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*紹介文/目次*
注意書き⚠︎地雷注意⚠︎BL注意⚠︎
・ツイステの二次創作です。
・エスデュ(エース×デュース)が好きな人間が書いています。
・エーデュース同室のモブと作者のオリジナル監督生が出てきます。⇩
※星ヶ丘結(ほしがおか ゆう)
男子監督生。黒髪短髪黒目。172cm。一人称は俺。勉強は中の下。運動神経はいい。っていうか空手の黒帯持ってる。喧嘩したら多分デュースと互角。色々不憫。五感(視力とか聴力とか)がすごく良い。エーデュース同室のモブ二人と一緒にエスデュ(無自覚バカップル)に巻き込まれがち。
「オンボロ寮は休憩スポットじゃねーんだよテメェら!!自重しろこのバカップル!!!!」
エスデュに巻き込まれる監督生とモブがわちゃわちゃする話です。唐突に始まって唐突に終わります。しかも短いです。
それでも良いよという方は読んでくださると嬉しいです。⇩
(「あれ、デュースくんまだ課題終わってないの?」
「うるさい。僕はお前みたいに要領よくないんだ。邪魔するな」
「いやいや、俺はデュースのためにわざわざ来てあげたのに、そんな態度されたら俺泣くよ?あとその問1、間違ってる」
「えっ、出来たと思ったんだけどな…」
「うん、嘘。…って、ちょ、タンマタンマ!ごめんって!!」)
「…と、まあ昼休みのこんな会話ももはや只のイチャつきにしか見えない」
「わかる」
「全力で同意」
ここはオンボロ寮の一室。今日は、俺、エーデュース同室のモブ二人の計三人で『第一回エーデュースイチャハラ(イチャイチャハラスメント)被害者の会』を開いている。ちなみに発端は、俺もなかなかにアイツらに巻き込まれているが、同室の二人は俺よりも巻き込まれているのではないかと思い二人に声を掛けたところ、めちゃくちゃすごい勢いで同意されたので、何ならいっそ被害者の会を開いて愚痴を言い合ってやろうではないか、という俺の提案である。
「俺もさ…ただ自分の部屋に戻りたいだけなのにアイツら常に部屋でイチャついてるから戻りたくても戻れねえしよぉ…」
「俺も…前夜中に目ぇ覚めた時にデュースのベッドの方から何とも表現し難(がた)いアイツらの声が聞こえてきてさ…寝るにも寝れなくて寝不足だよ…」
「うわ…」
…これは思ってた以上にイチャハラが酷いようだ。
「でもさ、アイツらに関して一番怖いことはこんな比じゃねえんだよ…」
モブAが神妙な顔でぼそぼそと話し出す。
*2*
「まぁまぁ…ちょっと落ち着こうぜ」
アイツらのせいでストレスためるのも馬鹿らしいぞ、と俺はモブ達をなだめる。
「監督生は悔しくねーのか!?目の前でイチャつかれて!」
「は?悔しくないわけねーじゃん」
モブAの魂の叫びに俺は真顔で答える。
「一応さ、俺急に異世界飛ばされた身なんだぞ。…まぁ、そんな俺と絡んでくれるアイツらには感謝してるよ…」
「…」
モブ二人は黙って俺の話を聞いている。
「でもよ!!」
ダン!と俺は勢いよく机に持っていたコップを置く。中に入っていたジュースが少しこぼれたのが目の端に見えたが、そんなの気にしてられない。
「それ以上にアイツらイチャつきすぎ!!」
「よく言った、監督生!!」
「俺らはお前の味方だぜ、監督生!!」
「あームカつく!もう今日はオールで愚痴ってやろうぜお前ら!!」
「全力で賛成!!」
「俺もまだ聞いてほしい愚痴10個くらいあるんだよ!」
「おっしゃあ、俺の心は今めちゃくちゃ広いから愚痴も片っ端から来いやぁあ!!!」
ほぼ深夜テンションで盛り上がりが最高潮になり、改めてジュースで乾杯しようと三人でコップを突き出した──
刹那、ガチャッと扉が開く音がして、俺らは反射的に振り返った。
「何盛り上がってんの?俺らも混ぜて~」
「ちょ、エースそんな急に入ったら迷惑だろ…!」
「だーいじょうぶだって、俺らマブだし?な、監督生♪」
「…れ」
「…?」
「「「帰れーーーーッッッ!!!!」」」
俺ら三人は全力で叫びながら、その辺りにあるものを片っ端から投げる。
「は、ちょ…いてっ、急にどうしたんだよ!?」
「お、落ち着け監督生」
「来んな!!帰れバカップルー!!」
「テメェらは二人きりの寮室でイチャイチャでも何でもしてればいいんだよ!!」
「バーカバーカ!!!!」
…その後、騒動は更に勢いを増し、何故か全員で徹夜で本気の枕投げ大会をすることになるのだが、それはまた別の話である──。