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Tone of amber ―琥珀の音色―

  • 作者名: 音羽 かなで
  • 作品の長さ: 長編
  • 登録日: 2025/10/03

「わたしの音に、色はないから」
そう言った彼女の横顔は、ひどく寂しげで、儚げで。
それでいて、どこまでも美しかった。

みんなに忘れ去られた場所で、優しい夕焼け色に染まりながら、少しずつ、少しずつ紡がれる。
これはそんな――琥珀色の物語。


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