複雑・ファジー小説

三千世界のヴァルキュリア【合作】
日時: 2017/09/19 13:00
名前: アンクルデス ◆40kNVwyVY6
参照: http://www.kakiko.info/bbs2a/index.cgi?mode=view&no=931

皆さん初めまして!
当スレは他の作家さんのオリキャラと一緒に冒険するクロスオーバー企画から生まれたスレです!
詳しくはURLのリク依頼掲示板のスレから是非参加してください!
誰でも参加でき、またルールは一切ありません!貴方のオリキャラの参加を待っております!


★あらすじ...
 突如出現したワームホールにより、未知のエリアー"異世界"に飛ばされたオリキャラ達。
 次元を超えたその先はー
 恐ろしい絶望の天使"ヴァルキュリア"達が侵略する、近未来の激戦区だった...


★執筆者一覧
・スレ主 ・四季さん ・YCの人さん ・ハガ音さん ・流沢藍蓮さん ・ryuuuさん
・モンブラン博士さん ・ゼラチンさん ・amtさん ・彩都さん ・金平灯さん


★主な登場人物(>>80


★目次(時間軸順)

●「ディクス&フォーテル」編
>>2 デザインには気をつけて
>>24-25 2人が突然飛ばされた日

●「ミヤギ」編
>>86 微笑と利用

●「佐治 嘉元」編
>>104 初めまして、異世界
>>107
>>111

●「ヴェルゼ&山田璃音」編
>>5 夜闇の霊音
>>6 瑠璃の音色
>>15 傷だらけの黒
>>10 ヴェルゼとユキカゼの出会い

●「不動仁王」編
>>8 絶望と不動
>>19 不動の怒り
>>22 リクセス&不動仁王 vs アイギス&フェイルノート その@
>>23 リクセス&不動仁王 vs アイギス&フェイルノート そのA

●「グラエキア&エリアス」編
>>1 グラエキアとファランクスの出会い
>>9 白銀のヴァルキュリア
>>18 空を舞う
>>20 誰が為の黒鎖
>>21 白と黒の邂逅
>>27 見せない弱さ
>>28 新たなるヴァルキュリア
>>29 組む相手は違っても
>>30 頼もしい相方
>>31 矛先を逸らして

●「ソル」編
>>35 蘇生と包囲攻撃
>>36 異世界のラジオウェーブ
>>38 3人旅の間に

●「ラヴォン」編
>>32 クヤハズキオルーナ
>>33 茶のレジスタンス
>>34 いつからか
>>37 覚悟
>>40 何かが崩れた
>>39 美琴の受難
>>54 不動と美琴の会話
>>66 炸裂スキャンアビリティ

●「ヴァルキュリア総攻撃」編
>>41 あの子の思い
>>51 嵐の前触れ
>>57 鉄の鷹
>>58 不動仁王 VS ファランクス&フェイルノート
>>59 禁忌の魔術の代償は
>>60 二人のヴァルキュリア
>>61 多段構成大魔術
>>68 束の間の休息
>>69 連合軍
>>73 交わった軌跡

●「世界の謎」編
>>81レジスタンスはどこ?
>>83 焼け跡の金色
>>65 最凶の暗殺者
>>72 新たな企み
>>84 2人の女王
>>75 世界の謎
>>77 鮮明な過去を読み取れれば
>>82 異世界の武器商人
>>70 敗者の規律
>>74 作戦会議 1
>>76 作戦会議 2
>>78 最初の5人

●「ヘタレズ外伝」編
>>87 レジスタンスヘタレズの記憶1

●「ソル外伝」編(※和名タイトル「ヴァルハラの騎士」)
>>88 "Knights of Valhalla" @
>>99 "Knights of Valhalla" A
>>100 "Knights of Valhalla" B
>>101 "Knights of Valhalla" C(完)

●「シャドウ」編(ソル外伝"Knights of Valhalla"(>>88)からの時間軸分岐バージョン)
>>90 短気は損気
>>98 作戦決行

●「ライ外伝」編
>>108 訪れは風と共に(前編)

●「闇の幻影」編
>>89 二人きり
>>91 新しい仲間
>>93 幻影少年
>>94 異世界の絆
>>95 幻影と槍術
>>96 命の時間
>>97 作戦決行
>>109 ジョニーの最期
>>103 シリック・レリック#1
>>105 シリック・レリック#2
>>110 シリック・レリック#3
>>106散りゆく花弁
>>113 気づいてしまった
>>122百花繚乱
>>115 蒼き伝説のヴァルキュリア
>>116 不動の異変
>>119 偽りのない想い
>>123 不動の強さの秘密
>>124 警告は伝えた
>>126 ヴェルゼVSシャドウ、不動VSムース
>>128 「諦めない」矜持
>>130 回収任務
>>137 天使降臨
>>139 受け継がれる強い意志
>>140 痛みを知れば
>>141 星野とシャドウ

保留中...>>117,>>121

●その他

>>17 ヴァルキュリアまとめ(更新中...)

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Re: 〜タイトル募集中〜【合作】 ( No.141 )
日時: 2017/09/18 17:42
名前: モンブラン博士

>>140の続きです。

タイトル 星野とシャドウ
登場人物 星野、シャドウ、ムース(自キャラ)

「ヴェルゼさん、あなたは本当に立派に闘いました。
兄さんもあなたの活躍を天国から見て喜んでいることでしょう」

倒れているヴェルゼに星野は告げると、シャドウを見据える。

「ムースさんが倒された今、残るはあなただけですが、どうしますか」
「無論、闘うに決まっているであろう。だが、その前にすべきことがある」

激痛の悪夢を味わい、膝から崩れ落ちて号泣しているムースにシャドウは歩み寄った。

「ムースよ」
「シャドウ様……」

振り向くムースの顔は涙と鼻水でぐしゃぐしゃだ。

「私、間違っておりました!
これまで拷問で苦痛に歪む人の顔を見るのが楽しくて仕方がありませんでした! 
でも、今になってようやく分かったんです!
拷問を受けた人達の痛みが……言葉にできないほど辛く苦しい痛みが、ヴェルゼ様のおかげで分かったのですわ!」
「それで、お前はどうしたい」
「これまで私がしてきた罪を償いたいですわ。
何年かかるかわかりませんが、ヴァルキュリアは年を取りませんもの。
少しでも罪を返せるよう、努力していきますわ」
「ここで俺がお前を見逃せば、星野の好きな幼女向けアニメの敵幹部の改心劇になるのだろうな」
「……え?」
「だが、俺はそんなに甘くはない」

ギラリと冷たくシャドウの瞳が光ったかと思うと、腰の鞘からサーベルを引き抜き、神速の抜刀でムースを滅多斬りにすると背を向けた。

「役立たずの部下など要らん」
「そんな! シャドウ様ああああああっ!」

彼が剣を鞘に納めたと同時に。
ムースの身体は大爆発を起こし、跡形もなく消えてしまった。
シャドウは不敵に笑って星野を見る。

「邪魔なゴミは処分した。さて、俺達の闘いを始めようではないか」
「シャドウさん、大切な部下を斬り捨てようなんて真似をぼくが見逃すとでも思いますか」

星野の右手に握られていたのは野球ボールほどの大きさの桃色の球。
それはムースの核だった。

「俺に気づかれないほどの速さで核を奪ったか」

だが星野はシャドウの言葉を無視し、ムースの核に語り掛けた。

「怖かったでしょうね。でも、ぼくがあなたを天国に送ってあげますから大丈夫ですよ」
「数えきれないほどの人を拷問で殺した私が天国なんておかしいですわ! ここは償いの為にも地獄へ送ってください、星野様!」

すると星野はその名の通り天使の如く美しい微笑みで。

「あなたは500年間も地獄に、それも最も過酷な地獄監獄にいたんです。それにあなたは先ほどのヴェルゼさんの術を通して『他人の痛み』を学び、心の底から反省し、償いの意思も見せました。
これ以上あなたが苦しむ必要はありません。
あなたは天国であなたを愛してくれる心優しい神様や人々と一緒に暮らすのです。
よろしいですね?」
「……はいッ……星野様、感謝致しますわ……」

こうして星野の力により、核は光の粒となって昇華していった。
一連の流れを黙ってみていたシャドウは全てが終わると星野を鼻で笑った。


「甘い男だ。奴はこのまま俺に殺されていればよかったものを」
「あなたもムースさんには困っていたんでしょう。
だから利用する目的で蘇らせて、用が済んだら誰かに消滅させるつもりだった。消滅しては彼女の魂は救われませんし、あなたの地獄での苦労も減るのですから、ぼくとしては良いことをしたと思っているのですが」
「まあ、そんなことはどうでもいい。不動と入れ替わってお前が来るとは思わなかったが、とっとと失せろ。計画の邪魔になる」
「ヴァルキュリア殲滅計画ですか?」
「ヴァルキュリアが我らの世界にまで侵攻してこれば大惨事になる。それを避ける為にはこの異世界で例え何人犠牲が出だそうが、最悪この世界を破壊してでも奴らを消さねばならぬ」
「その為にヴァルキュリアの指揮官に就任して作戦の指揮を……
敵味方を撹乱させて自滅に追い込む算段なのでしょうが、多くの犠牲者が生まれる点は見過ごせません」
「スター様の命令だ」
「あなたはいつもそればかりですね」
「スター様の為なら俺はどんな悪事でもできる。
どんな汚い泥でも平気で被れる!
良いか星野よ。正義とは悪なのだ!
清廉潔白なだけでは真の悪には対抗できぬ。
敵を騙し、裏切り、利用する。悪には悪で挑んだ方が良い場合もある。
そう考え、スター様は極悪人である俺を弟子に迎え入れた。
ヴァルキュリア共は自分達を世界の管理者と思い込んだ愚か者だ。
ああいう輩は思い上がりを挫き、心から絶望を味あわせないと反省しない。奴らの優位性を全て奪った上で絶望のどん底に叩き込み、これでもかと言うほど地獄を見せて初めて奴らは自分達の愚かさに気づく!
力だけは圧倒的だが頭の足りぬ小娘共にはこの方法が一番効果的なのだ」

身振り手振りを交え、表情をコロコロと変えつつ迫真の演説をするシャドウだが、星野は首を横に振るばかり。

「ぼくはあなたの考えには賛同しかねます。
現にヴァルキュリアの中でもソルさん達は不動兄さんに命を救われ、僅かではありますが良心が芽生えてきています。
跡形もなく消滅させるだけなら、とっくの昔に不動兄さんがしているはずです。でも兄さんはそうしようとしませんでした。それは、彼女達の良心に賭けてみようと思ったからではないでしょうか」
「お前達の甘さには反吐が出る。奴らに甘さは必要はない。必要なのは恐怖だ」
「あくまで主張を変える気はないのですね。ならば、闘ってきめましょう」
「その言葉を待っていた!」

シャドウは間合いをとると剣を引き抜き、猛然と星野へ向かっていく。
しかし星野は瞬間移動でシャドウの目と鼻の先に現れ。

「今回はぼくたちに任せて、あなたは宇宙の彼方へ行ってください。
『天使のアッパー』!」
「おのれ……星野おおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!」

星野の必殺必中のアッパーを食らったシャドウは瞬く間に大空へと吹き飛ばされ、星になって消えてしまった。星野は手をパンパンと叩いて決め台詞を呟く。

「自業自得です。さて、ヴェルゼさんを助けないといけませんね」

彼は倒れているヴェルゼさんを片手で軽々と持ち上げ脇に担ぐと、そのまま天使の羽で空を滑空する。

「カレーパンでも買ってからレジスタンスの本拠地に向かいましょうか。
ヴェルゼさんと食べながら色々話したいですし。
それにしても、美琴さんはどこにいるんでしょうか?」

Re: 〜タイトル募集中〜【合作】 ( No.142 )
日時: 2017/09/19 07:54
名前: xdddddd

>>116>>117→ここ
>>121>>129はここに移設したため削除予定
ネタバレ公開に抵触するかもしれないけど。

タイトル:気をそらせ、改変を止めろ!
登場キャラ:タッピー、ブックマーカー、ポッピン、ディクス達、ヴェルゼ(声だけ)

ほんの少しの時間稼ぎ・・・だけど。

「――させるかァッ!」

彼が来る前に殺られるという展開を退けた。

マーカー「この人、この場に残しちゃだめ・・・他の場所に引きずっていかないと!」
タッピー「そうね、他のレジスタンスが戦っていない所に引きずっていこう!」

改変しようとした誰かを処理するため、場所を変えたタッピー達。

タッピー「あんたみたいな名無しに、展開を書き換えてほしくないのよ!」
ポッピン「うわー、名無し軍団だ!」
マーカー「怖い・・・サポーターに回っていい?」

3体多の戦いが巻き起こっていました。

そして、別の時間軸ではシリック・レリックに変化があったり。

ディクス「えっ、僕の世界が壊された!?」
フォーテル「まずいな、猶更ヴァルキュリアを倒さないと。」
メーウィン「これだから軍人は嫌いなんですよ・・・」

メーウィンのアプリは、イクリプスの姿をカートゥーン調にしたものが写っていたそうですが・・・。

あれからまだ戦っているタッピー達。

ポッピン「・・・異世界慣れしている僕とディクスとフォーテルって、常人じゃないよな?」
爆弾をMAP兵器の威力で使い。
タッピー「それが何か?」
無作為に魔力弾を乱射し。
ポッピン「先入観に騙されるな、きっと誰かがヴァルキュリアを操ったりしているんだ、上位の次元で!」
名無しのヴァルキュリア達と戦っている。
マーカー「じょ、上位!?」
ポッピン「あの影はヴァルキュリアじゃないって可能性もある。名無しの中に人外ベースのヴァルキュリアがいるって事を考えると、尚更だよ二人とも!」

驚く必要あるんでしょうか。

Re: 三千世界のヴァルキュリア【合作】 ( No.143 )
日時: 2017/09/19 15:46
名前: アンクルデス ◆40kNVwyVY6

タイトル:旗印
登場キャラ:特になし


「ヴァルキュリア部隊が...全滅...!?何かの間違いじゃないのか!?」

「まさか...シャドウ様がやられたのか...残ってるのはターミア1機か...」

ヴァルキュリア部隊とシャドウ傘下の兵士とドロイド達は、絶え間なく続くレジスタンスの反撃に劣勢を強いられていた。
塹壕に追いやられ、少しでも身を乗り出せばたちまち蜂の巣にされるような状態だった。
そして戦意が喪失した兵士達の真上から、迫撃砲の砲弾が落下してくる。
ああ、あれに当たれば終われる...そんな思考が兵士の脳裏をよぎった時、何かがその砲弾を弾き飛ばした。

兵士が顔を上げると、そこには はためく巨大な旗と、それを持つ蒼きヴァルキュリアの姿があった。

『立ちなさい、兵たちよ』

他の兵士たちもそのヴァルキュリアの事を見上げる。青いドレスの上に白い装甲をまとったその姿は、まさに勝利の女神と呼ぶにふさわしい風格を放っていた。

『貴方たちはヴァルキュリアの眷属です、こんなところで死ぬのは わたくしが許しません』

彼女がそう語りかけてると、さらにその後ろからも複数のヴァルキュリアが飛んできて着地した。
その中の一機、長い銀髪を後ろで一まとめにしたヴァルキュリアを見た一人の兵士が、目の色を変えて立ち上がった。

「...ソ、ソル!お前のせいで...!」

兵士は続けて何かを言おうとするが、目の前の蒼いヴァルキュリアに何かを手渡されてそれを遮られた。
それは彼女が持ってきた旗だった。戦乙女の横顔が描かれた旗は非常に重く、それを渡された兵士はよろめいて尻餅をついた。
その兵士が蒼いヴァルキュリアを見ると、彼女はにこりと微笑む。

『ちょっとそれを、わたくしが戻るまで持っていてください♪』

彼女はそう言い残すと、弾幕の嵐の中へ身を投じた。

「あっ!」

兵士が思わず塹壕から身を乗り出した。

その蒼きヴァルキュリアは飛んでくる銃弾をかわし、弾き返し、叩き落とし、そして稲妻のごとく敵陣へ迫る。
レジスタンス達も突然現れたヴァルキュリアに混乱するも、接近を許すまじと全砲門を彼女へ向け、一斉掃射を浴びせる。
数千発の銃弾を撃ち込むも、しかし彼女をとらえた銃弾は一発もなかった。
間合いを詰め、思いっきり地面を蹴った蒼きヴァルキュリアが敵陣へ飛び込む。

刹那、衝撃波と共に陣地は吹き飛ばされ、数百の敵兵たちが宙に舞った。

その様子を呆然と眷属の兵達が見ていると、残りのヴァルキュリア達も動き出す。

「..."イクリプス"に続け」

『了解!』

その名を聞いた兵士たちが驚愕の表情を浮かべる。
長い銀髪のヴァルキュリア-ソルが命令すると、残りの3機のヴァルキュリアも駆け出した。イクリプスを追うソル、そしてさらにそれに続く3機。
合計5機のヴァルキュリアは、静寂に包まれた荒れ野の砂煙の向こうへ消えていく。

「イクリプスって...あの伝説の...」

「じゃあまさか...あれが"最初の5人"...」

兵士達は塹壕から這い出すと、その後姿を呆然と見ていた。





同時刻。

レジスタンスの前線基地では情報が錯綜し、怒号が飛び交っていた。戦場の至る所で甚大な被害が発生し、その対応に追われている最中に新たなる被害報告が上がってくる。
そして基地内では同じ警報がずっと鳴り続けていた。

「お、おい!この警報って...!」

「ヴァルキュリアの接近警報だ!しかも"5機"って...冗談じゃ...異世界人はまだなのか!?」

基地外周のバリケードの上で警備するレジスタンス達に焦りが募る。基地から見える荒れ野の向こうからは至る所で黒煙と炎が上がっており、
戦闘の規模の大きさがうかがえる。

そして、その一角で何かが光った。

「あれ?今なにか光――」

兵士が言いかけた途端、バリケードの大半が兵士事光の奔流に飲み込まれて消滅した。その後はまるで鋭利な刃物で切り取ったかのように、
綺麗に丸く削られていた。
「敵襲!」兵士達が武器を構え、大地を焼き尽くす勢いで反撃を開始した。





前線基地の作戦会議室でも、外からの銃声で、すぐそこまで敵が接近している事が分かっていた。
会議室では既に撤退の準備が始まっており、兵士たちは個人防衛用の装備を持って外に出るところだった。

「...後ろに退く!ラヴォンさんへ報告を!」

「駄目です、無線が使えません!恐らくはこの前のヴァルキュリアと同じ奴が――」


パァン、パァン――


会議室前の廊下からの銃声に、その場にいた誰もが凍り付く。そしてドアがけ破られ、小さな影の数々が部屋に雪崩こんできた。

『デストローイ』

「オイ...どこへ行くんだ?お前ら」

カービンを手に部屋へ入ってきたヴァルキュリア―ファランクスは、銃口をレジスタンス達へ向けた。

Re: 三千世界のヴァルキュリア【合作】 ( No.144 )
日時: 2017/09/19 18:50
名前: アンクルデス ◆40kNVwyVY6

タイトル:撃つべき敵、それは...
登場キャラ:ターミア、(勘違い)エリアス(四季さん
      星野天使(モンブラン博士さん
      ソル、イクリプス、フェイルノート、ユキカゼ(瞬殺)(スレ主


銃弾が交差する荒れ野のど真ん中で、一機のヴァルキュリアが奮闘していた。
手にするナイフでレジスタンスの兵士を斬りつけては飛び、そしてまた新たなる標的を仕留めて、さらに次の標的へ飛び移る。
黒い長髪をなびかせ、弾幕をかいくぐって風のように動く一機のヴァルキュリア、ターミア。

(うっとうしい方々ですわね...)

一斉に飛びかかってきたレジスタンスの大群を、華麗な回し蹴りで吹っ飛ばすターミア。
そのボディは既に返り血で真っ赤に染まっており、武装の投げナイフも底を尽きかけていた。

そんな中、目の端で何かが光る。

刹那、こちらに絶え間なく銃弾を浴びせていた敵の陣地に文字通り風穴があく。そこには綺麗な円形の穴ができていて、立ち上がってくる者は一人もいなかった。
そして空から見覚えのある少女の声が聞こえてきた。

「ターミア センパイちーっす☆ アイギスちゃんからプレゼントっすよ〜」

「あなたは...フェイルノート!? 生きてたんですの!?」

青い制帽のヴァルキュリア...フェイルノートは「勝手に殺さないでくださいよぉ〜」と言いながらターミアの前に着地した。彼女はその身長よりも長い巨大なコンテナを背負ってさっそうと登場する。
彼女はコンテナを地面に突き刺し、中を開いて見せた。そこは数百本のナイフに加え、アサルトカービンとその弾薬でぎっちり埋まっていた。重量で言えば数百キロはある代物だが、
フェイルノートはそれを軽々と持ってここまで走ってきたのだ。
フェイルノートがカービンを一本取り、ターミアへ渡す。

「へいっ☆ どうぞ〜」

「もうっ、来るのが遅いのではなくて!?」

ターミアは手渡されたカービンを握ると、銃口をまだ残るレジスタンスの残党へ向けて発砲した。その背中をカバーするように彼女の後ろへ回り込み、同じくカービンで向かってくるレジスタンス達へ応戦するフェイルノート。
背中合わせになって戦う二人。フェイルノートのバリアーは敵の攻撃を寄せ付けず、二人の正確な射撃によって敵の数は一人、また一人と減っていった。

そしてさらに別の方向からもレジスタンスへ銃撃を浴びせる者がいた。フェイルノートを追って来たヴァルキュリア、ソルだ。
彼女は左手は使えない状態だったが、器用にアサルトカービンを脇に挟みながらリロードを行い、攻撃を継続していた。
しだいに敵の数は減っていき、ソルがターミアの前に来る頃には既に撃ち返してくる敵の姿はなかった。

「ターミア、大丈夫ですか?」

「あたりまえでしょう、こんなの全然平気ですわ。それよりも戦局は?」

ターミアがカービンの弾倉をリロードし、コンテナからナイフを取り出しながら言う。

「...この辺りのレジスタンスは全滅、それとイクリプスが"ユキカゼ"と連合軍も撃破しました。
 他の味方兵士は はぐれファランクスを使って逃がしましたので、後は我々も"彼女の能力"を使って離脱するだけです」

「なっ!あのユキカゼを!?それに連合軍まで...どうやって...それにイクリプスって!」

驚くターミアを前に、ソルは無表情のまま小首をかしげるだけだった。

「どうって...普通に"ワンパン"で倒してましたけど。
 なにを驚いてるんです? あいつにとってはこんなの日常茶飯事――」

ソルが言いかけた途端、そこへ蒼い影が飛んできて着地する。たなびくマント、王冠のような頭部パーツ、そして左右の茶髪の縦ロール。
独特の雰囲気を放つ一機のヴァルキュリアは、ターミアを見ると微笑んだ。その凄まじいオーラと存在感に、ターミアはそのヴァルキュリアの正体をすぐに悟った。

「なるほど...貴方が"蒼き伝説のヴァルキュリア"...」

「ふふっ、どなたか わたくしを呼んだかしら?」

イクリプスはそう言うと、フリルのついた袖の中から、そこに収まるとは到底思えない長さの黒い傘を取り出した。
フリルで飾られたその傘を開こうとした時だった。


『待ちなさい』


イクリプスが傘の柄に手をかけた時、天から荒れ野を照らす一筋の光が雲の隙間から降りてきた。
そして羽音と共に、白い翼を生やした一人の少年がヴァルキュリア達の前に降り立つ。
白いシャツにグレーのパンツ、そして首にはヘッドホンをかけた、茶髪の少年...
ターミアがナイフを抜くが、イクリプスに「まぁまぁ♪」と制止された。

フェイルノートが少年を指さした。

「う〜んと、、"エリアス"!」

『違います』

少年に即否定され、たじろぐフェイルノート。

「はぁ..."また"貴方ですか...そいつは星野天使、不動の弟です」

『おや...なぜ僕の名前を?』

ソルはため息つく。そして茶髪の少年―星野を指さした。

「言っても無駄なことです、イクリプス、"あれを倒せ"」

「"星野くん"...日本人の名前ですわね...
ひょっとして"月子ちゃん"とかもいるんでしょうか」

「オイ......#」

命令を聞かないイクリプスの後頭部に、ソルがチョップをぶち当てた。
大砲のような轟音がとどろき、イクリプスのハイヒールが地面にめり込んで地割れが起きる。そして衝撃波が荒れ野を吹き荒れた。
ソルはかなりマジで打った手刀のようだが、イクリプスは全く堪えてる様子はない。
星野はそのやり取りを見ながら、周りの惨状を見まわした。ヴァルキュリア達に蹂躙され、破壊しつくされたレジスタンスの前線基地。そしておびただしい数の死体の山。
彼がソル達に向き直る。

『ソルさん、教えてください。貴方はなぜこのような酷いことを人間達にするのですか?』

星野の問いに、ソルは「馬鹿な、それは―」と声を荒げて答えかけたが、それを遮るようにイクリプスが一歩前に出た。

「簡単な理由です、それは"人間がヴァルキュリアを殺すから"です。
 貴方たち人間は、ヴァルキュリアを見たら敵として迷わず撃つでしょう?
 それと同じ理由ですわ♪」

『......』

笑みを浮かべながら答えるイクリプスに、星野は沈黙した。それは確かに最もな理由だったからだ。さらにイクリプスは続ける。

「本来、ヴァルキュリアは人間の敵ではありません。
 わたくし達の正体は【人間の本質】のようなもの、故に"絶対に倒すことはできない"んですのよ♪」

『なるほど..."人はみんな、ヴァルキュリアだった"と...ヴァルキュリアは常に人間の内側に居る...そう言いたい訳ですね。
 確かに、それは最も正しく、そして最も恐ろしい真実なのかもしれません......人は愚かな生き物です、だけれども――』

少年は翼を広げ、拳を構えた。羽が舞い、放たれた神々しい光が辺りを照らす。

『だとしても!この惨状を、僕は見逃せない!ここで貴方達を止めてみせる!』

「ふふっ♪それは わたくしも同じ、ここでソルちゃん達を死なせる訳には行きませんの♪」

イクリプスが高々と傘を広げると、その下にソル達が集まってきた。そして彼女は、傘から手を放す。

『待て!』

星野は瞬間移動に匹敵する速さでイクリプスへ突っ込んだ。

が、既にそこにあったのは、重力に引かれてパサリと地面に落ちたイクリプスの傘だけだった。
ソル達の姿は傘に飲み込まれるように消えたのだ。
残された星野は、とても悲しそうな顔をしてその黒い傘を見つめていた。



補足:もうヴァルキュリアは居ないので、この後は好きに繋げてください^^
   ちなみにユキカゼはイクリプスに瞬殺されて大破したので、今はレジスタンスの拠点に逃げ帰ってるって事にしてますW
   その他の引き継ぎ事項は...ソルの予知能力の存在と、最後はイクリプスの能力で傘を残してヴァルキュリア達が全部ワープして消えた...ってぐらいですかねw

Re: 三千世界のヴァルキュリア【合作】 ( No.145 )
日時: 2017/09/20 02:35
名前: xdddddd

>>116>>117>>142>>144→ここ

タイトル:これは事件?
登場キャラ:タッピー、ブックマーカー、ポッピン、レジスタンス、ディクス達

話を傍受するディクス達。

『本来、ヴァルキュリアは人間の敵ではありません。
 わたくし達の正体は【人間の本質】のようなもの、故に"絶対に倒すことはできない"んですのよ♪』

ディクス「・・・じゃあ、あの世界を壊したのは・・・」
フォーテル「やっぱり、洗脳されていた身か・・・」

名無し軍団を撃退したポッピン達。

ポッピン「あー、何だこの紙・・・暗号?」
タッピー「操っていた人の使っている言語なのはわかるけど、この言語はまだ分からないわ」

レジスタンスの所に向かい。

ポッピン「おーい!なんか紙見つけたぞー!」

解読してもらうと、このような文章で始まる長文が現れました。
『ヴァルキュリアはいただいた。』

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