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*9*
そして、放課後。
今日はしずくと一緒に理科準備室に行くことになっている。
もちろん、黎夜と志穂も一緒だ。
「ねえ、しずくちゃんって、名字からして水のマテリアルだよね?」
紗綾がしずくのほうを向いて話しかける。
今は、周りに人がいないのでマテリアルのことも話せるのだ。
「うん…。あたしは、水のマテリアル…。」
「だよね。ところで、今頃転校してきたってことは、突然変異なの?」
紗綾が質問を続ける。
当然、今頃転校してきたのだから、突然変異だと、皆思うだろう。…しかし。
「…ううん。あたしは突然変異じゃないよ。」
さらりと、表情を変えずにぶっちゃける。
『え…?』
みんな、驚いている。黎夜は、声さえだしていないが驚いているようだ。
「詳しい話は理科準備室に入ってからにしよう。」
黎夜が紗綾たちに言う。
いつの間にか理科準備室についていたのだ。
そして、紗綾たちは知ることになる。
しずくの、壮絶な人生をー…。
うーん、「人生」って、ちょっと大げさだったかな?ま、いっか☆
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