複雑・ファジー小説
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- 臆病者の冒険
- 日時: 2016/04/06 21:50
- 名前: 猫のスーパーハルサメ ◆15FVZlz4dc (ID: qESkNdgF)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=11024
初めての人は初めまして見てくださりありがとうございます、前にであったことのある人は毎度ありがとうございます。
今回の小説はファンタジーです。
といっても基本的にはファンタジーしか書かないんですがねw
この作品は前作であり今でも連載中の作品、空へ向かう鳥と黄昏の世界の前日談になります。
前日談ではありますが黄昏の世界を読まなくても十分楽しんでいただけるようなストーリー構成にしました。
でも、できれば前作も読んでいただければ...
相変わらず文章力が低く残酷な表現がありますし、週に一度ぐらいしか更新できませんがそれでもいいよ!って人はどうぞお読みください。
〜目次〜
登場人物(随時更新)>>1
一章『王子』
プロローグ「血だらけ王子の出奔」
一話「貧民街」
二話「冒険へ」
三話「仲間」
四話「旅」
五話「灰へ」
二章『ああ無情』
三章『冒険者』
四章『神の悪戯』
五章『戦い』
- Re: 臆病者の冒険 ( No.1 )
- 日時: 2016/04/06 00:55
- 名前: 猫のスーパーハルサメ ◆15FVZlz4dc (ID: qESkNdgF)
- 参照:
登場人物
アイファー
年齢 15
マトーレ王国第二王子、弟のヨハンを溺愛していたが、突如行方不明となりそのまま絶望。
無剣流をマスターし、戦場でたくさんの敵を打ち破り次期国王最有力候補となるが、兄と自分を対立させようとする大人に呆れ出奔。
そのまま、貧民街へと行く
アリリ
年齢 15
アイファーが貧民街で出会った少女、親に捨てられこの世に絶望していたが、アイファーのことを見て希望を見いだし、旅に同行する。
エルメス
年齢 15
旅の道中でアイファーに勝負を挑んできた少年、その戦いのあと、アイファーを気に入り、半ば強引に旅に同行する
- Re: 臆病者の冒険 ( No.2 )
- 日時: 2016/04/09 21:07
- 名前: 猫のスーパーハルサメ ◆15FVZlz4dc (ID: qESkNdgF)
- 参照:
プロローグ「血だらけ王子の出奔」
「はぁ... ...はぁ... ...」
ここに広い草原がある。
そこでは今、戦争が起きていた。
詳しいことを言うと長くなるので省くが、簡単に言うと両国の中が悪く、そのまま戦争になったということだ。
そして、その戦場に俺、マトーレ王国第二王子『血だらけ王子アイファー』は総大将として参戦しているのだ。
あらゆる場所から矢の大群が襲いかかってくる。
俺はそれを避けながら一人また一人と敵を切り捨てていく。
俺の師匠は言った。
敵を斬るときは何の感情も抱くな。
ただ、相手を殺すという結果だけを出せと... ...
師匠の言うことはもっともだ。
変な感情を抱くと剣先がぶれるし、一瞬の躊躇で威力も弱くなる。
だから、敵を斬るときは無の感情で切り捨てろ。
後悔するのは戦争が終わってからだ。
「うおおお!」
背後から敵兵が奇襲してくるが、俺は相手の槍を避け、剣で相手の首筋を斬る。
相手の返り血が顔に跳ね返ってくる。
血は顔を赤く染め、夕焼けはその赤をさらに赤くさせる。
俺はアイファー、着いた異名は『血だらけ王子』だ。
.
.
.
五年前、俺が十歳の時、弟ヨハンが消息を絶った。
俺は探した。
上級貴族の家、貧民街、奴隷市場... ...どこを捜してもヨハンは見つからなかった。
それから俺は強くなった。
もう誰も失いたくなかった。
だから、希少流派、無剣流を使える者を師としてこの五年間、血のにじむ努力をした。
結果として最上級流派、無心王剣を除き、全ての技を習得した。
無心王剣のみ習得できなかった。
師は心を完全に無にし、殺意に身を任せよといわれた。
だが、無理だった。
心を無にしても殺意だけは芽生えなかった。
敵は切り落とせるのに殺意が芽生えない。
それは今でも分からないが上級技でも十分強いので問題はない。
証拠に戦場でも十分戦えた。
そして、戦場で人を殺め、血だらけ王子の異名を得てからは欲深い貴族達が俺に言い寄ってきた。
こいつらは俺を利用して、出世したいだけなんだ。
こんなやつらがいるんじゃマトーレは終わりだ。
だけど兄貴ならやってくれるかもしれない。
この荒みきったマトーレ王国を救ってくれるかもしれない。
俺は無理だ。
人を殺しすぎた。
戦場で、何人もの男の首を切り裂いてきた... ...
- Re: 臆病者の冒険 ( No.3 )
- 日時: 2016/05/16 22:13
- 名前: 猫のスーパーハルサメ ◆15FVZlz4dc (ID: qESkNdgF)
- 参照:
今から三年前、俺が十二歳の時の話だ。
戦場、この荒野が俺の初陣の舞台だ。
無剣流を二年で中級まで習得した俺は才能があるらしい。
神の瞳無しでここまで行けるのは正直、想定外だそうで、その剣術で只今絶賛戦争中の隣国の進軍を食い止めるためこの荒野で待ち伏せているのだ。
「殿下、敵軍が向かっております」
敵軍の進軍状況を伝えるのは父の重臣でありこの戦争で俺の手助けもいう形で参戦した男ヘルメスだ。
昔から口うるさいが数多の戦争を乗り切ったベテラン兵士であるため信頼できる男だ。
「よし、ヘルメス、お前に五百人の兵を与える。敵軍を背後から奇襲しろ。本隊は奇襲によって散り散りになった敵軍の息の根を止める」
「はっ!、了解です殿下」
ヘルメスが場を立ち去った後、俺は本隊に向かって号令をかける。
「皆の者!聞け!これより別働隊が敵軍に奇襲をかける。それによって散り散りになった敵軍を我ら本隊がとどめを刺す。そのためには君たち兵士諸君の努力が必要だ!我らがマトーレ勝利のために
君たちの貸してくれ!」
『「おオッーーー!」』
兵士の勇ましき雄叫びが荒野に響き渡る。
「やはり、殿下が号令をかければ軍の士気は向上しますね」
「そうかい?俺じゃなくて兄さんがやっても大して変わらないだろう」
「エスカリオテ様は政治などには長けていますが武術は点でダメな典型的な文官です。それに大してアイファー様は政治もそこそこ、武術はマトーレトップクラスの方です。どちらが良いかと言われれば一目瞭然です」
「そうかぁ?」
確かに戦争においては俺の方がいいのかもしれないが将来、確実に国を良くするのは兄貴だろう。
俺が国王になっても他の大臣に利用されて終わりだ。
...いや、あいつらは自分のいいなりになる国王が欲しいのか。
まあ、俺が奴らの立場だったら思いどおりになる王がほしいからな。
一概には責めることはできないが... ...
気分が悪くなるな... ...
・・・か!...殿下!」
「え?」
「陛下、別働隊から報告がありました!」
もうそんな時か、時間は流れるのが早いな......
「それで?どんな報告だ」
「は!それが、別働隊、奇襲に失敗し、敵軍から反撃をうけ壊滅状態!ヘルメス殿も討ち取られたようです!」
壊滅... ...ヘルメスは死んだ... ...?くそっ!
「敵軍は今どうなっている!答えろ!」
「は!それが隊列を分け、我々を包囲するようです!殿下!お逃げください!私達が敵軍を食い止めます!」
「いやいい!俺も残る!お前たちを見殺しになどしないぞ!」
「ですが... ...」
「いいから... ...黙って言うことを聞けっ!」
俺はそれでも俺を逃がそうとする兵士に苛立ちを感じ、威嚇するように忠告すると兵士は「はっ、はっ!」と驚き、そのまま場を去った。
「... ...」
敵軍に囲まれ絶体絶命、しかし、これは好機でもある。
敵軍を壊滅させ、弟に俺はここにいると居場所を示すんだ!
- Re: 臆病者の冒険 ( No.4 )
- 日時: 2016/05/23 08:25
- 名前: ほうじょうたくま ◆vXX0cdKx3A (ID: CmU3lREQ)
おっはよう
たこやきにはマヨとからしいれるよね??
でもぼくはね?
いちごジャムをかけて食べるんだよ?
おいしいからね?
いっかいやってみてね??
- Re: 臆病者の冒険 ( No.5 )
- 日時: 2016/05/23 09:14
- 名前: ほうじょうたくま ◆vXX0cdKx3A (ID: CmU3lREQ)
ピッコロ「くらえ!!まかんこうさっぽう!!」
ベジ−タ「フンっ…、つまらん技だ…」キィィン!!
ピッコロ「なん…だと…!?」
ピッコロ「バカな!?おれの最強の必殺技が?効かないだと!?」
ベジ−タ「この程度が必殺わざとはな。ナメック星人は余程冗談がすきなんだな。まあいいこれで終わらせてやる」グウィィン
ピッコロ「な?な!?なんだこの気は!?!」足がググンと下がりヒザをつくピッコロ
ベジ−タ「フッ…これは俺のいちばんよわい技だ!くらえェェ!!」ズキュ−−−ン
ピッコロ「ぐはあぁぁぁ」ドカ−−−ン
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