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*220*
『え…?』
サーヤたちはあり得ないと言う顔をする。
どこかで気づいていたのかもしれない。 この日が来るのはそう遠くないと言う事を。
「いつ、いくの…?」
「…明後日」
「そんな…!」
「…ごめん…」
その日は何と言って別れたのだろうか。 確か、明日パーティーでも開こう だっただろうか。
とにかくショックが大きすぎて…。
「…お別れが来るのって…突然だな…」
荷物の整理に全く手がつかない。 そのとき。
コンコン、と軽いノックの音。
「紗綾、入るわよ」
綾香だ。
「お母さん…」
「紗綾。…確かに、一緒に戦った仲間と離れるのは悲しいよ。でも、それは心の成長のため…なんじゃないかな。 私だって、マテリアルが無くなって、活動はずれたとき…寂しかったから」
綾香は優しくほほえんでサーヤの頭を撫でる。
それが余計に心を寂しくさせるから…
綾香に抱きついて泣いた。
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