二次創作小説(新・総合)
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- 【誰でも参加可】Fate Le destin nouveau
- 日時: 2018/03/24 10:05
- 名前: シャルロッテ・グランロッシュ (ID: fVg2zKE3)
これはFateの二次作です。安帝さんとはたけ。さんと東風さんと有志の皆さんで作るFateの合作です。オリジナルのサーヴァントを書いて聖杯戦争をしたり日常パートを書いて進めましょう。
どなたでも歓迎です。ふるってご参加下さい。 タイトルは"Fate Le destin nouveau(フェイト ル・デスタン・ヌーボー)"、フランス語で「新しい運命」ということです。さあ、みんなで新しい物語を、運命を紡いでいきましょう。
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聖杯戦争――通常ならば60年に1度開かれる、どんな願いも叶えるという聖杯をめぐって、マスターとなった現代の人間がサーヴァントと呼ばれる歴史上の人物や物語の中の人物と手を組み、他の6組の候補者と戦う。
サーヴァントのクラスは以下の7つに分かれる。
セイバー 剣士
アーチャー 弓兵
ランサー 槍兵
ライダー 動物や馬車に乗って戦う者達
キャスター 魔術師
アサシン 暗殺者
バーサーカー 狂戦士
勝ったペアは聖杯を手にすることができる。その戦いが、パラレルワールドの神水町でも開かれようとしていた――
森川美麗、ランサーペアの場合
朝、森川美麗は目覚めた。
「へ?」
異変に気付く。
「へ?」
右手にあざが付いている。美麗の顔が少し明るくなる。
「へーっ!?」
顔に笑みが広がる。間違いない。これは…
「令呪だー!」
聖杯戦争におけるマスターの証、令呪。これが現れたということは、美麗は聖杯に選ばれたということ、
そして、サーヴァントを召喚する権利を得たということ。
「聖杯に選ばれたわ!」
弾み、踊りながら水色の水玉の白いワンピースを着る美麗。 黒いロングヘアと涼しげな紫の瞳のイメージとは裏腹に、彼女は夢見がちだった。魔術師の家系の両親から聞く聖杯戦争の話、サーヴァントとの交流。美麗は幼いころから憧れていた。
「お母さーん! 森に行ってきまーす!」
「ごはんはー?」
「後で食べるー!」
美麗の住む森川家は神水神社の近くにある。神社は街の中心にあり、その奥には森がある。その森のさらに奥には蛍が集まり、水が綺麗な蛍ノ池がある。その先の小高い丘は星見ヶ原といって、60年ごとの聖杯戦争の時には聖杯が降りるのだ。説明が少し長くなってしまったが、今日の美麗の目指す場所は森である。英霊を召喚するために。
魔法陣を書いて呪文を唱える。
素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。
降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ
閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。
繰り返すつどに五度。
ただ、満たされる刻を破却する
――――告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ
誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、
我は常世総ての悪を敷く者。
汝三大の言霊を纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!
魔法陣から轟音ともうもうたる煙と光が発せられ、まるで地中から出てくるように英霊が登場した。
それらがおさまってから見ると、青い鳥の羽を付けた緑の葉っぱでできた帽子と服を着た青い眼とキャラメル色の髪とピンク色のほおをした少年のようにも青年のようにも見える英霊だった。
「やあ、オイラはランサー。キミがオイラのマスター?」
瞳をキラキラ輝かせて、英霊が尋ねてきた。
「ええ、私、森川美麗。よろしくね、ランサー」
「よろしくね、ミレイ」
「あなた、願いは?」
「カノジョが欲しい」
「はぁぁぁぁぁあ!?」
「もしオイラが聖杯戦争で負けたら、キミがオイラのカノジョになってくれる?」
先の思いやられる出会いであった。
だがランサーは気にしない。
「森を歩こう、ミレイ! 今日はいいお天気だから気持ちいいよ」
と歩き出した。
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ここまでです。良ければどなたか、他のチームの話か、続きをお書き下さい。よろしくお願いいたします。