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作者: ロストメイドウィン&彩都 (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編
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*63*
空姫
「ま、待って………全部、消すって………そんな、そんなこと、出来るわけ」
キルバス
「出来るさ」
エボルト
「俺たち星狩族はこんな星を当たり前のように壊しながら生きてきたからな」
空姫
「……………!!」
リクヤ
「何より、Dという存在は何が出来ないかもわからないくらいなんだ、本当にやるぞ………」
空姫
「や、やめて………まだ、私は………大爺様、お兄様、橙さん、皆に………」
空姫
「まだ、皆を………助けること、出来てないのに………」
D
【………悲しみも、辛みも、苦しみも、いずれ、いずれ消える】
D
【破壊の目前は考えもなくなる、涙を流す必要もないんだ】
空姫
「…………そんな」
雪
「まだだ、もうひとつ聞かせろ、D」
D
【1、のみだ】
雪
「………前の事件でそばにいた、カーレッジ・フレインは………父さんはどこに行った?」
D
【奴は私に全てを託した、肉体、力、設定、記憶、全部を与えた】
D
【だが、今は肉体などどこにもない…………こうしてここにいるということはつまり】
D
【死んだのだろう】
雪
「そうか………… 」
D
【キルバス】
キルバス
「ああ分かっているさ、お前らの悲しみまで全部!俺が破壊してやるよ!!」
キルバスは武器を取りだし、空姫の方へと
キルバス
「グッ!?」
と、その時キルバスの喉元に刀が突き刺さる
柚葉
「無事か」
空姫
「柚葉さん!」
キルバス
「ぐ、うううう………!!」
雪
「今はDを追いかけることが最優先だ!行くよ!」
リクヤ
「ああ!」
………
キルバス
「待て!!」
エボルト
「おっと、お前の相手は俺だ」
キルバス
「エボルト………!!お前ごときに俺を倒せると思っているのか?」
エボルト
「俺も退屈してな、1つだけ惑星を破壊したい気分なんだ」
キルバス
「ならば………」
エボルト
「というわけで、これを使わせてもらう」
エボルトはパネルを取り出して体にはめ込むと、肉体が変化していき異星人のような名状しがたい物に変化する
エボルト
「宇宙旅行ツアーの始まりだ」
【オーバー・オーバー・ザ・レボリューション!!】
キルバス
「何っ!?」
エボルト
「ハッ!!」
エボルトはキルバスを掴みながら、ブラックホールの中に消えていく………