複雑・ファジー小説
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- 透ける君。透けぬ僕。
- 日時: 2016/04/30 18:11
- 名前: 青らり (ID: tY8TK.KA)
ありがとう。もう未練は無いよ。
登場人物
光野 薔薇 【12歳】
とても優しく明るい性格だった。12歳の時、電車にはねられ死んでしまう。しかし、何か未練があり、霊となるが、その未練が思い出せない。
朝花 勇樹 【20歳】
大学生。薔薇の幼馴染みだった。目の前で薔薇が跳ねられた。霊が見える体質で、薔薇と共に過ごす。彼女を何とか成仏させたい。
- Re: 透ける君。透けぬ僕。 ( No.3 )
- 日時: 2016/04/30 19:04
- 名前: 青らり (ID: tY8TK.KA)
薔薇「だからあたしも見えるんだね、」
涙を拭い微笑みながら薔薇が言った。
勇樹「うん、そうなんだ、」
その後シーンとする。なんていうか、喋ることが見つからない、と、薔薇が、
薔薇「勇樹今何歳?」
と、僕は、
勇樹「20歳だよ、薔薇は年をとらなくていいな。」
という。薔薇は、
薔薇「勇樹、学者になりたい。って、言ってたよね!ど?何か努力的なことしてんの?」
勇樹「うん。大学いってるんだ。」
薔薇「へぇ!すごっ!」
勇樹「薔薇、ずっとこの交差点にいるの?」
こういうと、薔薇が言葉をつまらせた。
薔薇「それが、私、未練があるらしくて・・・」
僕はこの言葉に疑問を抱いた。らしくて?何かまるで他人から聞いたような・・・
- Re: 透ける君。透けぬ僕。 ( No.4 )
- 日時: 2016/05/01 09:28
- 名前: 青らり (ID: tY8TK.KA)
薔薇「それが、思い出せないんだよね・・・・」
勇樹「お、思い出せない!?」
薔薇「私、未練を思い出せなくて・・・・」
勇樹「少しも?」
薔薇「うん・・・・でも、何か大切なものだったのは確かなんだよ」
勇樹「へぇ、じゃあ、その未練を叶えるまで、僕と一緒にいる?」
薔薇「え?いいの?」
勇樹「僕は構わないよ」
薔薇「じゃあ、お願いしよっかな」
- Re: 透ける君。透けぬ僕。 ( No.5 )
- 日時: 2016/05/02 20:34
- 名前: 青らり (ID: tY8TK.KA)
勇樹「なにか、てがかりを探そう?」
薔薇「うん!でも、そんなに急がなくていい気がするけど・・・・」
勇樹「そうだね、今日はもう帰ろ」
薔薇「うん!」
勇樹「こっちだよ、これが僕の車。」
薔薇「へぇ〜!かっこいいね!これ!」
勇樹の車は、赤かった、
勇樹「僕の車は赤いんだ、好きな色が赤だから」
薔薇「私は、緑が好き!」
勇樹「緑か〜、なんか、優しい色だね」
薔薇「うん、優しいから好き。」
勇樹「どれ、のって、」
薔薇「うん!」
- Re: 透ける君。透けぬ僕。 ( No.6 )
- 日時: 2016/05/26 19:53
- 名前: 青らり (ID: tY8TK.KA)
車の中
薔薇「座り心地凄くいいな〜♪これ!」
勇樹「でしょ?僕の愛車だからね!」
薔薇「フフフ♪じゃ、出発しんこーう!」
勇樹がエンジンをかけ車を走らせる
勇樹「薔薇、手がかりつかんだ方がいいと思う、成仏の件。」
薔薇「うん・・・・、でも私、そんな急いでないから、気にしなくていいよ」
勇樹「そう?僕も薔薇がいくらいても困らないからあんしんしてな」
薔薇「うん、ありがと!」
- Re: 透ける君。透けぬ僕。 ( No.7 )
- 日時: 2016/10/20 20:27
- 名前: 青らりP (ID: tY8TK.KA)
それから、少し話すのにも慣れてきた。何だろう。車の中って、妙に話弾むんだよな。そして、そんな風に話しているうちに家に着いた。僕の家は7階建てのアパートの2階の108号室。あまり広いとは言えないけど、薔薇は気に入ってくれるかな。そして、階段を二人で上がり、家の中へ入る。ーーー
短くてすいませんm(・・`)m
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