二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜
日時: 2017/08/06 22:40
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: C6aJsCIT)

タイトルコール!


八雲サイドによる逃走中、開催!


舞台となるのは鏡のテーマパーク、ミラージュアイランド!この日はアイドルやアーティストが集合し、一大イベントが開催され、最大の賑わいを見せていた。
しかし、その裏でWS世界に関わる事件が起きている事を知らない……!



はじまり>>1 逃走者紹介①>>14-15 ②>>24-25

顔合わせとOPとミッション1>>35-39

ペア写真を撮れ!>>46-49

ミッション①の完結と運命が動き出すミッション②>>58-62

賞金増加!>>69-72

鏡の真相>>80-83

氷結の忍者>>93-97

クッキングパニック>>111-117

伝説の暗殺者>>123-129

逆転の交錯
前編(※修正)>>137-141
後編>>153-160

導く者と定理する者>>165-166 >>168-173

空白の戯曲>>174-184

狂気満る宴会場(別名魔王と堕天使の暗黒なるry)>>190-196

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オマケ1>>104-105
オマケ2>>142-143


注意事項。

1.キャラ崩壊注意。また、二次創作ならではのオリジナル設定が多めです。

2.荒しや誹謗中傷、特定のキャラ叩きは厳禁です。見つけたら即刻削除いたします。

3.不定期更新なので、更新速度は期待できません。因みに本格始動はヴァイスシュヴァルツ小説のあるエピソードが終わってからです。




登場ジャンル

スマブラ ぷよぷよ ポップン ヴァンガード ヴァイスシュヴァルツ リリカルなのは SAO ビビオペ 艦これ ???


サブジャンル

逃走中 ギャグ有り キャラ崩壊注意


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Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.205 )
日時: 2017/09/14 21:52
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: C6aJsCIT)



戻って、日本。

ロンドンから届いたチップデータの解析中異変が発生。緊急出撃した7人は港へと一目散に向かっていく(翼とミチはバイク、他は隊員のジープに乗って向かっている)。

翼「何だあれは?」

彼女らの向かう先には迎撃しに来たかのように巨大な手足の付いた雪だるまのような怪物が向かってくる。

奏「ありゃスノーマン!」

響「あれって自分から攻撃してこないんじゃなかったの!?」

奏「市民に被害を出してでもあたしらに歌わせる気だろうな!!」

翼「何者であろうと、邪魔をするなら切り伏せるまでだ!」

今更足止めされる理由も無い。奏は歌う事のリスクがあると言うが、もし市街に被害が出たら話にならない。しかしこいつに足止めされてるわけにもいかず、リスク覚悟で速攻で潰すしかない……!


BGM:月煌の剣


翼「桜庭、しっかりつかまっていろ!たかがグラトニーもどきに遅れはとらん!騎刃ノ一閃・旋!」

奏「STARDUST∞FOTON!」

バイクの正面から脚部ブレードを展開し、回転しながら一気に斬り裂き、追い討ちに投擲した無数の槍がスノーマンと呼ばれた怪物を次々と討ち倒していった。
その後、目的地へと到着した一行。一見すると全く異変が無いように見えるが、了子からの連絡で異変を知る。

了子『聞こえる?どうやら誰かさんが侵入した所為で相手も刺激されちゃったみたい。スノーマンが攻撃的になったのも多分それが原因よ』

奏「ったく、SONGの奴ら何やってんだよ!」

了子『あはは、ほんとこっちの立つ瀬無いわね;で、そいつなんだけど今船内をうろついているみたい』

ミチ「なるほど……あ、そいつ何か持ってませんでしたか?」

了子『何か?そうねぇ……あ、鏡を持ってたわ。奏ちゃんの全身図が写せるような大きな奴』

翼&ミチ「なんですって!?」

了子からの連絡に翼とミチが声を上げる。恐らく侵入者と呼ばれるその人物が鏡を持って行ったに違いない……!善は急げと言わんばかりに船へと潜入。暴走ともよべるように船内の廊下を駆け抜けていく。

ミチ&翼「どこだぁぁぁぁぁぁ!!!鏡はどこだぁぁぁぁぁぁ!!!」

未来「2人とも必死過ぎだよ!?何もそこまでして探す必要なんてあるんですか!?」

翼「当然だ!私達はそれを探しにここまで来たんだぞ!」

ミチ「風鳴司令、私達以外に生体反応は無いんですか?」

弦十郎『良いから落ち着け。そうだな……いたぞ!今船内ホールの中だ!』

翼「そこか!アンリエットとキャロルは回り込んで挟み撃ちにしてくれ!」

弦十郎から居場所を知った翼はロビーに一直線に向かう。奏たちも言われた通り別方向からロビーに向かう。そしてロビーに到着すると、鏡を抱えた青年を発見する。

翼「あれがそうか!蒼ノ一閃!」

奏「いきなり大技ぶっぱなすなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?探し物を壊してどうするんだよ!?」

アンリエット「だったら……!」

下手したら鏡ごと青年を潰してしまいそうな攻撃に思わずツッコミを入れる奏。流石にまずいと思ったのかアンリエットが幻惑のトイズを発動。視覚をジャックし、周囲に壁を張り巡らせる幻覚を見せる。

青年「!?」

響「今だッ!」

すかさずミチが鏡を奪い取ろうと走り、響も右手首を金砕棒(かなさいぼうと読む。鬼が良く持つ鈍器の一種)に変形させてそれを青年に向けて伸ばす。襲い掛かるそれに青年は驚いて鏡を盾に防ごうとしたが、逆に鏡の淵を掴ませてしまった。

クリス「握力に力入れすぎて壊すなよ?」

響「解ってる!」

そこから一本釣りの要領で青年の手から奪い取って鏡を上空高く放り投げる。宙に上がった鏡は放物線を描き、響達の所に落ちてきた。

ミチ「うわたたたた!?えーっとえーっと……」

アンリエット「左左!オーライオーライ……うわっとぉ!?」

落下してきた鏡をアンリエットとミチがしっかりとキャッチ。傷一つついていない鏡を奪い返すと、ホールから離れていく。青年が慌ててミチ達を追おうとするも、首筋に刀を突きつけられ動けなくなる。

翼「形勢逆転だな。答えてもらうぞ、あの鏡をどこで手に入れたのか」

青年「この……!俺は知らねぇぞ!ある人から城に届けろって言われただけだ!」

クリス「逃げようったってそうはいかねぇぞ?」

ミチが奪い返したと同時に4人の奏者が青年を取り囲む。しかし青年は往生際悪くこの状況でも言葉を投げかけた。

青年「おい、本当にこんなことしてていいのか!?俺は知っている、この戦いで誰かが死ぬかもしれないんだぞ!!」

未来&響&クリス「!?」

青年「特にツヴァイウィング、あんたらは嫌ってほど解るはずだ!目の前で誰かが死ぬのがどれほど辛いものかを!俺を解放すればそんな未来から救ってやれるんだ!」

奏「……はっ、くっだらねぇな」

青年の申し出に奏が溜息交じりに否定する。そして槍を構えたまま、まっすぐな瞳で青年の交渉を論破するように言い放った。

奏「生憎あたしはそれを経験したからもう二度と、誰かを失わないように誓ったんだ。がむしゃらに戦ってきた中で、こいつらに教えて貰ったんだよ。例え神様だろうが相手になっても、誰一人死なせやしない!それに今は両翼がそろってんだ。あたしの前で簡単に誰かの命を奪おうだなんて思うなよ!?」

翼「奏……」

もっともらしい事を言われ苦い顔をする青年だったが、翼の隙を突いて楽譜のあるケースに近付いた。

響「お願いだから大人しくしてください!それなら私達も何もしません!」

青年「何豪そうに言ってんだ?こっちにはあの人からもらった切り札があるんだよ!俺はお前たちの全ての歌を知っている!技も、何もかもな!」

そう言って青年は黒いひし形の水晶を取り出した。それと展示された楽譜を見てこの世界の奏者の脳裏に嫌な光景が浮かぶ……!まさか……!

未来「貴方何をする気!?お願いだから離れて!」

青年「うるせぇ!非力だからってバカにしたらどうなるか教えてやらぁぁぁぁぁーーーーー!!!!」

ガラスケースを叩き割り、水晶が楽譜に触れた瞬間、辺りが眩い光に包まれる。光が消えると、青年は音楽家の姿をした怪物に姿を変えていた。彼の背後にはスピーカーのような4基のユニットが浮遊している。

未来「嘘、人間が……怪物に……!」

クリス「こりゃ悠長なこと言ってる場合じゃないな……!」

奏「色々ツッコミ所はあるけど、まずはこいつを倒すのを優先した方が良いな!」

響「……はい!」

怪物に変身した姿に奏者達は戦闘態勢に入る。ミチもホールから離れた所に鏡を置く。

ミチ「私にもできることがあればいいんだけど……」

アンリエット「ここはプロに任せるとして、私達は鏡を壊さないよう避難しないと。あの場にいたら逆に彼女達の足かせになりますわ」

鏡をとりあえず安全な場所に置いた2人は何かできないかとロビーに出て策を練る。だが、相手は本物の怪物であり、近付いてもほぼ無力な彼女達の邪魔になるのは明白。
何か手立てを考えている2人の前に、突然光の板が現れる。光の板からは線が走り、あっという間にまるでスクフェスのライブプレイ画面のようなものになってしまった。

ミチ「え?何これ?」

翼「どうした?」

ミチ「変な板が現れたのよ!なんか、音ゲーでもやれって言うみたいに……!」

思わず困惑しているミチとアンリエットに、ステージから連絡が入ってきた。

カレイド(琴葉姫)『聞こえるか?今回のボスは奏者達の戦いだけじゃないくて、それの演奏ゲームの成績も含まれてるんだ!』

アンリエット「なるほど、あのアイテムはこの為に……!」

どうやら演奏ゲームでのスコアも関係しているらしい。因みに演奏ゲームのルールは以下の通り。

『メドレーバトルの説明』

1.演奏ゲームと奏者達の攻撃で一定スコアを記録すればクリアとなり、奏者もパワーアップする。ただし、楽曲の選択はボス側にあり、奏者が全員倒されるとGAMEOVER。

2.メドレーバトルは3回行われ、楽曲は1回のメドレーに付き2〜5曲。

3.難易度はそれぞれ2〜10まであり、大きくなるにつれ難易度と獲得スコアが上昇する。

4.歌手や同じシーズンの歌など繋がりがある音楽同士を選択した場合、コンボボーナスが発生。スコアを上昇させたりなどのボーナス効果が発生する。


最後のバトル!

Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.206 )
日時: 2017/09/14 22:21
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: C6aJsCIT)


ミチ「これが私達の戦いって事ね……!」

アンリエット「流石にバカやってられない状況ですわね……」

翼「なるほど、ならばそっちは任せた。私達は目の前の怪物を討つ!」

準備を終えた2人がスタートボタンを押す。もう一つの戦いが始まった……!




メドレー1 楽曲3


1.烈槍ガングニール3

2.鏖鋸シュルシャガナ3

3.獄鎌イガリマ3


2COMBO!

ザババの振るいし戦刃:クリア時、総合スコアが2千増加される&Cランク以上のクリアで奏者達の攻撃力が上昇、最大2倍。失敗ならボスの攻撃力が2倍。

F.I.S.:Sランククリアで奏者達の攻撃力、防御力が1.5倍


ログ「最初は小手調べか……!」

蘭丸(ユ)「なぁ、あいつらって音ゲーってやったことあるのか?」

武「いや、ミチの方は見た事が無くて……しず姉なら結構チャレンジしたって聞いたけど」

シェゾ「そういや偶然ゲーセンで会ったけど、アンリエットの奴EASYのポップンで間奏の間に(・ω・)って顔してこっち見てた」

響「なにそれこわい」

積もる話、あの2人の音ゲーの実力は未知数。それだけでなく、奏者もメドレーバトルノクリアまで耐えなければならない……!

翼「案ずるな。楽曲の10や20、耐え忍ぶことなど容易い事だ!」

メドレーを任せて、翼は他の奏者達と共に不協和音の音楽家(アンリエット命名)に立ち向かっていく。


BGM:月煌の剣


奏「バカ、それは使うな!」

翼「え?」

スノーマン戦と同じ歌を使ったが、次の瞬間スピーカーの一つが音波を放出。翼に直撃し、歌を掻き消してしまった!驚いて防御しなかった翼は強烈な一撃をまともに喰らってしまう!

翼「ぐあっ!」

キャロル「な、なんだ!?」

奏「まさかと思ったけど、あいつの特性を引き継いでやがったか!」

キャロル「特性?」

未来「一度聞いた歌とは真逆の音で私達のフォニックゲイン上昇を阻んでいるのよ!」

未来の言葉で、翼はスノーマン戦の奏の言葉を理解した。あれは単にその身に音楽を刻み、不協和音の音楽家に力を与えるためだったのだ……!

キャロル「歌わずにこれ倒すとか無茶苦茶だろ!?」

奏「それを補うために、あいつらが戦っているんだろ?」

次の瞬間、奏者達の頭上に光が降り注ぎ、自然と力が湧いてくる。ミチ達が最初のメドレーをSランクで制したらしく、ここぞとばかりに畳みかける!

キャロル「まずはあのスピーカーを……!」

奏「解った!LAST∞METEOR!」

未来「流星!」

クリス「MEGA DETH FUGA!」

キャロルが戦琴を奏で、射出した糸をスピーカーに絡める。そこに奏のエネルギーの竜巻、未来の極大のレーザー、クリスの巨大ミサイルを連続でスピーカーを2つ破壊することに成功。だが、直後に次のメドレーバトルが始まった!



メドレー2 楽曲4


1.カーニバルの主題による人形の為の歪な狂想曲7

2.BloodyMary7

3.Eros7

4.ラスネール7


3COMBO!

ダークネス:楽曲プレイ中、このメドレー中、譜面が全体の半分より上が見えなくなる。クリア成功時、奏者達の姿が一定時間見えなくなる。クリアランクA以下の時、ボスの攻撃力が3倍。

Deuilシリーズ:Aクリア成功時、次の楽曲に挑む時にある程度スコアボーナスが加算される。

オールセブン:Sランククリアで奏者達の攻撃力が7倍。


響「攻撃力が7倍!?」

未来「こんなのもあるんだ。うまくいけば3戦目を待たずに一気にボスを倒せるよ!」



キャロル「7倍か……落としても向こうにデメリットが無いのも助かる」

未来「2人とも、ここが踏ん張りどころだからお願い!」

難易度は高いがこれを成功させれば一気にスコアが伸びる。だが……!

ミチ「ちょっと待って!?半分から下から一気になだれ込んできたんだけど!?」

アンリエット「思ってた以上に難しすぎますわよこれ!?って、また雪崩出たああああああ!!!」

予想以上の難易度の高さにミスを連発。それに伴い相手の攻撃も苛烈さを増していく!
まず糸を引きちぎり、スピーカーから射出した鎖の先端からエネルギー球を生み出し、奏者達に叩きつける!

クリス「ちょっと待て!あれってあたしがネフシュタンの鎧で使ってた技じゃねぇか!?」

翼「歌や技を知ってると言ったが、まさかここまでやるのか!?」

エネルギー球から飛びのいて何とか避けたものの、不協和音の音楽家は既に袖から取り出した指揮棒を頭上に放り投げ巨大化した指揮棒を殴って飛ばしてくる!

翼「私の技まで!?」

奏「全部覚えてるってのは確かみたいだな!」

未来「2人とも、上!」

未来に言われた2人は上を見上げると、もう巨大化した指揮棒が迫ってきていた。もう避ける時間も無い……!

響「うううおおおおおおぉぉぉぉ!!」

しかしそこに響が右手首を鎖に変えて拳を天井に突き刺す。そして引き戻しながらスピードを増し、かっさらう形で翼と奏を救出した!

クリス「なんか攻撃がヤバくなってきてないか!?これって——!?」

ミチ「うん。失敗した;」

苛烈さの理由はミチが2回目のメドレーバトルのクリアを失敗してしまったのだ。次第にミチやアンリエットのいる場所まで巻き込みそうな攻撃になっていく。そして最後のメドレーバトルの内容は……!





メドレー3 楽曲5


1.トイコンテンポラリー20

2.サイレント20

3.ダージュ20

4.ムラクモ20

5.FFFFF.Ⅱ20


2COMBO!

トイサイダー村:Cランク以上で奏者達の攻撃力20倍。クリア失敗時、奏者の全ステータスが−1.5倍。総合スコアが大幅半減。

壊滅地獄マキシマム:全ての難易度が2倍。Cランク以上クリアで奏者達の全ステータス1.35倍.クリア失敗時、ボスの攻撃力が100倍。



ミチ&アンリエット&ステージにいる全員「なんじゃこのトンデモ難易度のオールスターはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!??」


セシル「HEY!よりにもよってトイサイダー村って本気デスカ!?あれ、前に見ましたけど何がどうなってんのか解らなかったんですよ!?」

未来「最後のFFFFFもあれと同じくらい酷いものだったんだよ!?ってか、難易度上限10なのに2倍になってる!?」

調「……終わったOTL」

最早クリアさせない気満々の難易度と楽曲にステージにいる全員諦めモードになってしまう。この難易度にミチ達ですら……;



ミチ「ねぇこれクリアしなきゃいけないの!?」

アンリエット「私達ド素人が手を出して良いものじゃないですよ!?これ絶対に負ける!!」

クリス「そんなに難易度たっけぇのかよ!?」

アンリエット「ほぼ確実に死にますわ(キッパリ」

だとしてもこの曲をクリアしなければ確実に負ける。だが、奏者達は先ほどのメドレーバトル失敗によって強化された不協和音の音楽家の攻撃に徐々に押されてきている……!

未来「どうするの、このままじゃ……!」

翼「だとしても、私達が倒れる訳にはいかない!ここで折れたら、元の世界の立花達に合わせる顔が無い!」

しかし翼は剣を杖代わりに立ち上がる。その間に不協和音の音楽家は止めを刺そうと一番近い翼に迫る……!そして、クリアしても奏者達のメリットは皆無……!

ミチ「だったら……!」

意を決したミチはポケットから音叉を取り出す。それは、ミッション開始前に受け取ったアイテム……!

ミチ「皆ごめん!ミュージックオーダー!」

ミチが音叉を掲げると澄み切った音が周囲を包む。その音に不協和音の音楽家が大きくのけ反った!


『ミュージックオーダーにより、楽曲選択の主導権がこちらに移ります』


アンリエット「しめた、ミチさん!」

ミチ「言われなくても!」

楽曲選択権が自分側に移ったと同時に操作するミチ。勿論選ぶのはシンフォギアシリーズだった。その選択でコンボを連続で叩き出し、楽曲追加ボーナスが発生した!

翼「楽曲追加か……桜庭!」

ミチ「勿論最後はこれよ!」


メドレー3 楽曲5+1


1.Beyond The Blade(IGNITED ARRANGEMENT)4

2.限界突破G−Beat(IGNITED ARRANGEMENT)5

3.TRUST HEART(IGNITED ARRANGEMENT)6

4.永愛プロミス7

5.逆光のリゾルヴ8

6.EVOLUTIΦN9


8COMBO!

この拳も、命も、シンフィギアだッ!!:全て同じシリーズの楽曲をそろえたので、演奏中のスコア増加&楽曲+1。

ストレート:Sランククリアでスコアが1.5倍。

イグナイト、抜剣:楽曲難易度が上昇するが、Sランククリアで奏者達の攻撃力3倍。

ひだまりの2人:演奏前、「響」「未来」がいるなら奏者全員の体力を中回復。

S.N.O.G.:Cランククリア以上で「響」「翼」「クリス」がいるなら防御力上昇。最大2倍。

ツヴァイウィング:Sランククリアで「翼」「奏」がいるなら攻撃力3倍。

エクスドライブアンリミテッド:「奏」「未来」「セレナ」がいるなら、人数分攻撃力が1.5倍ずつ上昇。最大4.5倍。

蒼翼と刀剣:Sランククリアでボスの防御力が75%減少。


翼「ツヴァイウィング復活に相応しいフルコースだな!私が先んじて行く!後は少し時間を稼いでくれ!」

奏「任せな!」

大きい隙が出来たボスに翼と奏の斬撃のラッシュが叩き込まれる。直後、翼が蹴りを入れると同時に後退すると、クリスが巨大なナミサイルで追撃する。だが、ミチに気付いた不協和音の音楽家が残った2基のスピーカーからクリスと同じように2基の巨大ミサイルを発射してきた!

響「未来!」

未来「使って!」

その攻撃に響の右手を未来が掴む。その時光が未来から響に伝わり、手を放して右手を翳す響。次の瞬間右手からレーザーが発射され、ミサイルを撃ち落とす。その隙にキャロルが琴から射出した糸をスピーカーに巻き付け、もう一つのスピーカーに叩きつけて破壊した。

翼「もう準備はできたぞ……!」

クリス「そうか——って、なんだ!?」

振り返って見ると、翼の足元から立ち上った青い炎が包み込む。そしてその中から大太刀を携え、ギアの形状を変えた姿となって表れた!

翼「決めるよ、奏!」

奏「——ああ!」


BGM:EVOLUTIΦN


立て続けに繰り出してきたラッシュから蒼ノ一閃とLAST∞METEORが炸裂不協和音の音楽家を壁に叩きつけ、更なる追い討ちで壁を突き破る。

奏「攻撃来るぞ!」

翼「解った!このまま一気に決める!」

反撃に放った竜巻を難なく跳んで避け避け、炎を纏った衝撃波で逃げ道を封じる。着地と同時に不協和音の音楽家の手足を斬り裂き、反撃の手段を封じる。

奏「ULTIMATE∞METEOR!!!」

そこに左腕をアームドギアと一体化させた奏が頭上から攻撃。大きい隙が出来たと同時に翼が肉薄してくる!

ミチ「翼、決めちゃって!!」

翼「当然だ……!」
















翼「壬生之逆鱗!」

手にした刀と浮遊する二振りの刀から繰り出される連続斬りでどんどん不協和音の音楽家を細切れにしていく。最後は頭上からの一太刀で両断し、不協和音の音楽家は断末魔の悲鳴を上げながら消滅した……。

翼「……終わった。終わってしまった、か……」

奏「やったな翼!」

ボスを倒して立ち尽くす翼に奏が駆け寄る。振り返った翼は彼女と拳を合わせた。

キャロル「——それで、お前達はこのまま帰るのか?」

奏「え?」

ミチ「ええ。倒すべき相手は倒したから……」

アンリエット「貴方と翼さんには酷ですが……」

この世界にいられるのは残りわずかと知る。翼と奏にとって、死んだ筈の相棒に会える時間も少ないと言う事……。だが奏は、悲しさを見せまいとギアを解除し、カメラを取り出した。

奏「折角だし、写真でも撮るか?調と切歌がいないのは残念だけど」

ミチ「賛成!早くしましょ!」

響「じゃあツヴァイウィングのお二人は一番前で……」

クリス「最後の最後で全部もってっちまいやがったからな」

翼「ありがとう。そうだ奏、アポトキシンを飲まされて運良く縮んだら司令に伝えて。瓶の中に閉じ込められても諦めるないで?その時は人形兵を取り込んで再生するんだ。私も片腕を失った時は自分で機械鎧技師を探して義手をしてもらって——」

奏「いい加減コナンからもハガレンからも離れろおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!(ストレートパンチ」

翼「ごんばぁ!?」

ミチ「翼ー!?」

ハルヒ『最後の最後で何というオチ』

その後、ショウマ達の方も元いたステージへと帰って行った……。写真?奏に殴られた瞬間を捕えていましたよ。
だが、待っていたのは……。




















ラミネート(アインス)「結果はAランク。僅かに惜しかったな」

ミチ「みんな、本当にごめん!」

しずる「大丈夫よ。私だってトイサイダー村の最初で燃え尽きたから」

結果は無情にもAランク。理由は一回だけ使ったミュージックオーダーであり、あれを使った瞬間大幅にスコアがダウンした……。結果、110分からはハンター5体との逃走劇となる……!

八雲「それじゃあ30分間休憩の後、逃走中を再開しまーす!皆さんはそれまでじっくり求刑してくださーい!」


現状:残り22人 ハンター5体 確保1 棄権1
残り時間110分 賞金207万円


次回、逃走劇が再び幕を開ける……!
次は助っ人とおまけ。

Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.207 )
日時: 2017/09/14 22:41
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: C6aJsCIT)


『あとがき』

今回は戦記絶唱シンフォギアXDの世界でのバトルでした。因みにストーリーは3,5からです。
まさかシンフォギアのアプリゲーが出るなんてだけでも思っても無かったのに、故人が勝手に蘇って(違)操作できるなんて予想すらしませんでした。
それでもようやく戦闘ミッションが終わり、次から逃走中再開です。長かったぁ……;

キャロル「たっだいまー;あー、疲れた;」

エルフナイン「おかえりなさい。どうでしたか?」

キャロル「色々あったぞ。ただ、ちょっとだるいから話はあとにして今は寝かせてくれ……;」



ボス情報

不協和音の音楽家

青年が水晶の力と楽譜の呪いにより怪物へと変化した姿。
楽譜の呪いの魔物はスノーマンを奏者達に倒させて奏者の歌を取り込み、真逆の性質の音楽をスピーカーから流して装者の歌を打ち消すことができる上、青年のシンフォギア知識も相まって装者の技も使える。



助っ人情報。ここでは主立った変化をもたらしているキャラを紹介。


『天羽奏』

元ツヴァイウィングであり、ガングニールの奏者。こちらの世界では2年前に他界したが、この世界健在。基本は明るい性格だが発掘調査の際ノイズの襲撃から一人生き残り、家族の復讐の為だけに無理矢理Linkerを投入して奏者となったという苛烈な面もある。
2年前までは翼の存在で復讐心は薄れていったが、2年前のノイズ襲来の時、翼が亡くなった事により歌手業から身を引き、更なる復讐心と自分への怒りをぶつけんばかりに無茶な戦いでノイズを葬っていた。
当初、自分達が守っていた『ミョルニル』と融合した響を受け入れなかったが次第に彼女らを受け入れ、良き先輩となっている。また、復帰ライブでアーティストとしても完全復活を果たした。この時から適合係数が徐々に上がり、3期直前ではLinker抜きでも戦えるようになっている。


『立花響』

元融合症例兼現ミョルニルの奏者。両利き。基本はこちらの響と変わりないが、2年半前にノイズに襲われ、その時にこの世界の翼によって炭化が進んでいた右腕を切断された。ライブ襲撃時はまだ入院中だったため難を逃れているものの、周囲からの憐みの目や自分だけ取り残されたような人々の対応に息が詰まる思いをしていた過去を持つ。因みに父親が別居した理由は娘の腕を切断したにもかかわらず、何もしない政府に怒りを覚えて飛び出したことになっている。今は蟠りも消えた。
適合者ではなかったが、ノイズ襲撃に取り残された少女を救う際に『ミョルニル』の破片が傷口から食い込み覚醒。その後はミョルニルが義手の形で待機状態になったため、義手代わりにこれを使っている。
ミョルニル本来の『叩いて壊す』能力を無意識に嫌ってアームドギアを形成できなかったが、鈍器系の形状を備えて右腕を伸ばす芸当や弦十郎の元での修行で得た格闘術を駆使する他、復活した時に得た『右手で繋いだギアの能力を一回使える』能力、奏曰く『纏って己の力にする』を得た。


『暁切歌』

元FISにてイガリマの奏者。こちらの切歌とは性格が大きく異なっていて、語尾に「〜デス」もつけない。幼少の頃、解剖医だった親から連れさらわれる形で米国の聖遺物研究所に送り込まれ、そこで調達と出会う。大人たちから弱い点を見せまいと今の口調と性格になった。
攻撃的な性格にしては意外にピュアな所と勘違いする点が激しく、フロンティア事変後では勘違いで暴走した時は調のキツい一言によって沈められている。また、解剖医だった元親の仕事場を見てきた影響か、人体を斬るのに抵抗がない。
技のネーミングはこちらと同レベルだが、こちら側の元ネタが童話や偉人の話に対し、オペラやオラトリオの登場人物が用いられているものばかり。


おまけ


ショウマ「それにしても……君の口調とか昔からそうなの?」

切歌「まーな。弱々しい所見せらんないし」

調「その所為で暴走することもあるけどね」

しずる「ふーん。じゃあ切歌ちゃんが誰にでもつっかかる飼い犬で、調ちゃんが飼い主だね」


調の想像図:吠えまくる黄色い毛の犬にリードを付けて散歩させてる自分。

切歌の想像図:リード付けられた自分を飼い犬に見立て調とマリアと一緒に散歩させられる図。


切歌「お前は何を考えてるんだああああああーーー!!!そんな変な表現ちょっとは空気読めよ!バカかお前は!そこまでの関係でもねーし!!」

しずる「え?私は飼い犬と飼い主の話をしたんだけど?」

切歌「それが問題なんだってんだよ!!」

調「切ちゃん、多分それ切ちゃんが思ってるのと違うよ」

切歌「え?あ、そっか。なんだよそれならそうと先に言えよ!」

シュルク「いやそれ以外にどう想像しろと?」

調「ごめんなさい。切ちゃんは変な所で変な想像をしちゃうので」

切歌「…悪かったな」

調「全く。そんなことを考えちゃう切ちゃんって本当に……」





















調「本当に変態さんなんだね(極上の笑顔」

切歌「ぐっはぁ!!(大ダメージ」

しずる「切歌ちゃーん!?」

切歌「誰かあのツインテ人形に心を与えてください……(ガクッ」

しずる「そんな最期の言葉、あんまりよ!AXZの10話で絶唱を使ってもまだ死んだとは限らないわよ!!」

マリア「調、あなた容赦無さ過ぎでしょ……;」


おまけ2



ミチ「あれが例の船……本当に大丈夫かしら?」

響「へいき、へっちゃらだよ。大丈夫を本当にするために、私達はここに来たんだから」

奏「ああ。この場に剣と槍、そして弓と鎚と鏡を携えているのはあたしらだからな」

翼「奏、それだけじゃないはずだよ?」

奏「おっと、そうだったな。ロンドンじゃ銀腕と双刃が「キノとコナンと加賀と箒とフェイトがいるんだ、負ける要素が無い!」おーい;確実に敗訴になるからそれはやめろ;」

響「キノを入れるとは流石ですね」

クリス「関心すな。つか、あたしと調と切歌が省かれてる;」

翼「声優ネタのバリエーションが少なくて……;」



戦闘ミッション長かったな〜;感想おk

Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.208 )
日時: 2017/09/24 19:34
名前: トクマ (ID: 3EnE6O2j)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=30152


 感想遅くなってしまいすみません八雲さん。トクマです。

 ついにラストミッション……最後はシンフォギアの世界ですか……実を言うとシンフォギアはあまり知らないんですよね。音楽関係なのはわかるのですが、様子を見るに違う世界線——平行世界ってやつですか……

 ロンドンにもメンバーが……怖っ! 切歌って人がめっさ怖い! バラバラの膾切りってもはや殺人鬼の思考じゃん!!

トクマ(……あ、どこかで見たことあるなと思ったら、サンドリヨン関係でオレに対するシュネーと似てるんか)

 そして、ついに最後の鏡発見! ラストバトルは気になったBGMをようつべで聞くといい曲で良かったです!!

トクマ「あの青年の言いたい言葉はわかるけど……不思議だな……全然響かねぇ。マリオさんが昔に言った『平和主義者でも戦争はする』の方が響くよ……人は神様じゃねぇ、だからこそ、人は神様にも出来なかった『進歩』ができるんだよ」

 そして、ハッピーエンドへ……最後はコナンとハガレンで笑いましたが嫌いじゃない最後でした!!

トクマ「ハガレンの『立って歩け、前を進め、あんたには立派な足がついてるじゃないか』はいつだって名言です」

 そして逃走中が再開される……はたして、生き残るは誰なのか……

 次回が楽しみですね! それでは!!

Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.209 )
日時: 2017/09/29 17:15
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: rBo/LDwv)

今日届いたグリムノーツの情報で、シンボル収集イベント情報が公開された……ブドゥール姫がカオス化とは……。


千歌「梨子ちゃんがカオス化しちゃったあああああああ!!!(ノ;Д;)ノ」

耀「メーデー!メーデー!直ちに桜内梨子を奪還せよ!」

果南「認めてたまるかああああああ!!絶対に取り返すぞおおおおおお!!」

花丸「○×▽◆@£ЖЙ∂Ж〜〜〜!(念仏を唱えてる」

善子「○×▽◆@£ЖЙ∂Ж〜〜〜!(黒魔術詠唱中」

ダイヤ「何としても取り帰しますわよ!まずディアルガは外せませんわね。それとルカリオにエアームドも……」

ルビィ「ルビィはグラードンにバンギラス、カバルドンにノクタス、フライゴンを……」

梨子「もうとりあえず落ち着こうよみんな(白目&ツッコミするの諦めた」

鞠莉「7人も暴走したから諦めた!?」

そういや豆の木イベント飛ばしていきなり収集イベントなんて珍しいなぁ。あ、シャドウ撃退イベントがあるからか。


>トクマさん

シンフォギアは名作です(確信)。ようつべでも載せてあるので本編は動画サイトを見てってください。奏の事を知りたければ片翼の奏者を見た方が手っ取り早いですよ。


翼「異世界の奏は、仲間を失った後立花達と出会い、強くなっていったんだな。正直あの言葉は、奴の薄っぺらな言葉よりもずっしりと私の心に残っている」

ミチ「でもハッピーエンドにあれは無いでしょ」

翼「すまん、正直まだ心のどこかで奏が生きたたことにパニクってたかもしれない」

※一応言っときますが、シンフォギア本編では奏は既に故人です。




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