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作者: 稲穂 (総ページ数: 11ページ)
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一面、泡沫幻魔・泡沫慈禧鄒が完成しました
ここから少し痛い内容あるかもです。
一面 溢れる泡沫、流れる清水
緑の蔓を辿って行くと、不思議な雰囲気の沼だった。
沼の中に入ると、周りには葉や花が舞っていた。
「なんだか水中でも息ができると…不思議に思えるよね。」
「ああ、全く不思議な沼ですわ。それにちゃんとこれ掃除したほうが…」
「何?此処が汚いですって?」
「誰だ!て妖怪か。さっさと退治しないといけないぜ。」
魔理沙は幻魔にミニ八卦炉を向けた。
「な!妖怪だからって退治だなんて。昔から人間の考え方は同じね」
「と言うわけで、そこをどけ…といってもそう簡単に退いてくれないわよね」
「勿論よ。私は稀少陣様をお守りする為にはこんな事当然!」
「稀少陣?もしかしてこの異変の…。」
「じゃあ、やることは分かってるわよね?」
「いっとくけど私は泡沫妖怪。すぐに消えちゃうし、あと攻撃も難しいと思うよ?」
「消えちゃう?まあさっさとここから消えて先に行きたいんだけどね」
すると幻魔はさっと消えた。
そして自機組達の背後に現れる
「瞬間移動??」
「私は、泡沫で攻撃することが出来るのよ!」
幻魔は泡沫の泡を撒き散らし、破裂した泡から大量の弾幕が霊夢達を襲う。
「うわ、これ気合避けだw」
霊夢は華麗に避ける。魔理沙はスペルカードを発動し、幻魔にマスタースパークを撃つ。咲夜は時を止めて大量の刃物を幻魔に向ける。
「停止解除」
「ちょ!泡を壊すと無駄に弾幕の量が増えるじゃない!」
「残念ねぇー、だから言ったじゃない。私を攻撃するのは難しいって」
弾幕はどんどん増えていき、避けにくい状態になっていた。そんな時
「ちょっとまって幻魔!」
一人の少年が弾幕ごっこを止める。
「慈禧鄒!何で止めたの?」
「稀少陣様がこのままあの方達を連れて来いと言われて…」
「分かったわよ、あいつらを連れてけばいいんでしょ。」
「まあ、聞けよ幻魔。あいつらを…」
「あーはいはい。了解。」
「状況が掴めないんだけど。」
霊夢達は幻魔達についていく。
だが咲夜が後ろを振り返ったとき、咲夜はある事に気づいてしまった。
「あの妖怪達、私達を包囲するつもりね。」
なんと入口は塞がれていたのだ。
それにその塞いでる謎の黒い物は段々と迫って来ていた。
(一体何の目的?)
咲夜はそう考えていた。