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魔天使マテリアル 「涙のしずく」 【完結】
作者: マヤ  (総ページ数: 49ページ)
関連タグ: 魔天使マテリアル ファンタジー 
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10~ 20~ 30~ 40~

*18*

悲しみは、いずれ闇に変わる…。そして、悲しみは人の心をも食らう…。

今日は、みんなでパトロールに来ていた。
珍しく、灰神兄弟も来ている。今日はオフらしい。
今いるのは、どこだろうか。真っ暗なところ。今は昼のはずだ。
みんな周りを警戒している。
「いったい、どういうことでしょう…。」
「なんだ、これは…?」
「なにも見えないな。火の力を使ったほうがいいか?」
「そうだな…。」
「なんの力なんだ?」
「な、なにこれ…。」
「うひょー、おもしれー。」
みんな警戒している中、ひとりだけ、浮かれてる者がいた。
皆おわかりだろう。もちろん、徹平だ。
しずくだけは落ち着いている。そして、みんなを見渡してから静かに言い放った。
「別に、心配はいらないわ…。だって、これは幻だから…。」
『幻!?』
みんなの驚きの声に驚きもせずに、小さく頷く。
「でも、気をつけたほうがいい…。特に、徹平以外は…。」
『なんで!?』
「みんな、ある意味ひどい!!」

はい、びみょーなところですが、ここまででーす。
なんで徹平以外なのか、考えてみてねー♪

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