二次創作小説(映像)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

「きせき」の桜〜幕末動乱日記〜
日時: 2014/05/24 11:12
名前: 梅 ◆9KV72UfMbo (ID: KQycOWmF)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=27496

「奇跡」ーーー
「軌跡」ーーー
「奇蹟」ーーー
様々な「きせき」が存在する世界で、あなたは何の夢をみる?

それぞれの「きせき」を集めて、大きな桜の花を
ーーーー美しく咲かせるために。




薄桜鬼の二次創作ですよ〜(・◇・)/~~~
レギュラーオールメンバー出てきます。
斎藤さーん!が大好きな私です。
不定期更新超絶駄作作者薄桜鬼第二作品です!
よろしくお願いしますm(_ _)m

☆オリキャラ☆
●矢神 玲/yagami rei
千景の腹違いの妹。
母親が羅刹だった為、力を使う時には髪色と目の色が変わる。
女だが新選組に所属している。
かなり剣術に優れて負けず嫌い。



第1話>>1





♪お知らせ♪
5/18
第1話完結しました^_^

Page:1



Re: 「きせき」の桜〜幕末動乱日記〜 ( No.1 )
日時: 2014/05/19 18:48
名前: 梅 ◆9KV72UfMbo (ID: MGNiK3vE)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=27496

中庭には大きな桜が咲いている。
その桜は年中咲いている。

たくさんの「きせき」が集まっているのだ。
ただの桜ではない。
人々が「きせき」を起こすたびに成長する。

しかし、この世の中の「きせき」の力が弱まった時。
ーーーーこの桜は枯れるだろう。




第1話

「はぁっ!」
私の声が晴れ渡った雲ひとつない夕焼け空に響く。

私の名前は矢神 玲。
女だが、新選組として活動させてもらっている。
私が女だってことは近藤さん、土方さん、沖田さん、斎藤さん、藤堂さん、原田さん、永倉さんしか知らない。
この7人のおかげで新選組に入ることができたのだ。
ちなみに、私は風間千景と同じ、「鬼」だ。
私は千景の妹。
しかし、力を使うと髪色と目の色が変化する。
それは、きっと母親が羅刹だったからだろう。
その事だけは、誰にも言っていない。

「お前、今日もやってるなぁ」
そう言ってニカッと歯を見せるのは平助。
そして、私の稽古をしてくれているのは日替わりでさっきの7人だ。
この人たちのおかげで大分強くなったのだ。

私は所属する隊は決まっていない。
どの隊にでも入る。

長い間同じ人と関わると女であることが他の者にバレるからだろう。

「玲、お前は刃筋が立ちすぎている。それだと相手にさばかれやすい」
冷静な顔で指摘する斎藤さん。

「ねえ、一君?いくら玲が望むからって日が傾くまで練習しなくても」
総司が呼びに来た。

「ああ。そうだな。玲、今日はもう戻るぞ」
中庭を後にする。

道場でやらないのは、今日は実践練習だったからだ。
足場の悪い状態でどこまで打てるかを試していた。
まだ斎藤さんや沖田さんには及ばないが、わたしも大分強いと思う。










Re: 「きせき」の桜〜幕末動乱日記〜 ( No.2 )
日時: 2014/05/24 10:22
名前: 梅 ◆9KV72UfMbo (ID: KQycOWmF)

第2話【お久しぶりです】

私には誰にも言っていない秘密がある。
それは、「しっぽ」があるということ。
あれ?うちの両親、動物だっけ?
しかし、そんな事実はどこにもない。
つまり、勝手に生えている。
長くて毛も生えているのだが、普段は袴で隠している。

「・・・」
満月の夜空を見上げていると、千景の顔が浮かんだ。
母が違うだけで、兄、なのだ。
向こうは完璧な鬼、私は半分。
しばらく会っていない。
(次に会う時はいつだろう)
会いたくないな。何を言われるだろう。

昔の話ーーーー

「玲!こっちにこいよ!」
そう言って渡されたのはかんざし。
今でも持っている。
仲が良くてよく遊んでいた。
本当の兄弟のように。

「私はお兄ちゃんとは違うの。一緒にはいられない」
そう言って私は突然家を飛び出した。
嫌いじゃなかった。 けど、
違いが壁となって邪魔をした。



ーーーー


「兄上・・・」
一人呟く部屋の外、1人の影。

私は気がつく訳もなく、深い眠りに付いたのだった。


Re: 「きせき」の桜〜幕末動乱日記〜 ( No.3 )
日時: 2014/05/30 07:23
名前: 梅 ◆9KV72UfMbo (ID: AuOiXVj/)

私はいつの間にか兄を越えることが 目標となっていた。


翌日目が覚めるとまだ早朝で。
「水が飲みたい」
私は井戸へ向かう。

冷たい水が顔にかかって私は身震いした。
いや、水のせいではない。
誰かの気配。

ヒラリ

何かが舞い降りてきて目の前に落ちた。
それは紙のようだった。
中を開くと
「今日の夕刻森に来い」
それだけ書かれていた。
森、といえばたくさんあるのだが・・・
私にはどこに行けば良いのか分かっている。

「おっ、木葉!早いじゃねえか」
突然声がかかって私は驚く。
「悪い悪い、驚かすつもりはなかったんだけどよ」
笑う新八さん。
「朝、早いんですね」
「お前もじゃねえか。おれは今日巡察だしよ」
気がつけば身支度も整っている。
「そうですか、頑張ってください」
笑顔で答えると おう、と言って去って行った。

(あの笑顔はたまんねえな。そりゃああいつらもほっとかないよな)
1人思う新八だった。


Page:1



この掲示板は過去ログ化されています。