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originalワンピース~メリーとの再会~
作者: 蓬生  (総ページ数: 72ページ)
関連タグ: 蓬生 ワンピース 
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*3*

〜ナミ&ロビン〜
「かぁわいい〜!このアクセサリー!」
「ほんと。手の込んだ細工がしてあるわね。」
「気に入っていただいて、光栄です。」
店員がにこっと微笑む。
店内の雰囲気はとてもよく、壁にちらほらと宝石が埋め込んである。
アクセサリー店というよりは、宝石店といったほうがしっくりくるような店だ。ナミが嗅ぎつけてきそうな場所でもある。
「店員さぁ〜ん!これくださ〜い!」
「私も。よろしくね。」
「まいど、ありがとうございます。」
とてもニコニコして、あいそがいい店員だ。ナミとロビンから品物を受け取ると、素早く、丁寧に包んでいく。
と、おしゃれに敏感なナミが、店員の腰のあたりに下げているものに気付いた。
「ねぇ、店員さん。そのしっぽストラップみたいなやつ、どこで売ってるの!?私もほしいなー!」
しっぽの話題になった途端、さっきまであんなにニコニコしていた店員の顔色が悪くなった。
「・・・・どうしたの?」
「いっ、いえ!あっ、えっと、これは・・・。」
店員が言葉に詰まる。そんなにオドオドすることだろうか。
「売ってないなら別にいいけど。ありがとうございましたーっ!」
ナミとロビンが店を出た。店員は、ほっ、と胸をなでおろした。
「危なかった―――・・・。」

               

一方その頃、ウソップとフランキーは。
「「すっげ――・・・。」」
ガシャン、ガシャン、ウィーン。
機械音とともに、いくつもの船が次々と作られていく。
「こりゃすげーぞぉ!!」
ウソップが目をキラキラさせて言う。
「管理人に聞いちゃいたが・・・。たった一時間で大型の船を造るらしいな・・・。スーパーどこじゃねーぞ・・・!」
「見学者ですか?」
フランキーの背後に、石炭やらガスやらで顔を真っ黒にした社員が立っていた。
「あぁ。ココの社員か?すまねぇな。いきなり。」
「いいえ。さぁ、どうぞ。」



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