完結小説図書館
<< 小説一覧に戻る
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
*15*
「只今帰りました」
フェイクに帰って来た。
が、返ってくる声はない。
挨拶を返す理由が無いから。
何もかもを合理的にこなす、これがフェイクのモットーだ。
「おお、強志、もう殺したか?」
フェイクの中で一番近齢の先輩が声をかけてきた。
首を振る。
「そうか。ちゃっちゃと済ませて、飯でも食おうぜ」
頷く。
と、先輩が近づいて来る。
「今度の……同い年何だろう?代わりに殺ろうか?」
耳を疑った。
PR