複雑・ファジー小説

セカイ戦記
日時: 2016/05/17 18:57
名前: 彩都

ーーぼくは戦うーーこの汚れたセカイとーー

二作目の投稿です。
初めての方も知っている方も初めまして、彩都と申します。
気長に投稿します。
今回は歴史ファンタジー…かも…
という事で宜しく

登場人物
今作は先にキャラ紹介をさせていただきます。
主人公
トゥダ・リク 男
このセカイは名前に意味は無く、名字・名前や逆に名前・名字は無く、名字・名字、名前・名前となっている。
リクは名前・名前。
リーナ・ユリ 女
名前・名前。
妖精で回復の魔法を使う。
リクの仲間。
リヴェレット・モコ 女
名前・名前。
攻撃系の魔法を使う。
ユリは貧乳だが、モコは巨乳。
何時も箒に乗っている。
ショウ・コウ 男
名前・名前。
肉弾戦が得意な仲間。
魔法では倒せない存在には肉弾戦が良いとされている。

ジェネレッド・D 男
?・?
リクの仲間だが何者かは知らない。
敵かもしれない。
Dは物語の中心に近い。
サルウ°ァ・ティル 女
名前・名前。
名前の言い方は秘密。
大きな剣、真剣簪(かんざし)を使う。
大きさは約三メートル。
サワラビ・ユウ
名字・名前。
遙か遠く、キョクトウのニホンの人間。
彼も何者かは分かってない。
何時も一人で行動している。
薙刀の師範代を務めている。
μ
記号。
名前を持たず、施設で使われていた記号を使っている。
戦闘力は圧倒的に強いが、カロリーが切れるとすぐ戦闘不能になる。
白いジャージに白い肌、髪は無く、オールバックの様な角を生やしている。

用語解説
魔法
魔法は体内に眠る魔力を燃焼させて、魔法を扱う。
キンキなる魔法も存在する。
キンキなる魔法は使うと死んだり、植物人間になったりする。
存在
セカイ戦記における敵。
魔法で倒せる奴や肉弾戦でしか倒せない者もいる。
肉体の一部分が膨らんでいたりと『異形』の存在。
ゾンビの様に意志は持たず、人間を襲う。

セカイ
混沌としている。
その混沌のせいで存在が出来たと言われている。
舞台的に言えば、『北斗の拳』の世紀末ワールドに近いです。
存在が色んな所でばっこしている。
妖精
見える者もいれば見えない者もいる。
リク達のメンバーは見える奴が多い。
見えない者は眼鏡を使ったりする。
だが、眼鏡も法外な値段が多い。
傷の手当や回復が得意。
回復は魔法に当たるので、妖精は無意識に魔法を使っている事になる。

『リク…貴方は希望の仔…貴方は奇跡の仔…貴方は私と**の仔…お母さんが居なくても頑張るのよ…』
「お母さん!!」
そう言って、母さんは燃え盛るセカイから、燃えた。
跡形もなく、消えた。

セカイ戦記 序章 、『運命』の仔

俺はトゥダ・リク。
男、十六歳。
《ヤツラ》を始末する者。
《ヤツラ》とは、前々からこのセカイに現れた敵だ。
コイツ等のせいで俺は母を亡くした。
俺はコイツ等を駆逐する為に仲間を探している。
俺は仲間探しの為に故郷を捨てた。
そして俺は前へ一歩、踏み出した。
少し歩いて着いたのは、妖精の世界、フェアリアだ。
そこで俺は水浴びをしているビキニの女性を見つけた。
「おーい!妖精王に会いたい!道案内してくれ!」
ビキニの女性は羽を生やしてこちらに来た。
どうやら妖精らしいが、背は俺の胴体位だろう。
「貴方、妖精王に会いたいの?今は会えないわ、会うの止めたら?」
「俺は《ヤツラ》を駆逐する為に妖精王に力を借りに来たんだ、止める事は出来ない」
「分かったわ、じゃあ貴方の仲間になるから会うのは止めてくれない?回復も出来るから旅には最適よ」
「良いのか?」
「良いわよ、私の名前はリーナ・ユリ、宜しく」

「俺はリク、宜しく」
こうして、人間、リクと妖精、リーナの出会いだった。

「なぁ、リーナ、この水は人間でも飲めるのか?」
そう言って、リーナが浸かっていた水を一掬い、口に近づける。
「ダメッ!!!!!」
リーナの止めは既に遅し、もう口に含んで、喉を鳴らした後だった。
「ん?どうした?リーナの汗が入っているから、飲むなってか?大丈夫だろ…」
リーナは言う。
「いや、そうじゃなくて…人間は此処の水飲むと、人間には毒だからって…」
そう言うのと同じくして、リクは気絶する。
「リクッ!?」
リーナはビキニのまま、、リクを長老の所へ連れていった。

「んー、ユリ…」
長老は重い口を開いた。
 ・・・・・・・・・・・・
「こやつには毒その物が無い…これはどういう事じゃ?」
「えっ…?」
リーナは驚いた。
人間で泉の水を飲んだのは大抵、必ず死ぬ、最悪死ななくても毒の後遺症が残るのに…。
リーナにとって、この事は不思議で不思議で意味が分からなかった。
すると、リクが目覚めた。
「う…うーん…此処は…何処だ…?」
リクはすぐさま、リーナを見つけた。
「リーナ!此処は何処だ!?俺は何故此処に!?」
リクは慌てて周りを見やる。

「落ち着くのじゃ、少年」
と、長老が止める。
長老は、リクが倒れて此処に来た事、此処は妖精の村と長老である事を話した。
「全く信じられん話だが、俺が記憶を覚えていないんだ、リーナ有難う」
「良いよ、リクって見た目に反して軽いんだもん」
そういうリーナに驚くリク。
「お前さん知らんのか?妖精は小柄だが怪力だぞ?」
その事を聞いて驚く。
妖精は力が凄いんだ…。
リクは新たに情報を頭に叩き込んで、立ち上がる。
「良し、行くか」
長老はリクがすぐ立ち上がった事と同時に驚くが、どこかへ行く事にも驚く。
「待て、お前さん、今から何処へ行くのじゃ?」
長老が聞くと、すぐさま言った。
「隣町だよ」
「隣町には《ヤツラ》が要るのじゃぞ!!」
長老は止める。
それに対しリクは。
「大丈夫だよ、そいつ等は始末屋であるこの俺に任せな!

そう言う台詞に驚く長老。
まさか、《ヤツラ》を倒す力を持っているのか…。
そう思っていると、二人は出発していた。
長老の声は空しくも聞こえなくなった。
こうして、傷が回復したリクとリーナは旅を開始するのだった。
次の町は何処へ行くのか…それは誰も分からない…
序章終了 第一章へ続く…

セカイ戦記 第一章 運命の仔の戦闘

妖精の世界、フェアリアの隣、戦争の世界、バトランゲージは存続の危機に瀕していた。
バトル王宮最上階国王の部屋。
「ひいぃぃ!!まっ待て!話せば分かる!金ならたんまり有る!だから見逃してくれぇ!」
「…………」
バトランゲージ国王、マイルは謎の生命体と話していた。
生命体は体を包帯で巻かれている者やジリジリと追い詰める者も居た。
ただ、生命体には共通点が幾らか有った。
一つ目は全員、肌が腐敗した色になっていた、具体的に灰色。
二つ目は口を大きく広げ、涎を垂らしている事。
そして三つ目は…
喋らない事だ…
何故喋らないのか、各国で議論されるが、喉が使い物にならないが妥当とされてきた。
生命体の過去の姿は、人間だった。
数十年、数百年経っても、この生命体は存在してきた。
そして生命体はゾンビの様に感染する。
今もそんな生命体から避、難する人間の中に反旗を翻す存在も居た。
その名は『退治者』と呼ばれる事になった。
その人物は生命体を倒す程の力を持っていた。
そんなリクも『退治者』の一人だ。
そして『退治者』達は、生命体に名を付ける事にしたのだ。
その名は《ヤツラ》となったのだ。

※小説のレスを消さないで下さい。
消しても無駄なので。
何か気に食わないなら、書き込めば良いじゃないですか、何でそんな事が出来ないんですか?
他人様の小説を消して、ナニが満足ですか?
彩都の小説のレスを消す事に何の意味があるんですか?
出来ればそれを書き込めば、彩都も納得します、なので、消さないで下さい。
困るのはこの小説を読む読者様なので。

コピペしていますから、消しても無駄ですよ?

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Re: セカイ戦記 ( No.262 )
日時: 2017/07/06 21:47
名前: 彩都  

「……此処は何処だ?」
リクが急に立ち止まって言う、そしてDがツッコミを入れる。
「知るか!お前が勝手に歩み、勝手に走っただけだろうが!俺はお前に着いて行っただけだ!」
「いや、それもそうなんだけどさぁ?お前は何か知らないのか?」
「知る訳無いだろ、俺だってあまりこのセカイに滞在している訳では無いからな、というより、あまり外には出歩かない性質なんでな、『戦闘のセカイ』の奥深くには精通していない」
リクの言葉を簡単に答えるD、そんなDに対し、リクは頭を垂れる。
「えぇっ!?それなら、もう帰れないって事か?」
リクが弱音を吐く、Dは頭を掻いて、大きな溜息をし、リクの首根っこを掴む。
「暴れるなよ?」
「はぁっ?……って、うわわわわわ……!」
Dはリクの首根っこを掴み、近くの壁を見つけては、その壁に向かって走り出す、そしてDは『壁を走って登って』いく、あまりの行動にリクは驚愕の言葉しか出てこない。
「どうだ?少しは場所を把握出来るか?」
「え、えーと……まぁ、ある程度は……もう少し左に向かってくれると出口があるな、『闘技場』の」
「そうか、それなら、『闘技場』に向かうぞ?」
「えっ?」
リクの言葉を聞いて、Dはその場で左に曲がり、走っていく、リクは横目で地面を確認する、もしも滑って転んでしまったら完全に地面に垂直落下ルートじゃないか!結構危険だぞこのルート及び壁走りは!リクが心の中で叫ぶ、だがその心の叫びはDには届いていないし、届かない。
「ふむ、俺達はこのルートで真っ直ぐ進んでいたのか……成程、もう少しで降りるからな」
「はぁ!?降りる!?降りるって、地面に!?どうやって降りるんだよ!?もしもこのまま落ちるんなら、地面にぶつかるぞ!?」
怒鳴るリクに対し、Dは呆れながら言う。
「馬鹿じゃねぇのお前?そんなの簡単だろ?『思いっきりジャンプして、飛び降りる』んだよ!」
Dはそう言って、『闘技場』の出口を見つけると、その出口に向かって思いっきりジャンプし、飛び降りる、リクは今迄に体験した事が無い行動に、内心恐怖が渦巻いていた。
何とかDはジャンプし、着地すると、リクはその場で魂が抜けそうになっていた。
「こんな出来事、御師匠様でもしなかったぞ……」
「生憎俺はお前の言う『御師匠さん』より、派手な事をした様だな」
「それ以前の問題だ!完全に初体験ばっかじゃねぇか!何なんだよ、『壁を垂直で走る』及び『壁を走る』という行為は!した事も見た事もないから完全に恐怖だったわ!」
「そうか、それなら『壁を走る』という行為を経験したから、次回から慣れるな」
「慣れねぇよ!慣れたら驚きしか浮かはない!」
リクはDの行動に対し、ツッコミを入れていた、Dはケラケラしながら返答する、本当にコイツ、クレイジーだな、仲間にしたのが間違いかもしれない、仲間にするのはユリーカの方が良かったかもしれない、と心の中で後悔しながら冷や汗を拭う。
「とりあえず、変な場所から脱出出来たんだ、少しは喜べよ」
「喜べたら嬉しいなぁ!『壁走り』が無かったら!」
「まぁまぁ、落ち着けよ、俺だって面白い経験が出来たからな、『壁走り初体験』という経験がな」
「…………」
Dの発言を聞いて、リクは顔から一気に汗が噴出す、えっ?マジで?コイツ馬鹿なの?頭悪いの?頭良いの?完全に分からない、いや、完全に頭が悪いんじゃないか?だって『壁走り初体験』って言ったんだよ?何で初体験をその場でやっちゃうかな?流石に練習しろよ!もしも走っている途中でずっこけて、俺にも被害が起きてみろ、お前は一体全体どうやって被害を、傷害を賠償するんだ?その事も考えていたのか?リクはそう思いながらゆっくりとDから後退る。
「何だよ?何か怖い事言ったか?」
「言ったよ、完全に!何が『壁走り初体験』だよ!?そう言うのは特訓して、完全に出来る様になってからにしろよ!」
「いいじゃねぇか、突発的にやった行為でも最終的には出来たんだから」
「流石に過程とか、段階を踏み外すなよ!」
「どうでもいいじゃねぇか、最終的には『脱出する』という行為が達成出来たんだ、少しは感謝して欲しいぜ?」
「感謝なんか出来るか!?『壁走り』の恐怖で身が未だに縮こまってるわ!」
リクがそう言って、自分の二の腕を擦る、そんなリクに対し、頭を掻くD。
「はいはい、私が悪う御座いましたってぇーの!」
「はい、そうやって謝ろうとする!そういう問題じゃないでしょうが!」
「じゃあどういう問題なんだよ!?さっさと内容を言え!」
「だから『ちゃんと特訓して、『壁走り』を習得してから『壁走り』をしろ』ってんだよ!」
「めんどくせぇ、お前だって、新しく習得した技は一秒でも早く、いち早く使用したいだろう?それと一緒だ、『試してみたいから試す』んだ、それ以外の何が悪い?それじゃあ俺は家に帰るわ、お前でも此処迄来れば帰れるだろう?」
「……確かにそうだけど……だけど、そういうのはもっと特訓し、何時でも使える様になってから俺は使いたい!そして悪いも悪いさ、ただのせっかちかよ……後、流石に俺でも帰れる」
「……そうか、それじゃあな」
二人は言い合った後、Dが先に帰る、そしてリクも言い合いが終わって、静かにコウやリーナ達が居る病院へと向かう──時間はもう夜だった──

Re: セカイ戦記 ( No.263 )
日時: 2017/07/10 21:44
名前: 彩都  

「全く、クレイジーな奴だぜ……」
リクはそう呟いて、コウ達が居る病院へと帰宅する、そして腹が減った事に気が付き、晩御飯を摂るか、考える。
「だけど、リーナ残してご飯を食べるのもなぁ……うーん、やっぱり一人で食うのは気が引けるからな、リーナが回復してからにしよう」
リクはそう言って、走って病院へと急ぐ──

「…………」
Dは静かに呼吸しながら帰宅路を歩いていた、すると背後から変な音が聞こえる、Dは『何だ?』と思いながら、振り向く。
「何もねぇ」
背後には何もなく、ただの勘違いかと思われたが、顔を元に戻した瞬間、目の前に巨大な胸を持つ存在が目に入った、Dの足は留まる事を知らず、一歩、前に踏み出してしまう、そしDの顔面が巨大な胸を持つ存在の胸にぶつかる。
胸が柔らか過ぎて、両者には何の衝撃も無い、だが、巨大な胸を持つ存在が一気にDの腹部に重い一撃を放つ、その重い拳は何度も何度もDの腹部を捉え、最後に大きな一撃をぶつけて、一気に飛ばす。
Dは大きな一撃によって、飛ばされた後、壁にぶつかる、だが巨大な胸を持つ存在の攻撃が強力過ぎて、壁が半壊し、煙が舞ってしまう。
壁が半壊し、煙が舞った瓦礫の中、Dは何とか起き上がって、服に付いた埃を払う、すると煙が舞った瓦礫の中、巨大な胸を持つ存在の攻撃がまだDを襲う、Dは何とかこの攻撃を防ぐ事が出来たが、不意打ち、重い攻撃、その攻撃を何度も受けた腹部、そして壁にぶつかった衝撃で、意識が朦朧としていた。
「ハァ……ハァ……」
息を切らしながら攻撃してきた存在を探す、だが『目の前には居ない』、何処に行った!?Dがそう思いながら周りを確認する、すると急に『足元の自分の影が大きく』なった、そして次の瞬間、『頭上から巨大な影』が確認出来た、ま、まさか!?Dがそう思った瞬間にはもう遅かった、Dは巨大な胸を持つ存在に伸し掛かれ、あまりの威力にその場で気絶しそうになる。
「か、かはっ……」
「あっれぇ?彼って『闘技場』でも相当強かった存在じゃなかったけぇ?」
「て、てめぇ……不意打ちしてきてそれはねぇだ……ろ……」
息も切れ切れなDが巨大な胸を持つ存在に言う、すると巨大な胸を持つ存在が笑いながら言う。
「てっきり『闘技場』に出ているから、『何時襲われてもいい様に気を張っている』と思ったんだけどなぁ?不意打ちでここ迄やられるなんてねぇ……面白いね、君ぃ?」
「こんにゃろ……次会ったら、覚えてろよ!そん時はそん時でボコボコにしてやらぁ……」
Dは巨大な胸を持つ存在に指を指しながら言うと、その場で気絶してしまう、巨大な胸を持つ女性は指を指したDの腕を下げて、踏みつける。
「ボコボコ、ねぇ……果たしてそれが出来るかなぁ?『不意打ちで負けた相手に勝てる』かなぁ……?」
巨大な胸を持つ存在はそう言って、気絶したDから立ち上がって、その場を離れる──

「はぁ、何とか病院に着いた、とりあえず、寝よう、うん」
リクはそう言って、自分の病室に戻り、リーナの隣で寝る事にする。
そして数時間が経って、謎の音に気が付き、目が醒める。
「ん?何だこの音は……?」
リクはそう呟いて、起き上がる、廊下には、電気が灯っており、何だか騒がしかった。
「あーもう、寝ていたのに、完全に目が醒めてしまったぜ、どうしようか?ブランドに事情を聞いてみるかな?」
リクはベッドからゆっくり立ち上がって、廊下を出る、すると走っているブランドを見つける。
「あっ、ブランド!急にどうしたんだ、喧しいが……」
「あっ!リクさんですか!いやぁ、実は急患が来まして……」
ブランドの話を聞いて、急患が来たから喧しかったのか、と判断するリク、そしてリクはその急患について詳しく聞く事にした。
「で、その急患は男か女か?」
「男です」
「ふむ、では名前は?」
「名前?あぁ、D選手ですよ、コウ選手や貴方が戦ったあのD選手ですよ?」
「な、何だと!?Dだって!?何で急患に!?」
ブランドの発言を聞き、リクは驚愕してしまう、意味が分からない、何でDが急患に!?そう思っていると、ブランドが説明する。
「えぇ、それなんですがね、実は『壊れた壁に突っ込んでいるDが居る』と聞いて、来たんですよ、するとD選手がボコボコのボロボロで……急いで急患扱いにして、この病院に運んだんです」
「成程……それじゃあ『Dをボコボコのボロボロにした奴』は分かるか?」
「いえ、それは分かりません、ですが、執拗に腹部を狙っているので、殺害目的ではない、と思うんですがね……実際はどうかは分かりませんが」
リクは静かに息を吐く、Dをこんな事にした奴は誰なんだ!?と、とりあえず、明日の朝、話を聞く事にしよう、リクはそう思い、ブランドに別れを告げ、自分の病室へと戻る。
明日Dから話を聞く事にして、どんな話がされるのだろう?リクはそう思いながら静かに布団の中に潜り込む、今は少しでも寝て、肉体を休ませて、Dをこんな事にした奴をぶっ飛ばす!リクはそう考えて、目を閉じ、寝る事にする──だが、廊下が明るいので、寝れるかは分からない──

Re: セカイ戦記 ( No.264 )
日時: 2017/07/13 20:56
名前: 彩都  

「…………」
無言のままDはベッドの上ですやすや寝ている、そして目の前が急に明るくなり、静かに目を開けるD、すると目の前には燦々と輝く巨大な無影灯(むえいとう)があった、そういえばこの巨大なライトは病院でよく見るライトだ……と言う事は此処は病院か!?そう思い、Dはいきなり立ち上がる、だが体の節々に強烈な痛みが走り、その場で、腹部を押さえてしまう。
「やぁ、起きたかい?D選手?」
そう言って、仮面を被ったブランドが現れる、Dはブランドを見つめながら言葉を発す。
「……俺は……何故此処にいる?」
「簡単です、昨日連絡がありました、『Dが倒れている』とね?だから急いでD選手が居た場所に向かいました、すると壁が壊れていました、そしてそんな壊れた壁の破片や瓦礫の中に倒れたD選手、貴方が居ました、あぁ、そういえば、寝ている間に体の事を少し調べさせてもらいましたよ?そして分かりました、『誰かにやられ』ましたね?」
淡々と述べるブランドに対し、静かに頷くD、次にブランドはDに問いかける。
「それでは質問です、『誰にやられた』んですか?」
「…………」
「黙っていないで、黙っていると、もっと分かりませんよ?」
「…………」
「ねぇ、聞いていますか?聞いているなら、何か反応を示してくれません──」
黙ったDに対し、何度も言葉を発すブランド、そしてDは右手を前に出して、ブランドの発言を止める。
「待て、俺の中でも整理がついていないんだ、だからもう少し考えさせてくれ」
「……分かりました、ですが、早めに決着を着けて下さいね?私は『貴方をこんな事にした犯人が知りたい』だけですから?」
「わぁったよ……」
Dはそう言って、顎に手を当て、考える、そしてブランドはDの発言を受け、腕を組んで待つ事にする、でも、こんなD選手も珍しいですね、『長考する程悩む相手』だと言う事ですかね……?ブランドがそう考えていると、Dは口を割る。
「……あぁ、分かった、そう言う事か」
「おっ?何か分かったんですかね?」
「あぁ、分かったも何も、『あの発言』を思い出して、ある程度の予測は出来たよ」
「ほう?それじゃあ楽しみですね、D選手をこんなにした『犯人』の名前が?」
ブランドは仮面の奥で口の端を歪ませて、笑う、そしてDがブランドに言う。
「あぁ、分かったぜ、俺をこんなにした『犯人』の名前がな?それじゃあ言うぜ……」
ゴクリ、と唾を飲み込むブランド、一体誰が犯人なんでしょう?ブランドは内心ワクワクしながらDの発言を待つ。
「俺をこんなにした『犯人』、それは……俺にも分からん、というより、『初めて見た』相手だったな……」
「は、はぁ?D選手でも見た事が無い相手ぇ?何それ、つまり貴方は『見た事も無い相手に殴られて、その後、壊れた壁に倒れながら気絶した』って事ですかぁ?」
「い、言い方が酷いが、そう言う事みたいだ、そして俺をボコボコにした奴がこんな事を言っていたんだ……『『闘技場』に出ているから、『何時襲われてもいい様に気を張っている』と思った』、となぁ……つまり、俺をボコボコにした奴の目的は『『闘技場』に出た奴をボコボコにする』という事、かもしれん──それを考えると……『リク、ユリーカ、コウも対象内って事なんだ』よ、たまたま俺が見付かってボコボコにされただけかもしれん、だから、あの三人には気をつけてもらわないと……もしも俺みたいにボコボコにされるかもしれんからな」
ブランドはDから話を聞いて驚愕する、もしもD選手が考えた事が『本当』なら、『闘技場の参加者を狙っている』と言う事、そしてD選手は『闘技場』本選の準決勝迄来た存在!だからそう簡単に負ける筈が無い、だが負けている……此処から導かれる回答は一つ、『D選手を襲った存在は『D選手より強い』』と言う事!ユリーカやコウ選手ならまだしも、『D選手に負けているリク選手が襲われたら』どうなる?D選手の時よりも酷くなるぞ!?最悪……死ぬかもしれない!ブランドはそう考えて、仮面の内側の汗を拭う、そしてDに言う。
「も、もしもですよ?今、D選手がボロボロ、と言う事は『D選手よりも強い』という結論が生まれますよね?」
「一応不意打ちだったが、まぁ、そりゃそうなるな」
「そ、そして『闘技場の出場者を狙っている』という仮説も生まれました、そしてその中で『リク選手』の事も出ましたよね?と言う事は……『D選手より弱いリク選手なら、不意打ちを受けた場合、最悪死ぬ』んじゃないんですかね……?」
「…………」
ブランドの発言を受け、寝惚け眼のDは一気に目を見開いて無言になり、考える──た、確かに俺がこんなダメージ、こんな怪我を負っているんだ、俺より弱いリクなら……死ぬ確率が高い!Dはそう考え、一気に冷や汗を噴き出させる。
「そ、それよりも『D選手やリク選手に負けた『闘技場』の出場者も対象なら、一気に被害が現れる』のではないでしょうか!?」
冷や汗を出したDに焦った表情で言うブランド、た、確かにそれも有り得る!畜生!何なんだよこの事件は!?Dはそう思いながら冷や汗を拭う、と、とりあえず、今残っている『闘技場』の出場者の無事を願わなければ……動けない俺はそれをするしかない……Dは舌打ちをして、自分が怪我を負った事を恨む──

Re: セカイ戦記 ( No.265 )
日時: 2017/07/17 21:48
名前: 彩都  

「…………ハッ!?」
リクは一人ベッドの上で目が醒める、隣には誰もいない、リーナはどうせ病院内をうろついているのだろう、そう思いながら時間を確認する、時間は夕方を指していた、もうじき夜になる、まさか急患の時に起きた所為だろうか?こんなにも遅くに目が醒めるなんて……まぁ、いい、とりあえず、晩ご飯を食べよう、リクはそう考えて、布団から起き上がって、病室を出る、そして誰もいない廊下を通り、病院を出る、お金はまだ残っている、リクは財布の中身を確認した後、料理屋へと向かう──

「ふぅ、結構回復したなぁ、もう検査はいいんじゃない?」
リーナは椅子に座り、回転しながらカルテを確認する、だが、ブランドはそれを拒否する。
「ダメです、貴方達妖精は回復力が高い、それは何故なんです?それも解明しなくてはいけないですから」
「うーん、だから『魔法』を使っているんだってばぁ、まぁ、今回の場合はあまり『魔法』を使わずに回復したけどさぁ?」
「魔法……ですか、でもそれ以上に『自然治癒力が半端ない』と思うのですが?それを私は解明したいのです!」
「……あー、はいはい、分かりました、さっさと採血して下さい」
頭を垂れて、リーナは渋々右腕を前に出す、すると注射器を取り出したブランドによって、血液を採取される。
「はぁ、血液なんか取って、果たして解明出来るかしら?」
そう言うリーナに対し、ブランドは静かに解説する。
「まぁまぁ、血液は『自分の中に流れる情報』だと思えば良いですよ、血液を採取すれば大体解明出来ます、それでも分からない場合は……諦めますけれど」
「私的にはそれが望ましいです」
リーナが溜息を吐く、すると何時の間にか、ブランドは血液採取を完了させていた、そしてブランドがリーナの血液を採取した部分にガーゼを当てていると、リーナは壁に掛かっている時計の時刻を確認する、時間は夕方の五時だった。
「へぇ……今日、私の肉体がほぼ完全復活したから検査するって時は驚いたけど……掛かった時間にも驚ける」
「アハハ……まぁ、朝の十時頃に始めましたもんね、そりゃそう思いますね」
「うん……でも今日一日何も食べない、というのは地味に……」
リーナがそういうと、お腹の音が鳴る、鳴った後、顔を赤らめるリーナ。
「ま、まぁ、お腹が減っていれば誰だって腹の虫は鳴りますよ……」
「それ、助けになっていない」
「あっ、そうですか……」
リーナの冷たい発言にげんなりするブランド、するとブランドがリーナに言う。
「あ、あの……私でよければ、晩御飯奢りましょうか?今日一日迷惑をかけたというか、何というか……」
「えっ!?いいの!?」
「私は良いですよ、ですがリーナさんの気持ちは……」
「行きたい!」
「あぁ、そうですか、それでは私の支度も有るので、約一時間後の六時頃でいいですかね?カルテを片付けたり、機器を見たり等、地味に此方も忙しいのでね、リーナさんは病室で待機して頂けますか?」
「うん!分かった!」
「元気が宜しい、それでは、自分の中で気に入っているお店を紹介するとしよう」
ブランドがリーナに晩御飯の誘いをすると、リーナは喜んで了解する、そしてブランドはとても美味しい料理屋に連れて行く事を考える──今日は急患が現れないといいなぁ、ブランドはそう思いながらリーナを病室へ送る──

「…………はぁ、不甲斐無いぜ」
Dはそう呟いて、自分の右手を見る、右手にも擦り傷、切り傷等があり、包帯が巻かれている。
「何であんな不意打ち、真っ向から受けたのだろうか?殺気とか、何か感じなかったのかよ、自分……!」
Dはベッドに備え付けられている机に鉄槌打ちを放つ、だが、机の方が硬く、右手にじんわりとダメージが走る、だがこんなダメージ、腹部に受けたダメージよりもまだ軽い、もっと腹部のダメージの方が痛いのだ、こんなんで、他の奴がやられたらどうするんだよ……!あんな重い一撃、あんな重い攻撃に『闘技場』に出ている一般の野郎は耐えられないだろうな、耐えられるとすれば……コウやユリーカ程度だろうな、Dはそう思いながら深い深い溜息を吐く、もっとアイツより速く、アイツより素早く行動していたら……勝ち目はあっただろうな、少なくともそう思える、Dがそう悩んでいると、ブランドが病室に入ってくる。
「やぁ、元気かい?」
「元気じゃねぇよ、お前の目は節穴か?もしくは腐っているのか?」
「腐っていたら目の前が見えません、だからこの病室にも向かえない、更に節穴だったら、通気性がいいと思います」
「何が言いてぇ?」
「さぁ?何が言いたいんでしょうね?不意打ちでやられたD選手?」
「!?てっめっ!いつつ……」
「おいおい、君の肉体は重症を負っているんだ、そう簡単に動くものではないよ、最悪、あまりの痛みで気絶するかもね?」
「だったら、腹が立つ様な事は言うんじゃねぇ……!」
「ん?どうして?事実だろう?」
目の前の仮面野郎に腹が立つD、だが、体にダメージが募っている今、動いてはコイツの言う通り、気絶するだろう。
「でも、今日はあまり君を診る事は出来ない、今日は少し忙しくてね?」
「あぁ?忙しい?お前が?」
「あぁ、今日は少し外食をするんだ」
「へぇ、珍しいな」
Dがそういうと口の端を歪ませるブランド。
「まぁね、それじゃあ可愛い女の子と晩御飯を食べに行くよ」
「娘の気持ちも考えろよ……」
Dがそう言った後、ブランドは病室の戸を開けて、病室を出る、全く、この父親は……Dはそう思いながら、溜息を吐く。
あー、早くダメージ消えねぇかなぁ?そう思いながらDはその場で寝転がり、寝る事を考える──そしてDは簡単に睡魔に襲われる──

Re: セカイ戦記 ( No.266 )
日時: 2017/07/20 21:37
名前: 彩都  

「やぁやぁやぁ、リーナさん、お待たせしました」
ブランドがそう言って、リーナが居る病室に入る、するとリーナが目を細めて言う。
「私はそもそも待っていないけれど」
「あら?そうなのですか?」
ブランドがそう言うと、リーナは強く頷く。
「うん、だって今さっきこの部屋に着いたばっかりだし」
「へぇ、そうなのですか、それでは外食に行きましょう、何でも注文していいですからね」
「えぇ!?良いの!?やったぁ!」
「食事だけでここ迄喜べるのはいいですねぇ」
ブランドはそう言って、リーナと一緒に病室を出、病院を出る、何処へ向かおうか、そう思いながらブランドは綺麗な夜空を見ながら歩を進める。

「ふむ、それでは此処で良いでしょうねぇ」
ブランドはそう言って、巨大な建物の前に到着する、リーナは不思議そうな表情でブランドに言う。
「えっ?此処?真っ暗だけど……?」
「あぁ、地下街ですよ、この建物の下に大きな地下街があり、とても美味しい料理屋達が有るんですよ、見れば分かります」
ブランドはリーナにそう説明して、建物の中に入っていく、リーナも周りを確認しながらブランドの背に着いて行く──
そしてブランドは階段を降りる、次にリーナも階段を降りる、すると目の前に広がる光景にリーナは驚いた。
リーナの目の前に広がる光景は『とても人が賑わっている』光景だった。
色々な存在達が、一つの机に大量な料理を置き、皆笑顔でご飯を食べている、『色々な存在達が食卓を囲んで料理を食べる』なんて、リーナは見た事が無かった。
「すっごぉい……!」
「ねっ?見れば分かるでしょう?此処は地上より、美味しい料理屋があったりするんですよ、更に量も多いので、食べ応えがある料理ばっかです、いい場所でしょう?賑やかで」
「う、うん……凄い賑やかだね!料理を注文する時は頑張って声を張らないと!」
「えぇ、そうですねぇ」
ブランドはそう言って、先に進む、リーナも急いでブランドに着いて行く。
「さて、此処が私のオススメの料理屋です、凄いボリューミーな料理屋で、とても美味しい料理屋です」
「へぇ、そうなんだー!それじゃあこのお店で注文しよう!」
声を荒げるリーナにうんうん、と頷くブランド、ブランドはリーナの分も含めて、二人分の料理を注文する。
「それでは、これとこれ、ドリンクはこれとこれで」
「はぁい!分かりましたぁ!」
ブランドは注文が終わった後、リーナに言う。
「それでは、料理が出来る迄待ちましょうか、此処のお店達は、『早い、美味い、安い』がモットーなので、すぐに料理が出来ます」
「へぇ……凄いお店達だぁ、でも、地上にも同じ様なお店があるけれどね」
リーナがそう言うと、ブランドが笑って言い返す。
「アハハッ!確かにそれもそうですが、地下の方が美味しいお店もあるんですよ?」
「確かに!匂いだけで凄くお腹が減る!」
リーナが大声で言うと、店員がブランドに言う。
「へい、ブランドさん!出来ましたよぉ!」
「おっ、早いですね」
「えっ!?もう完成したの!?」
リーナが驚愕して、ブランドに言うと、注文した料理屋のお姉さんがリーナに言う。
「あぁ、そうだよ!私のお店は『早さ、美味さ、安さ』がモットー!だから、腹が減っているお客さんに少しでも早く出す事に私達は頑張っている!そしてお客さんから『美味い!』と言われると、私達も嬉しいんだ!」
「へぇ……凄いお店だなぁ、ブランドさん!急いでご飯食べようよ!」
「えぇ、そうですねぇ……でもその前に私は会計を済ませておきますので、先に食べていて下さい」
「うん!分かった!」
リーナに料理を渡して、ブランドは会計を済ませる、そしてブランドはリーナを探す。
「はて……何処に居るんでしょうかねぇ?」
ブランドがそう呟きながらリーナを探す、するとリーナが両手を振って、ブランドの名を叫ぶ。
「ブランドさぁーん!こっちですよぉ!」
「おっ、見つけた……」
リーナの大声でブランドはリーナの居場所を見つけ、リーナの方に向かう。
「いやぁ、リーナさんの身長が小さ過ぎて、見つけられなかったです……」
「アハハ……身長が低くて見付からないのは仕方無いですね……」
リーナはそう言って頬を掻いて、近くにあった椅子に座る、ブランドもリーナの隣の席に座り、深い溜息を吐いて、リーナに言う。
「それでは……検査終了したお祝いをしましょうか!」
ブランドがそう言うと、リーナが『いえーい!』と声を荒げる。
「終わった終わったー!さぁ、食べるぞー!」
「えぇ、そうですね……それでは頂きます」
「頂きます!」
ブランドがそう言うと、リーナもブランドと同じ事を言って、手を合わせる。
「さぁ、今日も美味しいかどうか……」
ブランドはそう言って、仮面を外し、皿の上に乗った料理を食べ始める、すると『うん、今日も美味しい!』と大声で言う、リーナも料理を食べて、驚愕する。
「何これ!?地上よりも美味しい料理だ!」
「そうでしょう?紹介出来て良かったです」
ブランドはそう言って、ドリンクを飲む──そして二人は料理を食べ続ける──その料理はとても美味しかった──

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