしたろ?『俺は毒を使うニンゲンだ』って」
「あ、あぁ……確かにそんな事は言っていた気がするなぁ、それで?一体どうしたんだ?」
そう言う『巨大な胸を持つ存在』に対して、立ち止まって、静かに羨望の眼差しで窓から見える幼い子を見る。
「……俺、後数年で死ぬかもしれないんだ、『体内の毒』によって、な……」
「は、はぁ!?いきなり過ぎる発言だなそれは!?で、でもそれとケッコンに何の因果関係が……?」
そう言う『巨大な胸を持つ存在』に対し、ブレンドが静かに答える。
「『寿命が少ない』って事は『子を作る時間も限られている』って事だ、つまり『時間が経てば経つ程、自身の寿命が減っていき、自身の子を作る時間が減って行く』んだ……だから、ケッコンなんかして、幸せな家庭を作ってしまったら、自分が死んだ後、嫁も我が子も悲しむだろう?だからケッコンなんかしたくないんだ」
「…………」
ブレンドの考えを聞いて、『巨大な胸を持つ存在』は静かに言う。
「……お前も大変なんだな……」
「あぁ、そうだよ、だから迂闊にケッコンとか、子を作る事とかが出来ないんだよ?」
『巨大な胸を持つ存在』に返答するブレンド、そしてブレンドはまた前に歩き始まる。
「だから……少しでも生きるように前に前に進んでいかなきゃならない、俺は前に進む事を諦めない、死ぬ迄前に進み続けたい、だから……俺は『体から全ての毒を吐き出さなくてはならない』んだ、まぁ、結構面倒な事になりそうだから、弟であるブランドの力を借りるんだけどな?」
そう言って笑顔になるブレンドに対し、『巨大な胸を持つ存在』が言う
「お前とブランド、兄弟だったのか……」
衝撃の事実を聞いて、『巨大な胸を持つ存在』が口で言って復唱する、そしてブレンドが急に立ち止まってドアを横に引く、到着したのは『巨大な胸を持つ存在』の病室だった、次に『巨大な胸を持つ存在』をベッドに押し倒し、体中に拘束具をつけて、額の汗を拭う。
「さぁ、これでブランドもユリーカも怒らんだろ……」
ブレンドはそう呟いて、椅子に座りこむ──

Re: セカイ戦記 ( No.342 )
日時: 2018/04/12 21:45
名前: 彩都  

「それにしても……ブレンド伯父さんの戦いはあっさりだったなぁ」
ユリーカが独り言を言う、すると隣に居たリーナも乗っかる。
「うんうん、そうだよねぇ?あっさり戦いが終了したから、全然面白く無いしぃ?」
「あー……それは一理ありだねぇ、もう少し、戦って欲しかったなぁ?」
「だよねぇ?」
二人はそんな事を会話しながら去った『巨大な胸を持つ存在』、ブレンドをゆっくりと追いかける、そして『巨大な胸を持つ存在』の病室に辿り着き、戸を引いて入る。
「おーい?叔父さぁん?ちゃんと戸締りしたぁ?」
「うーん、やっぱり柔らかいな……死後硬直が終わったからか?でも、普通体温の事を思い出すと、≪ヤツラ≫は一応は死人、鼓動も無いのに、胸は柔らかい……女の胸って不思議だなぁ」
「ちょっ!?止めろって言っているだろ!?恥ずかしいじゃないか!って、ガキ!助けてくれ!コイツが私の胸を揉んでうひゃあ!?」
「ふむ、感度はあるようだ、と言う事は、『神経は活動している』って事だ……中々に不思議だ、≪ヤツラ≫は……」
ブレンドが『巨大な胸を持つ存在』の胸を揉みながら、観察していると、近くにあった花瓶でユリーカはブレンドの頭に向かって投げた。
「あでっ!?」
クリーンヒットしたブレンドはその場で『巨大な胸を持つ存在』の方に凭れる。
「アンタ……一応、この人は敵でありながら、この病院の患者なんだよ!患者に触れんじゃねぇ!!」
「患者、患者ねぇ……俺も何時かはそうなるのかなぁ……?」
「?何を言っているの伯父さん?貴方は永久的にこの病院の患者にはならないわよ!?」
「えー?そうかなぁ?でも、俺が骨折したり、怪我をしたら、手当てをしてくれるだろう?」
「私はしませんよ?だって、私、医者になるのが夢では無いですし?」
「いや、君じゃなくて、俺の弟、ブランドに」
「さ、さぁ?それはどうでしょう?お金を払ってくれないとそういうの、してくれないと思いますよ?」
「うーん、世知辛いぜ?何でこんな事になったのか?セカイは酷いぜ?」
「何処が酷いんですか?この世はお金が無いと生きていけないんですよ?」
「ま、まぁ、そりゃそうだろうなぁ?でも、ユリーカちゃん?君は一体未来でどんな仕事をしたいの?」
「普通に戦いが出来る職業ですかね?殴り合い、蹴り合い、暴行、まぁ、戦う事が出来たら、いいですが」
「そうかそうか……実に君は面白いな、でも、どうせ俺には勝てないんだから仕方無いよなぁ?」
「……今何て言いました?私が貴方に勝てない……?」
少し苛つきながら発言するユリーカに対し、静かにブレンドは発言する。
「うん、そりゃそうだろ?だって、君は弱い、とことん弱い、もしも『強い』って言いたいのなら、他のセカイにでも行って、戦って、強くなってこいよ?こんな殻に閉じこもっていないでさぁ?君なら、このセカイと言う名の殻から出て、もっと強いセカイに言った方が良いぜ?君はまだ弱い、まだ弱いって言う事は、逆に『強くなれる部分もある』って事、分かる?」
「……分かりますよ、でも、もしも、もしもですよ?私が他の世界に旅に行っている間に、父が、貴方の弟が倒れたらどうするんですか?そして死んでしまったら?」
そう言うユリーカに対し、ブレンドが言う。
「だから何だよ?自分が決めた道なんだろ?その例え話は?親が倒れても、兄弟が倒れても、お前には関係ない、前に進んで後悔しろ、それしか言えない」
「てめぇ……!?私はそれが怖いから親父の隣を離れられないんだ!」
「違うね、お前は依存している、お前の親父に、な?」
「…………何処が、何処が依存しているんですか?」
「ほらやっぱり?気付いていないんだ、君は……まぁ、大まかに言えば、今さっき言った、『親が死んだら』って部分、君は『自分を知っている存在を死ぬのが怖い』から、『離れずに居たい』んだ、そして『死ぬ姿を見て、安心するタイプ』、だろうね?まぁ、タイプの部分は俺の予想だが……でも、これだけは言えるぜ?『お前は自分を知っている存在と生きている事に依存している』、だから中々セカイを出る行為をしない、まぁ、この中で言うなら、ブランドだな?お前はブランドと共に居て、ブランドが死なないと行動を次に移せ無いんだよ、それ程迄に依存している」
「……依存?している訳無いじゃないですか!これは娘心として!我が子としての感覚です!」
「うん、だから?一応言うけど、ブランドは俺を捨てて、何十年も忘れて育ったんだぜ?親子より濃厚な『兄弟』って奴をよ?それを考えても、お前が依存していないって言うのなら、依存していないんだろうな?まぁ、他の所で『依存している』って言われるかもしれないが……まぁ、言われたら言われたで、お前は反論するんだろうけどさ?」
「…………」
ブレンドの発言でユリーカは無言になってしまう、そんな中、リーナと『巨大な胸を持つ存在』は『私達の入れる隙間、ないじゃん……』と思いながら、ブレンドとユリーカを静観していた──

Re: セカイ戦記 ( No.343 )
日時: 2018/04/16 21:45
名前: 彩都  

「……それじゃあ、俺も行かないとなぁ」
ブレンドがそう言って、静かに立ち上がって、背筋を伸ばす、一体何処に向かおうとしているのか?リーナは不思議そうにブレンドに言う。
「ね、ねぇ、ブレンド?何処に行く気?」
「んー?そんなの簡単だろ?『自殺』を行うんだよ?もう生きている意味も無いしな?……あっ、この事は巨乳女にしか言ってなかった」
「おいお前!?」
ブレンドの発言に対し、『巨大な胸を持つ存在』は驚愕してしまう、するとユリーカが壁を殴って、ブレンドを睨む。
「…………!させるかよ!何で、アンタを自殺させないといけない!?アンタは……父さんの兄貴だろ!?なのに……!?」
「……うるせぇなぁ、ガキが?何でガキが大人の意見に口出しをする?口出しをするなら──」
ブレンドはそう言って、壁の方にある手を掴んで、自信の頬につける。
「『暴力』という会話で、口出ししようや?お前も強いんだろ?じゃあ、俺と戦えるじゃねぇか?あぁ?出来ねぇのか?」
「……!?」
ユリーカは急いで、手を引き、ブレンドを睨み、発言する。
「誰が……戦うか!?私は、戦わない!何故か!?それは父さんの兄貴だから!いや!違う!それだけじゃない!アンタは……父さんの大事な兄弟だから手を出したくない!もしも……もしもだ、アンタが自殺したら……親父はとても後悔する!だから、この先を進ませないし、自殺もさせない!」
「……我侭だねぇ?至極我侭な発言だ、否、至極我侭な発言であり、至極『傍迷惑』な発言だ、男に二言は無い、自殺すると言ったら、自殺する……それが男だっ──」
ブレンドの発言にユリーカは思いっきり、右手の拳でぶん殴った。
「うるせぇガキンチョが!我侭はアンタだろうが!?なぁにが、『自殺する』だぁ!?大の大人が自殺しようとするなよ!?たかが姪との会話で自殺願望出すんじゃねぇ!父さんだって必死に生きているんだ!!なのに、兄貴のアンタが自殺してどうする!?男なのに、意気地なしだなぁ!?我侭なのはどっちだ!?意見を出せない私か!?違うだろ!?『自殺する』と心に決めているお前の方だろうがぁ!?違うか!?『自殺する』と心に決めたアンタの方がガキンチョっぽく見えるぞ!?」
「……ハハッ、ハハハハッ!ハハハハハハ!!」
怒鳴り声のユリーカの発言を聞いて、殴られた頬を擦るブレンド、そしてブレンドはその場で笑い始めた。
「な、何が可笑しい!?」
「『何が可笑しい』かって?そんなの決まっているだろう!?この状況が、だ!とても、とても面白いな!矢張り、ブランドの娘だなぁ、お前は……!」
ブレンドはそう言って、静かに立ち上がり、殴られた頬を拭う。
「ブランドはなぁ……『激怒すると、すっげぇ喋って怒鳴る』性格をしているんだよ、だけど、『沸点があまりにも高い』から、中々激怒しない……矢張り、お前はブランドの娘だよ、ちゃんと血を継いでいる」
「……だから、何だ!?アンタを自殺から救わないと私は此処を通せないんだぜ?」
「だろうよ?だから、『力で捩じ伏せる』訳だ」
「……どういう事だ?私はアンタと戦わないぞ?」
「うん、分かってるよ?だからだ、『戦わずに決着を着けたらいい』だろ?」
「…………どういう事?」
ユリーカは何時もの声色になって、不思議がる、するとブレンドは静かに言う。
「なぁに?簡単なゲームさ、『俺は今から逃げる』、『お前が逃げた俺を捕まえる』、つまり『鬼ごっこ』って事だ、これならいいだろう?」
「いや、此処から出さないと言っているだろ?」
「じゃあ、便意をどうしたら解消する?」
「そ、それは外に出ても良いけれど……」
「じゃあ、俺が嘘を吐いて逃げても良い、ともなる」
「それは違う……」
「だろ?だから鬼ごっこ、『死線の張り巡らされた鬼ごっこ(デッド・ライン・ゲーム)』、で決着を着けようって話?一応ルールとして、『このセカイ全体』を俺の逃走経路とする、そしてお前『達』が俺を追いかけ、タッチしたらお前『達』の勝ち、って事で……そして俺が脱出し、一分後にお前『達』が追いかける、これで良いだろ?」
そう言うブレンドに対し、ユリーカは首を傾げ、発言する。
「お、おい?その前にお前『達』って……?」
「ん?あぁ、お前『達』って言うのは、『ユリーカ』、『リーナ』ちゃん、『巨乳女』の三人だ、それじゃあ、逃げるぜ?」
ブレンドがそう言うと、三人が、『待て待て待て待て!!』と叫ぶ。
「な、何で私も参加させられているの!?」
「な、何で私も巻き込まれているんだ!?」
「な、何で私だけじゃないの!?」
「おいおい?落ち着けって?俺は六個の耳を持っている訳じゃないしさぁ?まぁ、簡単に言えば、『俺を捕まえる位、一人で充分だろ』と思う奴の心をへし折る事、もう一つは、『外の空気を吸わせたい』からだよ、それじゃあ、『巨乳女』よ、もう『拘束は外しているから』、何時でも俺を追いかけても良いんだぜぇ?」
ブレンドはそう言って、窓から脱出する、『巨大な胸を持つ存在』は体を動かし、『本当に拘束が外されている』と思いながら、首を横に向け、ブレンドが去った方向を確認する──ユリーカは仕方なく、時計を見ながら、一分が経つのを待つ──

Re: セカイ戦記 ( No.344 )
日時: 2018/04/19 22:47
名前: 彩都  

「…………」
突然始まったブレンドとの『鬼ごっこ』、そんな鬼ごっこに巻き込まれた三人は『巨大な胸を持つ存在』の病室で静かに時計を確認していた。
……一体どうしてこうなった?私は悪くないだろ?悪いのはブレンド伯父さんだろうが?私はただ単に巻き込まれただけじゃないか、ってか、何で『鬼ごっこ』を今更しなきゃならん?『鬼ごっこ』とか何年前迄やっていたよ?もう個人的には飽きてきたから止めたんだけど……?完全に意味が不明である、……とりあえず一分間待って、すぐに追いかけようか、ユリーカはそんな事を思いながらその場で溜息を吐いた。

……何故、私は解放されたんだ?何故、私は『鬼ごっこ』とか言う、ガキのゲームに巻き込まれてるんだ?否、その前の問題である、『どうしてあのブレンドが『鬼ごっこ』等と言うガキが遊ぶゲームを提案したのか』というのも不思議である、一体何の意図があって、『鬼ごっこというゲームを選択』したのだろうか……『巨大な胸を持つ存在』はそんな事を思いながら、ベッドに座りこんで、腕を組んで、時計の時間を見つめていた。

……一分間、それに何の意味があるのだろうか?まず、普通、『鬼ごっこ』はそんなに逃走時間は食わないだろう、精々十秒、三十秒だろう、それなのに、それなのにだ、『どうして一分間使って逃走をするのだろうか?』、リーナにとって、それが不思議で不思議で堪らなかった、だって今さっき言った通り、『精々十秒、最高でも三十秒、それだけ有れば逃走なんか容易である』からだ、それなのに、どうして一分なんか……もしかして……リーナはそう思いながら、顎に手を当てて、窓の方に向かい、顔を出した、……あぁ、そう言う事か、『そう言う事なら確かに一分は必要だ』よな……リーナは窓から顔を出して、何となく、ある程度は理解した、何故リーナが理解出来たか、それは『遠くの方向にブレンドが走っていた』からだ、そんなブレンドを確認し、リーナは『一分間』の謎を理解した、何故そんなブレンドを見て、リーナが理解出来たか……それは『ブレンドはまだ、このセカイの土地に詳しくない』からである、このセカイの土地に詳しくなかったら、そりゃ、『混乱するし、迷子になってしまう』、そんな事を回避する為に、『一分間と言うこのセカイの下見を行い、更に脱出経路を見つける』行為を行った、という事だった、確かに下見も脱出経路の発見も必要だよな……リーナはそう思いながら、振り返って、時計を確認する──まだ時間は三十秒を過ぎたばっかだった──

……まだ、まだ時間がある……ユリーカはそんな事を思いながら、腕を組んで待機した、まだ時間がある、と言う事は『まだ逃走出来る』と同義である、だから一刻も早く、時間が過ぎるのを待たなければならない、……あぁ、まだ時間が経たないだろうか?早く……早く時間よ過ぎろ……!ユリーカはそんな事を考えていた、すると、『巨大な胸を持つ存在』が、『もう、動こうぜ?こんな遊びに時間なんかかけている意味無いだろ?』と発言する、『巨大な胸を持つ存在』の発言を聞いて、ユリーカは淡々と言う。
「だけれど……これはブレンド伯父さんの行動だ、そう簡単に行動出来ないね」
「私も同意見だよ、行動するなら、一人で行って来なよ?貴方一人の為に行動はしたくないからね?ほら、行くなら今だよ?まだブレンドはそこら辺にいるし……さぁ?」
そう言うリーナ、そして『巨大な胸を持つ存在』は静かに立ち上がって、ユリーカ、リーナ、両名を見て、発言する。
「あーはいはい、分かりましたよっと、勝手に行動させていただきますよっと」
『巨大な胸を持つ存在』はそう言って、リーナの方へと向かう、リーナは席を譲って、『巨大な胸を持つ存在』を窓の前に立たせた。
「それじゃあな、ルールを遵守する者よ?私はあのアホをぶん殴って、こんなクソゲームを止めてくるよ」
『巨大な胸を持つ存在』はそう言って、窓から病室を出る──そしてユリーカは頬を伝う汗を拭って思う、『いや、お前は入口から出ろよ!』と、だって、窓から脱出したのは『出入り口を出る事が出来ないブレンド伯父さん』ってだけで、お前は出入り口から出る事が出来るだろうが!ユリーカは心でそう叫んで、溜息を吐いた、そして時間を確認する、残り時間は後十五秒から十秒──後少しだった──

……もう少しか?リーナはそう思い、時間を確認する、時間は残り十五秒から、残り十秒だった。
……ふむ、もう出ようかなぁ?リーナはそう考えて、体を少し動かす、そして、リーナはユリーカに言う。
「ねぇ、ユリーカちゃん?」
「……ん?どうしたの?」
そういうユリーカに対し、リーナが言う。
「私、もう行くね?」
「えっ?もう──」
ユリーカはそう呟いて、時間を確認する、すると時間はもう規定の一分を過ぎていた、あっ、じゃあ、私も出ようかな?そう思いながら、ユリーカも返答する。
「あっ、それじゃあ、一緒に行こうか?」
ユリーカがそう言うと、リーナは『うん、いいよ』と言う。
そして二人は病室の出入り口から出て、ブレンドを探す『鬼ごっこ』を開始する──果たしてブレンドは見つかって、『鬼』を捕まえる事は出来るのだろうか?それはブレンドを探さないと分からない──

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