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作者： ロストメイドウィン＆彩都 （総ページ数： 152ページ）
関連タグ： メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編
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＊50＊
橙
「何の話？」
リクヤ
「あ、こっちの話です」
海斗
「お気になさらずにー」
橙
「ああ………そう、かい！！」
橙はくない手裏剣を取り出して天井へと投げ飛ばす
……すると、上の方で何かがぶつかり、弾かれるような音が響く。
海斗
「！？」
リクヤ
「来たか！」
橙
「気を引き締めていきなさい………」
海斗
「どこだ、どこにいる………！？」
リクヤ
「くそっ、蝋燭の火だけが明かりかよ………まだ目も慣れていないのに！」
海斗
「…………フォーゼの力で！」
橙
「そんなもん出してる暇はないよ！」
陸人
「うぐぐ………ううええれ！！！」ｸﾞｼｬｯ
突如陸人は叫び声を上げる
海斗
「どうした！？」
陸人
「だ、誰かが俺を踏みやがった！どこだ！」ｶﾞﾀﾝｶﾞﾀﾝ!
海斗
「あ、暴れないでよ！俺達もいるんだぞ！」
陸人
「えーと、ブラッドソウル、ブラッドソウル………どこいった？」
柚葉
「……む、なんだ騒々しい」
ぐにゅっ
柚葉
「痛っ」
陸人
「あっ、なんか柔らかい」
海斗
「そこを掴んでどうすんの！！」
「…………！！」
柚葉
「………！」
ｼｬｷﾝｯ!!
柚葉は天井に動く影の殺気に反応し刀を抜く
「グッ！！」
海斗
「当たったのか！？」
柚葉
「いや、かすり傷だ」
陸人
「ここかぁ！！」
陸人は肘を何かに向かって振り下ろし、そのまま絞め技をかける
「う、ぐ、ああああ！！」
海斗
「よし！よくやった！後は適当にぶん殴っておくから！！」
海斗の拳が陸人の手の近くにヒットする
ﾄﾞｸﾞｼｬｯ!!
海斗
「あっ」
「ぐわああああ！！！」
柚葉
「なんだ今の悲鳴は」
海斗
「…………その、殴った位置がクリティカルヒットな場所でした」
リクヤ
「あー………それは仕方ないよ、暗かったし」
橙
「え、一体どこ当たったの？」
海斗
「男の弱点」
橙
「…………………ああー」
陸人
「この野郎！！こいつめ！！俺踏みやがったな！！おう！おう！！」
海斗
「やめたげて！ほぼ俺のせいだけどオーバーキルになっちゃうから！」
柚葉
「私への力強いパイタッチにも謝罪してくれないか？」
海斗
「それはそこの人悪くないから！」