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*167*
そこから更にしばらく経って
雪
「ふぅ、疲れた‥‥‥そろそろ大地も離乳食の時期かな」
グーイ
雪
「‥‥‥‥あ、そっかそっか」
雪
「私も、もうマガイモノじゃなくて人間だから毎日ご飯を食べないといけないんだ‥‥‥‥」
雪
「食べることが大事なことだって、生き物になって初めて実感した‥‥‥‥これからもっと慣れていかないとな」
雪
「今日は‥‥‥何食べようかな」
ピンポーン
雪
「あれ、お客様じゃない‥‥‥‥はーい、今行きます」
ガチャリ
メル
「よう、たくっちスノー」
雪
「め‥‥‥‥メル姉!?なんで!?」
メル
「あー‥‥‥‥アレだよ、アレ」
メル
「いいから受け取れ」
雪
「う、うん‥‥‥‥これ、肉じゃがじゃないか!?」
雪
「まさか例の『余りすぎた』ってやつ?」
メル
「仕方ねぇだろ!誰も手をつけようとしないんだよ!!ありがたく食えーー!!」
雪
「‥‥‥‥ありがとう、メル姉!」
‥‥‥‥
雪
「メル姉のご飯なんて久しぶりだな‥‥‥‥いただきます」パクッ
雪
「‥‥‥‥‥!!!!」ビーーン!!
〖宅地雪に電流走る_____!!〗
雪
「うっまーーーーー!!!!」
雪
「じゃがいもってこんなに美味しいんだ!このコショウとケチャップの味加減も最高だ!」
雪
「肉に染み付いてるのは‥‥‥わさびとレモンかぁ!!なんて素晴らしいかみ合わせ!!」
雪
「玉ねぎのぱりぽりとした噛みごたえに、しらたきのカチカチ感も最高!!」
雪
「鍋丸ごとあったから食べ切れるかなーって思ったけど、これならいける!!」ガガガガガガガ
龍我
「おーっす、たくっちスノーと泊まりにきたぞー」
リニュ前たくっちスノー
「よう雪!元気にやってるか?」
雪
「うん!メル姉がくれた肉じゃがを食べたら元気が湧いてきた!」
リニュ前たくっちスノー
「ん?肉じゃがか、あいつそんなの作れたんだ、もらうぜ」
龍我
「あっおまっ」
リニュ前たくっちスノー
「げぼばああああああ!!!」
龍我
「たくっちスノーーー!!!」
雪
「ど、どうしたのリニュ前!!?」
〖宅地雪、彼女は義姉メル・オーケンの料理が大好きだ〗
〖その理由は未だ分かっていない〗
END
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