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*15*
〜ミッション1パート5〜
しましま「やっとロケットが見えたよ。」
ようやくミッションのロケットを見つけたカツオとしましまの2人。そこで出会ったのは、SOUND VOLTEXのナビゲーターに似た宇宙人。
レイシス星人「ワタシハサウンドボルテックスセイカラキタレイシスセイジンデス。ロケットガネンリョウギレデフジチャクシテカエレナクナリマシタ。」
カツオ「大丈夫。僕が作者さんと燃料を持ってきたから。」
レイシス星人「ホントウデスカ!?タスカリマシタ。アリガトウゴザイマス。」
カツオ「良かった。」
無事に燃料を運ぶ事が出来たしましまとカツオは帰ってゆくロケットを見送った。彼らの手の中には他のミッション貢献者と同じダンボール箱がある。
ロケット5台帰還 残り2台
しましま「けどこれ何が入っているんだろう。」
燃料を運び出す事が出来たしましまとカツオもまた宇宙人がお礼にくれたダンボールの中身が気になっていた。
その頃
リノン「これを運ぶのが今の私の使命ね。」
まりん「リノンちゃん。私も手伝うよ。」
リノン「いいけど。」
最後の燃料を一緒に運ぶ事にしたリノンとまりん。まりんは同じBEMANIシリーズのキャラクターであるリノンに興味を持っていた。
まりん「リノンちゃん、DDRには他にどんな人がいるの?」
リノン「色んな人がいるわ。」
まりん「好きな食べ物とかある?」
リノン「おいしいものなら何でも。」
まりん「リノンちゃんはいくつ?」
とりあえずリノンに話しかけてはみるものの、返ってくるのはどれも単純な答えだった。たが、ある質問をした時、彼女は重い口を開いた。
リノン「私は生まれて1年しか経たないアンドロイドなの。私を生み出したマスターは黒いアイツを止めるという使命を与えてくれたけど、それ以外の事は何も教えてくれなかった。だから、その他の事はよく分からない。」
リノンがまりんに明かした自分の正体。それは彼女が生まれて間もないアンドロイドだったという事だった。彼女の話にまりんの表情は暗くなる。
まりん「そうだったんだ…。」
自分を生み出した主から与えられた使命以外の事は何も分からないリノン。まりんは、そんな彼女のために何か力になれればと思っていた。そんな時、
リノン「あっ、ロケット。」
まりんがもう一度声をかける前にリノンがミッションのロケットを見つけ、会話は中断された。
まりん「あなたは?」
アフロ星人「ワタシハディディアールセイカラキタアフロセイジンデス。」
リノン「(確かにアフロにそっくり。)燃料が必要なんでしょ?ここにあるわ。」
アフロ星人「アリガトウ。コレハオレイデス。ウケトッテクダサイ。」
まりん「ありがとう。気をつけてね。」
2人は宇宙人からお礼を受け取ると、飛んでいくロケットを見送る。
ロケット6台帰還 残り1台
ロケットが去った後、まりんはまたリノンの方を向くが、
リノン「ぐずぐずしてたらハンターが来るわよ。」
と、言い残して立ち去って行った。
Troyhorse「多分これが最後のロケットかな?」
零「行ってみようよ。」
まりんとリノンがロケットを帰還させた頃、Troyhorseと零が最後の1台を見つけた。これにより7台全てのロケットを帰還させ、ミッションクリアとなった。
ピピピピ
黒子(零さんの)「『7台全てのロケットが元の星に帰還し、ゲーム終了時の賞金が70万増える事になった。』ミッションをクリアしたのか。」
しら「先を越されちゃったか。」
ミッションをクリアした事で、逃走者達は皆喜びにふけるが、クリアに貢献した逃走者は宇宙人がお礼にくれたダンボール箱の中身が気になっていた。
Troyhorse「ところでこのダンボールには何が入っているんだろう。」
零「さあ…。」
サザエ「カツオはこのミッションをやったのかしら?」
様々な屋台が立ち並んでいる場所にいるサザエさんだったが、彼女の近くにハンターが猛スピードで接近していた。
ハンター「…!」
サザエさん「ポイントカードを使って買い物も出来るみたいだから何かいただこうかしら…ってちょっと!」
ふと振り返ると、ハンターが目前にまで迫って来ていた…。
ポン
117:26 サザエ確保 残り30人
サザエ「ちょっと!いつ来てたのよ!」
ハンターは神出鬼没。いつどこで現れるのか分からない…。
ピピピピ
カツオ「『サザエ確保。』姉さん何やってんのさ…。」
最初のミッションをクリアし、ゲーム終了時の賞金が78万円→148万円となった。次はどんなミッションが逃走者達を待ち受けているのだろうか…?
(続く)
確保者の一言
サザエ「カツオより早く捕まるなんて思ってもなかったわ…。」