複雑・ファジー小説

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付喪神と守護する者
日時: 2015/11/20 20:54
名前: 希都 (ID: yLYdLExj)

「ねぇ、私と取引しない?」


俺は妖と取引をした。



閲覧ありがとうございます!
駄作ですが楽しんでいただけたら幸いです。


目次

登場人物>>1
本編>>2 >>4 >>7 >>10

Re: 題名募集中! ( No.6 )
日時: 2015/11/20 19:27
名前: 希都 (ID: yLYdLExj)

榊様にねむねむ様コメントありがとうございます!

【榊様へ】
榊さんの題名は参考にしたいと思います!初めてコメント書いてもらえたのでとても嬉しいです!ありがとうございます!

【ねむねむ様へ】
頑張ってくださいや惹かれたなど初めて言われたので跳んで喜びました(笑
すごく嬉しいです!これからも頑張りたいと思います!

Re: 付喪神と守護する者 ( No.7 )
日時: 2015/11/17 20:36
名前: 希都 (ID: yLYdLExj)


「大、剣。」

自分の手に握られている大剣に驚きを隠せずに目を見開く。

『これは私と湊の力の形。』

「巴月と俺の、力の形…。」

手に感じる重みは嘘じゃない。

『あ、そうだ。湊がそれを出しているときは普通の人からは湊のことが見えなくなってるから、いつでも妖を倒せるよ?』

「いつでも。」

『そう、今も。』

巴月がそう呟いたときにふと見えた黒い影。

『ほら、試してみたら?』

よく見ると黒い影は犬の形をしていて牙は鋭くいかにも妖らしい姿をしていた。

…恐怖心はない。

ガウッ

とびかかってくる犬に大剣を思いっきり振る。

「おらぁぁぁぁぁぁっ!」

振った大剣は犬を真っ二つに切り裂いた。

血が頬に飛んでくる。

『楽しいでしょ?湊。』

「……あぁ。すごくな。」

途端に集まりだした妖を手当たり次第に真っ二つに切っていく。



そんな時だった。

「付喪神のにおいと妖の血の匂いがすると思ったら、」

「なーんか暴れてる奴がいるねぇ。」

「「ちょっと迷惑かな。」」

リンッ

鈴の音と二人の少女の声が聞こえたのは。

Re: 付喪神と守護する者 ( No.8 )
日時: 2015/11/20 10:12
名前: 風死  ◆Z1iQc90X/A (ID: 3rsK9oI3)

始めまして 希都様、風死と申します。
題名が良い感じだったので、思わずクリックしたのですが、物語りも中々に面白いですね。
ただ文章が少ないので、情景やキャラの容姿などが分らないのが難ですが。
頑張ってくださいvv

Re: 付喪神と守護する者 ( No.9 )
日時: 2015/11/20 19:36
名前: 希都 (ID: yLYdLExj)


風死様へ


ご指摘ありがとうございます!

たしかに文章すくないですよね……。

これからすこしずつ改善していきたいと思います!

Re: 付喪神と守護する者 ( No.10 )
日時: 2015/11/20 20:51
名前: 希都 (ID: yLYdLExj)


ザァー

俺の周りを囲むのかのように立っている木が揺れる。

「誰だ。」

そんな中俺の声はひどく響いた。

目の前には真っ黒なおかっぱに巫女服を着ている顔が瓜二つな少女が二人立っていた。

たれ目に真っ黒な瞳、そして整った眉毛、髪の長さも、150ぐらいはある身長も全てが一緒だった。

耳には鈴がついたピアスをしていて、鈴の音が響く。

ただ一つ違うとするならば包帯をつけているところだけだ。

一人は右目に包帯を巻いていてもう一人は左目に包帯を巻いていた。

それさえなければまさにドッペルゲンガーのようだった。

そんなことを思っている間にもおそらく双子だと思われる二人はさっきよりも少しだけ距離を縮めていた。

しばらくの沈黙。

まだ幼いとはいえ、整った顔立ちに魅入るのには時間がかからなかった。

「…私は九条 鈴音(クジョウ スズネ)」

その沈黙を破ったのは右目に包帯を巻いている方の子で、

「私は九条 鈴音(クジョウ リンネ)」

それに続くように左目に包帯を巻いている子が話し始めた。

透き通った声は鼓膜に響く。

「漢字は数字の九に条例の条、鈴の鈴に音の音。」

「スズネと同じ。」

「私たちは、ここら一帯の九条組を護ってる者。」

「守護者、とでもいうかな。」

どんどん自分たちの説明をしていく二人に戸惑いを隠せなかった。

「え、と。君たちは人なの?」

「守護者だから人。」

スズネという子に即答される。

「…ところで。」

リンネが話しかけてくる。

「なんで君は妖を殺してた?なんで君から付喪神の匂いがする?」

さっきとは違う言い方に空気が凍り始めた。

「なんで?」

二つの鋭い瞳が俺を突き刺す。

「…なぜそんなことを聞くんだ。」

「九条の敷地で暴れるのは許されないからね。なんでかなっと思ってさ。」

「あと君、守護者じゃないのに武器が使えてるからおかしいと思って。」

またしても沈黙が流れる。

次にその沈黙を破ったのは巴月だった。

『こういうことだよ、お二人さん。』

巴月の声に二人は目を見開く。

「……そーゆーこと、ね。」

しばらくして納得したのか二人は顔を合わせて頷きあうとその場で目をつぶった。

何をしているのかわからずその場で立ち尽くしていると突然風が勢いよく吹き始めた。


「九条に宿りし力よ、力は形となり、我、九条鈴音(クジョウ スズネ)の名に従いて悪きものを葬るとする。」

「九条に宿りし魂よ、魂は力となり、我、九条鈴音(クジョウ リンネ)の名に従いて悪き者を葬るとする。」

その言葉が聞こえたかと思えば風は二人を包み始める。

ザーッ

木がすごい勢いで左右に揺れる。

俺は突っ立っていることしかできなかった。


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