二次創作小説(新・総合)

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【オリキュア】メモリアルプリキュア!
日時: 2017/08/01 23:00
名前: 愛

初めましてかこんにちは!愛です!
本日からはメモリアルプリキュアというオリキュア小説を書きたいと思っています。
基本テンションとノリに任せて書くのでグダグダすると思いますが、楽しんでいただけると幸いです。
それでは、よろしくお願いします。

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Re: 【オリキュア】メモリアルプリキュア! ( No.247 )
日時: 2018/02/17 17:21
名前: 愛

第38話「貴方は私の王子様?ドキドキ演劇シンデレラ!」5

 それから練習は順調に進んだ。
 杏もメモリアが見える現状に慣れた様子で、あれから数日したら、皆と合わせて練習できるくらいになっていた。
 紆余曲折はあれど、ようやく本番の日になった。
 天気は快晴。皆やる気に満ちていて、まさに本番日和!
 ……だというのに……。

「えぇ!? 大滝君風邪引いたの!?」

 実行委員の子の声に、私達は顔を上げた。
 それに、彼女に何かを話していた先生は、重々しく頷いた。

「あぁ。熱もかなり高いみたいで、今日は来られないそうだ」
「そんな……子供達が楽しみにしているのに……」
「大滝君って、確か、王子様役の……」

 杏が不安そうに呟いた言葉に、私は頷く。
 大滝君こと大滝 春樹は、シンデレラにて王子様役を担っている男子生徒だ。
 王子様がいないシンデレラなんて、そんなのシンデレラじゃない。
 よりによって今日風邪を引くなんて……。
 実行委員の子も同じことを考えたのか、額に手を当ててため息をつく。

「今からセリフを覚えるなんて……無理だし……時間無いし……」
「……私セリフ覚えてるよ」

 悩む実行委員に、私はついそう言った。
 この場でセリフを覚えていて役が無い人間は、恐らく私だけ。
 だからこそ、私が名乗るしかなかった。
 そんな私の言葉に、彼女はバッと顔を上げて、私の手を握って顔を近づけてきた。

「わ!?」
「瑞樹! それは本当!?」
「う、うん。杏の練習に付き合ってたから、一応」

 そう答えた瞬間、腕を引っ張られる。
 見ると、彼女は気合に満ちた顔で歩いていた。

「すぐに準備しよう。王子様の衣装は……多分入る。大滝君の身長そこまで高くないし!」
「ちょ、ちょっと……!」
「ちょっとじゃないよ! すぐに準備しないと、時間が……」

 彼女がそこまで話した瞬間、世界から色が消えて停止した。
 私はそれに、すぐに彼女の手を強引に開かせて、杏に視線を向ける。

「杏!」
「瑞樹ちゃん! メモリアが!」
「ガルァァァァァッ!」

 外から聴こえた雄叫びに、私達は表情を引き締める。
 ワスレールだ。今、外にワスレールがいる。
 私達はすぐにラブメモリーウォッチを構える。

「星華ちゃんいないけど……」
「二人で戦うしかないっしょ」
「瑞樹ちゃん」
「杏」

 私達は顔を見合わせ、頷き合う。
 セッチーが来るまでは、ずっと二人で戦って来た。
 今更一人足りなくても、なんとかしてみせる。

「行くよ、瑞樹ちゃん!」
「オーケイ! 杏!」
「「プリキュア! メモリアルコンバージョンッ!」」

Re: 【オリキュア】メモリアルプリキュア! ( No.248 )
日時: 2018/02/17 18:24
名前: 愛

第38話「貴方は私の王子様?ドキドキ演劇シンデレラ!」6

「今を輝く、一つの光! キュアアデッソ!」
「過去を束ねる、一つの夢! キュアパースト!」
「「取り戻せ! 愛のメモリー!」」
「「メモリアルプリキュア!」」

 名乗りを終えた瞬間、ワスレールが腕を振り上げる。
 すると、アデッソの目がカッと見開いた。

「パースト! 後ろに跳んで!」
「おー!」

 私は叫び、後ろに跳ぶ。
 すると私がいた所にワスレールの攻撃が入る。
 なるほど……これがメモリアでの……。

「アデッソの能力ヤバ! チートじゃん!」
「ちーと……?」
「滅茶苦茶強いってこと! 流石アデッソ!」
「いや……この能力を精一杯使えるのは、パーストのおかげだよ」
「私?」

 私がそう聞き返した時、アデッソはハッとした表情で顔を上げた。
 そして目を見開き、私に向かって叫ぶ。

「パースト! 上!」
「ハイ!」

 アデッソの言葉に、私は跳び上がる。
 すると私達がいた場所にワスレールが横薙ぎに攻撃を振るって来た。
 私達は少し離れた場所に着地する。

「……私が悩んでた時、パーストが、皆個性があるって……私がおかしいわけじゃないって……教えてくれた。だから、私は悩まずにこの能力を使える。……パーストのおかげだよ」

 そう言って私を見て微笑むアデッソ。
 彼女の言葉に、私は「アデッソ」と彼女を呼んだ。
 するとアデッソもフッと微笑み、ワスレールを睨んだ。

「だから……そのきっかけをくれたこの劇を邪魔するワスレールを、私は許さない!」
「同感! 行くよ! アデッソ!」
「うん! パースト!」
「「アムールパンデュール!」」

 私達が叫ぶと、目の前にアムールパンデュールが現れる。
 それに私達はそれぞれの針を嵌め、回転させる。
 高速回転する針から、それぞれ白い剣が出てくる。
 私達はそれを受け止め、剣の柄をぶつけ合う。
 剣が輝き始めるので、私達はすぐにそれぞれアムールパンデュールから針を外し、もう一方の剣の柄にはめ込み、指で弾く。
 すると、針は高速で回転し、輝きを増す。

「今を輝け!」
「過去を束ねろ!」
「「全てを司る愛情よ! 記憶を刻み、未来を照らせ!」」

 そう叫んでから、ぶつけ合った柄の部分を中心に円を描くように剣を上に向かって回転し、時間で言うところの十二時の位置で重ねる。
 すると、剣が輝きを増していく。私達は背中合わせになる形で剣を構え、もう一方の手を強く握り合う。

「「プリキュアッ! アムールイルミネイトッ!」

 そう叫びながら、剣を前に向かって倒した。
 すると、剣の光が一層強くなり、ワスレールに向かって極太の輝きが射出された。
 その光は瞬く間にワスレールを包み込み、静かに消していく。
 私達はすぐに剣を交差するように構え、それぞれ互いの剣の針の回転を止めた。
 すると、ワスレールの体は光の屑となり、消えて行った。

Re: 【オリキュア】メモリアルプリキュア! ( No.249 )
日時: 2018/02/17 20:52
名前: 愛

第38話「貴方は私の王子様?ドキドキ演劇シンデレラ!」7

 それから無事に世界は動き出し、何事もなく劇の本番を迎えた。
 少し大きい王子様の衣装に身を包んだ私は、保育園に作られた簡易ステージの舞台裏で台本の最終確認をする。
 覚えているとはいえ、確認しなければ。
 そう思って台本を捲っていた時だった。

「瑞樹ちゃん」

 名前を呼ばれ、私は顔を上げた。
 そして言葉を失った。
 そこには、手作りのボロ着に身を包んだ杏が立っていた。
 彼女の貧相な佇まいは、まさに初期のシンデレラって感じ。
 実はこの服の下にドレスを着ていて、演出ではハリボテの煙で姿を隠している内にボロ着を脱いでドレスになるのだ。

「杏……すっごい似合ってる」
「何それ……嫌味?」
「さぁ、どっちでしょう?」

 そう言いながら笑って見せると、杏は困ったように笑った。

「……瑞樹ちゃんも、よく似合ってるよ」
「ははっ、ありがとう」

 杏の言葉に、私は笑いながらそう返す。
 王子様の衣装に合わせて、いつもは下ろしている髪を一つに束ねている。
 おかげで後ろ髪が後ろに引っ張られて、現在、かなり痛いです。
 その時、周りが暗くなる。そろそろ始まるようだ。

「ホラ、行ってこい!」
「うんっ!」

 私の言葉に頷き、杏は舞台に駆けていく。
 それから劇は何事もなく過ぎ、ついに私の出番になる。
 ドレスになった杏を見つめながら、私は出るタイミングを伺う。

「とても素敵な舞踏会だわ! いつまでもここにいたいくらい!」

 今だ!
 舞踏会の賑やかさに喜ぶシンデレラに、私は声を掛けるべく、舞台に出た。
 視線を横に動かすと、子供達が暗闇からこちらを見ているのが分かった。
 やがてシンデレラの前に立つと、私は胸に手を当て、王子様になりきる。
 シンデレラに一目惚れした王子様は……姫をダンスに誘う。

「あぁ、なんと美しい姫だ。そこの姫」

 私はそう言いながら、シンデレラに手を差し伸べる。
 するとシンデレラはキラキラした目を私に向けた。
 直後……突然その場で倒れる。

「危ない!」

 私は咄嗟に彼女を支える。
 顔を覗き込むと、シンデレラは……杏は、微かに疲れた表情を浮かべた。
 何があったのだろう、と思っていると、杏は小さな声で口を開いた。

「ごめん……子供達の、メモリアが……眩しすぎて……少し、疲れて……」
「え……」
「大丈夫……ごめん」

 杏はそう言うと私の手を支えにするようにして立ち上がる。
 それから私の手を取って、微笑んだ。

「ごめんなさい。貴方がとても素敵な方なので、立ちくらみをしてしまいました」

 ナイス杏!

「ははっ、君のような美人にそう言ってもらえると光栄だ。……良かったら、私と踊って頂けますか?」
「はい。喜んで」

 なんとかアドリブで繋げた。
 まだバクバクと爆音を立てる鼓動を落ち着かせながら、私達は踊りを開始する。
 ここは練習したことなかったけれど、お互いにリードし合いながら、なんとか乗り切った。

 こうして、私達の劇は無事に終わった。

Re: 【オリキュア】メモリアルプリキュア! ( No.250 )
日時: 2018/02/17 22:51
名前: わっくん

初めましてです
36話くらいから追いついて、楽しく読ませていただいてます

設定やら話の流れやら、プリキュアの物語として違和感を感じさせない内容で、とても感心してます
そして百合おいしいです!
特に星華→杏が可愛らしくて好きですね

敵幹部はそれぞれ人間界に執心の相手がいるようで、もうお前等この世界で仲良く暮らせよ!って感じですが、それ故に最終的にどうなるのかが不安でもありますね…
特にセフトくんはかなり初期からいて紫苑お兄さんと仲良くやってますし

別スレの劇場版もこちらの本編も、どちらもこれからも楽しみにしてます!



後、最後に杏のおじいちゃん…
故人だと思ってて32話で初登場した時、「霊体か!?」とか思ってごめんなさい

Re: 【オリキュア】メモリアルプリキュア! ( No.251 )
日時: 2018/02/17 23:11
名前: 愛

感想ありがとうございます!

物語の流れは公式のプリキュアを参考にしながら頑張って書いてます。
ただ個人的に武器が剣なので意気揚々と敵を切り裂くプリキュアを見ながら「お前等戦闘民族かよ」と思っています。もしオモチャ化したら子供のプリキュアごっこで流血沙汰になるなと思ったり。
星華→杏は私も滅茶苦茶気に入っていますw
18話が絶頂期だった……(´;ω;`)

敵の人達もそれぞれ関係の深い人がいるんですよね。どこかで月乃ちゃんが「こっち側に来れば良いのに」みたいなツッコミをしていたような記憶があります。
ただその分ボウキャークへの忠誠心も強いので、この辺りはこれからどうなるかお楽しみということで。
セフト君はなんだかんだ、敵の中では一番長い間登場しているキャラですよね。個人的にも一番思い入れのあるキャラだったりします。
彼等の処遇に関してはもう決めてはあります。
私からは『彼等に一番相応しい結末』とだけ言っておきます。

今日からは劇場版の執筆に入りますが、どちらもご愛読して頂けると有難いです!
これからもよろしくお願いします!

杏のおじいちゃん……正直私も何度か存在を忘れていm((((((


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