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シノビ~空姫忍法帖~(完結)
作者: ロストメイドウィン&彩都  (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編 
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*81*

……


「山篭り?」

陸人
「いかにもこの人が考えそうな特訓だ………」

海斗
「うん、これから山の上で生活するんだ、酸素を限りなく減らして、食料や寝床、風呂も渦に頼らず生きるんだ」


「つまり、サバイバル?」

海斗
「そう………ああ、後はキノコも禁止しよう 」

空姫
「えっ、そんな!?」

海斗
「これからは動物を狩ってそれを食う、キノコは和え物とかにして主流じゃないようにするんだ」

空姫
「は、はい………」


「で、でもさ海斗君、山なんてどこにあるの?」

海斗
「そう、そこなんだよなー………」

海斗
「この辺りにさ、山ってある?」

空姫
「山ですか………そうですね………あっ、あそことかどうでしょう?」

海斗
「あるの!?」

空姫
「はい、確かあそこに………『雪空山(ゆきぞらやま)』という場所が!」

陸人
「うっげ、寒そう 」

海斗
「この際贅沢は言ってられない!行こう、皆!」


「‼…………うん!」



(この修行………1番足を引っ張るのは僕だろう)


(誰より、僕が1番頑張らないとな…………)

海斗
(雪さん、また思い詰めて)



「そうだ、マガフォンで………連絡しないと、ずっと、やってなかったからさ」


雪は写真を載せて………たくっちスノーにメールを送る


「……………うっ、うっ、ううう」

5人は思いを胸に雪空山へと向かっていった…………

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そして、時空のどこかで

たくっちスノー
「………!?」

かなちゃん
「どうしました?」

たくっちスノー
「俺の知らない世界からメールが………」

たくっちスノー
「雪から!?………写真もあるぞ、何枚も………」

かなちゃん
「な、なんて書いてあるんですか!?」

たくっちスノー
「まて、まずは…………写…………真」



メールの中には焼け落ちた里、無数の焼死体、灰のようなもの、墓………
柚葉の墓が順にうつされ………



かなちゃん
「柚葉………さん………、嘘、ですよね?」

たくっちスノー
「………あっ、メッセージが」





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【第一部 END】

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