二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 【リク募集】息を止めて【BSR現パロ短編集】
- 日時: 2014/07/24 07:56
- 名前: 優斗 (ID: VhEnEiwQ)
初めまして。
RADWIMPSさんの有心論をモデルという事に短編小説です。
島の左近ちゃんも出てこないし、秀吉様と半兵衛様も出てきません。
婆娑羅3の暗い(?)雰囲気があっているので。
7月20日→追記
この度、クリックありがとうございます。
短編集という題名に変えさしていただきました。
題名の通り、婆娑羅の短編集です。
リクエストとかあればどうぞ。
※バサラ4は現在、プレイ出来ない状況なので出来れば3までのキャラでお願いします。
7月24日→追記
作者プロフィールとかって、書いといた方がいいッスかね?
名前・優斗(北斗の拳、結構好きです!)
年齢・非公開の為、友達によく言われる60歳。
好きなもの
歴史漫画、辞書、北斗無双のレイ、BASARA、銀魂、進撃、の声優さん、pixiv、ニコニコ動画、ネット
嫌いなもの
炭酸飲料、コミュニケーション(ネットは全然OK!)
趣味
貯金、ネット、ゲーム
その他
性別はあえて書かないけど、家三が好きなので、もうお分かりでしょう。英語全く駄目です。筆頭の言ってる事すら、時々「え、なんだっけ……」とか言ってますwww
- Re: 【リク募集】息を止めて【BSR現パロ短編集】 ( No.18 )
- 日時: 2014/11/08 19:50
- 名前: 優斗 (ID: uFFylp.1)
「小十郎さんってさ…モテないの?」
「あァ?」
偶然にもスタバで猿飛と出会った。
長い名前の注文をさっさと済ませるとあのフカフカのソファに座る。
「小十郎に聞けよ。」
「えー。なんか嫌だし。」
日曜日の夜。ごった返す店内で伊達の溜め息がざわざわに紛れて聞こえた。
「…さては、女を紹介して欲しいとか。そういう口だろ。」
「あれっ、バレた?」
青いスマホを取り出すとその画面に目を落とした。
黒塗りの大きな高級車を運転する片倉の背中は執事の様だ。我ながらこの席に座れる家系に産まれたことを案外悪くは思ってはいない。
「政宗様、ただでさえ右目が見えないというのに…今度は左目を使えなくするおつもりですか?」
いくら注意しようとも画面のフリックは止まらない。
「…真田ですか。」
「まあな。」
正確には真田を名乗る猿飛からなのだがとは言えなかった。大体からバレやすい。あの男が恋だのタイプだの聞いてくるハズが無かった。恋であれば前田であろうと思いかも知れませんが、伊達は前田を知らないという設定でお願い致します。
のややり取りをきっかけに少しは真田も女に興味を持って欲しいという願いがこめられている事も伊達は知らなかった。
「ふぅ。」
「暗い所ではなるべく控えて頂きたい。」
「おうおう。」
暫く沈黙が続いたが伊達がくちを開いた。
「そういえば、小十郎は女とかいないのかよ。」
「まさか。政宗様にお使いしている間はその様な余裕などありません。」
なんとも腹の立つ。心底殴りたい気分だったがここで殴っては事故が起きてしまうかもしれない。落ち着かせるために深呼吸を小さくした。
「む…昔は?」
答えが返ってこない。よほど苦しいのだろうか。もしかして居ないとか。
「昔なら。」
「マジか!」
話してくれた話はとても面白かった。引き込まれやすく10分なんてあっという間だ。
だがしかし、その出てくる女の名前はどれも聞いたことのある名前であり、馴染み深い名前だった。
「よし子…」
(あ、葱か…いや、女の話だろ…)
「あい…」
「ん?牛蒡…じゃなくて、女の話だよな。」
毎日満足気に調理をしている彼を思い出して当分彼女は出来ないと感じた。
- Re: 【リク募集】息を止めて【BSR現パロ短編集】 ( No.19 )
- 日時: 2014/11/16 22:38
- 名前: 優斗 (ID: cC0Sf9h5)
これ、戯言ですので。
もし戦国ばさらァの乙女ゲームがあったら。
あの二人に代役して頂きましょう。
尼子「おい鶴。何ニヤニヤしてんだ。」
鶴姫「だって!あれですよ。戦国ばさらァという乙女ゲームが出たんですよ。お兄ちゃんも見ますか?」
尼子「戦国ゥ?…まあ、少しだけなら。」
鶴姫「あ、出ました。攻略対象とかの設定がありますよ。」
尼子「それにしても…スゲーな。全員イケメンじゃァねーか。」
鶴姫「それが面白いんですよ。」
〜貴方は戦国時代の武将の様な彼氏と恋に落ちる?!
尼子「…って!戦国時代モデルじゃねーのかよ!」
鶴姫「まあまあ。そんな、同じ時代に信長と三成が居たらおかしいでしょう。察してください。」
鶴姫「攻略対象から行きますよ。」
伊達政宗
→HOTでCOOLなPARTYを好む若きカリスマ。隻眼であり、友達が少ない一匹狼。
『friend?そんなものお前だけ充分だ。』
真田幸村
→熱血漢のちゃらんぽらん。少し幼いが意外と頼りがいがあったり。貴方の幼馴染み。
『こっ、恋とはこの様なものでござるか?』
尼子「なるほど…ぼっちとアホだな。」
鶴姫「いきなり英語は少し引きますね。」
石田三成
→純粋で偽りの無い美青年。徳川家康を嫌っている。怒っている様に見えて実は心配性。
『貴様を許さない…私を煩わせるな…』
徳川家康
→誰もが好く、明るい好青年。子供の頃や約束を果たすために貴方の元へやって来た。
『ワシはお前と強い絆を結びたい。お前だけだ。』
鶴姫「…家康はパスで。」
尼子「は?俺は家康はいいと思うぞ。徳川埋蔵金だし。」
長曽我部元親
→皆が慕うアニキ。単純だがオープンな性格だ。
『鬼に喰われちまってもいいのかィ?ははっ!アンタ、変わってるな…』
毛利元就
→少しネクラだが慣れるとよく喋る。作中で一番難易度の高い人物だ。
『我だけを見ておれ。…二度は言わぬ。』
尼子「何々…長曽我部元親は昔女の子っぽいという設定つき…」
鶴姫「嫌です。ミッ〇ーマウスじゃ無いですか。一々ははっ!って笑いますし。」
尼子「毛利に至っては…ただのコミュ障だな。」
鶴姫「言わぬて、ラ〇ウですか?」
前田慶次
→命短し恋せよ男子。とか訳の分からんことを言う恋に生きる男。ナンパ男だ。
『いや…アンタがやっぱり一番だよ。』
鶴姫「最後の奴クソですね。」
尼子「まだあるが…ここら辺にしておくか。」
続く……かも。
- Re: 【リク募集】息を止めて【BSR現パロ短編集】 ( No.20 )
- 日時: 2014/12/18 13:32
- 名前: 優斗@うまくなりたい。 (ID: y9FxUFsG)
玄関先で二、三回靴の踵を直すように壁を軽く蹴った。枯れた声が奥から聞こえて無理をするなと言葉にはせずのど飴を手渡した。
小さく踞った自分の叔父に手を降るともう一度踵を直す。今日はバイトの休みだ。元々喉が悪かった彼は言葉もろくに話せず、高校では友達などできはしなかった。
黒いイヤホンを耳につけ、階段を降りた。
「…やあ、ごきげんよう。」
いきなり後ろから声が聞こえて一応構えるも、それが隣人だと知り片方だけ着けていたイヤホンを外し赤みがかった茶髪の頭を下げた。
高級そうなスーツに大きな車。いかにも怪しげな男だが、彼は何故か心を許せた。
「買い物かね?」
「……………」
スマートフォンに勢いよく文字を打ち込み「バイトの契約」という文字を見せた。男は感心したのか、目を少し細めた。
なんでも出来る彼はどのようなアルバイトでもこなすのだが、今までにうまくいったのは接客業以外だ。コンビニとハンバーガーショップを最近やめてまた新しいアルバイトを探す事になった。
しばらくするとスーツからまたもや高級そうな財布を取りだし千円札を出すと金を渡そうとした。必死に断ろうとするも断りきれず仕方なく受け取った。帰りに叔父に美味しいお茶と茶菓子でも買ってこよう。
手を降り階段をゆっくり上がっていく男を見送ってから彼は大急ぎでその場所へ向かった。
「………」
帽子を目深に被りその場から逃げる様に走り去る。
「…よ、宵闇の羽の方…」
後ろから声が聞こえたが無視をした。
- Re: 【リク募集】息を止めて【BSR現パロ短編集】 ( No.21 )
- 日時: 2014/12/18 20:42
- 名前: 優斗 (ID: ylrcZdVw)
寒い季節がやって来た。
が、ここだけは真夏である。
「うぉぉお!!ぅお館さむァァ!!」
「ゆぅきむるぁぁ!!」
「ちょっと、たいしょー。今日は雑賀の姉さんと、家康君達が来るんっショー。だめっすよ。」
殴りあう道場の中だけは真夏。暑苦しいのか、なんなのか…全く分からないが物凄く暑い。幸村はいつも半袖だが猿飛は割烹着が汗で濡れている事がとても気に入らないらしくイライラしていた。
洗濯も猿飛が全てするので、幸村の脱ぎ捨ててあるTシャツを見れば怒ることも分からなくはない。
「…俺様…怒っちゃうかもよ…」
堪忍袋の緒が切れるところ、つい先日取り付けられたインターホンが鳴った。
大きな足音が聞こえて猿飛は溜め息をつく。
「や…やー、よくきたねー。」
「なんだ貴様…嫌そうな顔をして。三成、殺れ。」
「じょ、冗談ですよー。毛利さん、冗談ですって。…ね?」
「フン。我は外にいる。三成と家康を頼む。」
「うぃーす。」
最後までひきつった笑みだった猿飛を睨みながら毛利は出ていく。後から長曽我部が現れて頭を下げながら帰っていったことは無視しておく。
さて、問題はこの二人である。
一人は放っておいてもよさそうだ。幸村達の殴りあいをウズウズしながら見ているが…
(なんでタンクトップなの…?)
そして、もう一人は手のつけられない暴れ馬。愛用なのか、どうなのか…は、さておき、この前首に近づけられてハッキリと思い出せる、記憶に残ったおもちゃの刀。
白髪からは変な寝癖が二三本立っている。猿飛はこの二人を預かるのは嫌だと言ったが信玄は聞いてくれなかった。
「猿飛さん!」
「あー、佐助でいいよ。」
「うーん…いや、猿飛!」
「おお?はい、どうした?」
「ワシらはどこでいればいいんだ?」
「えっ?!あー…ハイハイ…旦那ー?ちょっ!旦那!」
完全に意識を失っている幸村は口に刀を突っ込まれてモゴモゴ唸っている。佐助は慌てて三成を抱き抱え、殴られる肩をおさえながら家康らを奥へと案内していった。
- Re: 【リク募集】息を止めて【BSR現パロ短編集】 ( No.22 )
- 日時: 2015/01/01 00:36
- 名前: 優斗 (ID: fmI8cRcV)
「み、三成君と家康君は何日うちに居るのォ?」
「知らん。毛利か刑部が迎えに来る。」
「元親が…来るんじゃないか?」
新年が明けたとはいうものの、ガキの使いを見たまま二人は動こうとしない。
折角かすがとイチャイチャしようと企んでいた佐助だったが、この有り様では、近所の神社に行けはしない。
「…連れて行くにもな…」
「そんな時の孫市おねえさんだろう。」
「姐さん…まじ、頼もしいッス!お願いします!」
「任せておけ。」
一眼レフ片手に言われ、大体の考えは分かったのだが、雑賀に押されて家を出ていった。
白い息を吐き、走る。
前の列に並んだカップルを睨みながら辺りを見回した。
燃える半袖の幸村。何かを頬張る伊達とそれを守る小十郎。孫市を待ちながらソワソワする慶次に
「…おっ!」
「佐助っ!なぜここにいる?!」
「いいじゃん。それよりさ、」
「…?」
首を傾げて佐助を待つかすが。
「あけましておめでとう!はい、これ!俺様からのプレゼント。開けてみ!」
「ん…マフラーか?え、手編み?それは引く。」
「違うって!ちゃんと市販の。似合いそうだったから。」
照れ臭そうにかすがはそっぽを向く。
長い金髪が黒い服に映える。白い華奢な体が折れそうで守ってやりたくなる。
「…ありがとうな。」
「うん。今年も、来年も、死ななくてすむから…」
「なにか言ったか?」
「何でもない!何でもない!じゃあ、行こっか!」
手をつなぎ、徐に駆け出した。
あけまして、おめでとうございます!
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