複雑・ファジー小説

ジャンヌ・ダルクの晩餐【修正版】
日時: 2017/07/24 21:56
名前: マルキ・ド・サド

ボンジュール!マルキ・ド・サドです。

自分のことはサド侯爵、またはサドちゃんとお呼びくださいwwww

どうでもいい話ですが最近フランスの文化にかなりはまってますwwww

こんな私ですがどうぞよろしくお願いします!後お見知りおきを。

私はこれから名前に恥じぬようなダークな小説を書こうと思います。(まあ本人が書いた原作には遠く及ばないとは思うけど・・・・・・)


コメントやアドバイスは大いに感謝です。

悪口、荒らし、嫌み、不正な工作などは絶対にやめてください。


私は小説が超下手くそで全く恐くないと思いますがこの文を見て不快さを感じた場合はすぐに戻るを(人を不快にさせるのが一番嫌いなので)

ちょっとした豆知識も含まれています。

タイトルに『ジャンヌ・ダルク』とありますが物語の舞台は近未来の日本です。


それでは始まります・・・・・・がその前にストーリーと登場人物の紹介から。

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Re: ジャンヌ・ダルクの晩餐【修正版】 ( No.232 )
日時: 2018/10/17 19:39
名前: マルキ・ド・サド

「これは治せそうにないな・・・・・・ああくそっ!これ明らかに整備不良だ!整備係は何をやってたんだ!?」

 警官の1人が車両の後部を蹴飛ばし文句を口走る。

「全くだ!こっちは囚人を運んでる途中だってのに!上にどう説明する?怒られるのは俺達なんだぞ!?」

 もう1人も実に不機嫌そうに言った。排気口から漏れる煙を手で払い苦しそうに咳込む。

「そういえば無線で救援を要請しただろ?到着までどれくらいだ?」

「ここは巡回コースを外れた廃墟だからな。早くても15分程度だろう。この道を選んだのが間違いだったな・・・・・・ん?」

 車両を蹴飛ばした警官が何かに気づき取り出しかけていた煙草を胸ポケットにしまい正面を見た。ん?に反応しもう1人の警官も車体から顔を覗かせる。

「なんだあいつら?こんな人気のない廃墟で何してる?」

「怪しいな。お前はここにいて一応無線で連絡しろ。俺はあいつらに事情聴取をしてくる。」

 警官は無線連絡を相方に任せ目つきを鋭くすると拳銃の収まったホルスターに手を伸ばし不審者の元へ駆け出した。

「おかしいな、何故無線が繋がらないんだ?もしかしてこれも壊れたのか?勘弁してくれっ・・・・・・!」

 使い物にならない電子器具に警官は胸糞悪く愚痴を吐き捨てる。

「止まれ!お前らそこで何してる!?」

 気迫のある剣幕で警官が声を張り上げ2人は足の動きを止めた。青年が先頭に立ち少女が背後に隠れる。

「お前ら近辺の住人か?こんな無人地帯で何をしていた!?」

 警官が厳しい口調で同じ内容の質問を繰り返す。青年は震えとプレッシャーを押し殺し重い口を開く。

「お、俺達はこの近くの居住区に住んでいる者ですけど食べ物が買うお金がないからここに来て売れそうな物がないか探していたんです!け、決して怪しい者ではありません!」

「廃品漁りでもやってたってのか?」

 警官は露骨に顔をしかめ呆れた視線を2人に送る。

「ここにある使えそうな物は既に我々が回収した!諦めて家に帰れ!」

「あの・・・・・・えっとその・・・・・・少しばかりお金を恵んでくれませんか!?俺達、もう2日間何も口にしてないんです!」

「はっ、お前らみたいな薄汚い物乞いにやる金銭などないわ。そんなに食い物が欲しけりゃ共食いでもするんだな。」

「そんな・・・・・・お願いです!少しでいいから!せめてこの子だけでも・・・・・・大切な妹なんです!」

 そうしつこく頼むと警官は見下した敬遠の眼差しを一変させ殺意の形相を露にした。ホルスターから拳銃を取り出しハンマーを倒すと銃口の狙いを青年の額に定める。

「ひっ・・・・・・!」

 少女は怯えきった面持ちを浮かべ青年を盾にしがみつく。

「最後の警告だ。これ以上言っても立ち去らないならお前らを危険人物と見なし射殺する。もう一度だけ言う。大人しく家に帰っ・・・・・・!?」

 警官は語尾の台詞を喋り損ない身体の自由を奪われる。香織とメイフライに後ろから取り押さえられたのだ。銃口の狙いは逸らされ闇雲に放った弾丸は空の真上へと消えた。

「な!?・・・・・・がっ!」

 もう1人の警官もまんまと不意を突かれ先手を打たれた。とっさに警棒で殴り掛かるも博仁は焦りで鈍った攻撃を容易に受け止めカウンターを喰らわす。愛利花も怯んだその隙を逃さず相手の股間に蹴りを入れ情けない悲鳴を上げさせる。更にうずくまった背中に肘を落とし顔面を膝で蹴り蹴り上げた。

「き、貴様らぁ・・・・・・!」

 暴れ狂う勢いの激しさに香織は後ろへ突き離されメイフライは1人で警官に抗う。頭上に振り下ろされたグリップの打撃を受け止め短い競り合いの末、頭突きで顔を潰しす。腕の関節に手刀を打ち込むと武装を強引に解かせ痙攣した手から落ちた拳銃を蹴飛ばし手が届かぬ距離へ弾いた。慎一と透子もメイフライに加勢し警官に飛び掛かり全身を押さえつける。

「このクソガキ共がっ!!」

 逆上した警官は拘束される力に逆らい何とか警棒に手を伸ばすとシャフトを伸ばしメイフライの顎を強打した。

「がっ・・・・・・!」

 重い一撃が頭蓋骨に衝撃と激痛が伝わる。メイフライは意識を遠のかせふらふらと背中から倒れ込んだ。透子も腹部を硬い先端で突かれ胸部にも加減のない脚がめり込んだ。蹴り飛ばされ輸送車に背中と後頭部を打ちつけると嘔吐に近い咳を吐き散らす。

「なめた真似しやがって!ぶっ殺してやる!」

 あっけなく3人を返り討ちにした警官は理性を捨てたまま最後に残った慎一を殴り倒した。無我夢中で何度も彼の全身を金属の棒で殴打し続ける。両腕をかざし攻撃を防ごうにも一撃一撃が当たる度、見るに堪えない痣が増えていく。

「ぎゃあっ!!?」

 もう何発目か分からない警棒を振り上げた途端、間の抜けた悲鳴を上げる警官。痛感した脚を見下ろすとふくらはぎに噛みつく透子の姿があった。警官は殴打の矛先を彼女に向けようとしたが何故が警棒は振り下ろされなかった。手首が掴まれている事に気づき背後を振り向くと一瞬メイフライの顔が映り直後に対顔は逸らされる。

 警官は頬に深々と拳を突き出され人間とは思えない惨い顔を作った。折れた歯と血液を吹き出し目線を上にやる。血がぼたぼたと流れ出る口を塞ぎふらふらと無意味に彷徨うとやけくそに警棒を振り回す。やがて意識のほとんどを喪失し倒れかかった所を止めに香織が後頭部を鷲掴みし顔を地面に叩きつけた。警官は完全に失神しアスファルトに垂れた血が蛇のように伝っていく。

「お返しよ。クズ野郎。」

 香織が鋭い決め台詞を述べ後ろでメイフライが口内に溜まった血を吐き捨てる。

Re: ジャンヌ・ダルクの晩餐【修正版】 ( No.233 )
日時: 2018/10/22 18:30
名前: マルキ・ド・サド

「お休みポリ公共、後でたっぷり上司に叱られろよ。」

 博仁達もたった今、もう1人警官の始末を終えたところだった。

「5分もしない内に片付いたな。おーい、そっちに怪我はないか?」

「俺は大丈夫ですが慎一さんが・・・・・・!」

 メイフライが叫びを返し香織が慎一を抱き起こす。

「慎一さん、しっかりして下さい!」

 慎一は目を細く開けているものの全身に打撲を負わされ虫の息だった。服はボロボロに破け見るに堪えない痣が無数に浮かび上がっている。自力ではとても立ち上がれそうにない状態だ。

「・・・・・・ごめ・・・・・・なさい・・・・・・加勢し・・・・・・たのに・・・・・・役に・・・・・・立てなくて・・・・・・」

「何言ってるんですか!?慎一さんがいたからここまで成し遂げられたんですよ!?」

「香織さんの言う通りです!慎一さんに落ち度なんてありません!」

「ありが・・・・・・とう・・・・・・痛いけ・・・・・・ど・・・・・・誇らしい・・・・・・気分・・・・・・です・・・・・・」

 そう言うと慎一は温和な笑顔を零し気を失った。

「死んじゃだめです!生きて埼玉に帰りましょう!また大事なコレクションを見せて下さい!」

 香織は身体を揺するが反応がない。

「メイフライ、慎一を輸送車に運べ。透子も乗るんだ。囚人を解放したらすぐにここを離れるぞ。」

 深刻な状況でも博仁は冷静に判断を下す。

「分かりました!透子ちゃんは大丈夫!?1人で歩ける!?」

「まだお腹痛いけど・・・・・・平気・・・・・・」

 透子は蹴られた部分を両手で押さえ車両に乗り込んだ。

「愛利花、お前は俺と一緒に囚人を逃がすのを手伝ってくれ。香織、そいつの所持品を漁れ。ドアを開ける鍵を持ってるはずだ。」

「了解よ!」

 香織は急いで横たわる警官の上着を捲ると予想通りいくつかの鍵をぶら下げていた。それを奪い投げ渡すと博仁が鍵穴に刺し込みドアを開錠する。

「・・・・・・!」 「・・・・・・!」

 勢いよく開いたドアの音と差し込んだ光に2人の囚人は驚いた顔で外を凝視した。現れたのが警官ではない事を知ると不可解に思ったのか目を丸くする。長い間、狭い空間に閉じ込められていたせいなのか2人共、精神的に弱っている様子だ。

 仮面が透視した通り1人はまだ若い青年だった。年齢は20代〜30代くらい、ぼさぼさの乱れた茶髪を生やし少年のような穏やかな顔立ちをしている。ぱっちりとした目に肌はやや白く艶やかな色をしている。白い毛が伸びるフード付きの緑ジャケットを着ており茶色のジーンズ、スニーカー履いていた。

 もう1人は10代を過ぎたばかりの少女。髪型は黒いミディアムで肌の色は青く目には光がない。とても怯えきってる様子で視界に映る人間を窺っていた。服装も暗く飾りのない長袖の黒服に同色のスカートを履いている。まるでカラスを擬人化したような、そんな陰気な容姿をしていた。

「・・・・・・君達は?」

 青年が疲労感のある口調で問いかける。

「安心しろ、俺達は味方だ。お前らを助けに来た。」

 博仁は焦り気味に答え2人にかけられた手錠を外す。手首には金属の輪に締めつけられた跡がくっきりと浮かぶ。

「早く俺達の車に乗れ。大分お疲れみたいだが1人で歩けるか?」

「僕は大丈夫、先にこの子を外に出してくれないかな?」

「こいつか?おいお前、立てるか?」

 博仁は話の相手を変え少女に話し掛けるが

「あ・・・・・・うう・・・・・・え・・・・・・」

 少女は返した返事は言葉にならない唸り声だった。

「はあ?すまんもう一度言ってくれ。」

「あうう・・・・・・ええ・・・・・・」

「もしかしてこいつ、喋れないのか?マジか・・・・・・自力で動けそうもないしな。仕方ない愛利花、この少女を頼む。輸送車まで運んでくれ。」

「承知した、茶髪のお兄さんはあなたに任せる。おいで嬢ちゃん。こっちよ。」

 愛利花は少女を抱き抱えると直ちに護送車から連れ出した。輸送車まで走り広々としたバックスペースの座席に座らせる。

「まさか再び空を拝めるなんて思ってもいなかった。やっぱり外の空気は上手いな。手錠をかけられ何日も監禁されてたから身体中が痛む。」

 自由の身となった青年は狭い護送車から抜け出し息を深く吸い吐き出す。背伸びと軽い運動で凝り固まっていた骨を鳴らし久々の解放感を味わう。そんな能天気な性格に隣にいた博仁は呆れた視線を送る。

「喜んでもらえて何よりだ。輸送車に乗れ。早くしないと別の警備隊がやって来るぞ。」

「あ、ちょっと待って!『あれ』を忘れる所だった!」

 時間稼ぎの工作のため護送車のドアを閉じようとした時、青年は何かを思い出し慌てて自身が閉じ込められていた車内に飛び込んだ。彼は車内の奥から忘れ物を大事に抱えてすぐ戻って来た。

「忘れ物って・・・・・・嘘だろ!?」

 博仁は予想だにしなかった代物に驚愕せざるを得なかった。青年が言った『あれ』というのは銃器の事を示していた。黒光りするボディーにバレルは長く反対側にはストック、トリガーの前に弾倉が装填されていた。銃身の中心には高倍率のスコープを銃口の先にはサイレンサーが取り付けられている。それは紛れもない狙撃銃だった。

「それってスナイパーライフルか!?しかもM110・・・・・・アメリカ製の軍用狙撃銃かよ・・・・・・日本にはないのにどうやって手に入れたんだよ!?」

「理由は後で話すよ。ここから逃げるんでしょ?早く行こう。」

 青年は冷静な態度で事情を話す事なく輸送車に乗り込んだ。

「よし、救出も済んだ事だし急いで東京を抜けるぞ。来た時と同じゲートを通ってな。」

Re: ジャンヌ・ダルクの晩餐【修正版】 ( No.234 )
日時: 2018/10/28 19:48
名前: マルキ・ド・サド

 博仁は再び運転席に乗り込みアクセルを踏みハンドルを右に回す。輸送車は失態を犯した2人の警官と無人の護送車を残し走り出した。移動を始めてからしばらくしないうちに救援である別の護送車とすれ違う。

「危機一髪だったわね。」

 反対方向へ通り過ぎた警察車両を見て愛利花が言った。

「ああ、一歩遅けりゃゲームオーバーだったな。東京に侵入する以前からプレッシャーが酷かったがさっきの作戦は本当に生きた心地がしなかった。冗談無しに死ぬかと思ったぞ。」

 まだ緊張が残っているのか博仁の身体は寒さに凍えているかのように震えていた。呼吸も微かに落ち着きがなくいつもより多い瞬きを繰り返す。

「博仁、あんた兵士でもないのに随分と戦い慣れていたわね?意外だわ。運転とくだらないジョークしか取り柄がないと思っていたけどあの実力には正直驚かされたわ。」

 愛利花が見直した口調で博仁に対して珍しく尊敬を抱く。

「当然だ。シールドチームってのはな、組織の人員を守る義務がある。格闘術の心得の1つや2つくらい持ち合わせているさ。それの俺だって訓練場で日々身体を鍛えているんだぜ?まあ、隠れ家の連中が寝静まっている時、こっそり修行に励んでいるわけだが。」

「へえー、密かに訓練を・・・・・・影で努力するタイプなのね。これまた意外だわ。あんたにそんな一面があったなんて。」

「それを言えばお前の腕前にも感心したぞ。背中に肘をかまして顔面を膝で蹴り上げる。あれは素人のやり方じゃない。お前、あんなに強かったんだな。」

 愛利花は当然でしょと言わんばかりに

「こう見えても私は自衛官の娘よ。女だからってなめてもらっては困るわ。それに幼い頃から空手をやってるからケンカなら大の男でも圧勝できる自信がある。いつか父のような優秀な自衛官になって大勢の人々を助けるのが夢だったの。素敵でしょ?」

「蛙の子は蛙か・・・・・・血は争えんな。」

 博仁は隣には聞こえない声で呟くと静かに笑いを吹き出した。


 後ろの席では香織達が助け出した2人の囚人達の対応に当たっていた。奥に積まれていたケースからミネラルウォーターを惜しみなく与える。囚人達は温い水を飲み苦しそうに何度も咳込む。退屈や恐怖、不安などで精神を犯されていたが命拾いした事にようやく安堵が芽生え始めていた。青年は溜まりに溜まった疲労に疲労に目を細めながらも無理に顔を上げ薄笑いを浮かべた。

「助けてくれてありがとう。君達は?」

「私達の正体については詮索しないで。大丈夫、誓ってあなた達には危害を加えたりはしない。だから安心して休んでていいわ。」

「よく分からないけど複雑な事情がありそうだね。でも見ず知らずの俺達を助けてくれたんだから信用はできるかな。お言葉に甘えてゆっくり鋭気を養わせてもらうよ。ところで君達の後ろで横たわってる人は?全身が傷だらけだね?何かあったの?」

 すると香織達は青年にきっとした厳しい視線を浴びせる。青年は聞いていけない事を聞いてしまったのかと無意識に口を塞いだ。とりあえず謝ろうとした直後に

「慎一さんは君達を助けようとした際、警官に叩きのめされ大怪我を負ったんだ。自ら進んで囮になったりかなりの危険を冒してまで正義を貫いた。感謝ならこの人にしてくれ。」

 メイフライがしかめつらしい喋り方で理由を説明した。

「そうなんだ・・・・・・僕達を救うためこんな事に・・・・・・彼が目を覚ましたら必ず礼を言うよ。」

 今度は香織が質問を返す。

「勘違いかも知れないけどあなたとはどこかで会わなかったかしら?その顔、何か身に覚えがあるのよね。」

 すると青年は当然かもと口の端を上に引き上げ不気味ににやける。

「身に覚えはあるだろうね。何故なら僕は国がこうなる前は歌手をやっていた。自分で言うのもなんだけどかなり有名で評判なバンドだったし色んな映画の主題歌だって歌ったよ。」

 理由を知った香織達は特にこれと言った反応は示さずただ、納得した。

「歌手をやってたんですか!?凄い!」

 青年の正体を知り透子だけが単純に驚く。感激に目を輝かる少女に青年は困り果てる。

「ファンになってくれて嬉しいけどサインなら遠慮させてもらうよ。」

「道理で目にした事があるはず・・・・・・でも、バンド名がどうしても思い出せない。あなたの名前は?」

「無礼なのは百も承知だけど名乗るときはまず自分からじゃない?」

 素直とは真逆な正確とオウム返しに似た返答に香織はむっとしたが不快を堪え自己紹介する。

「姫川香織よ。よろしく。」

 次は透子が友好的な振る舞いで

「私、白木透子っていいます!有名な歌手の人に会えて嬉しいです!」

 続いてメイフライが

「俺はメイフライ、皆からはそう呼ばれている。因みに前席の2人は三村博仁さんと草野愛利花さんだ。」

「さあ、要求には堪えたし次はあなたの番よ。名前を教えなさい。」

 全員の自己紹介が済み香織が青年の名を改めて問いただす。

「僕はえっと・・・・・・姫川・・・・・・」

 明かされた苗字に香織達ははあ?と顔をしかめ口をぽかんと開いた。

「姫川って・・・・・・あなた私と同じ苗字だったっけ?」

「勿論違う。身の安全の安全のためにも本名は明かすなって昔の恩人に教わったんだ。だってほら、メイフライさんも本名を隠してるでしょ?」

 どこまでもついていけない性格に一同は言葉を失い呆れ果てる。往生際の悪さに香織とメイフライは流石に怒りを覚え始めていた。

「あんたねえ・・・・・・!」

 香織は理性を捨て前に押し寄せるがメイフライが止めに入り彼女の代わりに青年を睨んだ。

「ごめん、やっぱり怒りたくなるよね・・・・・・僕って昔からこんな性格だから・・・・・・最初から偽名を言えばよかったね・・・・・・」

 青年は本意に反省しているのか申し訳なさそうに頭を下げる。

「じゃあ姫川、本名を明かしたくないならそれでいい。質問を変えよう。正直に答えられるものもあるだろ?」

「ああいいよ。何でも聞いて。」

「そもそも君はどうして護送車に乗せられ連行されていたんだ?」

 姫川はああ、それね・・・・・・と思い出したくもなさそうな面持ちで理由を語り始める。

Re: ジャンヌ・ダルクの晩餐【修正版】 ( No.235 )
日時: 2018/11/04 22:03
名前: マルキ・ド・サド

「今から数ヵ月前、僕はバンドメンバーである友達と一緒に島根を訪れていた。野外ライブを開いて苦境に悩むたくさんの人達を元気づけるためにね。当日、ステージの前には大勢のファンが集まってくれて皆の期待の視線を浴びながらライブは幕を開けた。最初は順調に事が進んでた。でも、そんな楽しい一時は長続きしなかったよ。突然鳴り響いたのサイレンの音に会場は静まり返り俺達は警備隊に包囲されているのに気づいた。奴らの1人が罵声を上げた。お前達の歌は政府に対する侮辱あり国を冒涜する行為だ。それを支持する者も同罪だ。ここにいる全員を国家反逆の罪で逮捕すると・・・・・・ファン達は大人しく捕まろうとはせず命令を拒んだ。警備隊はあろうことか相手が無抵抗な市民なのにも関わらず銃を乱射した。歓喜に盛り上がってた会場は瞬く間に処刑場と化したんだ。ファンは次々と銃殺され生き残った人達は血だらけになるまで暴行されて護送車に詰め込まれた。僕は包囲網を抜け何とかその場から逃げ出せたけど友達と散り散りになってしまい今じゃ行方どころか生きているのかすらも分からない・・・・・・」

 姫川に降りかかった惨劇の過去を知った3人は哀れみを抱かずにはいられなかった。その時の光景を想像すると背筋が凍り言葉を失う。同情すらも思い浮かばず曇った表情を作るだけで精一杯だった。

「ごめん、嫌な記憶を呼び覚まさせてしまって・・・・・・」

 メイフライが後悔を抱きながら軽く頭を下げる。

「いいんだ。逆に誰かに打ち明けた方が気が楽になるし。実際抱え込んでいたもやもやを吐き出せてちょっとすっきりしたよ。」

 姫川は平気そうに微笑み続きを話す。

「難は逃れた僕には次の地獄が待っていた。当てもなく街中を彷徨い捨てられたフードパーカーを羽織って素顔を隠し食料探しにゴミを漁った。まわりに怯えながら歩道を歩き3日間公園に身を隠していた事もあった。気がつけばホームレスみたいな生活を1ヶ月も送っていた。そんな生き方にも限界を感じて何もかも絶望し土砂降りの中、地面に倒れて声を上げて泣いたよ。泣いても泣いても涙は枯れなかった。もういっそ死んでしまおうかと思った時、1人の男が現れた。」

「1人の男?」

 香織が聞いて姫川が頷く。

「その男こそ後に恩人になる人。僕に手を差し伸べ自分の家へ連れて行ってくれた。家と言っても高架橋の下に建てたボロい小屋だけどね。暖房が効いた部屋で男はびしょ濡れだった僕に毛布を与えて腹減ってないか?と簡単に作ったおにぎりと味噌汁をご馳走してくれたんだ。久々に取ったまともな食事はかなり上手かった。生きてるって実感したあの感覚は今でもはっきり覚えてる。僕はどうして見ず知らずの自分なんかを助けたのかと聞いた。すると彼はお前が国の腐敗が原因で亡くなった息子に似てたからって・・・・・・男は僕が味わった地獄の全てを最後まで黙って聞いてくれて泣き出した僕に対し心から同情を抱いたんだ。しばらくして心の傷が癒え始めた頃、お前はこれからどうするつもりなんだと聞かれた。僕は少し戸惑って・・・・・・やがてはぐれた友達を探したいと強く返答を返した。だけど、問題が山ほどあった。丸腰でろくに戦えもしない僕がどうやって1人の力だけで戦い生きていくのかって・・・・・・でも、男は悩まずにっこりとはにかんだ。彼は床下に隠していた地下に降り武器を背負って戻って来た。それが・・・・・・」

「このスナイパーライフルってわけか・・・・・・」

 メイフライの図星に姫川はまた頷く。

「驚いたよ。日本ではまずないものを出されて、後でその男は元は武器商人だと知った。銃なんて扱える自信なんてなかった。楽器を弾いた事があっても引き金を引いた事はないからね。」

 姫川はライフルに視線を逸らすとレンズカバーが開いたままのスコープを撫でる。彼の上手い洒落に関しては誰も笑わなかった。

「今まで優しかった男は厳しい顔で言った。本当に友達を探したい気があるのなら戦う術を身に着けろ、不可能を可能にしろってね。恐かったけどまた皆に会えるためならと自分の弱さを捨てる決意をした。僕はこの狙撃銃を手に抱え2ヶ月間、扱い方を学んだ。最初は1発も的には当たらなかったけど適切な指導を受けているうちにだんだんと腕は上達していった。他にも色々なサバイバル技術を叩きこまれたよ。」

「大変な経験を積んできたんですね・・・・・・私には絶対にできない・・・・・・」

 想像を絶する透子が両手で口を覆う。それを見て姫川は自慢気に笑って

「そして僕は命の恩人である男に礼を言って別れると狙撃銃といくつかのサバイバル道具を背負い友達を探す旅に出た。学んだ事は全て役に立った。残飯から保存食を作る方法、どういう水が飲んでも安全か、ネズミ、トカゲ、昆虫類の調理法、あと、日常品を使った応急処置のやり方とかね。銃を使わずを得ない時もあったよ。警官を数人撃った。初めて人を殺した感想は・・・・・・一言で言えば最悪だね。」

「友達は見つかったの?」

「島根を探し尽した後、広島や鳥取、中国地方は全て回った・・・・・・でも、皆は見つからなかった・・・・・・違うどこかにいるのかも知れないしあの時の惨劇の日に捕まったのかも知れない。それでも諦めずに他の地方に行こうと思ったらとうとう警察に捕まってしまい幸運にも君達に救い出されたというわけさ。せっかく生き残る術まで学んだのに・・・・・・呆気ないチャンスだったな。」

 長々とした話を一通り終えた姫川はまだ残りに余裕があるミネラルウォーターを口に含み一息ついた。

「なるほどね、事情は大体理解できた。それであなたと一緒に乗せられていたこの子は?」

 今度は話の内容をもう1人の囚人に切り替える。少女は怯えた目つきでびくびくと震えながらこちらを見上げていた。香織が顔を近づけると慌てて身体を退ける。

「その子?さあ?僕が護送車に放り込まれた時にはもう乗せられていたんだ。ずっとこんな調子でね、話し掛けても何も答えないんだ。」

「酷く怯えてるわね。ねえ?あなたの名前は?」

「あうぃ・・・・・・おう・・・・・・」

「え?何?」

 香織はもう一度聞き返すと

「あうぃ・・・・・・おう・・・・・・いう・・・・・・ゆ・・・・・・」

 やはり何を言って何を伝えようとしているのか分からない。

「どうしたんだろう?この子、もしかして言葉を話せないのか?」

 メイフライはさっきの博仁とほとんど同じ事を言った。

「お・・・・・・あい・・・・・・あう・・・・・・ええ・・・・・・」

「どこか怪我でもしてるのかしら?ちょっと調べてみる。触られるのは嫌だろうけど少しだけ我慢して。」

 香織は少女の腕を掴み跪くと顎に手を当て頭を上に上げさせる。首の影を覗くと喉についた鋭利な傷跡を発見した。傷口は塞がっているものの出血しているような見るに堪えないものだった。一生消えそうにない醜い跡に無意識に目を逸らしてしまう。

「酷い傷・・・・・・誰かにやられたの・・・・・・?」

 メイフライもその傷を見て思わず苦い顔を浮かべる。

「喋れない原因はそれでしょうね・・・・・・恐らく声帯がやられてる。これだけ深く喉を切り裂かれて生きているのが不思議なくらいだ。」

「何とかして治せないのかしら?姫川、あなたの応急手当で何とかならない?」

「無理だと思う。壊れた声帯はもう二度と治らない。それに首は頭と胴体を繋ぐ重要な部位、下手にいじらない方がいい。傷口は塞がっているんでしょ?だったらそのままにしてた方が・・・・・・」


「助け出したのはいいけど後先の事までは考えてなかったわね。あの2人、どうするつもり?他の所で逃がすの?」

「いや、東京を出たら降ろしてやりたいが一刻も早く治療が必要な負傷者がいるためそんな余裕はない。気が進まないが囚人を隠れ家まで連れて行く。」

 愛利花は半分真っ青になって声を高く張り上げた。

「はあ!?本気!?隠れ家に関係ない人を隠れ家に連れて込んで、父が黙ってないわ!」

 博仁はまるっきり他人事のように

「そこは娘であるお前が何とかしろ。俺は慎一を救う事だけを第一に優先する。早く治療を施さないと手遅れになる可能性が高い。」

「正気なの!?私達の組織のアジトに足を踏み入れた人間は強制入隊させられるのよ!?じゃなきゃ死刑しかないわ!」

「この国は最早、戦国時代の真っただ中。今更どこに行ったって死と隣り合わせだ。いっそのこと組織の一員となって隠れ家に住む方が安全だろう。食べ物や寝床にも困らないしな。それに囚人の1人は狙撃銃を持っていた。うちの隠れ家には狙撃手が1人もいないだろ?どれほどの実力かは明白じゃないがああいうのが1人でもいた方が心強い。」

 訴えても無駄だと悟った愛利花は言い合いに白旗を振ると不機嫌そうに暴力的な声を出し

「面倒くさい事は全部人に押し付けて無責任過ぎるのよ。もし、処罰される事になったら道連れにするわよ?全く、あんたといると命がいくつあっても足りないわ。」

「好きにしろ。どんな罰でも受ける覚悟だ。自分が死ぬよりも仲間を助けられない方がよっぽど恐い。」

 博仁は簡単に聞き流し自分がやるべき事に集中する。

「慎一、隠れ家まで飛ばすからな。絶対にくたばるんじゃないぞ・・・・・・!」

Re: ジャンヌ・ダルクの晩餐【修正版】 ( No.236 )
日時: 2018/11/11 20:21
名前: マルキ・ド・サド

 夕日で薄暗く辺り一面森だらけの細い獣道を1台の輸送車が通る。でこぼこの地面にタイヤが乗り上げ車体が揺れる。本来なら慎重に進むべき道だがその車両は相当急いでいるのか勢いのあるスピードを落とさない。やがて行き止まりの崖に行き着き岩しか見えない壁の前で急停車した。

 1分も経たないうちにゲートが完全に開き内側から数人の兵士が訪れた車両を覗き1人の兵士が銃を抱え近づいて来た。兵士は銃口を向けたまま警戒を緩めず車両に迫る。そして確認のため窓を開けるよう手の仕草で合図を送ったが

「・・・・・・お、おいっ!」

 輸送車はその指示に従わずいきなりアクセルを踏んだ。慌てて呼び止める兵士を無視し突っ込むように隠れ家へ押し入る。入り口に待機していた兵士達は散り散りに撤退する。

「止まれ!撃つぞ!!」

 兵士の1人が輸送車に標準を合わせ大きく怒鳴った。その鋭い声にガレージで作業をしていたエンジニア達の注目が浴びせられる。彼らも異常事態を瞬時に理解すると怯えた顔で一斉に退く。輸送車は危害を加えそうな気配もなくガレージの中心で再び停車した。車両を取り囲み銃を構えた兵士達が集まってくる。緊張の空気が漂う最中、運転席の扉が開き博仁が外に飛び出す。彼はまわりの様子には目も暮れず車両の後方へ走った。

「博仁か!?検問を無視するなんて何考えてるんだよ!?もう少しで掃射をかますとこだったぞ!」

「驚かせてしまってすまん!だが、説教と反省文は後回しにしてくれ!瀕死の怪我人がいるんだ!早く医療班を呼んでくれ!」

「怪我人だって!?」

 兵士は銃を下ろし冗談の欠片もない深刻な顔を浮かべた。博仁はバックドアを開け意識が戻らない慎一の肩を抱き背中にしょい込むと車外の地面に降ろし横たわらせる。

「こいつは酷い・・・・・・!おい!何ぼさっとしてるんだ。早く誰か医療班に連絡しろ!急げ!」

 分かったと叫んだエンジニアの1人が知らせに向かいすぐに医療班3人を連れて戻って来た。先頭を走って来た衛生兵が地面に倒れている慎一に駆け寄り容態を確認する。

「負傷者の意識はなく頭部に3ヶ所の傷、出血あり。胴体、手足に無数の打撲痕、全身をかなりの力で殴打されている。傷の形状からして恐らく警棒で打たれたんだろう。呼吸はしているみたいだが意識を失ってどれくらい経つ?」

「2時間くらいだ。」

 博仁は感覚を頼りに曖昧に答える。

「それだけ目を覚まさないとなるとかなり危険な状態かも知れないな。今すぐ治療を施した方がいいか・・・・・・おい、手術室は空いてるか!?」

「十分な空きがありますよ。俺達の隠れ家で怪我人なんてほとんど出ませんからね。」

 衛生兵が聞いてもう1人が冷静に返事を返した。

「よし、お前らは直ちに負傷者を運んでくれ!俺は医師に緊急手術の準備をするよう頼んでくる!」

 慎一は2人係で担架に乗せられ手術室へ搬送される。その場にいた全員が沈黙し重苦しい空気を漂わせていた。香織達も心配の目をしながらだんだんと遠ざかっていく仲間の姿を見送った。

「俺達にできる事はない。せめてあいつが無事に目を覚ましてまた俺達の元へ戻って来るよう祈っていよう。大丈夫だ、あいつはきっと帰ってくる。ああ見えても慎一は結構タフな奴なんだ。簡単には死にはしねえ。さあ、慣れない任務で疲れただろう?お前らも部屋で休め、BJの仕事に休日はないからな。」

 博仁はポジティブな言葉で皆に励まし部屋に行くよう促す。香織とメイフライ、透子は何も言い返す事なく落ち込んだ表情のまま、とぼとぼと足を進める。晴れない不安に頭をうつむかせ居住区へ向かう。

「誰も立ち入らない山奥にこんな立派な秘密基地があるなんて・・・・・・凄いな・・・・・・!」

 姫川は純粋な興味を抱きながらガレージを一面見渡し興奮を隠せない感想を述べる。隣にいた喉に傷を持つ少女は相変わらずおびえた様子で身体を縮こませていた。

「あなた達2人は私についてきなさい。博仁、私はこの人達を司令室に連れて行くわ。この組織の一員に加えてもらうよう父に頼まないと。今回は貸しにしとくわよ。覚えといてね?」

「ああ、すまんな。いつか必ず礼をしよう。」

 東京での任務を終え香織達も収納される輸送車を背にガレージを後にする。様々なエリアに繋がる奥部の通路を行き博仁の班と愛利花の班は途中で別れそれぞれ行くべき場所へ向かった。


 数時間もしないうちに夕日は沈み夜は訪れた。時計の針は6時を過ぎ夕食の時間を知らせる放送が隠れ家の各エリアに流れる。食堂ではBJのメンバーが集い贅沢な夕食を賑やかに嗜む。香織達も人で溢れた広い一室に混ざり込んでいるが食欲がないのか料理にはほとんど手をつけていない。結局、夕食のほとんどを皿に残し席を立つと騒がしい食堂を出た。

 部屋に戻っても暗雲の気分は変わらなかった。その場にいる全員が元気のない憂鬱な面持ちのままぼーっとしている。普段の愉快で盛り上がった雰囲気はなく誰1人笑う者はいない。そんな心地悪い時間だけがゆっくりと過ぎ去って行く。

「慎一さん、本当に大丈夫なんでしょうか・・・・・・?」

 かなりだるそうに地面を眺める香織が誰に話しかける訳でもなく言った。

「何とも言えません・・・・・・後で皆で医務室に行って様子を見に行きませんか?俺達が傍にいれば意識を取り戻すかも・・・・・・」

 メイフライもかなり落ち込んだ口調で返事を返す。隣では悲しみに暮れる透子が彼に寄り添っていた。

「大切な仲間が生死の視界を彷徨っているんだ。食い物が喉を通らないのも無理はない。俺も今日はコーヒーが不味く感じた。あいつがいない、胸に穴が開いた気分だぜ。しばらくはこの状態が絶えず続くかもな・・・・・・」

 部屋にいた博仁もベッドの柱に身体を寄せ行き場のない絶望にため息をついた。

「皆いる?あら、博仁も一緒だったの?」

 扉が開きそこへ愛利花がやって来た。香織達のはっとした視線が1ヶ所に集中する。彼女の後ろには姫川と喉に傷を持つ少女の姿もあった。

「あなた達が考えてる事、分かるわ。今日は最悪な日ね・・・・・・とりあえず今日は早く寝て十分に休みましょう。でもその前に皆にいい知らせと悪い知らせがあるの。どっちを先に聞きたい?」

「いい知らせからお願いします・・・・・・!」

 愛利花は皆の望みを悟っていたが期待には応えられない事実に胸を痛めた。しかし、それでも無理した笑顔で要望通りいい知らせを述べる。

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