複雑・ファジー小説

セカイ戦記
日時: 2016/05/17 18:57
名前: 彩都

ーーぼくは戦うーーこの汚れたセカイとーー

二作目の投稿です。
初めての方も知っている方も初めまして、彩都と申します。
気長に投稿します。
今回は歴史ファンタジー…かも…
という事で宜しく

登場人物
今作は先にキャラ紹介をさせていただきます。
主人公
トゥダ・リク 男
このセカイは名前に意味は無く、名字・名前や逆に名前・名字は無く、名字・名字、名前・名前となっている。
リクは名前・名前。
リーナ・ユリ 女
名前・名前。
妖精で回復の魔法を使う。
リクの仲間。
リヴェレット・モコ 女
名前・名前。
攻撃系の魔法を使う。
ユリは貧乳だが、モコは巨乳。
何時も箒に乗っている。
ショウ・コウ 男
名前・名前。
肉弾戦が得意な仲間。
魔法では倒せない存在には肉弾戦が良いとされている。

ジェネレッド・D 男
?・?
リクの仲間だが何者かは知らない。
敵かもしれない。
Dは物語の中心に近い。
サルウ°ァ・ティル 女
名前・名前。
名前の言い方は秘密。
大きな剣、真剣簪(かんざし)を使う。
大きさは約三メートル。
サワラビ・ユウ
名字・名前。
遙か遠く、キョクトウのニホンの人間。
彼も何者かは分かってない。
何時も一人で行動している。
薙刀の師範代を務めている。
μ
記号。
名前を持たず、施設で使われていた記号を使っている。
戦闘力は圧倒的に強いが、カロリーが切れるとすぐ戦闘不能になる。
白いジャージに白い肌、髪は無く、オールバックの様な角を生やしている。

用語解説
魔法
魔法は体内に眠る魔力を燃焼させて、魔法を扱う。
キンキなる魔法も存在する。
キンキなる魔法は使うと死んだり、植物人間になったりする。
存在
セカイ戦記における敵。
魔法で倒せる奴や肉弾戦でしか倒せない者もいる。
肉体の一部分が膨らんでいたりと『異形』の存在。
ゾンビの様に意志は持たず、人間を襲う。

セカイ
混沌としている。
その混沌のせいで存在が出来たと言われている。
舞台的に言えば、『北斗の拳』の世紀末ワールドに近いです。
存在が色んな所でばっこしている。
妖精
見える者もいれば見えない者もいる。
リク達のメンバーは見える奴が多い。
見えない者は眼鏡を使ったりする。
だが、眼鏡も法外な値段が多い。
傷の手当や回復が得意。
回復は魔法に当たるので、妖精は無意識に魔法を使っている事になる。

『リク…貴方は希望の仔…貴方は奇跡の仔…貴方は私と**の仔…お母さんが居なくても頑張るのよ…』
「お母さん!!」
そう言って、母さんは燃え盛るセカイから、燃えた。
跡形もなく、消えた。

セカイ戦記 序章 、『運命』の仔

俺はトゥダ・リク。
男、十六歳。
《ヤツラ》を始末する者。
《ヤツラ》とは、前々からこのセカイに現れた敵だ。
コイツ等のせいで俺は母を亡くした。
俺はコイツ等を駆逐する為に仲間を探している。
俺は仲間探しの為に故郷を捨てた。
そして俺は前へ一歩、踏み出した。
少し歩いて着いたのは、妖精の世界、フェアリアだ。
そこで俺は水浴びをしているビキニの女性を見つけた。
「おーい!妖精王に会いたい!道案内してくれ!」
ビキニの女性は羽を生やしてこちらに来た。
どうやら妖精らしいが、背は俺の胴体位だろう。
「貴方、妖精王に会いたいの?今は会えないわ、会うの止めたら?」
「俺は《ヤツラ》を駆逐する為に妖精王に力を借りに来たんだ、止める事は出来ない」
「分かったわ、じゃあ貴方の仲間になるから会うのは止めてくれない?回復も出来るから旅には最適よ」
「良いのか?」
「良いわよ、私の名前はリーナ・ユリ、宜しく」

「俺はリク、宜しく」
こうして、人間、リクと妖精、リーナの出会いだった。

「なぁ、リーナ、この水は人間でも飲めるのか?」
そう言って、リーナが浸かっていた水を一掬い、口に近づける。
「ダメッ!!!!!」
リーナの止めは既に遅し、もう口に含んで、喉を鳴らした後だった。
「ん?どうした?リーナの汗が入っているから、飲むなってか?大丈夫だろ…」
リーナは言う。
「いや、そうじゃなくて…人間は此処の水飲むと、人間には毒だからって…」
そう言うのと同じくして、リクは気絶する。
「リクッ!?」
リーナはビキニのまま、、リクを長老の所へ連れていった。

「んー、ユリ…」
長老は重い口を開いた。
 ・・・・・・・・・・・・
「こやつには毒その物が無い…これはどういう事じゃ?」
「えっ…?」
リーナは驚いた。
人間で泉の水を飲んだのは大抵、必ず死ぬ、最悪死ななくても毒の後遺症が残るのに…。
リーナにとって、この事は不思議で不思議で意味が分からなかった。
すると、リクが目覚めた。
「う…うーん…此処は…何処だ…?」
リクはすぐさま、リーナを見つけた。
「リーナ!此処は何処だ!?俺は何故此処に!?」
リクは慌てて周りを見やる。

「落ち着くのじゃ、少年」
と、長老が止める。
長老は、リクが倒れて此処に来た事、此処は妖精の村と長老である事を話した。
「全く信じられん話だが、俺が記憶を覚えていないんだ、リーナ有難う」
「良いよ、リクって見た目に反して軽いんだもん」
そういうリーナに驚くリク。
「お前さん知らんのか?妖精は小柄だが怪力だぞ?」
その事を聞いて驚く。
妖精は力が凄いんだ…。
リクは新たに情報を頭に叩き込んで、立ち上がる。
「良し、行くか」
長老はリクがすぐ立ち上がった事と同時に驚くが、どこかへ行く事にも驚く。
「待て、お前さん、今から何処へ行くのじゃ?」
長老が聞くと、すぐさま言った。
「隣町だよ」
「隣町には《ヤツラ》が要るのじゃぞ!!」
長老は止める。
それに対しリクは。
「大丈夫だよ、そいつ等は始末屋であるこの俺に任せな!

そう言う台詞に驚く長老。
まさか、《ヤツラ》を倒す力を持っているのか…。
そう思っていると、二人は出発していた。
長老の声は空しくも聞こえなくなった。
こうして、傷が回復したリクとリーナは旅を開始するのだった。
次の町は何処へ行くのか…それは誰も分からない…
序章終了 第一章へ続く…

セカイ戦記 第一章 運命の仔の戦闘

妖精の世界、フェアリアの隣、戦争の世界、バトランゲージは存続の危機に瀕していた。
バトル王宮最上階国王の部屋。
「ひいぃぃ!!まっ待て!話せば分かる!金ならたんまり有る!だから見逃してくれぇ!」
「…………」
バトランゲージ国王、マイルは謎の生命体と話していた。
生命体は体を包帯で巻かれている者やジリジリと追い詰める者も居た。
ただ、生命体には共通点が幾らか有った。
一つ目は全員、肌が腐敗した色になっていた、具体的に灰色。
二つ目は口を大きく広げ、涎を垂らしている事。
そして三つ目は…
喋らない事だ…
何故喋らないのか、各国で議論されるが、喉が使い物にならないが妥当とされてきた。
生命体の過去の姿は、人間だった。
数十年、数百年経っても、この生命体は存在してきた。
そして生命体はゾンビの様に感染する。
今もそんな生命体から避、難する人間の中に反旗を翻す存在も居た。
その名は『退治者』と呼ばれる事になった。
その人物は生命体を倒す程の力を持っていた。
そんなリクも『退治者』の一人だ。
そして『退治者』達は、生命体に名を付ける事にしたのだ。
その名は《ヤツラ》となったのだ。

※小説のレスを消さないで下さい。
消しても無駄なので。
何か気に食わないなら、書き込めば良いじゃないですか、何でそんな事が出来ないんですか?
他人様の小説を消して、ナニが満足ですか?
彩都の小説のレスを消す事に何の意味があるんですか?
出来ればそれを書き込めば、彩都も納得します、なので、消さないで下さい。
困るのはこの小説を読む読者様なので。

コピペしていますから、消しても無駄ですよ?

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Re: セカイ戦記 ( No.366 )
日時: 2018/07/05 22:24
名前: 彩都  

「はぁはぁ……い、居ない……!?」
シュンはブランドの病院に入り、叫ぶが、『誰一人居なかった』、嘘だろ?じゃあ、三人が救われない……!?そう思い、『自分だけでも動かなければ!』と、判断し、病院を出ようと、半回転し、出口に足を近づけた、すると、遠くから、『はぁい?』と、気の抜けた声がした、この声は……?そう判断し、声の方へ向かう、其処には、頭を掻くブランドが居た。
「はいぃ?どうしたんですか……?おや、君は……確かシュン君……」
「ぶ、ブランドさん!い、急いで来て下さい!貴方の、貴方の娘が傷付いているんです!」
「……はぁ?そりゃそうでしょうよ?あの巨乳の女性と戦ったんだから?そりゃ、満身創痍なんだけど?」
「そう言う意味じゃなくて!他の存在に襲われているって事です!他にも小さい女の子、ブランドさんによく似た、妙齢の男性が倒れているんです!」
「小さい女の子……?妙齢の男性……?兄貴かなぁ?まぁ、いっか、仕方無い、それでは案内してくれますか?」
「え、えぇ!」
シュンはそう言って、ブランドの手を掴み、思いっきり走る、そんな中、シュンとブランドの会話を聞いていた、モコは首を傾げながら、『どうしたんだろう?リク達に話をしよう』と、思い、リク達の病室へと向かう──

「はぁはぁ……」
息を切らしながら、こけたブレンドは立ち上がる、じくじくと、じんわりと、じゅくじゅくと、左足太股、内側が痛む、太股を攻撃されると、案外痛い、だから、中々痛みが減らないし、立ち上がるのも案外苦労する、なので、息を切らしながらブレンドは立ち上がった、だが、他にも息を切らしていた理由はある、それは『全速力で逃走した』からだ、ブレンドは全速力で、可愛い声の存在から逃げた、だが、『可愛い声の存在は風を操る事が出来る』ので、『追い風に乗って、ブレンドのすぐ近くに移動出来る』のだ、だから『逃げても逃げても追い付く、そして攻撃される』という悪循環が起きていた。
「て、てめぇ……!」
ブレンドはそう呟いて、右手に毒を纏う、だが、可愛い声の存在は宙に浮いて、微笑みながら、『効きませんよ?』と、呟く。
「な、何故だ!?何故効かないんだ!?」
「簡単ですよ?『風で毒を乾かしたり、突風で飛ばしたりすればいい』んですから……?あら?そんな事も気付かなかったんですかぁ?」
「……あっ」
可愛い声の存在の発言により静かに気付くブレンド、くそっ、ここ迄思考能力が低下しているのか……くそっ、腹立つ、完全に腹が立つ、腹が立つを通り越して、大激怒、大激怒を通り越して、呆れかけていた、だが、一応『リーナちゃんとユリーカからはコイツを離す事が出来た』んだ!姪っ子と姪っ子の友人を助ける事が出来て安心だ!ブレンドはそう思いながら、『へへっ』と、笑った、と、とりあえず、時間を稼いで誰かが来れば良い、それだけでいいんだ、ブレンドはそう判断し、その場で大きく深呼吸をした。
「すー……はー……」
何が風だ?何が『風で毒を乾かしたり突風で飛ばしたりすればいい』だ?そんなの……『お前の体に押し付ければ意味がねぇ』んだよ!!ブレンドは全身にスライム状の毒を纏い、発言する。
「うるせぇんだよ?さっさとお前を倒して、俺が勝つ!!」
「……出来るの?おじさんに?」
すらりと微笑む可愛い声の存在に対し、ブレンドは『はぁっ!』と、毒の弾を右手から放つ、だが、『可愛い声の存在の頭上を通り越して、玉は地面に当たる』、否、落ちるか。
「…………えっ?」
「フフフ?甘かったねぇ?色々と惜しかった、もう少し『身長差』を考えてよ?」
「し、身長、差……?」
不思議な事を言う可愛い声の存在、いや、流石に自分は『可愛い声の存在の顔面を狙った』筈だぞ!?なのに、『頭上を通り越す』なんて不可能に近い!!ど、どうして『頭上を通り越した』んだ……?ブレンドはそう思い、右手を確認するが、何も変化は無い。
すると、可愛い声の存在が『それじゃあ、仕留めますか、飽きてきたし?』と、発言した、その時、ブレンドは一瞬で身構えた、だが、その瞬間、『兄貴?』と、聞き慣れた声が聞こえ、身構えた肉体は一瞬で緩んだ。
「……えっ?」
ブレンドがそう言うと、可愛い声の存在の後ろにブランドが立っていた、その隣には、変な格好の少年が立っている。
「えーと、これは……『間に合った』って事で宜しいですか、シュン君?」
「え、えぇ!二人共息をしている!生きています!どうやら間に合ったようです!良かった!あの人も生きている!」
シュンはそう言って、目を輝かせる、えっ?生きている?何の話だ?ブレンドはそう思いながら、毒を纏った体から解放される、そして、可愛い声の存在はブランド、シュンの声を聞いて、顔を、体を二人の方へと向けた。
「……貴方達は?」
そう言う可愛い声の存在、すると、ブランドは、ユリーカ、リーナの体を触りながら、『私はブランドと申します、医者です』と、淡々と述べた、そして『二人の体に異常は無いです』と、言い、額の汗を拭って、『安心しました』と、呟いた──

Re: セカイ戦記 ( No.367 )
日時: 2018/07/09 23:24
名前: 彩都  

「医者、かぁ……でも、何で医者が此処に?此処は何も無いですよ?」
「何も無い?じゃあ、『何で女の子二人がこんなにボロボロなんです』か?貴方なら説明出来ますか?」
そう言って、可愛い声の存在を見つめるブランド、すると可愛い声の存在は首を傾げ、顎に人差し指を当てて言う。
「えー?私わかんなーい?だって、その人、『元からボロボロだし』ぃ?」
「……そうなんですか?周りの皆さん?」
ブレンドがそう言うと、何人ものの存在が首を『横に振った』、その姿を見て、ブランドが『じゃあ、誰がこんな事を?』と、聞くと、首を横に振った存在が、『可愛い声の存在』を指差した。
「……へぇ、つまり貴方は今さっき嘘を吐いたと?」
「あらやだ?皆して私を悪者扱い?ひっどーい!こんないたいけな幼女を!女の子を!」
「幼女は自分から、いえ、自ら『幼女』と名乗らないんじゃないですかねぇ?」
『言葉からして知らないと思いますし?』と、付け加えるブランドに、口の端を歪ませた可愛い声の存在が『あぁ、そうかい』と、言った。
「いやぁ?騙せると思ったのになぁ?流石に団結力は強いねぇ?」
「成程、貴女がしたんですね」
「あぁ、そうだが?何か悪いか?弱い者虐めの、何が悪い?弱い者が悪いし、虐められる者が悪い、つまり『弱くて虐められる奴が悪い』んだよ?それなのに、こんなか弱い女の子、いや、私を責めるなんて?」
「責める?誰が?誰も責めてはいませんよ?皆『誰がしたか』を指差しただけですし?」
「……あぁ、腹立つなアンタ?」
「はははっ、何分医者なんでねぇ?『相手が腹立つ事はやり方を知っています』よ?」
「へぇ……医者ねぇ?アンタ、そんなにも凄い医者か?」
「全然?」
「そうか?それはつまらんな、後でボコボコにしようと思ったが?今はこのおっさんをボコボコにするのに専念しないとな?」
「くっ!」
標的が自分に代わり、ブレンドは毒を一気に纏う、だが、『可愛い声の存在から発せられる強風』により、毒は剥がれ、固まり、動きを止める。
「くっ……!お前……何もんだ!?」
「何もんだぁ?そんなの簡単よ、私達は『アンタ等が≪ヤツラ≫っていう存在』よ、≪ヤツラ≫なんていうカッコよくない名前を使いやがって……まぁ、今はそんな事どうでも良いわ?話を少し元に戻しましょう?彼女、いえ、『巨大な胸を持つ存在』と明記しておきましょうか?『巨大な胸を持つ存在』を作ったのは私です、私が彼女の製作者、と言えば良いかしら?彼女の行動に腹が立ったから、私が消した、その為だけに私は来た、でも、『アンタ達みたいな戦闘狂?私も好き』なのよね?だから、『面白半分で私と力比べをしていた』の、でも……アンタ達、弱いわね?ねぇ?このセカイで一番強い存在って、誰かしら?ねぇ、貴方達はその存在を、知っているかしら?知っているのなら教えてよ?」
「…………」
「…………」
「…………」
可愛い声の存在の発言を受けて、周りの存在の口は止まり、無言になる、な、何なんだこの女は!?と、でも思っただろう。
他には『何なんだこの小娘!?強そうには見えないのに、何て口をするんだ!?』や、『この女……幼女の癖に強い!』とか、思った存在もいた。
そんな中、ブレンドが静かに呟く。
「し、知るかよ?そんなの、此処に来て、まだ一年も経っていない、いや、半年も経っていない俺が知るかよ?」
「……じゃあ、医者、アンタは?」
「えっ?私ですか?いやぁ?自分の娘が一番最強と言うのは知っていますが、男性は知りませんねぇ?」
ブランドがそう言うと、可愛い声の存在が『はぁ?そこのクソガキがこのセカイで一番強い女ですって?』と、首を傾げる。
「おいおい?娘が可愛いからってそんな嘘はいかんぜよ?もっと、現実的な話をしないと──」
可愛い声の存在がそう言うと、『一瞬でブランドが可愛い声の存在の前に立ち、右手に『気』を纏わせて、可愛い声の存在の腹部を思いっきり『蹴った』』、ブランドの行動にブレンドは驚愕した、何故、何故『手ではなく、足、なんだ?』と。
だが、その疑問、愚問もすぐに解消された、『そうか』と。
簡単な事だった、『手で殴るよりも足で蹴った方がダメージ、ヒットの方が大きい』と。
可愛い声の存在は見た目が小さいのだ、なので、『普通に殴っても、相当体を下に下げなければならない』のだ、そうでも市内と攻撃が当たらないからだ、だが、『足で蹴れば』どうだろうか?『足は腕と違って、上にあるのでは無い、下にある』のだ、なので、『体を下げずとも、足を上に上げれば、上に攻撃が当たり、低く蹴れば、低い存在にも攻撃が当たる』という事になる。
成程、遠近法の事もあって、俺が殴ると、あの幼女には当たらないんだな?と、ブレンドは理解した。
「……ふぅ、何気に足にも薄く『気』を纏っていて正解でした……少しでもダメージを与えられたら良いですが……一つだけ言っておきますよ?『うちの娘、ユリーカはこのセカイ最強の女』ですよ?舐めてたら……死にますよ?」
そう言って微笑むブランドに対し、蹴られた可愛い声の存在は動かなかった──

Re: セカイ戦記 ( No.368 )
日時: 2018/07/12 22:13
名前: 彩都  

「…………」
無言を貫く可愛い声の存在、そして、ブランドはブレンドの方に向かい、体を触る。
「ど、どうだ?何か折れている部分は……?」
「いや、流石にそれは本人である貴方がもっと分かるでしょうよ?でも、外傷はあまり無いので、体の中の方が少し気になりますね……」
「なぁるほど、つまり、外は安全、中は不思議ってか?」
「ピンポンです」
「分かった」
ブレンドはブランドに肩を貸してもらって、何とか立ち上がる、結構ダメージを受けている、こんなにダメージを受けるなんて久し振りだな、ブレンドはそう思いながら、溜息を吐いた。
「はぁーあ、流石に兄として、討伐した姿を見せたかったが……寝転がって、ボコられているシーンを弟に見せるとは不甲斐無いな」
「ハハハ!まぁ、それもそうでしょうけど?個人的には、『五体満足で良かった』と、安堵しています」
「あぁ、そうかい?そんなに四肢が大事ってか?」
「そりゃそうでしょうよ?貴方のボスを倒すんでしょう?数日後にさ?」
「あー、そういやそうだったな?確かにそれなら、五体満足でないとなぁ?」
二人はケラケラ笑いながら、リーナ、ユリーカの所に移動する、だが、可愛い声の存在だけは動かない、不思議だ、ブレンドがそう思っていると、じゃりっと、地面と靴が擦れる音がする、ま、まさか……ブレンドがそう思い、息を飲む、すると、『可愛い声の存在がゆっくりと起き上がっている』のを確認する、『マジかよ……』そう呟くブレンドの声を聞いたブランドが『まぁ、軽く蹴っただけですし、ダメージはあまり無いでしょうね?』と、呟く。
「…………」
未だ言葉を、声を、音を発しない可愛い声の存在、そしてブレンドが視線を変更し、言う。
「それで?何でお前は此処に来たんだ?」
そう言うブレンドに対し、ブランドがシュンを指差す。
「それですか?あぁ、彼が此処を案内したんですよ」
「は、初めまして!自分、ユリーカさんの部下で、だから、父であるブランドさんを此処に呼んだ、という訳です」
「成程……つまりお前が居なかったら、俺も死んでいたかもしれないなぁ?」
ブレンドはそう言って、額の汗を拭う、本当にサンキューだぜ、そう思いながら、安堵し、ユリーカの隣に座る、すると、可愛い声の存在が、立ち上がって、首を鳴らしていた。
「ふぃー、アイツ、何にも言わねぇな……」
ブレンドがそう呟いた刹那の出来事であった、『あは、アハハハハハハハハハハ!!』と、高笑いをした、まさかの出来事で、ブレンドは驚愕する、すると、ブランドが、『言いましたね、笑い声ですが』と、揚げ足を取るかのように言う。
「うっせ!……でも、何で笑っているんだ?凄い怖いんだが……?」
ブレンドがそう言って、身震いを起こす、すると、可愛い声の存在が、笑いながらゆっくりとブランドの、ブレンド達の所へ、歩いてくる。
ブレンドは動けない体で、体に毒を纏って、周りの存在を防御しようとするが、可愛い声の存在は『ブランドの前に立って、顔を見上げた』、えっ?ブレンドが不思議がっていると、『あー、面白かった』と、可愛い声の存在が呟いた。
「アンタ、中々に面白いね?一体何を使った?あまりにも素早い動き、攻撃で『気功』を練って、『硬気功』を使う暇がなかったよ?」
そう言う可愛い声の存在に対し、ブランドが淡々と言う。
「……これは『気』です、オーラです、『気』を纏う事により、その部分の攻撃力や防御力を高めたりするんです……確かに貴方が言った『気功』という物に近いでしょうね──私も旅の中で、『気功』という言葉を聞いた事が有りますし──ですが、両者、違いが有りますよね?『私の『気』は同じ『気』を使える者には見えますが、『気功』は同じ『気功』を使える人でも見えない』と言う点がね?」
「……ふむ、良く知っているじゃないか?確かにそうだな?」
可愛い声の存在はそう言って、首を鳴らす、そして、可愛い声の存在はとんでもない事を言った。
「……それにしてもアンタ、『弱い』んだなぁ?あんな攻撃、蚊に刺されたかと思ったよ?」
「…………」
ブランドは可愛い声の存在の言葉を聞いて、『そりゃそうだよな』と、思う、そして、一気に足に『気』を溜めて、発言する。
「そうですね?ですが、あの蹴りは『弱めに放った』ものですし、そりゃ弱いです?だから、今から本気で貴方を蹴ればいい」
「そうか」
ブランドの発言を受けて、可愛い声の存在は静かに納得する、そして、ブランドの蹴りが炸裂した、だが、『可愛い声の存在は簡単にブランドの蹴りを掴んで、口の端を歪ませ』た。
「へぇ……『本気で蹴った』んだよね?でも、『弱い』ね?私が思っている強者ではない」
「なっ……!?」
『本気の蹴りが止められた』だと!?片手で!?ブレンドはそう思いながら、可愛い声の存在の素早さを確認する。
……素早い、本当に素早い、これは……私でも勝てませんねぇ?じゃあ、誰が勝てるんでしょうか……?兄でも勝てない、弟でも勝てない、これは万事休すだな、ブランドはそう思いながら、足を脱力させ、可愛い声の存在から、足を下げる──

Re: セカイ戦記 ( No.369 )
日時: 2018/07/16 22:23
名前: 彩都  

「ははっ……こりゃ、ダメですねぇ?」
ブランドがそう言って、可愛い声の存在から、足を下げる、すると、可愛い声の存在が、『じゃあ、やり返して、いい?』と、言うので、『どうせそんなに強い攻撃では無いでしょうから、受けて見ますか』と、思い、『えぇ、良いですよ』と、ブランドは返答した、そして、『有難う』と、可愛い声の存在は返答し、その場で少し、左足を下げ、一気に息を吸う。
「これが……『真の強者のパンチ』だよ?」
そう言って、可愛い声の存在はブランドの腹部に『左手でのパンチ』を放つ、ブランドは可愛い声の存在のパンチを見て、『左利きか……』と、判断する、ボクシングでは、利き手、利き足がある方向を後ろに下げるのが一般的だ、そうする事によって、利き手に威力が増すのだ、なので、可愛い声の存在のパンチは『威力がある左手のパンチ』となる!そしてブランドの腹部に可愛い声の存在のパンチが当たった、すると、『ブランドは一気に吹っ飛んで、電柱に背中をぶつけ』る、いきなりの出来事、いきなりの威力、まさかの怪力にブランドは受身も体全部に『気』を纏う事さえ出来ずに電柱に背中をぶつけた。
「…………」
声にならない痛みが背中を走る、じんじんと、じゅんじゅんと、痛みが湿布の効能の様に走る、うっ……痛い……こんなパンチ、拳、受けた事が無い……もしかしてあの存在は『気功』でも使ったのでしょうか……?ブランドはそう思いながら、頑張って、声を出す。
「あ、あの……し、質問です……」
「んー?何だよ?早めに言えよぉ?私には時間が無いからなぁ?」
「時間が、ない……?それは、少し、分かりませんが……貴方、今さっきの、パンチって……『気功』を使った、んですか……?」
「……ぜぇんぜぇん?アンタは私の攻撃用の『気功』を使う相手じゃないよ、今のはただのパンチ、普通のパンチ、普遍なパンチだよ?んー?どうしたぁ?もしかして、『気功』を使ったパンチだと思ったぁ?ざぁんねぇん?『少しも使っていない』よぉー!勘違いも甚だしいねぇ!?私は優しいからね?初対面の存在に攻撃用の『気功』を使う鬼畜な存在じゃないからよぉ?大丈夫だって、初対面の貴方には、まだ『優しい攻撃しかしていない』からさぁ?安心してね?」
そう言う可愛い声の存在に対し、『は、はぁ……?あれが、『あれ』がただのパンチ?普通のパンチ?普遍なパンチですって……!?』と、衝撃を受ける、まさか『あれ』が奴にとって、『弱気なパンチ』なのだろうか?と、思う、も、もしもそうなら……『私はどれだけ弱そうに見られている』のでしょうか……?ブレンドはそう思いながら、『自分より強い存在』を見、絶望する、この存在に、勝てる存在は居るのでしょうか……?そう思いながら、気を失った──

ブランドが、シュンに案内され、病院を出た後の事だった。
「なぁ、ブランドが呼ばれていたけど、どうしたんだ?聞いた事が無い声だったけど?」
「アイツはシュンと呼ばれる存在だ、だが、何故部隊が違うのに、呼んだんだ……?」
不思議がるリクに返答するD、そして、Dは顎に手を当てる、すると、コウが言う。
「呼んでいたって事は、急患的な奴じゃないか?そうでないと、医者のブランドは呼ばん」
「……ふむ、確かにそうだが……それにしても、外が騒がしいなぁ?何か事件でも起きているのだろうか?」
「外が騒がしい?おいおい?何処が騒がしいんだよ?全然騒がしくないぞ?」
「あれっ?俺の勘違いだったか?でも、何時もより騒がしい気がするんだ……リク、どうだ?」
「えっ?俺?……うーん、確かに耳を澄ませば、『聞こえる事は聞こえる』なぁ?」
「やっぱりぃ?そうだよなぁ?聞こえるよなぁ?もしかしてコウって、耳が年寄りなんじゃ?」
「えっ?俺だけ聞こえないのか?何だよ?仲間外れかよ?」
Dの発言に静かに返答するリク、そしてコウが不貞腐れる、すると、Dが立ち上がって、体を動かしていた。
「俺、確認してくる、お前等はどうする?俺一人でも良いが?」
「俺も行くよ?もしもお前が動けなくなったら、俺が助けるしかない」
「おいおい?そんなに俺を見縊(みくび)るのかお前は?」
Dはそう言って、リクに鼻で笑う、そして、リクは静かに言う。
「黙れ?もしもの事があるかもしれないだろ?可能性は塵芥でも有り得るからな?」
「へいへーい」
Dはそう言って、立ち上がったリクの発言を静かに受け入れる、すると、コウが立ち上がって、『待てや?』と、小さく言う。
「俺を、一人残すな!」
「んぁっ?どうしてだよ?お前はまだ腕が折れてるだろ?」
「どうしてって?『一人は寂しい』からだよぉぉぉ!!」
「単純にそんだけかよ!?」
「あぁ!そんだけだよ!おまけに!」
怒鳴るDに対し、コウは折れていた手を上げて、発言する。
「よく見てみろ!折れてたら動かないだろうが!?」
コウはそう言って、折れていた手をグー、パーと、繰り返す。
「ほう?手が動かせるレベルに迄治ってるじゃないか?じゃあ、動けるな?」
「あぁ、そうだぜ?それじゃあ、行こうぜ?三人で?」
「あぁ!」
「おぅ!」
コウの発言を受けて、リクとDは返事をする、そして、ベッドを降り、病院を出る──リクとDの聴覚を頼りに三人は騒ぎがある方へと向かう──

Re: セカイ戦記 ( No.370 )
日時: 2018/07/19 22:15
名前: 彩都  

「リク!聞こえているか!?」
「あ、あぁ!少しだが聞こえる!」
「よし、じゃあ、右か左、どちらか行くか分かるな!?一緒に言うぞ!」
「おう!」
「せーの!!」
「右!」
「左!」
「…………」
「…………」
「お前等、耳大丈夫なのか!?」
リクとDの会話を聞いていて、コウがツッコミを入れる、そして、Dが言う。
「何で右なんだよ!?左に決まっているだろう!?だって、『お前が寝ている方向から聞こえた』んだよ!?窓があるお前の方向から!!だから、左なんだよ!」
「知るか!俺の場合、直感だ!」
「尚更ダメだなぁ!?色々な意味でアウトだなぁ!?やっぱりお前に任せるのはダメだ!俺についてこい!」
「あっ、はい」
「お、おぅ……」
Dの怒声にリクとコウは仕方なく頷くしかなかった、そして、Dが路地裏へと進入する、リクとコウも路地裏へ進入し、Dが先に路地裏を出る、リクもコウも路地裏を出ると、其処は、『柱に背中をぶつけたブランドと、寝転がるブレンド、リーナ、ユリーカ、そして、立っている謎の少女と、観衆が存在して』いた。
「…………」
「……えっ?」
「は、はぁ……?」
無言のDに対して、リク、コウが声を捻り出す、すると、謎の少女──可愛い声の存在だ──が、『はー、弱かったぁ』と、腰に手を当てていた。
「あーっはっはっはっ!あー、弱いなぁ弱いなぁ弱いなぁ!?完全に弱いなぁ!?さっさと、このセカイ最強の男を出しなさいよぉ?」
そう言う可愛い声の存在に対し、Dが、『この惨状、お前がやったのか?』と、発言する、その発言に対し、可愛い声の存在は『えぇ、そうよ』と、返答する。
「お前が、した……?お前は小さい、だから普通は出来ない筈だ、どういう事だ?」
「黙れ?それを言うのは私に勝ってからにしろ」
「……あぁ、分かった」
Dはそう言って、右手を後ろに下げ、右腕前腕に台風の様に風を纏わせ、土埃が舞いながら、可愛い声の存在に向かって、走って叫ぶ。
「はぁぁぁぁぁ……行くぞ!『龍神愚ドライバー』!!」
「……ん?『龍神愚』……?」
首を傾げる可愛い声の存在、そして、Dの『龍神愚ドライバー』が土埃を舞わせながら、可愛い声の存在の体に突き刺さった、『やったな』と、思うDだが、腕の風が消えて、土埃も地面に落ち、可愛い声の存在が土埃の中から少しずつ見えた、すると、Dは驚愕する、何故なら、『龍神愚ドライバー』を片手で受け止めているからだった。
「うーわ、おっどろいたぁ?まさか『私以外に『龍神愚』を使える者が居た』とは……中々に良い収穫かもしれないなぁ……?」
そう言う可愛い声の存在に、Dは『私以外に『龍神愚』が使える者が居た』と言ったな……?と、思う、そして、Dは静かに可愛い声の存在に問う。
「な、なぁ、アンタ……俺の親父の知り合いを殺した奴、知っているか?俺と一緒、いや、アンタと一緒かもしれないな?『龍神愚』を使える存在なんだが……?」
Dがそう言うと、可愛い声の存在は静かに言う。
「あぁ、そうだなぁ?確かに私は『龍神愚』を使える存在だ、だが、『貴様の親父の知り合いを殺した奴』は知らないなぁ?一体どんな存在なんだ?」
「え、えと……俺の親父の知り合いは『龍』なんだ、他の言葉で言えば『ドラゴン』、俺の親父はその龍と仲良しだったんだよ、でも、ある日突然ぶっ殺されていた……だから、親父の代わり、その龍の敵討ちとして、俺が殺した存在を探しているんだ」
「へぇ、中々に面白い話だねぇ?でも、私はそんなの知らないなぁ?知っていたら、報告してやるよ?」
「それは有難い」
そう言って、頭を下げるD、そしてその場から立ち去ろうとした瞬間、腕を掴まれ、『待てよ?』と、言う。
「流石に謝れ」
「あっ、すみません……」
「あぁ、いいぜ?」
そう言って、微笑んで手を離す可愛い声の存在、そしてDは、可愛い声の存在から離れ、コウ達の場所へ戻って来る。
「戻った」
「戻ったじゃねぇだろ!?仲間がやられてんだぞ!?」
「分かっている、だが、『俺の技がたった片手で受け止められていた』んだぞ?これ以上戦っても、俺がボロボロになるだけだ、戦略的撤退だ」
「なっ……!?Dの攻撃を片手で受け止めた!?」
驚愕するコウに対し、ブランドの肉体を見ていたリクが言う。
「コウ、D、聞いてくれ、ブランドは死んでいない、気絶してる」
「そ、そうか……良かった、安心だ」
「それもそうだな?一応俺達を看護している存在だからな?死なれては困る」
コウとDはそう言って安堵する、すると、遠くで聞いていた可愛い声の存在が『何だ、生きていたのか、少ししょんぼりぃ?』と、小声で言う。
「何だと……?おい、てめぇ、もっかい言ってみろ?」
可愛い声の存在の言葉を聞いて、リクが可愛い声の存在の方へと向かってくる、すると、可愛い声の存在はリクの姿を見て、『んっ?』と、首を傾げる。
「ね、ねぇ、アンタ?な、名前は?」
「名前?名前はトゥダ・リクだ、それがどうかした?」
リクがそう言うと、『えっ?マジ?』と、口の端を歪ませる可愛い声の存在、い、一体何なんだ……?リクはそう思いながら、可愛い声の存在に若干引いた──

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