複雑・ファジー小説

吸血鬼物語
日時: 2017/11/19 12:04
名前: ケラー ◆bXRF026tgA

「いつも、悪いな。血をもらっちゃって」
「いいよ、別に…」

私は百合。
普通の人間。


そして今

吸血鬼に自分の血を差し出している。

吸血鬼の名は、陽太。


「私」
「?」


「貴方と同じ痛みを分かち合いたい…。私を吸血鬼にして」
「!な、百合…」


第1章 吸血鬼

第2章 館

第3章 異世界

第4章 ジュンの幼少期

第5章 謎の魔女

第6章 ジュンの家

第7章 ジュンの弟

第8章 姉の大罪

第9章 薬の材料どこ!?

第10章 雷ノ果実


スレ立て日

2017 7/24

親記事更新日

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Re: 吸血鬼物語 ( No.50 )
日時: 2017/11/18 10:09
名前: ケラー ◆bXRF026tgA

わかったことは、吸血鬼の魂を鎮めるにはとある薬を作らなくてはいけなくて、その薬の材料が、

雷ノ果実で作った果実酒
怨念で出来た聖水
悪魔の恵みの薬草

だ。

「どこにあるんだろ…」

ガチャ…

「どうかしたの?リリアーネ」
ジャックが入ってきて、私の隣の椅子に腰掛ける。

「吸血鬼の魂を鎮めるための薬にはね、雷ノ果実で作った果実酒と、怨念で出来た聖水、悪魔の恵みの薬草が必要なんだ。何処にあるか分かる?読んだ本には材料の在り処まで書いてなくってさ」

ジャックは頬杖をつきながら、「一応聞くんだけど、それをやって効き目があるという保証はあるの?」と言い、開かれていたページを見る。

「効き目があるかは分からなくても、やってみなきゃだよ」
「ふぅん…まあ、頑張ってよ。まあ、果実酒に使う果実探しからになると思うよ」

そう言って、ジャックは出て行った。

「あーーーーーーっ!!!!!!!材料の在り処教えてもらってない!!!!!!」

Re: 吸血鬼物語 ( No.51 )
日時: 2017/11/18 10:41
名前: ルイージ

お久しぶりです

Re: 吸血鬼物語 ( No.52 )
日時: 2017/11/19 12:02
名前: ケラー ◆bXRF026tgA

>>51
ルイージ様

お久しぶりです!読んでいただいていたとは…ありがたいです!

本編

第9章材料どこ!?

「うるさいよ、リリアーネ」
そう言って入ってきたのはジュンだった。


「雷ノ果実、怨念で出来た聖水、悪魔の恵みの薬草ってどこにあるの?」
リリアーネはメモをジュンに見せる。

「雷ノ果実……滅多に見つからないぞ、あれは」
「え…」
「しかも、果実酒なんて、作るなんて初心者にはまあ無理だな」

「聖水と、薬草は?」
「聖水なら、悪魔の山の奥にある泉に行かなきゃだな。薬草は、悪魔の山の頂上にある」
真顔でジュンは「何だったら俺が行ってくるけど」とリリアーネの髪をいじる。

Re: 吸血鬼物語 ( No.53 )
日時: 2017/11/21 17:30
名前: ケラー ◆bXRF026tgA

「………………私が行くよ。ジュン、道案内して」
ジュンはニヤリと笑い、「ああ、勿論だ。じゃあ、支度して行くぞ」
「うん」


支度が終わり、私とジュンは悪魔の山に向かう道を歩いていた。

「で、果実酒ってどう作るの?」
「そうだな…果実を砂糖と水で一週間くらい浸けておいて、浸けたら果実を水洗いして砂糖を落とし、アルコールで三ヶ月から六ヶ月浸ける。そうしたらできるのが果実酒の素だ」

「結構時間かかるね…」
「まあな。それで、素ができたら素を樽の中に入れて一ヶ月から三ヶ月置く。そうしたらようやく、果実酒の出来上がりだ」
「気の遠い作業だなぁ…」

「ま、頑張ろうぜ」
「うん」

しばらく歩いていると、ジュンが話しかけた。
「雷ノ果実にはさ、伝説があるんだ」
「伝説?」

Re: 吸血鬼物語 ( No.54 )
日時: 2017/11/25 09:09
名前: ケラー ◆bXRF026tgA

「うん。聞きたい?」
私が頷くと、ジュンは話し始める。

「あるところに、吸血鬼の農夫がいて、毎日毎日悪魔に税金代わりに作物を納めるために働いていた。
農夫たちはいつも腹が減っていて、ある日悪魔の城を通りかかると魔が刺したのか中に入って、とある果実を食べたんだ。その果実はとっても酸っぱくて、舌に刺激が走ったという。
それを見た当時の悪魔は『怒りノ果実ではなく、'雷ノ果実'と名付けよう』って言って、雷ノ果実って名前になったっていう伝説があるんだ」

「へぇ……」
「話が変わるが、吸血鬼の魂を鎮める薬なんて作ってどうするんだ?」
「本で読んだらさ、吸血鬼の魂を呼び戻す儀式っていうのがあるんだって。だから…
神が遣わせた紛い物を破壊し、本来の魂を呼び戻す」

ジュン視点

吸血鬼の魂を呼び戻す儀式というのは難易度が高く、死亡率も高い。
死亡率=儀式を行った者が死ぬ確率。


それをわかって言っているのなら、俺は絶対にリリアーネを護り抜く。

「分かってる。難易度が高くて、死ぬ率も高いこと。だけど、本来のミリーを呼び戻せば…」
「………。いいか、俺はリリアーネのことを、何があろうとも絶対に護り抜く。だから……
失敗するな」

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