二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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人形師の夢-東方
日時: 2016/07/02 12:38
名前: ゆるトルト (ID: Ouicm1PF)

どうも、ゆるトルトです
読む前に下の注意事項を読んでくれると幸いです

〜注意事項〜
・更新は気紛れ
・読みにくい所が多々あるかもしれません。その時は遠慮なく言ってください。(可能なら改善します)
・オリキャラ、アリスしか基本出てきません
・解釈設定等もあるので、そこはご理解願います
・小説についての質問、アドバイス、感想、受け付けてます

(オリキャラと言っても、ほとんどモブ程度です)

では、お楽しみ下さい。

【目次】
設定>>1 一話>>2 二話>>3

Page:1



Re: 人形師の夢-東方 ( No.1 )
日時: 2016/06/28 18:40
名前: ゆるトルト (ID: Ouicm1PF)

ー設定ー

【アリス・マーガトロイド】
幻想郷の住民。
妖怪だが、元人間の魔法使い。
魔法使いだが、主に人形を扱ったり、光を操る魔法を使う。

又、魔法を使う妖怪として本来は人間に恐れられているが、
人形を使い、人を楽しませたり、優しい為、人に好かれている。
しかし、普段は無口で黙々と人形を作ったり動かしているので、
気味悪かったり、怖かったりする。

......無口なのはコミュ障だからである。

住んでいる場所は魔法の森。
昼夜問わず、夕方の様に暗い。又、珍しく明るくても薄暗い。
湿気が多く、魔法の森特有の空気や気体が漂っている。

そんな場所に住んでいる為、栄養が偏る。
魔法使いは食べなくても良いらしいが.....。
アリスは好き嫌いも多いせいか、体調を崩しやすい。


昔、何かがあったらしいが...?

Re: 人形師の夢-東方 ( No.2 )
日時: 2016/06/28 21:20
名前: ゆるトルト (ID: Ouicm1PF)

【一話〜アリス・マーガトロイド】

私の朝は夜中から始まる。
...と、言うのは嘘で、今日はたまたま早くに起きただけだ。

ベッドの側の窓越しに見える外は、月光に照らされ、少し明るい。
此処は森だ。木が生い茂り、葉が日光や月光を遮っている。
その為、結果的に昼夜問わず暗い。

だが、私のようにこの森に住む人は広い土地に家を建てる。
つまり、木が少ない所に建てるのだ。

「まぁ......人形作りをする作業に支障は無いでしょう」

誰に言うでもない独り言を漏らし、窓に背を向ける。
...いつもする時間帯とは少しずれているから、明かりが足らないのは
事実でもある。
そうなると、明かりをフォローする何かが欲しいところだ。

「んん〜...適当に、これでも良いでしょう.......多分」

机の側の棚から大きめの蝋燭を取り出し、「ファイア.....」と
小さく呟き、火を付ける。...ボウッと音が出るような勢いだ。

まぁ、何はともあれ、ようやく作業に取り掛かれる。
ふと時計を見ると、3:27と示していた。
もう3時半か.....。


コンコン


「ん?誰......かしら」

普通、こんな時間に人が訪問しに来ないけど...?
常識ってもんがあるでしょう...。

ガチャ

「................誰ですか」
「気が付いたら、此処に居て...」

ああ、成る程。外来人ね。
外来人は暖かい格好をしていた。
外は寒いのかしら...?暑さ、寒さに鈍いなんてなんか嫌ね。

「とりあえず、入りなさい」
「ありがとうございます...」

         *****

外来人を家に招き入れ、約四十分。
外来人は寝かせ、私は黙々と作業に打ち込んでいた。

....気が付けば、雨が降っている。大雨だ。
昼には止むだろうか。...止まなかったらどうしようか。
今日、紫に外来人を連れていく予定なのに。

一気に気分が下がる。
これじゃあ、人形を作っても良い出来にはならない。

.....そうだ、魔法の研究でもしましょう。

Re: 人形師の夢-東方 ( No.3 )
日時: 2016/07/02 12:35
名前: ゆるトルト (ID: Ouicm1PF)

【二話〜アリス・マーガトロイド】

アリス「.....グリモワ、ね」

遠い遠い記憶程では無いが、大分昔の記憶が甦る。
..........あの時の私はもう妖怪だった。
というか、自分の意思でなったのか、無理矢理されたのかすら
覚えていない。

アリス「今の私には、必要ない.....ないわ」

久々に開きたくなる衝動に駆られるが、
『今の私にはこの魔導書を扱いきれない』と言い聞かせ
書斎の棚にしまった。

          *****

結局、一睡も、一読もしないまま朝を迎えた。
黄昏の空は跡形も無くなり、小鳥たちの囀りで騒がしくなった。
ああ、そういえば外来人を寝かせていたな。

「............起きてる?」
「ええ、起きてますよ。..この家、一つしかベッドないんですか?」
「一人暮らしだもの、一つだけよ.....?」

この質問に疚しい意味は無いだろう。
恐らく、いや、そう信じたい。

どうやら、この外来人は男性の様だ。
一つ屋根の下に男女二人きりは何か嫌なので
早いところ、紫の所に連れていこう。

「ご飯、食べましょうよ。良ければ僕が作りましょうか?」
「え?あ、いやいや、良いから、待ってるだけで良いから!!」

身元も知らない男性の料理を食べるのは気が引ける。
.....男性の方を見ると、ニコニコとして此方を見つめていた。
何で此方を凝視するのよ.......?

「............」

男性が何かを呟いた、気がする。
でも、何か口パクで.....。

          *****

「い......いただきます」

男性に凝視されながら食事するという、何とも言えない
緊張に包まれる。

「可愛i.....ごほん」
「........?あ、そうだ、あなたの名前は?」
「え?あぁ....山北 俊樹、です」

にこりとして俊樹さんは言った。
俊樹、か......。

「私の名前はアリス・マーガトロイド....よ」
「アリスさんですか。可愛らしい名前ですね」

          *****

その日の朝食は特に何も起きなかった。
俊樹さんが時々何かに悶えてたけど。


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