複雑・ファジー小説

君はこの唇から落ちていく
日時: 2018/05/23 17:54
名前: はるまき (ID: cdCu00PP)

1人の人を一生愛する?

1人の人しか眼中にない?

その人以外とは付き合いたくない?











むりむり。

そんなのは綺麗事でしょ?

大抵の人は浮気する人が最低とか自分は絶対にしないなんて言うけど、それはきっかけがないからそんな風に思うだけ。

自分もするなんて思ってなかったけど何かがきっかけで誰でもそっち側に行ける。

自分のそういう一面を知らないだけで、知ったら見える世界が変わる、きっと誰でも。




【 登場人物 】

@三船 夏樹(みふね なつき)

@武田 咲花(たけだ さやか)

@宇崎 和馬(うざき かずま)

@尾形 @灰原


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Re: 君はこの唇から落ちていく ( No.1 )
日時: 2018/05/23 19:37
名前: はるまき (ID: cdCu00PP)



「おはよ」

夏樹はそう言って微笑み、隣で「おはよう夏樹」と微笑む女を優しく抱きしめた。

女は幸せそうな顔でまた目を瞑る。

夏樹は微笑みを消し、1人思う。





あーだるい。
この女、もういらない。





要するに飽きた。

次は誰にしようかな。







ーーーーーーーーーーーーーーーー



『わたしこそごめん』

『うん。俺も悪かった。ごめん』




これでやっと仲直り、かな?

今回はわたしもちょっと言いすぎたとこあるし、許してあげよっと。

咲花はそう思うと1人、携帯を握りしめ歩き出した。






わたしが急に家にいたら、びっくりするかな。

咲花は悪戯に微笑みを浮かべ、アパートのドアを開けた。

部屋はシンプルで、いつもと何も変わらない。

黒い皮のソファーの上には白い毛布が置いてあって、テーブルの上にある灰皿からタバコの匂いがする。

咲花がソファーに腰を下ろした時、階段を上がる音が聞こえてきた。





まずい、もう帰ってきた?
ごはん作って、驚かせてあげようと思ってたのになあ。



咲花がそんなことを思った時、同時に女の声がした。





「ねえ和馬、彼女大丈夫なの?」





え?
どういうこと?





咲花は咄嗟に荷物と靴を持ち、クローゼットの中に隠れてしまった。






ガチャ、と玄関が開き、2人の声がよく耳に届く。


「大丈夫だって、あいつとはもー終わってるし」


え?



「ああ、喧嘩したとかゆーやつ?」

「そーそー。めんどくせえし」

「でも仲直りした方がいいんじゃないのー?」




さっき仲直り、したのにな。




「いいって。なに、嫌なの?」


「嫌じゃないけど...罪悪感?ってゆうか〜」


「...愛莉」



愛莉?なんで愛莉が和馬といるの?




「今は俺のことだけ考えて?だめ?」






「...咲花に悪いよ」





そこで2人の会話は途切れた。





代わりに、たくさんのリップ音が響く。

リップ音は次第に回数が多くなり、2人の呼吸も荒くなっていく。







...やだ、なにこれ。







咲花の耳には、2人の荒い息づかいとリップ音、喘ぎ声と、ベッドがきしむ音だけが届いた。

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