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魔天使マテリアル 〜季夏の翠き風〜
作者: 紫如月  (総ページ数: 6ページ)
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*5*

「はーい はいはいはーい!!」

教室には 新たなる元気な声が、そろって戦っていた。

普段あまり手を上げない紗綾だけど、今日はもっと上げにくい雰囲気である。

まず 志穂 冷静に手を挙げているのは、この人と

  宇佐見 この人だけである。

千晶 萠希 湖萠 萠映

この人たちは、競うようにあげている

「では 萠希さん」

圭吾が萠希をあてた。

「やった!はい。 38です!」

「正解です。すごいですね」

『えー?!萠希ちゃんすごい!』

『あいつの頭どうなってんだよ〜!!』

「新野の姉の方だよな?」

と、萠希に話題が行く中、千晶 湖萠 萠映は ふてくされている。

「な〜んだ 間違ってた」by千晶

「私は前の学校でやってたんだもの」by湖萠

「こんなの前の学校でやったんだからわかって当然だし!」by萠映

と言った雰囲気である。

「静かにしてください。」

圭吾が冷静に言い放った。

「それでは、プリントを配ります。このプリントが終わった人から帰りの支度をしましょう」

せっせと圭吾がプリントを配り、圭吾と耕平でかかって質問に答えたり教えたりと。

「萠希 終わった?」

萠希と湖萠と萠映は席が前後ろである。 湖萠は当然 二人の間にいるので、萠希とも萠映ともしゃべれるのだが。

「今終わる あと一問だよ!湖萠は?」

「勝った。もう終わったの。萠映は まだ終わってない」

「私 今終わった。じゃ、萠映よりは勝ったわね」

こんな感じで日々は続いていった・・・。

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