複雑・ファジー小説

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今までとは違う世界
日時: 2016/03/24 20:07
名前: かおる (ID: 1lVsdfsX)

これは、とある少女が迷い込んだ、不思議な世界のお話・・・
この世界の支配者である巫女、相沢莉羽(あいざわりは)
を倒せば、この世界を支配できる・・・
それを狙い、今日もその巫女を倒すためにいろんなことをする妖怪が現れる・・・

登場人物
桜井優香 (さくらいゆうか) 女 人間
相沢莉羽 (あいざわりは) 女 人間(巫女)
近藤由祐 (こんどうゆう) 女 亡霊
西堂未菜 (さいどうみな) 女 亡霊
レイナ 女 吸血鬼
アキナ 女 吸血鬼
アイナ 女 吸血鬼
井ノ川セイナ (いのかわせいな) 女 物を操る妖怪

その他大勢(まだ決めてません・・・
      決まったらドンドン書きます!)

投稿ペース 1週間に2回(または1回)
よろしくお願いします!

Re: 今までとは違う世界 ( No.1 )
日時: 2016/03/24 20:30
名前: かおる (ID: 1lVsdfsX)

第1話 迷い込んだ女の子


?「ー・・・?」
目が覚めると、そこはまわりが真っ暗な世界。
だーれもいなくて、一人でポツンと座ってるだけ。

?「ここは・・・?私、確かバスに乗ってたと思うんだけど・・・」
たったったっ・・・
誰かが後ろから近づいて来る。
バッと後ろを振り返ってみるが、真っ暗で見えない。

「あんたを待ってたわ。桜井優香・・・
っと・・・なーんにもあんたには見えなかったわね。
光の神よ・・・この人間に、光を与えよ・・・」

なにを言ってるの?ていうか、なんで私の名前を・・・
パッ
いきなりまわりが明るくなる。
すると目の前には、弓とよくわからない棒を持った、女の子がいた。
真面目な表情をしていて、着物を着ている。

優香「あなたは・・・誰?」

「私は相沢莉羽。この世界、妖怪の楽園を作った巫女よ。」

優香「よ、妖怪の楽園・・・?」

莉羽「そ、ここは妖怪の楽園。
前まではあんたの世界、人間界と繋がっていたけど・・・
私の神社、相沢神社がある森には、たくさんの妖怪がいたのよ。
妖怪は人間がいるせいで好き勝手できなかった。人間を憎むようになった。
だから私が世界を分けたのよ。妖怪たちが人間を襲わないで済むように。
おかげでこの世界は妖怪だらけよ。
人間界に行くはずだった妖怪も来るようになったし。」

優香「ちょ、ちょっと待ってください・・・
私、人間ですよ?なんで私がここに・・・」

莉羽「そんなこと知らないわよ。
でも、なんかあってここに来たのは間違いないわ。
あ、そうそう。もう元の世界には帰れないから。」

優香「え、ええ!?」

莉羽「これからはこの世界で過ごしてもらうわ。
大丈夫、妖怪たちはあなたを襲わないから。
それじゃ、ついてきて。神社に泊まっていいから。」

優香「え、あ、はい・・・」

Re: 今までとは違う世界 ( No.2 )
日時: 2016/03/25 11:10
名前: かおる (ID: 1lVsdfsX)

第2話 亡霊たちの合唱

莉羽「ー・・・」
優香「えっと、莉羽さん、これなんですか・・・?」
まわりには亡霊がさ迷い続けて、まわりの自然を壊して行く。
莉羽「・・・またか。」
タッと莉羽は飛ぶとそのまま宙に浮いた。
優香「え!?浮いてる!?」
莉羽「今から主犯を倒して来るわ。
優香はここで待ってなさい。安全だから。」
そういうと、そのまま飛んでいってしまった。
なんなの〜!?ここ、亡霊ばっかじゃん!安全なわけがない・・・
言ってる側から、亡霊が襲ってくる。
優香「ひゃっ!?」
すると、優香の目の前に光のガードがでてくる。
優香「?!」
莉羽「安全って言ったでしょ・・・」
遠くのほうから莉羽の声が聞こえる。
莉羽は、光輝く弓を持ち、優香を襲おうとしている亡霊目掛けて打つ。
亡霊「ギャッ!」
悲鳴をあげながらそのまま消えていく。
莉羽「いい?待ってるのよ?
守るから。」
するとその目の前に、いきなり人間の姿をした亡霊があらわれた。
「おやおや・・・そうとうな弓矢ですね。
妖怪の楽園の中心となる巫女。」
剣を二つ持っている、ピンク色の髪の毛をした女の子だ。
だけど体が少し透けている。やはり、亡霊だ・・・。
莉羽「ー・・・その呼び方やめてくれない?莉羽でいいわ。」
「へえ、じゃあ私も自己紹介させてもらいますね。
私は近藤由祐。この世界をいただきたいのですが、いいですか?」
莉羽「断るわ。そんなことで、おkすると思ったら大間違いよ、由祐。」
由祐「ー・・・そちらの人間、莉羽の知り合いですか?」
優香「へ!?私!?」
莉羽「迷い人よ。ついさっき来たばっかりの。
それよりあんた・・・さっさと退治させてもらうわよ?」
由祐「逆に私が勝ってやるよ・・・」
両手で剣を持つとダッと莉羽に体当たり。
莉羽は弓の打つ部分を剣に変え、その攻撃をガードする。
優香「なんなの莉羽って!?弓を剣にして使うなんて始めてみたよ!?」
由祐「ッチ・・・」
後ろにサッと由祐が下がる。
その瞬間、莉羽は弓に変えると、由祐目掛けて放つ。
由祐の頭に刺さるが、そこまで由祐はダメージを喰らわない。
由祐「・・・ハッ、物理攻撃でも遠距離でも、私には効かないよ?」
莉羽「そうね・・・だけど、お払いならとっても効くでしょ??^^」
由祐「っ!?」
莉羽の背中には、光輝く棒があった。
それを持つと、なにか唱えはじめた。
由祐「やめっ・・・やめろぉおおおおおおお!!!」
由祐は混乱しながら莉羽目掛けて剣を投げつけた。
それを莉羽は唱えながら弓矢でそれを打つ。
剣はカランコロンと言いながら地面に落ちて行く。
莉羽「最後の仕上げよ!
光の神よ、我の願いを聞きたまえ!」
その瞬間、由祐の体が消えていく。
優香「っ・・・すごい・・・」
由祐はパタリと倒れる。
まわりにいた亡霊たちはいなくなり、明るい世界に戻った。
莉羽「じゃ、私由祐をおぶってくから、ついてきなさい。」
由祐をおぶるとそのまま歩き出す。
優香「あ、うん!待って〜!」
なんで、こんなことが起こったんだろう・・・

Re: 今までとは違う世界 ( No.3 )
日時: 2016/04/03 09:00
名前: かおる (ID: 1lVsdfsX)

第3話 妖怪たちの狙い

神社の中は綺麗だった。
妖怪たちが、賽銭をいれていたりもした。
ここに、莉羽が住んでるんだ・・・
莉羽「なにジロジロ見てんのよ?」
キッと、キツイ表情でこちらを見てくる。
優香「いあ!あの・・・神社が意外にも片付いてたから・・・」
莉羽「は?意外?」
優香「え、えっと・・・」
由祐「・・・ん・・・」
ベットで寝ていた由祐が、目を覚ました。
優香「由祐!」
莉羽「話そらしたな・・・
はぁ・・・全く。で?具合はどうなの?」
ボーッとしながら由祐は話し出す。
由祐「平気・・・」
ボーッとしながらも頭が痛そうだった。
莉羽はそれに気づいたかのように、神を召喚しだした。
莉羽「光の神よ・・・彼女の傷を癒したまえ・・・」
すると、由祐の体にあった傷が、どんどん癒されていった。
優香「すごい・・・」
莉羽「で?なんでこんなことしだしたのよ?」
由祐「ー・・・未菜に頼まれた。
この世界を・・・支配したいってね。」
莉羽「未菜・・・って誰?」
由祐「友達。同じ亡霊で、亡霊館に一緒に住んでる。
私は近藤一族だから、お嬢様なんだけど、未菜のところ・・・
西堂一族はうちと一番仲がいいところ。だから同居してるの。」
めんどくさそうに莉羽が黙って聞いている。
莉羽「んー、ま、その未菜とかいうやつが、言い出したのね?」
由祐はコクんと頷いた。
ガラッ
いきなりドアが開き、目の前には黒く、短い髪の毛の少女が入ってきた。
莉羽「ー・・・亡霊?」
よくよく見ると、少し透けていた。
多分・・・莉羽の言ってることは真実だ。
由祐「っー!未菜!」
ガタンと立ち上がり、パアッと笑顔になる由祐。
未菜「ごめんね・・・私の病気のせいで・・・一緒に戦えなくて・・・」
莉羽「は?病気?」
未菜「うん・・・たくさん動くと、その場で頭痛、腹痛などの症状が出る。
余命あと1年って言われてるの。せめて、好き勝手したかったから、この世界を狙ったの。私たち、亡霊たちの楽園を作ろうとね・・・」
由祐「未菜・・・」
莉羽「はぁ・・・バカらしい。」
優香「っ!?ちょっと、莉羽・・・」
ガタンと立ち上がると、未菜の前に立つ。
莉羽「そういうことは、私のとこにこればいいだけよ。
支配なんかしているひまがあったら、うちにさっさと来なさいっつーの。」
そういうとまた、神様を召喚した。
莉羽「ー・・・光の神よ・・・彼女の体を癒せ。」
未菜「っー・・・」
その場にパタンと倒れる未菜。
由祐が未菜を抱き抱える。
莉羽「それで治ったはずよ。
じゃ、亡霊館だのにさっさと帰りなさい。」
由祐「!」
優香「ー・・・」
由祐「ー・・・ありがと。相沢の巫女。」
そのまま、由祐はいなくなった。
莉羽は私を見る。
莉羽「わかったでしょ?
この世界では、この世界を支配しようとする妖怪がたくさんいるの。」
優香「っ・・・」
莉羽「これからもたくさん起きるわ。注意しなさい。
今日は泊まっていっていいけど・・・明日にはでていってもらうわよ。」
優香「えっ!?」
莉羽「大丈夫よ。あんたにも、戦える力はあるから。」
優香「っ・・・?私に・・・?」


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