複雑・ファジー小説

植物標本【完結】
日時: 2018/08/27 19:15
名前: 凛太
参照: https://musyokucode.jimdofree.com

花の病に蝕まれた子どもたちの話。
完結しました、ありがとうございました。

【エニシダの娘】
>>1
【クレマチスの少年】
>>2
【スノードロップ】
>>3 >>4 >>5 >>6
【幽霊列車】
>>7 >>8 >>9
【花と毒】
>>10 >>11 >>12 >>13
【天蓋を望む】
>>14 >>15 >>16
【逃避行】
>>17 >>18 >>19
【最終話】
>>20


自分の書いたものをまとめたくて、サイトを作りました。
参照から飛べます(´`)

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Re: 植物標本【完結】 ( No.21 )
日時: 2018/08/26 14:43
名前: 凛太

あとがき

1ヶ月に満たないくらいですかね。まずは完結できて、嬉しいです。
ほぼ毎日更新だったので、なんだか寂しい気がします。

神様の存否とか宗教の在り方みたいな壮大なものではなく、「自分が信じるものを模索する、選択する」ことがテーマでした。
神を否定するシエルや、ロランの亡骸の清らかさに触れて、エトは終盤に模索する道を選びます。
シエルもまた、同窓が次々と死に周りも平然としてる中で、唯一エトだけが「寂しいだろう」と声をかけてくれた。
だから、二人にとって救われた最後ではあったのかなあって思いました。

あと、あとがきらしいこと。
植物標本は、花、病、塔、図書室の張り出し窓、など私が好きなモチーフをたくさんかけました。
特に湯川潮音さんの「風よ吹かないで」という素敵な曲を、大袈裟ですがイメージソングみたいなのにして書きました、笑

たくさん書きたいことはありますが、これであとがき終わりです。
書くことから半年くらい遠ざかっていましたが、創作って本当に楽しいなあって、改めて実感しました、
それでは、短い間、ありがとうございました。

植物標本【完結】 ( No.22 )
日時: 2018/08/27 18:37
名前: 銀竹 ◆4K2rIREHbE

凛太さん

 初めまして、銀竹と申します。
植物標本、完結おめでとうございます!(*^^*)
更新分、すべて拝読いたしました。

 「あ、大好きなファンタジーの匂いがするぞ!」と察知して読み始めたのですが(笑)、最初から最後まで、雰囲気に惹かれた作品でした。
花の病に侵された子供たち。その病を神からの祝福とし、子供たちを幽閉している白亜の塔。
感情の起伏次第で死ぬこともあるのに、それを神聖視して崇めるとは、なんとも異常、宗教じみた考えですよね。
病を患った当の子供たちでさえ、その現状にこれといって疑問を持たず、死をあっさりと受け入れてしまっているのだから、一層恐ろしいです。
身体に美しい花を宿し、無感情であり、大人たちの自己満足で塔に蒐集されているなんて、まさしく植物標本。
途中から題名の意味はなんとなく分かっていましたが、最後、「集めた」ではなく「蒐集した」という表現を使っている辺り、凛太さんのこだわりを感じましたし、素晴らしいなと思いました。

 先ほど無感情と書きましたが、塔に住む子供たちは、やはり純粋な少年少女らしい面も沢山持っていますよね。
だからこそ、列車に乗って冒険したいという者もいれば、自分たちの在り方に疑問を抱く者もいて、一方、押し付けられた不自然な状況を「普通」だと刷り込まれて、それを当然の如く感受してしまう者もいる。
神を信じ、安らかな顔で逝ったロランのような死に方が、不幸なのかどうかは何とも言えないところですが、やはりシエルやジョゼのような、人間らしい考えを持つ者がいると、安心しますね(;・∀・)
まあ、神に傾倒して正常な思考を失うところも、人間らしいと言えば人間らしいのですが、それでも、あっさり身近な死を受け入れてしまう子供たちを見ていると、なんだか気味が悪いです。
エトも、母親に刷り込まれた敬虔さを持っている子でしたから、もしシエルと出会っていなかったら……と思うと、ぞっとします。
最後、無事に女性になってくれて、良かった良かった……。

 男女差がそれほど大きくない、不安定で、無垢で、成長途中の子供たち。
人間らしい考えの相違、個々の選択を描いているにも拘らず、醜悪さとか意地汚さみたいなものをこの作品から感じなかったのは、やはり、まっさらな子供たちが主役だったからなのでしょう。
宗教なんていう偏った固定観念は、結局凝り固まった思考の大人が持つものであり、子供たちは、まだそう言ったものとは無縁であるべきなのですよね、きっと。

 物語について書いてしまいましたが、個人的に、ネーミングセンスもすごく好きでした(^^)
エト、シエル、ネリー……どの国籍にも当てはまらなさそうな、凛太さんが描く世界観のみに存在しそうな名前。
これぞ異世界ファンタジーという感じで、素敵です!

 久々にカキコで新しいハイファンタジーに出会えて、とても嬉しかったです(*´ω`*)
短いですが、すごく重厚で美しい内容でした。
ありがとうございました!
突然のコメント、失礼いたしました。

Re: 植物標本【完結】 ( No.23 )
日時: 2018/08/27 18:54
名前: 凛太

銀竹さん

はじめまして、凛太といいます。
わああ、感想ありがとうございます(´`*)!

タイトル全然ファンタジーっぽくないのに、嗅ぎつけてくださって嬉しいです笑
日本にいるからこそ、余計に塔での暮らしや病の神格化が異常に見えますよね。
ただこの世界に暮らす人たちはそれが当たり前で、そこを表現するのが難しかったです。

タイトルすごく悩んだので、意味に気づいていただけて嬉しいです……!
綺麗な側面と、残酷な側面、両方の意味合いを持つタイトルにしたかったので、植物標本と付けました。
本当に細かく読んでくださって、めちゃくちゃ嬉しいです。

塔の関係者からしたら子どもたちには無感情の方が扱いやすいですが、思春期真っ只中ですし、当然感情だってありますよね。
ただ生まれた時からの常識や習慣って中々崩せないものです。
子どもらしい無邪気な一面と、私たちからしたら「えっ!?」って思うような、あまりにも死に淡白な一面。
読み手側からしたらシエルやジョゼに共感というか、感情を重ねてしまうだろうな、って思いながら書きました。
もし自分が死んでも、墓参りはおろか誰にも思い出してもらえないって思うと、すごい怖い(´`;)
最終話たくさん書き直しましたが、やはりエトが髪を下ろしてワンピースを着てるシーンを書くのは、すごく感慨深かったです笑

正直書いていて、感情の動きやそれぞれの立場が分かりづらいものになってるんじゃないか、と不安でした。
ですので、銀竹さんの感想に救われる想いです。
大切なのは自分で考えて選択することなのかな、って思います。
明確な答えがないだけに、デリケートな題材だったなあ。

個人的にハイファンタジーの醍醐味の一つって、人物や地名の名前を考えることなんじゃないかな、って思ってます。
今回世界観を曖昧にぼかしたくて地名はつけませんでしたが、その世界にあった名前を考えるの楽しかったです(´`)!

いえ、こちらこそ感想ありがとうございます!
痒いところに手が届くというか、 伝わるか不安だったところまで読み取ってくださって、ああ書いていて良かったなあと思いました。
改めて、本当にありがとうございました!

Re: 植物標本【完結】 ( No.24 )
日時: 2018/08/28 18:14
名前: ヨモツカミ

先ずは完結おめでとうございます! 更新速度、早かったですね。とても速筆で尊敬します。私が遅いだけか。
所々表現の仕方が本当に好きで好きで、始まりから終わりまで鮮やかで繊細で美しく、本当に素敵な作品でした。特にシエルの瞳を宵や夜空と表すのが好きで、涙を「星を産み落とす」と表した一文が美しさには、鳥肌立ちました。
「シエル」という名前、フランス語で空や天を意味するそうですね。彼をよく表した名前だなって思ってました。

花の痣を持った子供たちを閉じ込めておく塔。何処までも美しい世界観で、「植物標本」というタイトルはなんだか無機質な感じがしていて、花の病は神様の寵愛だと教える大人達や、それを信じて疑わない子供たちが、何処か不気味な感じがしていました。
エトと母親の関係や、エメの存在。最初から不穏な感じがしていて、酷く惹き付けられ、本当にスクロールする手が止まらなかったです。
ネリーは特別に焦がれて、王子様を期待していた。だから、それに答えたエトと、そうさせた母の呪いの言葉。エトはエトで、母親に囚われていたんですね。
それでも、シエルだけはエトの事をエトとして見てくれた。そうして最後、エトはエトでいられた。しっとりとした読後感、とても良かったです。

髪を下ろしたエトのことを「まろやかな可愛らしさを纏う」と表したのとか、何度もいってますが、凛太さんの言葉選びが一々好きでした。

ああなんだろ、伝えたいことは色々あるのに上手く言葉にできなくてもどかしいですね。銀竹さんの感想読んでて、わかるぅってなることが多かったです。最後の蒐集という言葉を使うところとか、ロランの死に方と、エトとシエルの考え方の違いとか。
読解力がカスカスなので、人の感想やあとがきを見てから、ああ、そういうことだったんだなと気付くタイプで、そこにももどかしさを感じつつ。

イメージソングということでしたので、「風よ吹かないで」私も聞いてみました。優しく綺麗な歌声が、この世界観にあってるなと感じましたし、歌詞がエトだなあって思いました。いい曲ですね。

そういえば各花の花言葉とかって関係ありますか? エニシダの花言葉とか調べて、エニシダの言い伝え(王である兄を暗殺した弟が王位を奪ったという話)を知って、関係あるのかなーとか考えておりました。

素敵な作品をありがとうございました。これからも応援しております。

Re: 植物標本【完結】 ( No.25 )
日時: 2018/08/29 18:43
名前: 凛太

ヨモツカミさん

雑談掲示板から、今回まで、感想ありがとうございます!
植物標本は、おおよそ書き終えてから投稿していたので、本来は私も遅筆です、笑

植物標本は、静かで少し不思議な雰囲気の話を目指しました。
なのでそれを壊さないよう、表現に気を遣っていたので、鮮やかで繊細で……と言っていただけて嬉しいです。
私自身、シエルの描写を気に入っていました。
特に逃避行は、書いていてどんな表現にしようかな、と考えるのが楽しかったです。
あ、フランス語そうです! 主役の二人には、一応由来がありますので、気づいていただけてよかったなあ、って思います。

そうですね、植物標本って聞くと綺麗だったり、けれど無機質だったり、ってイメージが伴います。
綺麗な花の痣を持った子どもたちだけど無機質な面もあって、やはり私たちの感覚だと違和感がありますね。
冒頭から、エトの家族背景の歪さを漂わせたかったので、ああ成功したなあって気持ちです。

個人的にはネリーもお気に入りの登場人物の一人なので、そこも読み取ってくれて嬉しいです。
ある意味では、母と同様にネリーもまた、エトに呪いをかけていたのかもしれませんね。
シエルがいたからこそ、エトは母の呪いから解き放たれました。
結末どうしよう、と何度も迷いましたが、一番しっくりくるものを選び取れたかな、って思います。

わー、そんな細かい描写まで……。
なんだか照れますね、笑
エトのドレス選びのシーンは、書いていてすごく楽しかったです。

銀竹さんの感想の方でも書きましたが、書いていて本当に人に伝わる文章や話運びにできているのか、終始不安がつきまといました。
ですので、ヨモツカミさんの感想を繰り返し読ませていただきましたが、本当に感謝とともに安堵の気持ちでいっぱいです。

あ、湯川潮音さんききましたか。
柔らかい雰囲気の曲で、だけどどこか寂しくて、私も聴いてるときはエトを思い浮かべます。

花言葉、関係あります。
ですので、エニシダの言い伝えも絡めてます。
クレマチスだと、精神の美・旅人の喜びから取りました。

植物標本、初めて感想をいただいたのがヨモツカミさんだったので、本当にありがたいなあ、と思っております。
こちらこそ素敵な感想ありがとうございました!

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