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ある雑談 (と、いう小説)【いちおう 完結】
作者: カガリ  (総ページ数: 18ページ)
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10~

*9*

さて、落ち着いて考えよう。
姉がダウトというゲームをすると、どうなるか。まず「良くも悪くも、何も疑わない」ということ。嘘がわからない。これは、ダウトというゲームをするには致命的だ。そして、自分も嘘がつけない。だから、ただただ正直に、順番通りのカードを伏せて出すしかない。順番通りのカードが無かったら打つ手はない。
よって、七村ツクシがダウトに勝つ、というのは、手札が極端にいいとき。しかもプレイヤーが3人しかいないので、手札が多く、すべてのプレイヤーがカードを出しやすい。3つ飛ばしで順番にカードが揃ってでもいないとほぼ無理だ。もっというと、ほかの二人の手札が極端に悪いとき。
・・・・・・うん、やっぱり信じられない。無理無理。

はぁ。となると一つしかない。カガリだ。

圧倒的な計算高さからなるゲームメイク。よくわかんないけど、たぶんそのくらいやるんじゃないかな。敷島にも勝たせたというのは、まぁ信じられないけど、そうなんだろう。

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