完結小説図書館
<< 小説一覧に戻る
君といた時間。
作者: 副生徒会長 (総ページ数: 26ページ)
関連タグ:
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
作者: 副生徒会長 (総ページ数: 26ページ)
関連タグ:
*18*
うう・・・。眠い。昨日は全然寝ることができなかった。でも、ひとつわかったことがある。僕は彼女になら心を開けるかもしれない・・・、と。
僕は今日も彼女に逢いたくなった。とても逢いたい。逢って話がしたい。彼女に触れあいたい。そう思い、また明日。と言って別れた場所に向かった。ヒマワリ畑。彼女の姿はそこにはなかった。僕は逢いたくてたまらないのに!彼女はいない。ヒマワリに囲まれている日陰に腰掛ける。僕はいつの間にかに抑えきれなくなっていたのか、声に出していた。
「葵生に逢いたいな・・・・。」
「ウフフっ。嬉しいな、優大がそんなこと言ってくれるなんて。本当にうれしい。」
っっっっっっっっっっっ!!!!!葵生は僕をのぞき込んでそういった。本当にびっくりした・・・・・・・。あれ?もしかして・・・・
「葵生?今・・・もしかして・・・そのっ。き・・・聞いてたの?」
カアア。顔が熱くなっていく。
「うんっ。ばっちり聴いてたよ。本当にうれしいな。私もそう思っていたから。・・・・なんか、恥ずかしいね。」
そう言って彼女の顔も赤くなっていた。
わっ。可愛い。僕はそんなふしだらな事を考えてしまった。なんか、恥ずかしいね。なんて、なんて可愛いんだ!葵生はストレートに感情を伝えてくる。ウソをついていない。
僕は・・・・葵生が好きだ。
PR