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時空監理局外伝 「牙組」 (完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 173ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 仮面ライダー 時空監理局外伝シリーズ 
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*56*

そして、ここはグローバル・ファウストの臨時基地


デーリッチ
「こ、ここは....」


幻徳
「ようこそファウストへ、俺は東都政府代理首相、氷室幻徳。」

デーリッチ
「....!」

デーリッチは冷たいガラス場の箱に閉じ込められている事に気づき、もがく


幻徳
「無駄だ...その箱はそちらから開けることは不可能...そしてお前の声はこちらには届かない...」

幻徳
「お前には新しい兵器の実験台となってもらう...」

デーリッチ
「....!!」

『アアアアアアアアアアアアアアアア!!!!』


幻徳
「...ん、なんだ、この怪物のような叫び声は」

その時、石動から電話が


石動
「おーい、幻徳。」

幻徳
「何だ?」


石動
「作戦通りこいつを拐ったのは良いが、どうやら想像以上みたいだ」



幻徳の後ろに、真っ黒な触手が数本飛び出してくる


幻徳
「ッ!?」


たくっちスノー?
「コ ロ シ テ ヤ ル」

体の一部が黒く変色し、そこから触手となってうねる怪物...たくっちスノーらしき生き物がそこにいた


幻徳
「こ...これは一体!?」

たくっちスノー?
「ウアアアアアアアア!!!!」

石動
「マジでキレてんぞあいつ」

幻徳
「情報と違う...ここまで怒りを見せるなんて...」

たくっちスノー?
「....ググググググ」

たくっちスノーは触手を引っ込め、どうにかいつもの姿に戻す

たくっちスノー
「その情報は数週間ほど古い」

たくっちスノー
「確かにここに来る前の僕だったら、こんな奴なんとも思わなかっただろうな」

たくっちスノー
「けどな...今の僕にとって、デーリッチはかけがえのない王さまだ」


たくっちスノー
「それにな、こいつは僕だけの王さまじゃない、皆の王さまだ」

たくっちスノー
「お前ら、こいつに何しようとした?知ってるんだぞ?こんな子供にネビュラガスを掛けたら命に関わることぐらい」


たくっちスノー
「お前らなんかにデーリッチを死なせてたまるか!!!」


たくっちスノーの体からコウモリのような大きな翼が生え...幻徳はそれを見て驚いた

たくっちスノー
「不思議だろ?どういうワケかね...感情が高ぶると見たキャラクターの設定を即興で真似出来るみたいだ」

幻徳
「...なるほど、やはり素晴らしい、これがマガイモノの真の力」


【BAT】

幻徳
「ますます欲しくなってきた...蒸血!」

【ミストマッチ....バット...バ・バット....ファイヤー!!】


ナイトローグ
「こいつが欲しいなら力ずくでかかってこい、時空監理局代理局長。」

たくっちスノー
「ああ...」

石動
「....」


....そして、戦兎達は


戦兎
「おい、なんかぶっ壊された後がねぇか!?」

享楽
「あいつ、中々やるなァ~」

ネメシア
「関心してる場合ではありません、早く私たちも...」

Sヴヴァ
「そういうわけにはいかないなぁ」

戦兎
「スーパーヴヴァ!」

Sヴヴァ
「お前達の相手はこいつらだ!」

Sヴヴァはシャッターから数十匹の黒い怪物を呼び出す。

怪物はまるで蟻のような見た目をしていた

Sヴヴァ
「こいつらは欲望が具現化した存在『ヤミー』、ナイトローグのもっと人間を集めたいという欲望からこいつらが生まれた」

Sヴヴァ
「さぁ...いけ、てめぇら!」


グンタイアリヤミー
「「「ウオオオオオ!!」」」

享楽
「いくでェ、ネメシア!」

ネメシア
「はい!」

戦兎
「変身!」

ギリッギリッ...ポンッ!
【ガトリングアーム】

【タカ!カマキリ!バッタ!】

【鋼のムーンサルト!ラビットタンク!イエーイ!】

享楽
「いてもうたるでェ!!」

...

たくっちスノー
「ナイトローグ...ミストマッチ...」

たくっちスノーは黒い液体から、銃を作り出す...否、ただの銃ではない


ナイトローグ
「貴様、俺たちのスチームガンを...?」

たくっちスノー
「言っただろ、見たキャラクターの設定を即興で真似出来るってさ」

たくっちスノーは真っ黒の禍々しいフルボトルも作り出すと、ローグ達のようにフルボトルをセットする


【クトゥルフ】

たくっちスノー
「.....蒸血!」

【ミストマッチ...クトゥルフ...ク・クトゥ...※♯◯§♭‡&‡◯】

【ERROR!!】


花火が上がり、たくっちスノーが姿を表す



「君らみたいにこの姿に名前をつけるとするなら...」


カオスフェイカー
「我が名はカオスフェイカー」

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